勇翔会 愛唱歌

勇翔会 愛唱歌 「今、勇翔の空へ」 誕生のいきさつ
「勇翔会に愛唱歌を」という声は2000年の第2回総会終了後にあり、2005年の第3回総会直前に1度完成しました。
最初に作詞者の塚本敏通さんの事を紹介したいと思います。塚本さんは実は関西外大のOBの方ではなく、枚方市在住の大阪芸大生で、
当時(昭和44年~)の私達、下宿生と学生部の同じ組織で部活動を共にした方です。
当時、彼は関西芸術部にも所属し、現代詩に精通し多くのアマチュアフォークグループのまとめ役でもありました。
そのグループの中に「れんこん」というフォークグループがあり、沢山の詩を提供。その中に“風媒花”という曲がありました。
「風媒花よ どこで咲くのか 悲しみ捨てて 旅立ちのことば告げずに 乾いた大地へ」
で始まるこの曲は、当時の多くの外大生も口ずさみ数10年経った今でも、このフレーズを聞くと当時の多くの思い出が瞬時に甦るほど
強いインパクトを持った曲です。
今回、愛唱歌を作詞する時、当然の様にこの“風媒花”の詩のテーマが浮かび、完成する事ができました。
完成した詩を最初に塚本さんに披露するはずでしたが、残念ながら完成直前に病気の為に急逝されました。
勝手ながら、感謝の意味を込めて作詞者にお名前を留めさせて頂きました。
その時に作曲して頂いたのは愛唱歌「THE WAY OF YOUTH ~青春の道~」の作詞、作曲者でもある江本貴明さん。
その江本さんより今回、快く了解を頂き、前創価グロリア吹奏楽団の指揮者の大村一弘さんにお願いし、
しなの合唱団の歌入りで完成しました。
大村さんには完成したメロディの整合性の観点より一部、詩の変更にもご協力を頂きました。
また、5年前の作詞の時は、現在、熊本県にて文芸部に所属の内田征司先輩にも加筆して頂き、
完成した詩のタイトルはアルゼンチンにて奮闘中の勇翔会中心者の金原秀雄さんより「今、勇翔の空へ」と名付けられました。
私達には、常勝関西にある関西外大にて青春の1ページを共に学び、闘ったという共通の原点があります。
さらに、まさに、風媒の花の様に国内各地で、また、海外の各地に勇翔し、正義の音声たる外国語を駆使し、
世界広布という大願を胸に大師匠への報恩、感謝を常に心に刻みつつ、師弟の大道を駆け抜ける一生でありたい。
その原点の確認と弟子としての使命の自覚をさらに促し、深める場としての定時総会に集い会った時々に、
元気一杯に、この愛唱歌を歌い合おうではありませんか。
2010年 12月 学部4期生 稲葉 章