~「嵐にしやがれ」、サッカー日本代表の内田篤人選手と、嵐の対談

バレーボール部通信
松戸市立根木内中学校
紫電一閃
~しでんいっせん~ 平成 26 年度第 8 号
~「嵐にしやがれ」
、サッカー日本代表の内田篤人選手と、嵐の対談~
NO,1
涙
内田選手は初戦のコートジボワール戦、試合開始前の円陣組む時の岡崎選手の言葉に、
涙がこぼれそうになったのだそうだ。
内田:
「岡ちゃんも 4 年前にスタメン直前に外れて、ずっと悔しい思いを 2 人でしていて、その思
いが『戻ってきたな』でボロボロボロって・・・円陣組みながら、涙出てきました。」
櫻井:
「チーム泣き虫なのは相葉くん。
」
相葉:
「結構辛かったのよ。初めての舞台だったのね、初日終わった瞬間舞台上で涙止まらなくて。
」
松本:
「ザック、どうだったの?」
内田:
「試合が終わったあと『話あるから』って。
『もう一度、監督をやるなら、このメンバーとスタッ
フ、誰 1 人欠けずに選ぶ。
』って言った瞬間、あぁ監督辞めるんだなって思った。それからは、
監督も泣き始めて、通訳も選手も何人か、スタッフもみんなで泣いて。」
かけがえのない絆
内田選手の「代表引退」の報道は、日本中を駆け巡った。
内田:
「監督だけ辞めて、のほほんと続けるの、アリなのかなって。
」
「23 人を選んで・・・一緒に死ぬ 23 人なのに、監督だけ辞めて俺ら負けたけど 4 年後もあるし、
それってちょっと・・・どうなのかな。
」
松本:
「でも、これを最後に引退しますって言ったわけじゃないでしょ?」
内田:
「じゃないですね。理由は一つじゃないですけどね。今は考え中です。
」
~ 中略 ~
内田:
「良かったんですか、この5人で?」
松本:
「それは良かったな」
内田:
「1人チェンジできるとかなったらどうします?」
櫻井:
「スゴく良い質問だと思うけど、1人チェンジしちゃうと・・・
『嵐』にならないんだよね。
バランス変わっちゃうんだよね。」
相葉:
「新しいの入ったらね・・・テンション上がらない。やる気なくなっちゃう。
」
自分に迷う
内田:
「小さな頃の夢は?」
二宮:
「野球選手かな。ジャニーズ入ってからは、なくなっちゃったかな。
」
内田:
「
『夢を力に』っていうのがテーマだったんだけど、みんなサッカー選手になりたくてなってて。
俺よりサッカー選手になりたかった友達スゴいいたし、でも途中で違う方向にいって・・・。
」
櫻井:
「もっとなりたい奴、もっとやりたい奴がいっぱいいるのに、俺がやってていいのかなってこと?」
内田:
「う~ん。ポンポンってなっちゃったけど・・・」
松本:
「それに見合う結果出しているのか、どうなのか…悩むの?」
内田:
「うん。
」
相葉:
「でもさ、やりたいやりたいって言っても、みんながみんなできるわけじゃないしさ。
選んでもらわないとスタートしないわけじゃない。」
裏面へ
~「嵐にしやがれ」
、サッカー日本代表の内田篤人選手と、嵐の対談~
NO,2
内田選手の話を聞いて、櫻井が「選ばれること」について話を始めた。
櫻井:
「当時、ジャニーズ 5、60 人いて」
松本:
「いや、もっといたんじゃない。100 人いかない・・・くらい?」
櫻井:
「そこから選ばれて、俺もニノも大野もなっちゃって。俺らがここにいることで、残りの 100 人
近い人がいて、もっとなりたかったけどなれなかった人がいっぱいいたわけ。
」
最初は整理のつかない時もあったけど、立たされている責任じゃないけどさ!」
大野:
「選ばれてるからいいんじゃないって、思っちゃうんだけどね。
死ぬ気でやっていれば、何の問題もないと思うよ。」
内田:
「そうですかね。
」
櫻井:
「うっちー、今日現在の夢ってある?」
内田:
「目標を持ってサッカーをすること。」
まとめ
この対談を観ているなかで私が感じたのは、大人だって、今置かれている自分の現状に毎日悩んでいる。
プレッシャーと戦いながら、
『これでいいのか?』って迷い、答えをみんな探している。その答えは、
どこにあるのか。答えは必ず、仲間と自分の間にある!
仲間があるから嬉しい、悲しいの、「感動の涙」を味わえるし、かけがえのない絆に気づ
き、迷いや困難を乗り越え、充実した人生を味わえる。そして仲間に支えられながら、自分
自身の力で立った時に人生は回り始めるのだ。
~運を貯める~
忙しい時にさ、サボらない。そこが大事なんだなぁ~!!
この言葉は、私の尊敬する「陸上を愛する会」の田中輝充先生の言葉だ。陸上・駅伝の顧問になり、6
年間で全国 2 回、関東 6 回、東葛駅伝大会 2 回優勝し 6 回全て入賞という尋常じゃない成績を修めてい
る松戸の先生だ。実は、この先生陸上が専門ではない。自分で勉強に勉強を重ね、勝利の方程式を探し出
した私の尊敬する先生なのです。
ある日、『体育研修』という出張があった。実は田中先生の陸上部は、その週末に大会を控え、部活動
に先生がいないといけない状況であったにも関わらず、「出張に行く」と言う。私が「陸上、大会前だか
ら私が代わりに行きますから、残って生徒見てあげて下さい。行かなくても・・・」と言った時の言葉が、
これだ。実は、この後の言葉には続きがある。
行ったから「勝った」とか「負けた」とかじゃない。やることやって勝つことに意味が
あるんだよ。だって、これで勝ったら、みんな応援してくれるでしょ。
それと、忙しい時に頑張ってたら、運が貯まるんだよ。
「運を貯める」、良い言葉だなぁと感じた。この前のワールドグランプリ、新鍋選手が打ったボールが
ネット上をコロコロと転がったシーンを覚えているだろうか。力と力のぶつかりあいの最後を決めるのは
『運』なのかもしれない。トーナメント戦では、運は大切だ。関東大会に勝ち上がるなら、なおさらだ。
バレー技術以外の部分に、どんなモノを積み上げてこれるかで、結果は変わる。運を味方にする行動を!!
どんな分野でも、最後は人間性。
人間性に欠ける人は、脚光を浴びても、長続きしない。
周りの人が共感し、支えようと思わないから。
中野雄二