光塩女子学院中等科(国語)

平成22年度
光塩女子学院中等科(国語)
解答と解説
解 答
一
問一
唄
欝
(あ) 尊敬
(い) 察〔した〕
(う) 留守番
選んだ記号 イ
説明 「食べられる」を「食べれる」にしてもいいかという点。
蔚 エ
問二 唄 猫がかわいそうだということ。
欝 猫が本当にかわいそうなら、責任を持たなければならないという発想。
問三 イ
問四 人間の都合
問五 悔しい点
泣いたことをみつからないように隠したのに、すぐに発見された点。
ほっとする点 母が自分の様子を、注意深く見ていてくれた点。
問六 A 仮定
B ア
C ウ
問七 エ
問八 B
問九 以前、私のクラスでの話し合いで、一年生の面倒はきちんと見る方がよいという意見がでた。しかし、それに対
して、一年生が出来ることは自分でやらせた方がよいとの意見も出てきて、その考えももっともだと思い、正しい
ことはいろいろあると感じた。
二
問一 ア う
イ え
ウ い
問二 ・国東出身の友人が、地元の漁師さんの獲った魚や貝を届けてくれていること。
・漁師さんの息子さんが使っている国語の教科書に筆者の文章が載っていること。
問三 唄 定型・季語
欝 A 春
B 秋
問四 父親の獲った魚を食べているような身近な人と、教科書の俳句の頁を担当している執筆者が同じであることを、
D君が担任教師に話したこと。
問五 町村合併や学校統合の施策
問六 将来(未来)
問七 ウ
問八 相手に何かを伝えようという誠意。
問九 A 相手に敬意
B 巣立ちの
C ウ
問十 朝起きて寒くて布団から出たくない気持ちや、外に出て空がきれいだと感じたことなど、普段の生活の中で感動
した体験や思いはいくらでもある。「俳句の素」とは、自然や人間に接した時にわき起こる感動する心である。
解 説
[一]
問二 (1)(2)ツルちゃんとマキちゃんの発想の類似点は、「猫がかわいそうだ」ということ。マキちゃんの発想が
ツルちゃんと明らかに異なっているのは、「責任を持てないなら猫をかわいがってはいけない」と考えている点であ
る。
問三 「もどかしい」は「思うようにならずいらいらする。はがゆい」の意。自分の思いをフミがなかなか理解しない
ことに怒りを感じると同時に、悲しくももどかしくも感じているのである。
問五 泣いたのを知られないよう気をつけたのに、あっけなくお母さんに見破られたことがくやしい。同時に、お母さ
んが自分の様子を注意深く見てくれていたことにほっとしている。
問七 問題箇所の直前「最後の最後ではぐらかされたような気がして」に注目。「はぐらかす」は「相手の追及をのがれ
ようと、話の焦点をぼかしたり、ずらしたりしてごまかす」の意。フミの質問にはっきり答えずに話を終えた母に
対し、物足りなさや不満を感じているのである。
[二]
問二 「この海で獲れる魚介の取り持つ縁」とは、「国東出身の友人が、身内の漁師さんの獲った国東の魚や貝を作者に
届けてくれていること。また、「彼ら(国東中学校の生徒たち)の学ぶ教科書の俳句の取り持つ縁」とは、(
「 作者が
食べている魚介を獲った)漁師さんの息子さんが、作者の書いた文章が載っている教科書を使って勉強しているこ
と。
問四 父親の獲った魚を食べている人と、教科書の俳句のページの執筆者が同じであることにD君が驚いたからこそ、わ
ざわざ担任の先生にそのことを話したわけであり、その結果、自分のところに電話がかかってきたのだろうと、作
者は推定したのである。
問七
本文9ページ15行目「文章力や字の~手紙ばかりである。」に注目。作者の心に「ずっしりと」届いたのは、相手
に何か伝えたいという生徒たちの思いである。
問八 問七とも重なるが、本文9ページ15行目「相手に何か伝えようという達意の域に達した」の部分から、「相手に何
かを伝えたいという思い」「相手に自分の気持ちを伝えたいという一生懸命さ」などの答えを導き出せる。
問九 A……要は謙譲語の心持ちである。相手(この場合は生徒たち)への敬意、尊敬の気持ちを表すため、このよう
な言い回しをしている。B……「巣立ちの」「旅立ちの」などが書ければ可。C……「はなむけ」とは、「卒業や門
出を祝って、別れてゆく人に金品・詩歌などを贈ること。また、その贈り物。」の意。
問十 「俳句の素」については、本文8ページ末~9ページ冒頭にかけて「ありふれた観天望気のことや、ものの名前の
ことなど」「国東の天気に~になる大事だ。」などの説明があることから、「人間の生活や自然にふれた時に生まれる
気持ち」を指すことがわかる。自分の身近な出来事などを具体例として織り交ぜながら記述しよう。