43 海外旅行エージェントの招聘等

事務事業評価票
43
海外旅行エージェントの招聘等
事
始
平成
14
年度
(産業労働局観光部)
事 業 終 了 予 定
平成
−
年度
【局評価】
業
開
【財務局評価】
1 どのような経緯で事業を始めたか、何を目指すのか
○
観光は多くの産業への経済波及効果をもたら
し、飛躍的な成長が見込まれる分野だが、世界
の大都市と比して未だ訪都外国人旅行者数は少
ない。
○ 外国人旅行者を東京へ誘致するために、東京
に興味を持った旅行事業者やメディアを東京に
招聘し、東京の魅力を体感させ、旅行商品開発
や旅行目的地としての東京の記事露出を促して
いく。
【世界主要都市の外国人旅行者数】(単位:万人)
区分
ロンドン 香港 パリ ソウル 東京
平成13年 1,160
928
883
424
277
平成17年 1,430 1,082
901
470
449
海外の旅行エージェント及びメディアの
根拠法令等 招聘等事業実施要綱
2 どのように取り組み、どのような成果があったか
○
観光プロモーション実施地域等において、東
京への旅行商品造成に特に意欲的な旅行事業者
を計画的に招聘し、平成18年度から、東京観光
レップ企画による旅行事業者の招聘を実施する
など、取組の充実化を図ってきている。
○ また、東京の記事・映像作成に意欲的なメデ
ィアに対し、関連情報の提供等を積極的に行う
など、より魅力的な記事や映像の作成を働きか
けてきた。
○ その結果、累計554本の旅行商品造成と132種
類の雑誌・テレビ等媒体への露出など着実な効
果があった。
【招聘事業実績(平成20年度まで累計)】
旅行事業者件数
52件
485人
554本
商品造成数
メディア件数
112件
324人
132種類
媒体露出件数
3 どのような課題や問題点があったか
5 財務局として、成果や課題などについて、どう考えたか
○
東京観光レップを設置している重点市場(現在8
都市)からの旅行事業者招聘は年2件となってお
り、一市場当たり数年に1回しか実施できない。
エージェントに対する商品造成のインセンティブと
しての効果を高める改善が必要となっている。
○ 国内旅行事業者が持つ旅行者誘致に向けた企画・
要望、観光レップが有する貴重な現地情報を、双方
向で定期的に提供しあえる機会が不足している。
○ プロモーション実施地域のみでの対応となってお
り、国内事業者の多様なニーズへの対応が難しい。
プロモーション実施等により喚起されたメディアの
取材意欲を着実に受けとめる体制が必要である。
○
これまで、東京への旅行商品造成に意欲的なエー
ジェントの計画的な招聘や、海外メディアへの情報
提供を行うことで、旅行商品造成やメディアへの露
出に結びついてきた。
○
定期的なエージェントへの働きかけや、各地のレ
ップの意見交換などにより、さらに効果的に旅行商
品造成を促進していくことが必要となっている。
【レップの声】
・定期的なインセンティブが商品造成には必要不可欠
【都内旅行事業者の声】
・レップ設置・プロモーション未実施地域からの招聘事業も実施してほしい
・ 現地市場の動向など各レップとの意見交換の場を提供してほしい
4 局として、事業をどうしていきたいか
拡大・充実 見直し・再構築
移管・終了
その他
○
レップの効果的な活用・多角的な商談機会の提供
等を通じ、東京の魅力を発信し、更なる旅行者誘致
を図っていく。
【東京での商談の機会の拡充】
・レップからのエージェント招聘機会の拡充による
商品造成の促進(2→8都市)
・新規有望市場への働きかけの継続・充実による商
品造成の促進
【現地最新情報提供の機会の拡充】
・現地最新情報を提供するレップシンポジウムを開
催し、都内事業者の商談の促進(8都市)
【露出機会の拡充】
・メディア招聘の規模増(16→20件)
20年度決算額
事業費
21年度予算額
22年度見積額
38,217
61,011
67,472
千円
千円
千円
6 22年度予算で、どのように対応したか
拡大・充実 見直し・再構築
移管・終了
その他
○
レップを設置している各都市で、エージェントの
旅行商品造成に対するインセンティブ効果を高める
とともに、現地でのセールス活動に必要な東京の最
新情報の提供など、レップ機能の強化につなげる。
そのため、海外旅行エージェントの招聘について
は、レップ設置都市の招聘に集約し、毎年度実施す
ることで効果的に進めていく。
事業費
22年度予算額
55,799
千円