『おさじさん』 『3びきのくま』 知っていますか?「かむ」効果 かまない原因

知っていますか?「かむ」効果
『おさじさん』
松谷みよ子/さく
東光寺啓/え
『3びきのくま』
バスネツォフ/え
集中力・記憶力アップ
脳の満腹中枢に「お腹がいっぱいに
なった」という信号が伝わりやすくなり、
食べすぎを防ぎます。
あごの筋肉のまわりの血管や神経が
刺激されて脳の血流が良くなるため、
脳の働きが活発になります。
食べ物の消化がよくなる
むし歯の予防
食べ物が細かくかみくだかれ、だ液と
よく混ぜ合わされるので胃や腸での消化、
吸収がよくなります。
むし歯菌の活動を抑えるだ液が
よく出るようになるので、むし歯
予防に役立ちます。
童心社
おやまをこえて、のはらをこえて、おさじさんがやってきました。どこからか
いいにおいがしてきます。おいしいにおいはどこだ?とおさじさんは大急ぎ。
いいにおいはうさぎさんのおかゆのにおいでした。おさじさんはうさぎさんの
お手伝いをしようとします。
身近な存在であるスプーンが、うさぎさんと一緒にとてもかわいらしく描かれ
ています。この絵本を読んでスプーンに親しみがわき、上手に使えるようになる
かもしれませんね。絵も文も優しく、赤ちゃんにぴったりです。
トルストイ/さく
肥満を防ぐ
かまない原因は?
かんだあと飲み込めない、かまずに丸飲みする、上手に咀嚼ができない、という子は
小さい子に限らずいるようです。最近の食事では洋食傾向になり、あまりかまなくても
食べられる食品が好まれています。ファーストフードなども子どもは喜んで食べますが、
このような食品はやわらかくてパクパクと食べてしまいがちです。しかし、やわらかい
分あまり咀嚼をしていなかったり、勢いよく食べてしまう可能性があります。それが癖
になってしまうと普段の食事から「かまない子」になってしまいます。これを防ぐため
には、普段から「よくかむ」習慣をつけ、食事をしながら子どもとの会話を楽しむなど
して時間にゆとりをもった食事をしましょう。
おがさわらとよき/やく
保育園の給食
福音館書店
この絵本はロシアの文豪トルストイによる作品です。森にあそびに行った
女の子が道に迷っているうちに小さな家を見つけます。誰もいないその家は、
三匹の熊の親子の家でした。熊たちは散歩に行って留守でした。不安な気持ちで
少しずつ家の奥へ入っていく様子とは対照的に、親子熊の長い名前や、食器や
椅子やベッドの大中小が繰り返しリズミカルに出てきて、読んでいると楽しい
気分にさせてくれます。
スープを飲み、椅子をこわし、ベッドで眠ってしまった女の子は、熊の親子が
帰ってきたらどうなるのでしょうか?
幼い心の何でも見たい、さわってみたいという好奇心旺盛な気持ちが子ども
たちにも伝わって、共感をよぶのではないでしょうか。また、森や家の中の様子
がとても細かくていねいに描かれているのも魅力のひとつですね。
(大人2人、子ども2人分)
よくかむ!
れんこん入りきんぴらごぼう
〈 材料 〉
れんこん・・・1/2個
ごぼう・・・・1/3本
にんじん・・・1/4本
ごま・・・・・適量
ごま油・・・・適量
砂糖・・・・・小さじ2強
みりん・・・・小さじ1弱
醤油・・・・・大さじ1/2
〈 作り方 〉
① れんこん、にんじんはいちょう切り、
ごぼうは斜め切りにする。
② 熱したフライパンにごま油を入れ、
切った野菜を炒める。
(ごぼうは硬いので先に炒める)
③ ②に調味料を加えて味を調える。
④ ごまを加える。