マスタードにアレルギーがある場合

マスタードにアレルギーがある場合
IgG アレルギーレベルが IV 以上の場合は食事制限が望まれます。
レベルが III の場合は 4 日に 1 回食べるという制限が推奨されます。
レベルが 0,1,II の場合はアレルギーが無く、気にする必要がありません
マスタードの種類
洋辛子(マスタード)は近縁の黒辛
マスタードの成分
子、白辛子の種子ですが、ペースト
白と黒で主成分が違います
状の商品に加工するときに酢や甘
黒辛子はアリール辛子油が辛味成分です
味を加えたり、一部加熱して辛味を
白辛子ではパラハイドロオキシベンジル辛子油が辛味成分で
抑えています。
す
黒辛子−"Brassica nigra"はアブラナ科アブラナ属で、草丈は2
m近くになります。
白辛子−"Sinapis alba" アブラナ科シロガラシ属。地中海周辺
アレルギー
の丘陵に普通に見られる。
アブラナ科植物由来の香辛料が食物アレルギーの一種、マス
ブロッコリー、ワサビ、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、ダイ
タード・アレルギーの原因とされます。
コン、水カラシナは同じアブラナ科に属します。
マスタードを含む食品の例
マスタードの原産地
白辛子は地中海沿岸が原産地とされています。
黒辛子は中東のレバノン近辺が原産地とされています。
最初は、レバノン近辺で栽培され、エジプトや中国に伝わって
いったと考えられています。
(ピラミッドや中国の洞窟からも種子が見つかっているそうで
す。)
エジプトでは種子を砕いて現在の粗びき胡椒のような使い方を
したようですが、ギリシアではすりつぶして使うようになり、 ロ
ーマでは蜂蜜や酢でのばして肉用のソースに入れたり、 塩漬
けの鮪(まぐろ)と混ぜ合わせたりしていました。
中世にはカトリック教会の神父がマスタード調合の品
評会を開くなど、 貴族・教会・富裕層の間では基本的な香辛料
出典
としての地位を確立していましたが、しかし一般にはなかなか
ウィキペディア
香辛料としては普及せずに、もっぱら湿布薬など薬用に使われ
厚生省アレルギー情報
ていました。これは辛子に油成分が多く、粉末にするのが難し
その他、アレルギー関係のホームページを参照しています。
かったからです。
香辛料として普及したのは意外に新しく、 17世紀のフランスで
油を絞ってから製粉する方法が考案され、 1720年にイギリス
のクレメンツ夫人という人がきめ細かく黄色の粉末に加工する
技術を完成させてからです。