シラバス 科目番号 1 科目名 経営学概論 Survey of Business Administration 学期・曜日・時限 秋・月・3 限 秋・月・5 限 担当教員名 高山 誠 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> (1)経営学の考え方をなるほどと腹に落ちる理解ができるようにことは、皆さんにとって究極の「努力目的」で す。これまで勉強をしたことの無い人も、ここがツボだということを納得できれば、学ぶことの面白さが分かって きます。望むらくは、事業を創造し発展させるにふさわしい高い能力と見識と専門性を備えた人となるための、 ツボを体得していただくための導入体験を講義と討論で感じて頂きます。 (2)覚えることではツボは分かりません。毎回の講義内容で、ここがツボだと感じられるようになるまで到達する ことが「到達目標」です。個々の用語については、(大事なものは常に変化しますから)おおよそ理解でき、聴 いたことがあることを思い出せれば十分です。むしろ、これは大事だと分かることが大切です。そのために、講 義の他に討議をしながら理解を深めます。 (3) 討論した内容を理解できることが講義の「達成目標」です。講義内容が理解できるまで質問力を鍛えるよ う努力することは皆さんの「努力目標」です。良い質問と良いコメントをして講義を一緒に進めるくらいの積もり で遠慮なくチャレンジしてください。 <講義計画> 1 週目:経営学とは何か 1 企業を対象とする経営学, 2 組織としての企業, 3 企業の戦略 <討論>経営学に何を期待するか? 2 週目:組織行動論 ── ミクロ組織論1 1 個人行動, 2 集団活動 <討論>集団的意思決定のメリットとデメリットは何か? 3 週目:組織行動論 ── ミクロ組織論2 3 リーダーシップと管理者行動 <討論>リーダーは何をすることが必要か?そうすれば、組織行動に対して何を行うことがでけいるか? 4 週目:組織理論 ── マクロ組織論1 1 組織構造, 2 組織の機能分析 <討論>職能性組織と事業性組織のもつ問題点とその解決策は何か? 5 週目:マクロ組織論2 3 組織のデザイン <討論>Apple と電機会社は分業と統合のどちらが良いか?その理由は何か? 6 週目:経営戦略論1 1 戦略論の基礎, 2 資源戦略論 <討論>「J&J の我が信条」が経営戦略に対し果たす役割には何があるか? 7 週目:経営戦略論2 3 競争戦略論 <討論>日産とキャノンの競争戦略に関し、スタック・イン・ザ・ミドル仮説(二兎を追うものは一兎をも得ず) は当てはまるか?当てはまらなければ、その理由は何か? 8 週目:経営戦略論3 4 ドメイン戦略論 <討論>(花王とゼロックスの)ドメインが経営戦略に対して果たした役割から、多角化の成果に違いが起こ った理由は何か? 9 週目:企業成長のための戦略と組織1 1 企業成長の方向性, 2 新規事業の戦略代案, 3 最適参入戦略 <討論>あなたは未知の市場・未知の技術で新規事業に参入するとしている。どのような戦略をとれば良い か? 10 週目:企業成長のための戦略と組織2 4 外部資源活用型の成長戦略と組織 <討論>スリーエム(3M)と IBM の社内ベンチャーの共通点は何か?差異点は何か? 11 週目:国際化のための戦略と組織1 1 国際化の戦略, 2 多元的国際化, 3 国際化の先進事例, 4 国際化を支える組織 <討論>ブラザーのファックス事業、ホンダの二輪車事業、コマツの国際化を推進したドライバーは何か? またドライバーの推進要因は何か?次に、違いを比較してください。 12 週目:イノベーション経営の戦略と組織1 1 イノベーションの S 字曲線, 2 企業がめざす二種類のイノベーション <討論>銀塩カメラからデジカメへの世代交代のケースを考えてみてください。イノベーションの世代交代 (2つの S 字曲線の交代)を乗り越えることができた理由、できなかった原因は何か? 13 週目:イノベーション経営の戦略と組織2 3 企業の研究開発とその成果, 4 新たなイノベーション課題 <討論>(機械式からクオーツ式腕語形への変化にみられるような)脱成熟と(GE ヘルスケアの事例でのよ うな)新興国・後進国⇒先進国への従来とは反転したイノベーション(リバースイノベーション)が成立する 条件を考えてください。 14 週目:日本企業の経営課題1 1 目標におけるトレードオフを解決する, 2 戦略性を強化する <討論>経営目標には一元的(米国的)なものと二元的(日本的)なものがあります。それぞれの①メリット・ デメリットは何ですか?②どちらが良いでしょうか?③企業の競争環境の変化速度(技術と市場の変化速 度)との関係では、どちらを選べばよいでしょうか?④技術の変化速度(速い・遅い)の軸と市場の変化速 度の軸をもとに図の中のどこの象限に入るでしょうか? 15 週目:日本企業の経営課題2 3 ビジネスモデルを組み立てる, 4 真のゼネラルマネージャーを育てる <討論>Apple 社は日本企業の製品を真似ながら、日本企業ができなかったビジネスモデルを作って成功を おさめました。①日本の企業でビジネスモデルを作って成功している企業にはどのようなものがあります か?②ビジネスモデル(儲ける仕組)にはどのようなものが考えられますか?③幾つかの類型に分類して みましょう。 <講義の進め方> 講義を 60 分行なった後、関連した事例について討議を行なう。 <教科書及び教材> 経営学入門[上下](第 2 版) (日経文庫)榊原清則(2013) <参考書> 入山章栄(2012)『世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア』 英治出版 三谷宏治(2014)『ビジネスモデル全史』ディスカヴァー・トゥエンティワン (三谷宏治(2012)『経営戦略全史』ディスカヴァー・トゥエンティワン:教科書の付録1の「組織論と戦略論の前 史」の理解を深めたい人向け) <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 質問・コメントとディスカッションへの貢献度、レポートを 3:7 の比率で評価する。 <履修条件> 講義後に行う討論のために必要な部分に関し、教科書を読んでおいてください。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> (なるべく講義前後の時間、休み時間も可)希望時間をご連絡ください。調整しますので、ご遠慮なく。 <その他> 準備学習(予習・復習等)には最短2−3分。一回の講義で新書版の15−20頁程度しか進みませんので、 5−15分程度で流し読みして出席し、家で5分だけ復習することをお勧めします。講義内容は当日か翌日に 早めに復習をしてください。(しないと必ず忘れますが)覚えていることが実感できます。結局は、楽をしながら 時間をかけずに、できるヒトになれることを実感できます。 科目番号 2 科目名 経営戦略 Corporate and Business Strategy 学期・曜日・時限 秋・木・4 限 秋・木・6 限 担当教員名 五月女 政義 e‐mail 必修 2 単位 - - <講義の概要と目的> 企業経営および事業戦略を考える上で不可欠な分析/戦略フレームワークと戦略的な思考方法について 概説する。具体的には、外部・内部環境分析、マーケティング戦略、競争戦略などの枠組みと分析手法につ いて解説を行うと共に、各種フレームワークの活用方法について習得する。また、各種戦略フレームをベース として、その適用可能な範囲と限界を理解した上で、企業が抱える課題の本質を見極める力と戦略原則を超 えた新たな戦略構築、課題解決策抽出のための枠組みと発想法の習得を行う。 <講義計画> 1 週目:オリエンテーション、企業を取り巻く環境変化と本質的な課題 環境が激変し不確実性が高まる中で、多くの企業は成長余力の喪失と収益モデルの崩壊という構 造的な問題に直面している。企業経営において中長期的な視点から認識しておかなければならな い本質的な課題について解説を行う。 2 週目:経営戦略の基本体系(戦略ヒエラルキー) 経営戦略の上位概念から下位概念までのヒエラルキーを理解した上で、実際の運用と伝統的な 戦略策定アプローチにどのような落とし穴があり、それを打破するためには、どのような発想法と アプローチが必要なのかを解説する。 3 週目:外部環境分析と業界構造分析 外部環境は経営戦略を考える上で、与件となると同時にインタラクティブな要素でもあることを理解 した上で、外部環境分析に必要な項目とフレームワーク、特に、業界構造分析と KFS に関する考え 方とその限界について解説を行う。 4 週目:自社資源の分析とクロス SWOT 自社資源を分析するにあたって必要な項目と分析手法を解説した上で、強みをより強くするアプロ ーチの解説を行った上で、脅威を機会に転換する切り口、弱みを強みを転換する戦略思考の醸成 を行う。 5 週目:マーケティング戦略 顧客ターゲット、セグメンテーション、4P、製品ライフサイクル、ブランド戦略、顧客満足度等の基本 コンセプトとフレームワークを理解した上で、戦略的な一貫性を確保したマーケティング戦略のあり 方に関する解説を行う。 6 週目:インタラクティブマーケティングと価値共創(Co-Creation) 顧客対応型マーケティングとイナクトメント型マーケティングのメリット・デメリットを踏まえた上で、各 種事例をまじえながら、インタラクティブマーケティング、Co-Creation 型マーケティングのアプロー チについて議論を行う。 7 週目:競争戦略のフレームワークと逆転の競争戦略 ポーターの競争戦略、コトラーの競争地位別の基本戦略、等のフレームワークを提示し、競争戦略 の定石と限界について解説を行う。これらを踏まえた上で、チャレンジャーがリーダー企業に逆転 するための定石を超えた競争戦略の発想法について解説を行う。 8 週目:戦略ドメインとドメインアイデンティティ 事業を定義する場合、一般に製品・技術の 2 軸によって定義されてきた。ここでは、顧客、価値、 技術資源の 3 軸によって事業を再定義することにより、事業をどのように革新していくことが可能な のか検討を行う。 9 週目:事業コンセプトとビジネスモデル ビジネスモデルの前提となる事業コンセプトに不可欠な「差別化ポイント」「儲ける仕組み」「ノウハウ 蓄積の仕組み」という 3 つの要件とこれら 3 つの要件をビルトインしたビジネスモデルのデザインに ついて解説を行う。 10 週目:プロフィットモデル 事業コンセプトとビジネスモデルの構築に不可欠な「儲けるしくみ」について、エイドリアン・スライウ ォッキーの「ザ・プロフィット」の 23 のモデルをベースとして、プロフィットモデルのあり方、可能性に ついて議論を行う。 11 週目:戦略ビジネスプラットフォーム 顧客価値を基軸に事業を再定義すると 6 つのパターンに分類することができる。6 つのビジネスパ ターンの特性と収益モデル、自社と競合企業のポジショニング分析、ポジショニングのシフトによる ビジネスモデルの革新の可能性について解説を行う。 12 週目:戦略ビジョンと中期経営計画のフレームワーク 企業経営に不可欠な長期ビジョンと中期経営計画について、戦略体系を踏まえた骨格としてのフ レームワークを理解するとともに、長期ビジョンと中期経営計画の策定プロセスと KPI の設定を含め た PDCA サイクルに関する解説を行う。 13 週目:組織戦略と人材育成戦略 中長期経営戦略を策定するに当たって、不可欠の要素となる組織体制と人材ポートフォリオ、今後 育成していかなければいけない人材要件の設定についてのアプローチ方法についての解説を行 う。 14 週目:グループ経営のフレームワーク 経営戦略を策定する上でグループトータルとしてのパフォーマンスの最大化は必要条件となってい る。グループ企業の位置づけとミッションの明確化、純粋持株会社、事業持ち株会社制等経営形 態を含めたグループ経営のあり方について議論を行う。 15 週目:不確実の時代における仮説検証型アプローチと総括 これまで議論してきた各種の分析・戦略コンセプトを実行していく上で、戦略仮説と実績とのギャッ プをどのように捉え、いかに課題解決を行っていくべきか、そのためのシグナルの設定と不確実性 を前提とした経営戦略のアプローチについて議論を行う。 <講義の進め方> 各回のテーマに関する基本概念について事例を紹介しながら解説するとともに、ケーススタディや論点を 提示してディスカッションを行う。 <教科書及び教材> 各回の講義のエッセンスが広範な内容となるため、毎回、講義資料を配布 <参考書> 「経営戦略」大滝 精一・山田 英夫・金井 一頼・ 岩田 智著 有斐閣アルマ 「逆転の競争戦略」 山田英夫著 生産性出版 「ザ・プロフィット」エイドリアン・スライウォッキー著 ダイヤモンド社 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 授業にて提示する課題レポートと期末レポートを 5:5 の比率にて評価する。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 水曜日 4 限、木曜日 5 限 <その他> 特になし 科目番号 3 科目名 マーケティング Marketing 学期・曜日・時限 春・金・3 限 春・金・5 限 担当教員名 富山 栄子 e‐mail 必修 2 単位 - - <講義の概要と目的> 本講義の目的は、マーケティング理論とその応用法を学び、適切な戦略と戦術の立案ができるようになるた めの能力を身につけることにあります。市場の成熟化が進展することで企業間の競争を激化させ、企業の収 益構造を圧迫させてきています。成熟化した社会にあって、企業が競争優位性を築き、維持していくために は顧客価値を意識することが求められています。顧客価値をどのように創造し、伝達していけばいいのでしょ うか。本講義では、最初にマネジリアル・マーケティングの枠組みに沿って、マーケティングを構成する諸活動 について学んでいきます。具体的にはマーケティング・マネジメント・プロセス、市場環境や競争環境の分析、 マーケット・セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング、4P を中心としたマーケティング・ミックスなど 基礎的なテーマを中心に学びます。そして、事例を提示しながら、マーケティングの諸活動をマネジメントする 際の鍵となるアイデアやしくみに対する認識が深まるように講義を進めます。 <講義計画> 1 週目:授業概要の説明、本基礎科目のねらい、授業方法、マーケティングとは何かについて説明します。 2 週目:マーケティング戦略の立案、マーケティング視点とその思考プロセス(1) マーケティング戦略を立案する手順と環境分析について学びます。 3 週目:マーケティング戦略の立案、マーケティング視点とその思考プロセス(2) STP、4C+4Pによるマーケティング・プログラム構築について学びます。 4 週目:環境分析による市場への導入時期を踏まえたマーケティング戦略(1) ライフサイクルに応じた異なる顧客の特徴の見極め方、導入期の市場導入戦略について事例を用いて 学びます。 5 週目:環境分析による市場への導入時期を踏まえたマーケティング戦略(2) 成長期の市場導入戦略について事例を用いて学びます。 6 週目:セグメンテーシヨンに重点を置いたマーケティング戦略(1) 地理的細分化のセグメンテーシヨン、人工動態的セグメンテーシヨンについて事例を用いて学びます。 7 週目:セグメンテーシヨンに重点を置いたマーケティング戦略(2) サイコグラフィック的視点のセグメンテーシヨン、行動変数視点のセグメンテーション、生産財のセグメン テーションについて事例を用いて学びます。 8 週目:ブランドによるマーケティング戦略(1) ブランドづくりとそのコントロールによる競争優位性の発揮、企業ブランドについて事例を用いて学びます。 9 週目:ブランドによるマーケティング戦略(2) サブ・ブランド型、個別ブランド型ブランド展開について事例を用いて学びます。 10 週目:サービスによる差別化に重点を置いたマーケティング戦略(1) 企業と顧客との共創関係構築、モノの生産を伴うサービス提供について事例を用いて学びます。 11 週目:サービスによる差別化に重点を置いたマーケティング戦略(2) モノの生産を伴うサービス提供について事例を用いて学びます。 12 週目:イノベーシヨンに主眼を置いたマーケティング戦略(1) イノベーシヨンを育む要因、技術変化は伴わない意味の劇的変化を伴うマーケティング戦略について 事例を用いて学びます。 13 週目:イノベーシヨンに主眼を置いたマーケティング戦略(2) 技術と意味の壁的変化を伴うマーケティング戦略について事例を用いて学びます。 14 週目:マーケティング 3.0 時代の新戦略(1) マーケティングの進化、価値共創のマーケティング、地域に根ざした企業文化や独自の企業文化による マーケティングについて事例を用いて学びます。 15 週目:マーケティング 3.0 時代の新戦略(2) 感動のマーケティングについて事例を用いて学びます。 <講義の進め方> テキストの内容を講義してもらうという受け身の知識では、実践的な能力形成に結びつきません。したがっ て、授業は一方的な講義形式をとらずに、ディスカッションや学生によるプレゼンテーションの機会を盛り込 み、学生を主体とした参加型の授業形式で進めていきます。事前にテキストを深く読みこみ、問題意識を強く もって授業に臨んでください。 <教科書及び教材> 講義の開始までに、沼上幹『わかりやすい マーケティング戦略新版』有斐閣アルマ、2008 を読み終えてお いてください。 教科書:酒井光雄編著武田雅之著『成功事例に学ぶマーケティング戦略の教科書』 かんき出版,2013 年を 使用します。教科書は初回の講義までに購入しておいてください。 <参考書> フィリップ・コトラー『コトラーのマーケティング・マネジメント 基本編』、恩蔵直人監修、月谷真紀訳、 ピアソン・エデュケーション、2002。 フィリップ・コトラー、ミルトン・コトラー『コトラー8 つの成長戦略 低成長時代に勝ち残る戦略的マーケティング』 嶋口 充輝、竹村 正明(監訳)2013。 コトラー&ケラー『マーケティング・マネジメント 基本編 第 3 版』ピアソン・エデュケーション、2008。 慶應義塾大学ビジネス・スクール編『ビジネススクール・テキスト マーケティング戦略』有斐閣、2004。 和田 充夫、恩蔵 直人、三浦 俊彦『マーケティング戦略 第 3 版』有斐閣アルマ、2006。 若林 靖永『顧客志向のマス・マーケティング』同文舘、2003。 栗木 契共編著『売れる仕掛けはこうしてつくる』日本経済新聞出版、2006。 信田 和宏『知価時代のブランド戦略』NTT 出版,2002。 信田 和宏『やさしく作れるコミュニケーション戦略』現代企画室,2006。 田中 洋『企業を高めるブランド戦略』講談社現代新書、2002。 田中 洋『ブランド戦略・ケース』2012。 田中 洋『消費者行動論体系』2008。 田中 洋、 清水 聰『消費者・コミュニケーション戦略―現代のマーケティング戦略〈4〉』有斐閣アルマ、2006。 田中 洋『大逆転のブランディング どん底から成長した 13 社に学ぶ』2010。 田中 洋『マーケティングキーワード 50』自由国民社、2014。 岸 志津江、田中 洋、 嶋村 和恵『現代広告論 新版』有斐閣アルマ、2008。 マット・ヘイグ、田中 洋、 森口 美由『あのブランドの失敗に学べ!』2005。 三浦 俊彦『日本の消費者はなぜタフなのか∼日本的・現代的特性とマーケティング対応』有斐閣,2013。 原田 保・三浦 俊彦『マーケティング戦略論』芙蓉書房出版,2008。 上田 隆穂・青木 幸弘『マーケティングを学ぶ(上)』中央経済社,2008。 上田 隆穂・青木 幸弘『マーケティングを学ぶ(下)』中央経済社,2009。 久保田 進彦・澁谷 覚・須永 努『はじめてのマーケティング』有斐閣、2013。 石井 淳蔵、 廣田 章光『1 からのマーケティング』碩学舎,2009。 嶋口 充輝・内田 和成・黒岩 健一郎(編)『1 からの戦略論』2009。 石井 淳蔵『マーケティング思考の可能性』岩波書店、2012。 高嶋 克義・桑原 秀史『現代マーケティング論』有斐閣アルマ,2008。 南 千恵子『顧客リレーションシップ戦略』有斐閣、2006。 石井 淳蔵・嶋口 充輝・栗本 契・余田 拓郎『マーケティング入門』日本経済新聞社、2004。 石井 淳蔵『マーケティングの神話』岩波現代新書,2004。 沼上 幹『わかりやすい マーケティング戦略新版』有斐閣アルマ、2008。 恩蔵 直人『マーケティング』日経文庫、2004。 Levitt,Theodore ,(1974)Marketing for Business Growth, McGraw-Hill Education(土岐坤,DIAMOND ハーバードビジネスレビュー編集部編『レビットのマーケティング思考法―本質・戦略・実践』ダイヤモンド 社,2002)。 Kotler,P(1999), Kotler on Marketing: How to Create, Win, and Dominate Markets, The Free Press, A division of Simon & Schuster, Inc., New York(木村 達也訳『コトラーの戦略的マーケティング:いかに市場 を創造し、攻略し、支配するか』ダイヤモンド社,2000)。 Peppers,Don,Rogers, Martha,The One to One Future: Building Relationships One Customer at a Time, Doubleday.(井関 利明監訳,ベルシステム 24 訳『ONE to ONE マーケティング―顧客リレーションシップ 戦略』ダイヤモンド社,1995)。 Reichheld,Frederick F.(1996)The Loyalty Effect: The Hidden Force Behind Growth, Profits, and Lasting Value, Harvard Business School Press.(伊藤 良二・山崎 浩昭『顧客ロイヤリティのマネジメント価値創造の 成長サイクルを実現する』ダイヤモンド社,1998)。 Reichheld,Frederick F. (2001)Loyalty Rules!: How Today's Leaders Build Lasting Relationship,Harvard Business School Press. (伊藤 良二・沢崎 冬日訳『顧客ロイヤリティ戦略』,ダイヤモンド社,2002)。 Christian Homburg, Sabine Kuester and Harley Krohmer, Marketing Management: A Contemporary Perspective, McGraw-Hill Education、2009. Aaker,D.(1991),Managing Brand Equity, The Free Press, A division of Macmillan, Inc., New York(陶山 計 介・中田 善啓・尾崎 久仁博・小林 哲訳『ブランド・エクイティ戦略 競争優位をつくりだす名前、シンボル、 スローガン』ダイヤモンド社,1994.) Aaker,D.(1996) ,Building Strong Brands, The Free Press, A division of Simon & Schuster, Inc., New York (陶山 計介・小林 哲・梅本 春夫・石垣 智徳訳『ブランド優位の戦略 顧客を創造するBIの開発と実践』 ダイヤモンド社,1997.) Aaker,D.(2004) ,Brand Portfolio Strategy, The Free Press, A division of Simon & Schuster, Inc., New York (阿久津 聡訳『事業の相乗効果を生み出すブランド体系 ブランド・ポートフォリオ戦略』ダイヤモンド社, 2005.) Iacobucci,Dawn ed,(2000),Kellogg on Marketing: The Kellogg Marketing Faculty Northwestern University, John Wiley & Sons Inc.(奥村 昭博・岸本 義之訳『マーケティング戦略論』ダイヤモンド社,2001) <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 レポート、授業への貢献度(プレゼン、発言回数と発言内容)を 5:5 の比率にて評価します。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 金曜日4限 <その他> 特になし 科目番号 4 科目名 財務会計論 Financial Accounting 学期・曜日・時限 春・木・3 限 春・木・6 限 担当教員名 金 紅花 e‐mail 必修 2 単位 - - <講義の概要と目的> ビジネスにとって、最も基本的な素養であり有効なツールである会計を、企業が営む主要な活動に焦点を 当てつつ、新制度に基づく財務諸表を参照しながら、財務会計な基本的な考え方とプロセスを説明する。 同時に、企業の海外上場や投資者の外国株投資などを通じた資本の国際的な流通を促進するために、 会計基準の国際的な共通化が推進される過程で、国際会計基準を採用する日本企業の漸増に対応して、 グローバル環境の下での会計基準に関して説明を加える。 本講義の目的は、細切れの単なる知識ではなく、会計を巡る広範的な世界を体系的にかつ実践的に理解 し使いこなすことである。 <講義計画> 1 週目:企業活動と会計 ・要点:企業が営む主要な活動(企業の設立と資金調達、仕入・生産・販売活動、設備投資・研究開発、 資金の管理・運用、国際活動等)に焦点を当てて、その結果が会計情報へと集約されていく過程を説明。 企業会計原則の一般原則、意思決定有用性と会計責任、会計情報の作成について説明。 2 週目:貸借対照表(1) ・要点:資産の認識と分類、資産の評価、減価償却と減損、リース会計について説明 3 週目:貸借対照表(2) ・要点:負債の認識と分類、負債の評価、引当金の意義、純資産の構成について説明 4 週目:貸借対照表(3) ・要点:設例による貸借対照表の作成と議論の演習 5 週目:損益計算書(1) ・要点:売上の認識と測定、売上原価の計算、損益計算、現金主義会計と発生主義会計について説明 6 週目:損益計算書(2) ・要点:設例による損益計算書の作成、包括利益の測定と表示と議論の演習 7 週目:キャッシュ・フロー計算書(1) ・要点:キャッシュ・フロー計算書の意義と構造について説明 8 週目: キャッシュ・フロー計算書(2) ・要点:間接法によるキャッシュ・フロー計算書の作成と議論の演習 9 週目:株主資本等変動計算書 ・要点:株主資本等変動計算書の機能と構造について説明と株主資本等変動計算書の作成 10 週目:本支店会計 ・要点:本支店勘定と取引の記帳、本支店間の商品取引、支店相互間の取引、本支店間取引決算整理に ついて説明と合併財務諸表の作成 11 週目:連結財務諸表(1) ・要点:連結財務諸表の基礎概念、連結貸借対照表の作成手続きについて説明 12 週目:連結財務諸表(2) ・要点:連結損益計算書の作成手続き、連結包括利益計算書の表示方法について説明 13 週目:外貨建取引 ・要点:企業活動の国際化と会計問題、外貨建取引の換算、在外支店と在外子会社の財務諸表項目の換算 14 週目:会計基準の役割 ・要点:会計基準の動向、国際会計報告基準の概要と対応、会計ビッグバンの概要についての説明と議論 の演習 15 週目:会計情報の利用および講義全体のまとめ ・要点:財務諸表の分析概要、収益性分析、安全性分析等について説明と講義全体のまとめ 16 週目:期末試験 <講義の進め方> 各回のテーマに関する基本概念について解説するとともに、理解度の確認ためホームワークと小テストを 実施する。授業の際は、電卓を持参すること。 <教科書及び教材> ・「MBA のための財務会計-基礎から IFRS まで-(三訂版)」小樽商科大学ビジネススクール[編]、同文舘出版 ・担当教員が作成したプリント(講義資料) <参考書> 「財務会計・入門 −企業活動を描き出す会計情報とその活用法−(最新版)」 桜井久勝、須田一幸著、有 斐閣アルマ 「新・現代会計入門(単行本)」伊藤邦雄、日本経済新聞出版社 「財務会計講義(最新版)」 桜井久勝著、中央経済社 「IFRS 会計学基本テキスト(最新版)」橋本尚、山田善隆、中央経済社 「これから学ぶ会計学(単行本)」浦崎直浩、中央経済社 <成績評価方法> 欠席 6 回以上は成績評価しない。 ・評点(100点)=期末試験(50点)+ ホームワーク(30点)+ <履修条件> 特になし。健全な懐疑心と素直な心が肝要。 <DVD による視聴> <オフィスアワー> 可 木曜日 4 限、金曜日 4 限 <その他> 講義計画は、状況により変更することがある。 議論への参加(20点) 科目番号 5 科目名 財務諸表分析 Analysis of Financial Statements 学期・曜日・時限 秋・月・3 限 秋・月・5 限 担当教員名 鈴木 広樹 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> この講義の目的は、財務諸表を通して企業の姿と能力をとらえられるようになることである。講義計画に示し たとおり、最初に基本的な事項について学んだ後は、実際の財務諸表を見ながら企業の姿と能力をとらえる 方法を学んでいくこととする。 <講義計画> 1 週目 オリエンテーション 履修に当たって、財務諸表の仕組み 2 週目 財務諸表の見方 財務諸表の分析方法、財務諸表の入手方法 3 週目 事例分析1 受講者による事例分析、教員による補足説明 4 週目 事例分析2 受講者による事例分析、教員による補足説明 5 週目 事例分析3 受講者による事例分析、教員による補足説明 6 週目 事例分析4 受講者による事例分析、教員による補足説明 7 週目 事例分析5 受講者による事例分析、教員による補足説明 8 週目 事例分析6 受講者による事例分析、教員による補足説明 9 週目 事例分析7 受講者による事例分析、教員による補足説明 10 週目 事例分析8 受講者による事例分析、教員による補足説明 11 週目 事例分析9 受講者による事例分析、教員による補足説明 12 週目 事例分析 10 受講者による事例分析、教員による補足説明 13 週目 事例分析 11 受講者による事例分析、教員による補足説明 14 週目 事例分析 12 受講者による事例分析、教員による補足説明 15 週目 事例分析 13 受講者による事例分析、教員による補足説明 <講義の進め方> 2週目までは教員による講義とし、3週目以降は、受講者による発表、質疑応答、教員による補足説明とい う流れで進める。なお、各自電卓を持参すること。 <教科書及び教材> テキストに沿った講義を行うわけではないため、特に指定しないが、自習用のテキストとして<参考書>掲 載の書籍を勧める。 <参考書> 鈴木広樹著『株式投資の基本−伸びる会社がわかる財務諸表の読み方』税務経理協会、2010 桜井久勝著『財務諸表分析(第5版)』中央経済社、2012 クリシュナ・G・パレプ他著、斎藤静樹他訳『企業分析入門(第2版)』東京大学出版会、2001 <成績評価方法> 発表内容 50%、講義への貢献度 50%の割合で評価する。 <履修条件> 会計に関する基礎的知識があることが望ましい。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 火曜日 5 限 <その他> 自身の発表には十分な準備を行った上で臨んで頂きたい。 科目番号 6 科目名 コーポレートファイナンス Corporate Finance 学期・曜日・時限 秋・金・4 限 秋・金・5 限 担当教員名 唐木 宏一 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> コーポレートファイナンスの取り扱う主題は、非常に多岐にわたっている。また、その主要な部分では一定 の数学的素養が求められることもあり、多くの学生にとってはとっつきにくい学問と認識されがちではないだろ うか。そこで本講義では、「基礎科目としてのコーポレートファイナンス」として、企業価値、リスクとリターン、事 業価値の計測、資金調達、投資家への利益還元、企業評価の手法、資産価格の相対評価等の通常論じら れる諸テーマについて、系統的にそれらの概略と考え方について学んでいく。また、系統的な位置づけがし づらいものであっても今日的な主題については、後段にて概説をおこなう。とりあげる主題については、下記 講義計画で予定する以外のものについても、受講生からの提案要望に応じていく。 本講義の目的は「ファイナンス」の考え方を理解し、企業実務や生活の場において適切に応用できるように することである。そのため、主要な用語の概念定義とそれらの道具としての使い方については、的確に習得す ることを求めるが、ごく基礎的なものを除き「式」の丸暗記は求めない(必要に応じて書籍で調べれば足りるた め)。この目的の達成は、講義を一方的に聴くことでは困難と考える。受講者諸君の質問や意見の開陳など 積極的な参加が求められる。 <講義計画> 1 週目:オリエンテーション/コーポレートファイナンスの視点 ・要点 企業価値、ファイナンスの意味と、それらを学ぶ意味の確認 2 週目:リスクとリターンⅠ ・要点 割引率、機会費用、CAPM について 3 週目:リスクとリターンⅡ ・要点 DCF 法とベータ、安全資産利子率、マーケット・リスクプレミアムについて 4 週目:事業価値の計測Ⅰ ・要点 キャッシュフローの考え方、フリーキャッシュフロー 5 週目:事業価値の計測Ⅱ ・要点 NPV(正味現在価値)、IRR(内部収益率)、ROC(総資本利益率)、EVA(経済的付加価値) 6 週目:資金調達と企業価値Ⅰ ・要点 資金調達の方法(株式と負債)と特徴、MM 定理 7 週目:資金調達と企業価値Ⅱ ・要点 WACC(加重平均資本コスト)、会計/ファイナンスのバランスシート 8 週目:投資家への利益還元Ⅰ ・要点 配当と企業価値、配当と税金 9 週目:投資家への利益還元Ⅱ ・要点 適切な配当水準、他の利益還元 10 週目:企業評価の手法Ⅰ ・要点 DCF 法、“フリーキャッシュフロー”の援用 11 週目:企業評価の手法Ⅱ ・要点 バランスシートと企業価値 12 週目:資産価格の相対評価 ・要点 倍率法と相対評価、PER(株価収益率)、EBIT(利払前税引前利益)、PEG ratio 13 週目:その他の今日的テーマⅠ ・要点 M&A、企業グループの資本構成の最適化 14 週目:その他の今日的テーマ Ⅱ ・要点 ボラティリティ、デリバティブ、Value at Risk 等 15 週目:総括 ・要点 全体のレヴューと意見交換 16 週目:期末試験 <講義の進め方> 教科書を足がかりとして実務への応用や、関連する今日的な話題について講義をおこなうほか、 主に各テーマのⅡの回にはチームを構築しチームでの討議とそれのクラスへの報告を織り交ぜる。 時間中の学生からの質問、意見はいつでも受け付ける。 <教科書及び教材> 『コーポレートファイナンス入門-企業価値向上の仕組み』野間幹晴、本多俊毅著、共立出版 ほか、必要に応じて講義前に配布する。 <参考書> 『MBA のコーポレートファイナンス』前田文彬、中央経済社 『日本の実務に役立つコーポレートファイナンス』村瀬功著、中央経済社 『コーポレートファイナンスの原理』ロス=ウェスターフィールド著、大野訳、きんざい ほか、必要に応じて指示する。 <成績評価方法> 期末試験、講義への参加(討議への貢献度等)の度合いを6:4の比率にて評価する。 欠席6回以上は成績評価しない。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> まず e-mail で連絡すること。必要に応じ時間等を確保します。 <その他> 事前に教科書を 1 回通して読んでおくことが望ましい。 毎回の講義への参加にあたっては、当日のテーマについて事前に疑問点等を明確にしておくこと。 科目番号 7 科目名 経営組織 A Organization Theory A 学期・曜日・時限 秋・火・3 限 秋・火・5 限 担当教員名 丸山 一芳 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 本講義では、組織論や組織変革に関する理論と企業における実態を学ぶことを目的とする。具体的には、組 織論の基礎から組織行動論や組織文化論、人材マネジメントなどの論理における概観を習得しつつ、企業 組織における諸問題について受講者の実務経験をもとに多面的に検討していく。実際の実務現場・事業計 画と理論がリンクするように、受講者全員でディスカッションして経営における「組織と人」に関する課題と対策 を浮き彫りにする。このことを通じて組織論と自らの現場をリエゾンし問題発見・問題解決する能力を身につけ ることが目標である。 <講義計画> 1 週目: オリエンテーション 講義方針 (概要・評価方法・教科書) 説明、経営組織論の理論的背景・変遷の概要について議論する 2 週目: 組織観 経営組織への多様なアプローチについて議論する 3 週目: 組織の設計と構造 官僚制とその本質について議論する 4 週目: 組織文化と経営理念 組織の求心力について議論する 5 週目: 日本的経営 三種の神器とその誤解について議論する 6 週目: ケース・ディスカッション ベネッセコーポレーションについて議論する 7 週目: モティベーション 人はなぜ働くのかについて議論する 8 週目: 変革のマネジメント 組織改革について議論する 9 週目: ミドルマネジャー 組織の中心的存在について議論する 10 週目: 経営戦略と組織 戦略と組織の関係性について議論する 11 週目: ケース・ディスカッション ヤマト運輸について議論する 12 週目: 人材マネジメント インセンティブに関する理論と実践について議論する 13 週目: 組織と信頼 フェアプロセスについて議論する 14 週目: 非営利組織 政府や NPO などの組織論について議論する 15 週目: まとめ <講義の進め方> 講義の中で受講生とのインタラクションを重視し、随時討議をおこなう。 講義と個人課題発表、クラスディスカッションを中心に受講生の人数やプロフィールにあわせた柔軟な講義を おこなう。 <教科書及び教材> 資料およびケースを配布 (詳しくは初回に説明)。 <参考書> クリストファー.バートレット&スマントラ.ゴシャール『新装版 個を活かす企業』ダイヤモンド社 ハーバート.サイモン『新版 経営行動―経営組織における意思決定過程の研究』ダイヤモンド社 ジェフリー.フェファー『人材を活かす企業』翔泳社 金井壽宏.高橋潔『組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める 9 つのキーコンセプト』東洋経済新報社 守島基博『人材マネジメント入門』日経文庫 野中郁次郎.竹内弘高『知識創造企業』東洋経済新報社 奥林康司『入門 人的資源管理』中央経済社 リチャード.ダフト『組織の経営学―戦略と意思決定を支える』ダイヤモンド社 サンフォード.ジャコービィ『日本の人事部・アメリカの人事部』 スティーブン.ロビンス『新版 組織行動のマネジメント―入門から実践へ』ダイヤモンド社 ※英文文献は講義内で随時紹介する。 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 授業でのディスカッションへの貢献 30%、課題発表 50%、最終レポート 20%の総合評価。 <履修条件> 金井壽宏『経営組織』日経文庫を 1 回目の講義までに読了すること。 課題等の負担が大きいため積極的な受講態度が維持できる受講者を望む。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 火曜日 6 限 <その他> 講義の事前学習としては毎週課題論文があるため、これを熟読の上で課題提出してから講義に出席するこ と。また、積極的に学内 SNS を使用する。これは事後学習として、講義内での院生の発表資料などを共有しあ うことや、講義内では取り上げられなかったトピックなどについて SNS 上で議論を継続していくためである。 科目番号 8 科目名 技術経営論 Management of Technology 学期・曜日・時限 秋・木・3 限 秋・木・5 限 担当教員名 郷道 博宣 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 情報技術の進歩、デジタル化などの技術革新及びグローバル化の波は新しい商品や需要を生み出し、ラ イフスタイルまでも変えている。この変化はビジネスのやり方の変革を迫り、各々の企業経営において避けて 通れない課題である。 この授業では、企業経営における技術が関連する種々の課題について、技術そのものの内容に深入りす るのではなく、技術の変化及びそれに伴う環境変化にどのように対応すれば良いか、技術をどう蓄積し生かし ていけば良いかなど、ビジネスにおける競争優位の為の論理や考え方を学習する。 具体的には技術革新、商品開発、事業システム、事業の変革など企業における様々な課題の実例を取り 上げ、それに関する講義や議論を行うことにより、ビジネスの実態を理解しながら、その背後にある論理、考え 方及び関連する理論やフレームワークなどについて学ぶことを目的とする。 事例として取り上げるものは製造業の例が多いが、その論理や考え方はそのほかの業種にも適用できるも のであり、また技術バックグラウンドを持たない文科系の人たちにとっても、企業経営における技術的側面を 理解することは重要であり、役立つと考えている。 <達成目標> 技術戦略、商品戦略など企業経営における競争優位のための種々の戦略や施策について、関連する 理論、フレームワークや考え方について、ビジネスの実態に即した複合的な視点での理解 <講義計画> 1 週目:技術経営とは ・技術経営の難しさとその要因。付加価値創造と獲得のための要素および経営環境分析のフレームワーク 2 週目:イノベーション ・技術革新はどのように起こり、進展していくか。その要因、プロセスおよび製品ライフサイクルとの関係 3 週目:ビジネスシステムとビジネスモデル ・ビジネスシステムの基本的性格と重要性およびそのビジネスシステム適合のポイント 4 週目:組織能力 ・組織能力の構築による競争優位の確立。資源ベースの戦略および SECI モデル 5 週目:競争と戦略 ・競争戦略の 4 つのアプローチおよびその戦略的思考 6 週目:技術戦略 ・技術の蓄積とその重要性およびコア技術を活用する戦略 7 週目:知的財産戦略 ・知的財産の重要性および特許の取得と活用のポイント 8 週目:製品アーキテクチャー ・デジタル化による製品の構造変化と製品の競争力への影響 9 週目:新商品による競争優位 ・競争優位の商品を生み出す戦略と考え方 10 週目:商品戦略 ・新商品と新たなビジネスモデルによる市場戦略 11 週目:価値づくり ・顧客価値創造による価値づくりの考え方と価値創造のマネジメント 12 週目:ビジネスモデル・イノベーション ・ビジネスモデルの必要要素と新しいビジネスモデルを創造するための考え方 13 週目:事業システムと価値創造 ・デジタル化、グローバル化の経営環境の変化における事業システムの選択 14 週目:事業構造の改革 ・コア事業の転換に迫られた時の新たな事業の選択と施策についての考え方 15 週目:技術ベンチャー ・ベンチャー企業の成功要因と成長ステージのマネジメント <講義の進め方> 講義で扱う企業の具体的事例に関する資料を講義の前週に配布する。受講生は資料を読み、宿題として 課されるレポート課題を作成することにより、事例に関する理解を深めておく。 授業では事例に関する議論及び講義を通して、関連する論理や考え方を学ぶ。 <教科書及び教材> 教科書は使用しないが、下記の参考書の内容を適宜利用し、必要に応じ参考資料を配布する。 <参考書> ・「MOT 技術経営入門」 延岡健太郎著、 日本経済新聞社 ・「経営戦略の論理」第 3 版 伊丹敬之著、 日本経済新聞社 ・「イノベーションのジレンマ」クレイトン・クリステンセン著、 翔泳社 ・「イノベーションへの解」クレイトン・クリステンセン、マイケル・レイナー著、 翔泳社 ・「イノベーションへの解 実践編」スコット・アンソニー、マーク・ジョンソン他著、 翔泳社 ・「技術者の為のマネジメント入門」 伊丹敬之・森健一編著、 日本経済新聞社 ・「イノベーションと競争優位」 榊原清則、香山晋編著、 NTT 出版 ・「競争戦略論」 青島矢一、加藤俊彦著、 東洋経済新報社 ・「競争戦略論Ⅰ」マイケル・E・ポーター著、 ダイヤモンド社 ・「価値づくり経営の論理」 延岡健太郎著、 日本経済新聞社 ・「ブルーオーシャン戦略」W.チャン・キム、ルネ・モボルニュ著、 ランダムハウス講談社 ・「イノベーションと企業家精神」 P.F.ドラッカー著、 ダイヤモンド社 ・「ビジネスモデル・イノベーション」 野中郁次郎、徳山晃一郎編著、 東洋経済新報社 ・「経営戦略入門」網倉久永、新宅純二郎著、 日本経済新聞出版社 ・「国際標準化と事業戦略」小川紘一著、 白桃書房 ・「イノベーションを興す」伊丹敬之著、 日本経済新聞出版社 <成績評価方法> 欠席6回以上および講義ごとのレポート提出が半分以下の場合は成績評価しない。 授業の中での議論への参加及び貢献、講義ごとのレポート、期末レポートを 20:35:45 の割合で評価する。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> e-mail で、事前に連絡すること。基本的に木曜日 4 限 <その他> 講義 1 週間前に配布されるレポート関連資料を必ず読み、与えられた課題についてのレポートを、 講義前日の 12:00 までに、講師のメールアドレス宛に提出すること。 また、講義欠席者への便宜を図るため、レポート資料は毎週金曜日に、SNS にアップする。 講義計画は、状況により変更することがある。 連絡が必要な事項が生じた場合には、SNS などを利用して行う。 科目番号 9 科目名 企業倫理 Business Ethics 学期・曜日・時限 春・月・4限 春・月・6 限 担当教員名 鈴木 広樹 e‐mail 必修 2 単位 - - <講義の概要と目的> この講義では、企業と社会の関係がどうあるべきかについて考えてもらう。なお、社会と言ったが、これは企 業の利害関係者と言い換えることができる。 講義計画は以下に記載したとおりだが、まず企業とその資金提供者との関係のあり方、すなわち企業統治 について考えてもらった後、企業とその全ての利害関係者との関係のあり方、すなわち企業の社会的責任に ついて考えてもらう。そして、最後に企業と国及び地方公共団体との関係のあり方について考えてもらう。 なお、外部講師の招聘を複数回予定している。 <講義計画> 1 週目 オリエンテーション 履修に当たって、企業統治の登場人物、株式の原則・株主の責任、株式会社は誰のものか? 2 週目 株式会社の仕組み 株式会社における意思決定、取締役会と株主総会、株主と経営者の関係、株主と経営者の利害を一致 させる方法 3 週目 日本企業における企業統治の特徴 買収されないために、雇用環境の影響、債権者の影響力 4 週目 企業による情報開示1 3種類の情報開示制度 5 週目 企業による情報開示2 内部者取引規制、決算情報の開示 6 週目 企業による情報開示3 不適正な情報開示、会計監査 7 週目 公開企業と非公開企業1 公開企業と非公開企業の違い 8 週目 公開企業と非公開企業2 非公開会社における企業統治 9 週目 企業活動に対する規制1 資金調達に対する規制 10 週目 企業活動に対する規制2 株主への利益還元に対する規制、減資等に対する規制 11 週目 企業活動に対する規制3 組織再編に対する規制 12 週目 企業の社会的責任1 企業の社会的責任 13 週目 企業の社会的責任2 統合報告 14 週目 企業と国及び地方公共団体との関係 企業に対する課税のあり方 15 週目 期末テスト 16 週目 期末テストの解説、評価とまとめ <講義の進め方> 講義を中心とするが、受講者に対して意見を求めることがある。 <教科書及び教材> その都度資料を配布するが、副読本として以下の書籍を使用する。購入を強制はしないが、株式会社の仕組 についての知識が無い場合は、購読を勧める。 鈴木広樹『株式投資に活かす適時開示』国元書房、2007 <参考書> 鈴木広樹ほか『金融商品取引法における課徴金事例の分析〈Ⅰ〉インサイダー取引編』商事法務、2012 鈴木広樹ほか『金融商品取引法における課徴金事例の分析〈Ⅱ〉虚偽記載編』商事法務、2012 鈴木広樹ほか『不適正な会計処理と再発防止策』清文社、2013 <成績評価方法> 期末テストの結果 90%、受講態度 10%の割合で評価する。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 火曜日 5 限 <その他> 講義内容と関連のある情報に新聞等により触れるようにしておいて頂きたい。 科目番号 10 科目名 ビジネスプラン作成法 the Method of Business Planning 学期・曜日・時限 春・火曜・3 限 春・火曜・5 限 担当教員名 黒田 達也 e‐mail 必修 2 単位 秋・火曜・5 限 秋・火曜・5 限 <講義の概要と目的> 起業家あるいは新事業を手掛けようとする学生諸君に、実践的なビジネスプランの作成法を提示し、また実 際にグループワーク(以下 GW)形式でプランを作成し、プレゼンまで行っていただく。それは、2年次に修了 演習(事業計画書の策定)の基礎となるため、1年次の必修科目となっている。 よく思いつきで起業し、失敗するケースを見聞する。この競争的市場の中、またますます情報化し、グローバ ル化する社会の中で、特異性かつ先見性を持ち、事業開始後も他企業からの挑戦を跳ね除け、成長し続け ることのできるビジネスモデルを発想し(ここの部分は多くは「アントレプレナーシップ論」の範疇であるが、本 講義でも意識的に言及する)、説得力のあるビジネスプランまで仕立てあげるのは、並大抵のことではない。 従って、ベンチャーの成功確率は、千三つ(0.3%)と言わないまでも数%のオーダーなのである。 この講義では、オーソドックスなビジネスプランの各要素について講義しつつ、並行してチーム単位で具体 的なプランを組み立てていってもらう。そして最後にはそのビジネスプランを“エレベータ・ピッチ”にて発表し ていただく。是非、学生の皆さんの斬新なビジネスプランをお聞かせ願えればと期待している。 <講義計画> 第1週目:イントロダクションとビジネスプラン(以下 BP)の意義 *全員の自己&スクール&ライフプラン紹介の後、BP の意義と位置付けについて。 第2週目:ミッション・ビジョン・経営理念 *有名企業のビジョン・ミッション・経営理念を見ながら、GW で各チームのビジョン・ミッション・経営理念を 議論する。 第3週目: マネジメントチームとリーダーシップ *起業または新規プロジェクトを立ち上げる際の構成と注意点について学ぶ。 第4週目:ビジネスモデル(1)∼ターゲットとする市場と価値 *顧客のセグメンテーションや顧客への提供価値について。GW でもターゲットを議論する。 第5週目:ビジネスモデル(2)∼モデルの概略設計 *利益モデルとコスト構造について理解し、パートナーとチャネルの選択を考える。 GW でチームでモデルの概略を設計する。 第6週目:ビジネスモデル(3)∼マーケティングとオペレーション *顧客との関係性、リソース制約下でのオペレーションのあり方を学び(MOT)、GW でモデルを ビジネス・システムに落としこむ。 第7週目:経営戦略のフレームワーク(1) *有名な戦略フレームワークを2、3紹介し、GW でケースをフレームワークを使って分析する。 第8週目:経営戦略のフレームワーク(2) *有名な戦略フレームワークを2、3紹介し、GW でケースをフレームワークを使って分析する。 第9週目:中間プレゼン「ビジネスモデル発表会」 *財務情報を除いた各チームのモデルの発表と評価のフィードバックを行なう。 第 10 週目:ファイナンス(1)∼予測財務諸表とキャッシュフロー計算 *簡単な財務諸表のしくみとフリーキャッシュフロー計算の方法を学ぶ。 第 11 週目:ファイナンス(2)∼CAPM と WACC *資本コストの計算とキャッシュと事業のパフォーマンスとの関係を考える。 第 12 週目:ファイナンス(3)∼プロジェクト評価とキャッシュフロー・シミュレーション *具体的なケースを用い、プロジェクト評価やシミュレーションの方法を学ぶ。 第 13 週目:タイムラインと資本政策 *各フェーズごとの資本政策の特徴を学ぶ。 第 14 週目:最終プレゼン「ビジネスモデル発表会」(1) *各チームによる BP のプレゼン。 第 15 週目:最終プレゼン「ビジネスモデル発表会」(2)および全体講評 *各チームによる BP のプレゼンおよび審査と全体講評 <講義の進め方> 理念よりも実践を重んじるため、具体的事例に出来るだけ触れながら、講義形式&グループワークおよび 質疑応答により授業を進める。第 13 週目までに5回の課題を課し、レポートの提出を求める。 <教科書及び教材> グロービズ経営大学院『MBA ビジネスプラン』ダイヤモンド社 <参考書> アレックス・オスターワルダー&イヴ・ピニュール『ビジネスモデル・ジェネレーション』翔泳社 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。クラス討議への貢献度20%、レポート50%、中間&最終プレゼン30% <履修条件> 自身で起業または事業創造する明確な意思を持っていること。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 火曜日 4 限 <その他> 講義計画は、ゲストのスケジュール等で変更する場合がある。 科目番号 11 科目名 アントレプレナーシップ論 Entrepreneurship 学期・曜日・時限 春・金・4 限 春・金・6 限 担当教員名 岸田 伸幸 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> ベンチャー企業、社内起業家、企業家的経営者を対象に、アントレプレナーシップを学ぶ。事例研究や技 法解説を通じて、起業前後に遭遇するだろう諸問題の理解と、対処の指針や方法を学ぶ。起業家という生き 方に於ける大局観と自らの資質と課題とを認識する。 <達成目標> 起業家の使命と、起業人材に求められる資質を、論理的に理解する。ベンチャー経営のベストプラクティ スを体系的に把握する。事業計画の作成に向けた事業構想の意義と方法論を習得する。 <講義計画> 1 週目:「アントレプレナーシップ」とは (4/17) 本講座の進め方について説明する。起業家の現代的使命と時代認識を共有する。アントレプレナーシップ 及びベンチャーの定義を論じ、ベンチャーと在来産業という視点で整理する。(参考書+++, @@) 2 週目:起業家資本主義とその展開 (4/24) 米国発のベンチャー経済の勃興から説き起こし、現在に至る日本の起業家資本主義の展開を、各種起業 家の事例を軸に辿ることを通じ、事業機会を探索する「鳥の眼、虫の目」を磨く。(参考書+, @@) 3 週目:事業構想力の理論 (5/8) 事業構想力の概念とビジネスプランニングとの関係をマネジメントサイクルとして論ずる。起業家の事業構想 内面モデル、新事業構想を創出するアイデアワーク理論を学ぶ。(参考書***,++) 4 週目:事業構想の実務 (5/15) 内外起業家のケーススタディにより事業創造の論理を学び、受講者各自の起業ロールモデルについて考え る。アイデアワーク課題解説および中間レポートについて説明する。(参考書++,+,@) 5 週目:事業創造の論理と方法 (5/22) ベンチャー企業と起業家の役割。産業組織内における存在意義。新事業アイデアの探索と創造技法を知 る。会社設立前の課題と解決策。ビジネスプラン概論。(教科書 第 1 章、第 2 章) 6 週目: ビジネスのモデルデザイン1 (5/29) ビジネスモデルのデザインや分析に使えるオープンソース技法ビジネスモデルキャンバスを学ぶ。個人演 習およびグループワーク準備。(参考書*, **) 7 週目: ビジネスモデルのデザイン2 (6/5) グループ演習課題解説。ビジネスモデルイノベーションの実践論としてのリーンスタートアップ・アプローチ を学ぶ。(参考書*, **) 8 週目:ベンチャー成長の理論 (6/12) ベンチャー企業の成長サイクル。スタートアップ経営。テイクオフ戦略とブランド戦略。キャッシュフロー予 測。「死の谷」と資金繰り戦略。ベンチャーマーケティング。(教科書 第 3 章 第 4 章) 9 週目:ベンチャー人材の方法 (6/19) 起業家に求められる資質と特徴。企業理念の重要性。経営チームと事業承継。ベンチャー企業の成長段 階と人材戦略。報酬体系・人事考課・教育訓練。 (教科書 第 5 章、第 6 章) 10 週目:起業競争力の源泉 (6/26) 知的財産権とベンチャー戦略を学び、大学発ベンチャー、大企業発ベンチャー、ハイテクスタートアップを 論ずる。また、公的高等研究機関・地方技術試験場等の役割を考える。(教科書 第 7 章) 11 週目:社内起業家と企業革新1 (7/3) 産業構造の変化と社内ベンチャーによる経営革新を論ずる。大企業のコーポレートベンチャリングおよび伝 統産業のイノベーション(第二創業)について、ミニケースから学ぶ。(参考書@@) 12 週目:社内起業家と企業革新2 [ゲスト講義] (7/10) 中国消費財メーカーでの、企業家的経営者による企業革新についてゲスト講義を聞く。日本の社内起業家 による経営革新との異同について、講義を踏まえたクラス討議を通じて考える。(参考書@@@) 13 週目:アントレプレナーファイナンス (7/17) ベンチャー企業の資金ニーズ。ベンチャー企業と金融機関。ベンチャーキャピタルの概要と活用戦略。企業 価値評価方法と評価事例。資本政策理論とケーススタディ。(教科書 第 8∼9 章、第 11 章) 14 週目:起業家活動の現在と支援施策[ゲスト講義] (7/24) 起業/ベンチャーの第一線で御活躍中の実務家をゲストに招き、近年の起業家活動や支援政策の動向を 伺う。起業を志す人材に求められる資質や知識、キャリアおよび準備についてもお話し頂く。 15 週目:エコシステムと起業家 (7/31) 起業家活動の社会的基盤となる日米欧のエコシステム理論を学び、実践論としてメンターとエンジェルとの 共創関係など起業支援ネットワークとアライアンスを考える。(教科書 第 10 章、参考書@@) <講義の進め方> 教科書、参考書に沿って講義を行う。また、履修者を各数名のグループに編成して報告発表を課し、クラス 討議を行う。題材は事例や雑誌記事、教科書・参考書の章課題等から事前に指示する。 <教科書及び教材> 下記教科書ほか、随時所要の教材・参考資料を、プリントやPDFで配布する。 長谷川博和『ベンチャーマネジメント[事業創造]入門』日本経済新聞出版社(2010) <参考書> A・オスターワイルダー/Y・ピニュール『ビジネスモデル・ジェネレーション』翔泳社 (2012)* A・マウリア『RUNNING REAN 実践リーンスタートアップ』オーム社 (2012)** R・マグレイス/I・マクミラン『アントレプレナーの戦略思考技術』ダイヤモンド社 (2002)*** 加来耕三『日本を再興した起業家物語』日本経済新聞社 (2012)+ 清成忠男『事業構想力の研究』宣伝会議 (2013)++ 勿那憲治『アントレプレナーシップ入門』有斐閣 (2013)+++ 根来龍之『事業創造のロジック』日経 BP 社 (2014)@ 前田昇/安部忠彦編『ベンチャーと技術経営』丸善 (2005)@@ 李雪『中国消費財メーカーの成長戦略』文眞堂 (2014)@@@ <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。中間レポート 30%、グループ発表などクラス貢献 40%、期末レポート 30%の 割合で評価する。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 金曜日 3 限・5 限 <その他> 次回分の教科書章・参考書を予習し、web などで情報収集しておくこと。グループ発表への積 極的参加とクラス討議のための事前準備を推奨する。適宜、小レポートを課すことがある。 科目番号 12 科目名 統計分析 Statistical Data Analysis 学期・曜日・時限 秋・土・集中 ※ 担当教員名 馬場 康維 選択 2 単位 - - e‐mail <講義の概要と目的> 起業、事業の展開、維持、発展という様々な場面で、データを活用した客観的でクールな推論、判断が必要 である。この授業では、データに基づく推論、意思決定に必要な統計学を習得し、ビジネスモデルの構築にデー タの活用ができる力を養うことを目的とする。 授業は、実際のデータの読み解きの能力を身に付けることを主眼とし、そのために、統計各手法を用いたデ ータの記述、それに基づく推論、意思決定の方法等について解説する。 <講義計画> 第 1 回 統計分析概論 (講義) 講義:データによる現状把握,推論,予測,実証/仮説の構成と実証 例:人口構成からみた将来の問題,家計調査からみた都市の特徴など 第 2 回 データの表現 (講義と演習) 講義:ヒストグラムによる分布の表現と集団の比較/ジニ係数による格差の表現 /多次元のデータによる市区町村の特徴づけ 演習:エクセルによる集計とグラフ化 第 3 回 報告に必要な技術 (小班に分けたパソコン実習) ウェブ検索/データ・画像の取り込み/レポートの書き方/文献の引用/フリー統計ソフト『R』の紹介 第 4 回 データ解析に必要な統計学の基礎 (講義と演習) 講義:平均/分散/標準偏差/相関係数/直線回帰/ヒストグラム/散布図/時系列 実習:エクセル、『R』を使用して、数値を求めたり、グラフを描く 第 5 回 分布の表現 (講義と演習) 講義:経験分布 (ヒストグラム/棒グラフ)/理論分布 (正規分布/2 項分布) 演習:エクセル、『R』を使用 第 6 回 データの獲得 (講義と演習) 講義:官庁統計/国勢調査/家計調査/国民生活基礎調査/学校基本調査/法人企業統計調査 演習:国勢調査データの利用/潜在購買力/潜在労働力 ウェブからのデータマイニング/TV 視聴率/売れ筋商品 第 7 回 系列データ (講義と演習) 時系列/移動平均,トレンド,変動幅等の発見 (二宮尊徳のデータ) 二つの系列の比較/タイムラグの効果 第 8 回 時系列データ(講義と演習) 時系列の特徴抽出/時系列の分解(株価のデータ) 第 9 回 (1)分析テーマの設定 (グループ学習) 実習:受講者を小班に分け,起業を想定したテーマについて議論する (2)多変数のデータ解析(講義と演習) 講義:関連を見る,分類をする,推測をする,診断をするときに使われる手法の解説 演習:エクセル,『R』を用いた分析演習 第 10 回 多変数のデータ解析(講義と演習) 講義:関連を見る,分類をする,推測をする,診断をするときに使われる手法の解説 演習:エクセル,『R』を用いた分析演習 第 11 回 質的データの分析 (講義と演習) 講義:調査データの分析/開発製品の評価/クライアントの分析/尺度構成/数量化法/因子分析 第 12 回 データマイニングから分析へ (講義・実習) 講義:データの発掘の方法と分析の方法 演習:インターネット検索/データマイニング/分析/レポート 第 13 回 総合演習 実習:グループで設定したテーマについて小班に分かれてディスカッションする 第 14 回 総合演習 分析結果の発表 第 15 回 確率モデルの応用 講義:リスク分析などに応用できる方法の解説 ロジスティック回帰分析/自己回帰モデル <講義の進め方> 講師から受講生への一方的な知識の授与ではなく、参加型の学習を目指す。そのために演習、 グループディスカッションを取り入れた授業を行う。 <教科書及び教材> 資料、実習用データを配布する。 <参考書> 統計学の基礎の復習には下記の 2 点を挙げておく。 ・ホーエル著(浅井、村上訳)『初等統計学』培風館 ・東京大学教養学部統計学教室編『統計学入門』東大出版 ソフトウエアを用いた解説書として下記を挙げておく。 ・内田治『R による統計解析とグラフの活用』東京図書 ・大森崇・阪田真己子・宿久洋『R Commander によるデータ解析』共立出版 一般的参考書 ・小樽商科大学ビジネススクール編『MBA のためのビジネスプランニング』同文舘出版 <成績評価方法> 成績については、レポート、ディスカッションへの貢献を参考に総合的に評価する。 <履修条件> パソコン操作に慣れていること。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> e-mail で連絡すること。 <その他> 受講希望者は、別紙エントリ−シートに必要事項を記入して事前に提出のこと。受講者は 15 名限定。 15 名を超える場合は、この申請書を参考にして選考する。詳しくは教務に。 科目番号 13 科目名 企業法務 Corporation Law 学期・曜日・時限 春・水・4 限 春・水・5 限 担当教員名 吉田 正之 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 企業経営に関する法律のうち、会社法を中心に、企業のガバナンスに関する関連諸法規の基礎知識を習 得させる。実際に起こりうる事象に則して講義を進め、企業のガバナンスにおいてどのような問題が起こりうる のか、法がどのような解決方法を用意しているのかについて理解させる。 <講義計画> 1 週目:ガイダンス 日本の法制度 ・講義の全体像を説明した後、日本の法制度を説明する。 2 週目:法学の基礎 ・法律学の基礎知識を説明する。 3 週目:会社法総論 ・会社法の全体について説明する。 4 週目:株式会社総論・株主総会の概要 ・株式会社について一般的に説明した後、株主総会の概要を説明する。 5 週目:株主総会招集等 ・株主総会の招集手続について説明する。 6 週目:株主総会の議事と決議 ・株主総会の議事方法と決議方法について説明する。 7 週目:株主総会決議の瑕疵 ・株主総会決議の過程や内容に問題があった場合の法的処理について説明する。 8 週目:役員および会計監査人の選任と解任 ・取締役、監査役などの役員と会計監査人の選任・解任方法について説明する。 9 週目:取締役・取締役会・代表取締役 ・株式会社の経営組織について説明する。 10 週目:取締役の一般的な義務 ・取締役が負っている一般的な義務について説明する。 11 週目:取締役の利益相反行為の規制 ・取締役が負っている具体的な義務のうち、取締役と会社との利益が相反する場合の規制について 説明する。 12 週目:会計参与・監査役・監査役会・会計監査人 ・取締役以外の役員および会計監査人の職務等について説明する。 13 週目:監査等委員会設置会社・指名委員会等設置会社・非取締役会設置会社 ・伝統的な機関構成でない機関構成の株式会社についてまとめて説明する。 14 週目:役員等の責任 ・取締役の会社に対する責任および第三者に対する責任を中心に説明する。 15 週目:株主代表訴訟・違法行為の差止等 ・株主が取締役の会社に対する責任を追及する方法および取締役の違法行為を差し止める方法について 説明する。 <講義の進め方> 原則として 90 分間の講義を行うが、適宜ディスカッションも行う。 <教科書及び教材> 指定しない <参考書> 吉田正之『コンパクト会社法』(新世社、2012 年)2,200 円 最新の六法 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 評価はレポートのみにて行う。レポートは、学期中に2回課す予定である。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> e-mail で連絡すること。 <その他> 特になし 科目番号 14 科目名 管理会計論 Managerial Accounting 学期・曜日・時限 秋・金・4 限 秋・金・6 限 担当教員名 金 紅花 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 管理会計は、企業の実務と密接な関係を持ち、経営管理に役立つ会計情報を提供することを目的と している。 伝統的な管理会計の役割は、戦略を所与の存在として、戦略を実行するために、意思決定を行い、 従業員の行動を統制し、業績を適切に評価できるように、経営管理者を支援することにあった。しかし、近年 戦略の重要性が高まることによって、戦略を所与の存在とせず、戦略の学習と戦略のマネジメントに貢献する 戦略的管理会計が注目されている。 そこで、本講義はマネジメント・コントロール(原価管理会計と利益管理会計領域)のための管理会計と経営 意思決定のための管理会計という伝統的な管理会計の枠組みとともに、新たな戦略的管理会計という視覚を 意識して管理会計の各論点を論じていく。 したがって、本講義の目的は、戦略を実践する上でのマネジメント・コントロールの特性を理解し、その構築 プロセスと構築上の課題を理解することである。 <講義計画> 1 週目:管理会計の基礎 ・要点:経営者のための管理会計、企業価値創造のための管理会計 2 週目:原価計算による製品原価の算定 ・要点:原価計算とは、原価概念と分類、製品原価算定の手続き、原価計算とディスクロージャー 3 週目:標準原価計算とコスト・コントロールおよび活動基準原価(ABC)による経営効率の向上 ・要点:標準原価計算による原価管理、 標準原価の設定、原価差異分析、標準原価の特徴と限界、 ABC の基礎概念、ABC の意義と目的、ABC と伝統的な製造間接費配賦法との相違、ABM による原価低 減、ABC 導入による留意事項 4 週目:原価企画と戦略的コスト・マネジメント ・要点:原価企画の目的と特徴、原価企画・原価改善・原価維持の体系、原価企画の推進方法、原価企画 のための原価概念、原価企画の課題 5 週目:コスト・マネジメントおける事例 ・要点:ホームワークを通じて考察した事例についてグループ発表・討議(第 1 回) 6 週目:直接原価計算と利益管理(1) ・要点:直接原価計算の意義、直接原価計算の機能、キャパシティ・コストと貢献利益法、スループット会計 についての説明 7 週目:直接原価計算と利益管理(2) ・要点:短期利計画に役立つ直接原価計算の事例 8 週目中長期経営計画と予算管理 ・要点:経営戦略と中長期経営計画、利益計画における目標利益、利益計画と企業予算、予算管理の意義 と現状、予算編成の手続き、予算統制の方法とその限界 9 週目: 事業部制による業績管理 ・要点:事業部制組織の定義、業績測定・評価システム、事業ポートフォリオ再構築の事例 10 週目:経営意思決定のための会計 ・要点:意思決定会計の意義と区分、意思決定のための原価、業務的意思決定の事例 11 週目:戦略的意思決定と設備投資意思決定 ・要点:戦略的意思決定における管理会計の役割、設備投資計画案とキャッシュ・フロー、設備投資の 経済性計算、FA、CIM 設備投資の採算計算と評価 12 週目:戦略実行のための組織変革:脱予算経営 ・要点:脱予算経営の定義と特質、脱予算経営の今後の方向性 13 週目:バランスト・スコアカード(BSC)と戦略マップ(1) ・要点: BSC 体系と意義、BSC 役割の変遷、戦略マップの構造と意義、日本の BSC 経営の現状と課題 14 週目:バランスト・スコアカード(BSC)と戦略マップ(2) ・要点:ホームワークを通じて考察した事例についてグループ発表・討議(第 2 回) 15 週目:講義全体のまとめ ・要点:戦略を実行するためのマネジメント・コントロールの特性等を整理する。 <講義の進め方> 各回のテーマに関する基本概念について紹介しながら解説するとともに、ホームワークとグループ発表を 実施する。 <教科書及び教材> 各回の講義のエッセンスが広範な内容となるため、毎回プリント(講義資料)を配布する。 <参考書> 「管理会計・入門(最新版)」浅田・頼・鈴木・中川 、有斐閣アルマ 「管理会計(最新版)」櫻井通晴、同文舘出版 「管理会計レクチャー〔基礎編〕」門田安弘、税務経理協会 「管理会計レクチャー〔上級編〕」門田安弘、税務経理協会 「業績管理会計(体系現代会計学)」谷 武幸・小林啓孝・小倉 昇(編)(2010)、中央経済社出版 「戦略管理会計(体系現代会計学)」浅田孝幸・伊藤嘉博(編)(2011)、中央経済社出版 「戦略評価の経営学 - 戦略の実行を支える業績評価と会計システム - 」 ロバート・サイモンズ、ダイヤモン ド社 <成績評価方法> 欠席 6 回以上は成績評価しない。 ・講義において受講者に発言を求める。さらに、レポートで理解度を確認する。 ・評点(100 点)=レポート(40 点)+ ホームワーク(30 点)+ グループ発表での貢献度(30 点) <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 木曜日 4 限、金曜日 5 限 <その他> 講義計画は、状況により変更することがある。 科目番号 15 科目名 経営戦略特論 A Special Course in Management Strategy 学期・曜日・時限 秋・月・4 限 秋・月・5 限 担当教員名 阿部 新生 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> この講義においては<何故かくも多くの企業が成果を上げられないのか>という疑問を基調認識として持ち、 その原因を分析し、成果を上げる為の対策を模索することをテーマとしている。 検討するにあたっては、①戦略の優劣、②戦術・行動の巧拙、③組織の力、という三つの視点から問題点を 整理し、対応策として何が重要か、という課題に総合的な視野をもって取り組もうとしている。 手法としては、講師の事業の現場における体験に基づく仮説を、社外役員としての立場からの観察によって 補完し、そして評価の高い学説を参考にしながら検証する、というステップを採用している。 今年は特に、組織の力に焦点を当て、様々な問題を抱えた組織が、結果を出すことが出来る能力をどのよう にして身に着けることが出来るのか、というテーマについて考えてみたい。 <講義計画> 1 週目:講義の概要、目的 講師のキャリア、発想の原点、講義の構成、内容、学ぶ目的 2 週目:何故企業は失敗を重ねるのか、講義の原点 うまくいかない事業計画には匂いがある、その正体、失敗事例 3 週目:事業戦略構築の手法 戦略構築の基本、5つの思考法に基づく戦略構築、「経営戦略の思考法」参照 4 週目:優れた事業戦略の構築、その意義と評価 優れた戦略と言われる要件とは何か、その意義と限界、「ストーリーとしての競争戦略」参照 5 週目:戦略の実行(戦術)における要点 戦略を着実に実行し成果を上げる条件について「失敗の本質」に学ぶ 6 週目:「失敗の本質」に見る日本企業の課題 間違った行動を取る背景には組織の体質、日本企業特有の組織風土の問題がある 7 週目:何故企業は衰退していくのか、米国企業の課題 かっての優良企業が衰退していく背景には自滅的行動を繰り返す(米国企業の)状況がある 8 週目:結果を出せない企業、そこにある共通の症状 結果を出せない企業には(日米共通の)組織行動と組織体質の問題がある 9 週目:成果を上げる組織となるためには何が重要か:「学習する組織」参照 組織の在り様を規定する構造が問題行動を引き起こし、成果を上げられない結果を生み出す 10 週目:組織が抱える構造的問題と変革 結果を出す組織とする為には組織体質の変革が必要であり、それには自らを起点とする組織学習が肝要 だ 11 週目:ドラッカーと日本人、何故、何を彼に学ぶ 日本企業にとってドラッカーが(今尚)学ぶべき内容を的確に示している 12 週目:「経営者の条件」を読む(12∼14週) 企業人として成果を上げる為に何をなすべきか、その(不変の)基本をまず整理する 13 週目:成果を上げる能力を身に着けるディシプリンとは何か 仕事の基本を身に着ける意欲があれば(知的能力に限界があっても)結果はついてくる 14 週目:凡人が非凡な組織の構築に貢献する、ということ 組織とは突き詰めれば普通の人が集まって非凡な結果を生み出すことにその存在意義がある 15 週目:総括 仕事をするということは結果を出すことに他ならない、その為に何が必要で、自らが貢献出来る ことは何か、ということを学ぶのがこの講義の究極の目的 <講義の進め方> 基本的に講師が準備する PP 資料の解説を中心とするが、双方向の対話を推進したい <教科書及び教材> 「なぜ多くの企業が結果を出せないのか∼体験的経営論」 阿部新生著 書籍工房早山 2015年3月刊行予定 <参考書> 「経営戦略の思考法」沼上幹、日本経済新聞出版社、 「ストーリーとしての競争戦略」楠木建、東洋経済新報社 「失敗の本質」戸部良一他、ダイヤモンド社、 「経営者の条件」ドラッカー、ダイヤモンド社 「学習する組織」センゲ、英治出版 その他随時発表 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 講義における対話、ディスカッションへの参加(書面可):50%、期末試験或はレポート:50% <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> <その他> 特になし 科目番号 16 科目名 経営組織 B Organization Theory B 学期・曜日・時限 春・火・3 限 春・火・5 限 担当教員名 丸山 一芳 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 本講義では、リーダーシップ論を中心に組織行動論や人材育成論などを検討する。「経営組織 A」が組織論の 基礎とマクロ組織の論理であるのに対して、組織論の発展的な分野とよりミクロの視点からリーダーの行動や 資質・上下関係・リーダーシップの身につけ方などを理論と受講者の実務経験をもとに多面的に検討していく。 このことを通じて組織論と自らの現場をリエゾンし問題発見・問題解決する能力を身につけることが目標である。 <講義計画> 1 週目: オリエンテーション 講義方針 (概要・評価方法・教科書) 説明、理論的背景・変遷の概要について議論する 2 週目: リーダーシップスタイル マネジャーとリーダーのちがい等について議論する 3 週目: リーダーとフォロワー 上司をマネジメントする等ついて議論する 4 週目: 変革するリーダー チェンジ・マネジメントついて議論する 5 週目: あたらしいリーダーシップ論 サーバント・リーダーシップ等ついて議論する 6 週目: モティベーション Y 理論は万能ではない等ついて議論する 7 週目: モティベーションとリーダー モティベーショナル・リーダーの条件ついて議論する 8 週目: キャリア開発 自律的なキャリアついて議論する 9 週目: 目標管理制度 MBO 失敗の本質ついて議論する 10 週目: リーダーシップ開発 リーダーシップエンジンついて議論する 11 週目: 危機管理 リーダーシップと組織の危機管理について議論する 12 週目: 人材育成① OJT の最近の研究動向について議論する 13 週目: 人材育成② 企業内大学について議論する 14 週目: 知識創造とリーダーシップ フロネシスの醸成について議論する 15 週目:まとめ <講義の進め方> 講義の中で受講生とのインタラクションを重視し、随時討議をおこなう。 講義と個人課題発表、クラスディスカッションを中心に受講生の人数やプロフィールにあわせた柔軟な講義を おこなう。 <教科書及び教材> 資料およびケースを配布 (詳しくは初回に説明)。 <参考書> エドガー.シャイン『キャリア・ダイナミクス』白桃書房 一條和生・徳岡晃一郎・野中郁次郎『MBB:思いのマネジメント』東洋経済新報社 ジェームズ・コリンズ『ビジョナリーカンパニー2』日経 BP 社 ジョン.コッター『企業変革力』日経 BP 社 ジョン.コッター『幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語』ダイヤモンド社 ジョン.コッター『リーダーシップ論―いま何をすべきか』ダイヤモンド社 ジョセフ・バダラッコ『静かなリーダーシップ』翔泳社 金井壽宏『変革型ミドルの探求』白桃書房 金井壽宏・高橋潔『組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める 9 つのキーコンセプト』東洋経済新報社 スティーブン.ロビンス『新版 組織行動のマネジメント―入門から実践へ』ダイヤモンド社 田尾雅夫『組織の心理学』有斐閣 ※英文文献は講義内で随時紹介する。 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 授業でのディスカッションへの貢献 30%、課題発表 50%、最終レポート 20%の総合評価。 <履修条件> 金井壽宏『リーダーシップ入門』日経文庫を 1 回目の講義までに読了すること。 課題等の負担が大きいため積極的な受講態度が維持できる受講者を望む。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 火曜日 6 限 <その他> 講義の事前学習としては毎週課題論文があるため、これを熟読の上で課題提出してから講義に出席すること。 また、積極的に学内 SNS を使用する。これは事後学習として、講義内での院生の発表資料などを共有しあうこと や、講義内では取り上げられなかったトピックなどについて SNS 上で議論を継続していくためである。 科目番号 17 科目名 中小企業成長戦略 SME Growth Strategy 学期・曜日・時限 春・金・4 限 春・金・5 限 担当教員名 上村 孝樹 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> (1)21 世紀市場で企業が勝ち抜くための「経営戦略・ビジネス戦略」と、それを実現させる 「ビジネスモデル、マネジメント革新、ICT 活用」を講義、事例研究、ディスカッションによって学ぶ。 (2)「成長するために基本戦略」「21 世紀市場の特質と攻略方法」「技術革新がもたらすイノベーション」 「経営革新度×ICT 活用度分析」「市場獲得のための情報発信力診断」を習得する。 <講義計画> 授業の進展度合いによって若干の変更があります。 1 週目:事例研究(1):優秀中小企業の DVD を見てディスカッションする。(昭和電機) 2 週目:事例研究(2):優秀中小企業の DVD を見てディスカッションする。(メリーチョコレート) 3 週目:良い企業とは、成長する企業の要件をディスカッションでまとめる。 4 週目:市場分析(1):21 世紀市場の特質と勝ち抜くための基本戦略を解説する。 5 週目:市場分析(2):311 震災後の市場環境の変化と対応戦略を解説する。 6 週目:市場分析(3):先端技術がもたらすイノベーション、ダイバーシティを解説する。 7 週目:経営・ビジネス戦略(1):主要な経営・ビジネス戦略を理解し適用を考える。 8 週目:経営・ビジネス戦略(2):主要な経営・ビジネス戦略を理解し適用を考える。 9 週目:ビジネス戦略事例研究:(1)小商圏市場攻略事例を解説しディスカッションする。 10 週目:ビジネス戦略事例研究:(2)オンリーワンビジネス事例を解説しディスカッションする。 11 週目:経営計画:21 世紀市場で勝ち残る経営指標を解説し目標設定を演習する。 12 週目:情報発信力(1):顧客開拓を成功させるためのホームページのあり方と評価診断演習。 13 週目:情報発信力(2):顧客開拓を成功させるためのホームページのあり方と評価診断演習。 14 週目:IT 経営(1):経営の自立化を高めるビジネス革新度を評価診断演習。 15 週目:IT 経営(2):経営の効率性を高める IT 経営力を評価診断演習。 <講義の進め方> 講義、ワークショップ(企業診断・分析やディスカッション)ビデオ視聴を組み合わせて行います。 <教科書及び教材> 講義資料を作成して配布します。 <参考書> 「IT 経営百選データブック2」(上村孝樹編著、株式会社アイテック刊)。「経営革命者」(上村孝樹著、株式会 社アイテック刊。大学院の図書室にあります。 <成績評価方法> 「期末レポート提出」、「クラス討議・発表、講義内容に関しての意見・感想分提出」5:5の比率で評価しま す。欠席6回以上は成績評価しません。 <履修条件> グループワークで積極的に発言する人。インターネット検索して事前に情報取得できる人 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> e-mail に連絡する。 <その他> 復習は授業の感想文を書き、翌週提出することを基本とする。予習は企業情報検索。 科目番号 18 科目名 サービスマネジメント Service Management 学期・曜日・時限 春・水・4 限 春・水・5 限 担当教員名 赤堀 浩一郎 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 現在、日本では新たな成長のシナリオとして、観光や情報通信、医療・介護を中心としたサービス産業の強 化が強く求められている。また、製造業を含めた他産業においても新たな付加価値としてサービスの強化が 不可欠となっており、全産業においてサービスの重要性が高まっていると言える。一方、とりわけ日本におい てはサービスを精神論的に取り扱うことが多く、体系的な理解に乏しい。この授業では、具体的な数多くの実 例を紹介しながら、サービスマネジメントを枠組みとして理解し、自らが新たなサービス事業を創りだし、最適 なマネジメントを実践する力を養うことを目指す。 <講義計画> 1 週目: イントロダクション ●サービスマネジメントとは? 2 週目: サービスを取り巻く現状と課題 ●日本のサービス産業の現状と課題とは? 3 週目: サービスマネジメント概要① ●サービスの特徴とは? 4 週目: サービスマネジメント概要② ●サービスマネジメントシステムとは? 5 週目: 事例研究発表(サービスマネジメント概要) ●3 週、4 週の講義に関連した企業の取り組み事例についての院生発表 6 週目: 人材組織マネジメント① ●サービスにおける現場主義の重要性とは? 7 週目: 人材組織マネジメント② ●サービスにおける従業員満足向上の重要性とは? 8 週目: 事例研究発表(人材マネジメント) ●6 週、7 週の講義に関連した企業の取り組み事例についての院生発表 9 週目: サービスマーケティング① ●サービスマーケティングの特徴とは? 10 週目: サービスマーケティング② ●サービスマネジメントにおける顧客戦略とは? 11 週目: 事例研究発表(サービスマーケティング) ●9 週、10 週の講義に関連した企業の取り組み事例についての院生発表 12 週目: 院生プレゼンテーション① ●院生による新サービス事業企画の発表およびディスカッション 13 週目: 院生プレゼンテーション ●院生による新サービス事業企画の発表およびディスカッション 14 週目: 院生プレゼンテーション(新サービス事業企画) ●院生による新サービス事業企画の発表およびディスカッション 15 週目: 院生プレゼンテーション(新サービス事業企画) ●院生による新サービス事業企画の発表およびディスカッション <講義の進め方> 前半は講義形式で行い、随時、質疑やディスカッションを取り入れて行く。併せて、各テーマの理解を深め るために、院生による事例研究発表を行う。後半の院生プレゼンテーションは、講義で学んだ知識や情報を ベースに各人が独自のサービス事業企画案をプレゼンテーションする。 <教科書及び教材> 「サービスマネジメント入門 第 3 版∼ものづくりから価値づくりの視点へ∼」近藤隆雄著 生産性出版 <参考書> 講義内で随時紹介する。 <成績評価方法> 授業への参加度、事例研究発表、院生プレゼンテーションを 3:3:4 の比率にて総合評価する。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 随時 e-mail にて連絡下さい。 <その他> 各プレゼンテーションに備えて、早めに指定教科書を各自で通読しておいて下さい。 科目番号 19 科目名 企業研究 A Case studyA 学期・曜日・時限 春・土・集中 ※ 担当教員名 田村 真理子 選択 2 単位 - - e‐mail <講義の概要と目的> 新事業に取り組もうとする企業家などにとって先行事例は貴重な情報源である。それを有効に活用するた めには、ケース分析手順の知識や学習能力が必要であり、これらの習得を目的とする。ケーススタディから企 業戦略の問題点や、起業家の成功、失敗要因などを把握する。グループに分かれて事業計画作成に必要な 要素を学ぶ。 <講義計画> 1 週目:「企業研究とは」 ・先行事例を研究する重要性、分析方法などについて概念を学ぶ 2 週目:「ケーススタディⅠ 起業・新事業立ち上げの動機とは」 ・ケーススタディⅠ 起業家の強み・弱みを通して、起業・新事業立ち上げの動機などを分析し、 グループで発表 3 週目:「ケーススタディⅠ 事業コンセプトとは」 ・ケーススタディⅠ 企業の強み・弱みを通じて、事業コンセプトの構築などを分析し、グループで発表 4 週目「ケーススタディⅠ 競争戦略・販売戦略とは」 ・ケーススタディⅠ 企業の強み・弱みを通じて、競争戦略・販売戦略などを分析し、グループで発表 5 週目:「ケーススタディⅠ 創業から事業展開とは」 ・ケーススタディⅠ 企業の強み・弱みを通じて、創業から事業展開などを分析し、グループで発表 6 週目:「ケーススタディⅠ事業支援者など外的要因とは」 ・ケーススタディⅠ 企業の強み・弱みを通じて、事業支援者など外的要因などを分析し、グループで発表 7 週目:「ケーススタディⅠ 今後の課題と展望とは」 ・ケーススタディⅠ 企業の強み・弱みを通じて、今後の課題と展望などを予想し、グループで発表 8 週目:「ケーススタディⅠ 新規事業とは」 ・ケーススタディⅠ 新規事業のアイデアプランを考えて、グループで発表 9 週目:「ケーススタディⅡ 起業・新事業立ち上げの動機とは」 ・ケーススタディⅡ 起業家の強み・弱みを通して、起業・新事業立ち上げの動機などを分析し、 グループで発表 10 週目:「ケーススタディⅡ 事業コンセプトとは」 ・ケーススタディⅡ 企業の強み・弱みを通じて、事業コンセプトの構築、競争戦略・販売戦略などを分析し、 グループで発表 11 週目:「ケーススタディⅡ 創業から事業展開とは」 ・ケーススタディⅡ 企業の強み・弱みを通じて、創業から事業展開などを分析し、グループで発表 12 週目:「ケーススタディⅡ 事業支援者など外的要因とは」 ・ケーススタディⅡ 企業の強み・弱みを通じて、事業支援者など外的要因などを分析し、グループで発表 13 週目:「ケーススタディⅡ 今後の課題と展望とは」 ・ケーススタディⅡ 企業の強み・弱みを通じて、今後の課題と展望などを予想し、グループで発表 14 週目:「ケーススタディⅠとⅡの共通点と相違点とは」 ・起業家と企業の強み・弱みを通じて、ケーススタディⅠとⅡの共通点と相違点などを分析し、グループで 発表 15 週目:「ケーススタディの方法論とは」 ・ケーススタディから企業戦略の問題点や、起業家の成功、失敗要因などをどのように把握するかなど、 ケーススタディの方法論のまとめ、試験 <講義の進め方> 基本的にグループに分かれて問題をディスカッションして、その結果を発表する形式で授業を進める。その ため、用意された2つのケースを事前に良く読み込んで出席すること。各自、各ケースについて、①どんなか 会社か②今後の課題は何か、など会社概要をA4一枚程度にまとめて提出すること。 <教科書及び教材> 教科書は特に指定しない。必要に応じてプリントを配布する。 <参考書> 随時提示する。 <成績評価方法> 出席が70%を超えた院生に対して、クラスディスカッションへの貢献2割、ビジネスプラン作成への貢献2 割、中間レポートへの評価3割、最終試験への評価3割の配分比率によって成績評価する。 <履修条件> 履修条件は特に必要としない。 <DVD による視聴> 不可 <オフィスアワー> メールで連絡のこと <その他> 特になし 科目番号 20 科目名 企業研究B 学期・曜日・時限 担当教員名 e‐mail <講義の概要と目的> <講義計画> <講義の進め方> <教科書及び教材> <参考書> <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 <履修条件> <DVD による視聴> <オフィスアワー> <その他> 可 選択 2 単位 - - 科目番号 21 科目名 グローバル・マーケティング Global Marketing 学期・曜日・時限 秋・火・3 限 秋・火・5 限 担当教員名 富山 栄子 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> グローバル・マーケティングとは、グローバルな視野に基づくマーケティングであり、国・製品・参入形態の選定に 関する配置の課題、各国の市場にいかに適合し、市場開拓していくのか、複数国で展開されるマーケティングを どう統一的に調整し管理していくのか、拠点間でのノウハウの移転・共有をいかに行うのかというグローバル・マ ネジメントの領域までを含んでいます。 本授業の目的は、グローバル・マーケティングの理論を学び、ケースを通じて、企業のグローバルなマーケティン グ活動の実態と課題について学ぶことにあります。 <講義計画> 1週目:講義概要と進め方の説明 講義概要と進め方、評価方法等について説明します。 2週目:グローバル・マーケティングの枠組み グローバル・マーケティングの特徴について理論を学びます。 3週目:グローバル・マーケティング理論の新展開 グローバル・マーケティング理論の新展開について学びます。 4週目:グローバル・ブランド論の新展開 グローバル・ブランド論の新展開について学びます。 5週目:味の素のグローバル・マーケティング 味の素のケースを用いて食品産業のグローバル・マーケティングについて学びます。 6週目:セブン&アイ・ホールディングス、三越伊勢丹ホールディングスのグローバル展開 セブン&アイ・ホールディングス、三越伊勢丹ホールディングスのケースを用いて、大手小売業の グローバル・マーケティングの新展開について学びます。 7週目:製造小売業の新展開:イケアとH&Mのケース イケアとH&Mのケースから、製造小売業の商品調達における共通価値の創造について学びます。 8週目:国際フランチャイジングの諸理論と日系コンビニのグローバル参入戦略:ファミリーマートのケース 国際フランチャイジングの諸理論とファミリーマートのケースを用いて日系コンビニのグローバル参入 戦略について学びます。 9週目:カンペールにおけるグローバル・ブランドの市場展開―製造小売による小売国際化と市場対応戦略 カンペールのケースを用いて、グローバル・ブランドの市場展開を製造小売による小売国際化と市場 対応戦略の観点から学びます。 10 週目:資生堂のグローバル展開 中国における『おもてなし』サービス展開 化粧品メーカーのグローバル展開について資生堂の中国における『おもてなし』サービス展開を ケースに学びます。 11 週目:サービス業のグローバル・ブランディング:ユニバーサル・スタジオのケース サービス業のグローバル・ブランディングについてユニバーサル・スタジオのケースを用いて学びます。 12 週目: 漫画、アニメの海外展開―現地適応化戦略 漫画、アニメの海外展開の現地適応化戦略について学びます。 13 週目:コニカミノルタ社のグローバル・マーケティング 製造業のグローバル・マーケティングについて、複写機メーカー「コニカミノルタ社」のケースで 学びます。 14 週目:e―コマースのグローバル展開:楽天、アジェントリクスのケース e―コマースのグローバル展開について、楽天、アジェントリクスのケースを用いて学びます。 15 週目:ゲストスピーカー 一部上場企業の企業経営者にグローバル・マーケティングについて講義していただきます。 ※ゲストスピーカーのご都合により、講義内容の順序が入れ替わることがあります。 <講義の進め方> テキストの内容を講義してもらうという受け身の知識では、実践的な能力形成に結びつきません。したがって、 授業は一方的な講義形式をとらずに、ディスカッションや学生によるプレゼンテーションの機会を盛り込み、学生 を主体とした参加型の授業形式で進めていきます。事前に配付されたテキストや論文を深く読みこみ、問題意識 を強くもって授業に臨んでください。本講義ではグローバル・マーケティングに関する知識を身につけるだけでな く、学生同士で議論することで,多様な考え方を知り,問題解決能力を高めることも目指します。 <教科書及び教材> 大石芳裕編著『グローバル・マーケティングの新展開』白桃書房、2013。 教材として、論文も配布します。 <参考書> 小田部正明/C. ヘルセン『国際マーケティング』碩学社,2010。 相原修・嶋正・三浦俊彦『グローバル・マーケティングン入門』日本経済新聞出版社、2009 年。 大石芳裕編著 『グローバル・ブランド管理』白桃書房、2004。 大石芳裕編著『日本企業のグローバル・マーケティング』白桃書房、2009。 大石芳裕編著『日本企業の国際化』文眞堂、2009。 ゲマワット,P.『コークの味は国ごとに違うべきか』文藝春秋、2009。 諸上茂登『国際マーケティング講義』同文館出版、2013。 丸谷雄一郎『グローバル・マーケティング』創成社、2015。 諸上茂登・藤沢武史『[第 2 版]グローバル・マーケティング』中央経済社、2004。 川端基夫『日本企業の国際フランチャイジング』新評論、2010。 大石芳裕他監修・多国籍企業学会著『多国等企業と新興国市場』文眞堂、2012。 W・チャン・キム+レネ・ノボルニュ『ブルー・オーシャン戦略』ランダムハウス講談社、2005。 C.K.プラハラード『ネクスト・マーケット』英治出版、2005。 西村 裕二『アクセンチュア流 逆転のグローバル戦略――ローエンドから攻め上がれ』英治出版、2009。 高橋俊樹編『世界の消費市場を読む:中間層を中心に広がるビジネスチャンス』ジェトロ。 近藤文男『日本企業の国際マーケティング』有斐閣、2004。 山下裕子+一橋大学BICプロジェクトチーム『ブランディング・イン・チャイナ』、東洋経済新報社、2006。 中村貞彦『ぜったい儲かる!輸入ビジネス』、すばる舎、2004。 小田部正明・クリスチャン・ヘルセン『グローバル・ビジネス戦略』同文舘出版、2001。 川端基夫『アジア市場のコンテキスト[東南アジア編]』新評、2005。 川端基夫『アジア市場のコンテキスト[東アジア編]』新評論、2006。 川端基夫『立地ウォーズ』新評論、2008。 黄 燐『新興市場戦略論』千倉書房、2004。 矢作敏行編『中国・アジアの小売業革新』日本経済新聞社、2003。 矢作敏行編『小売国際化プロセス―理論とケースで考える』有斐閣、2007。 C.A.バートレット、S.ゴシャール/吉原英樹監訳『地球市場時代の企業戦略:トランスナシヨナル・マネジメントの 構築』日本経済新聞社、1990。 タルン・カナ・クリシュナ・G・パレプ『新興国マーケット進出戦略―制度のすきまを攻める』日本経済新聞出版社、 2012。 琴坂将広『領域を超える経営学 グローバル経営の本質を「知の系譜」で読み解く』ダイヤモンド社、2014。 Nancy A.Hubbard, Conquering Global Markets: Secrets from the world’s most successful multinationals Macmillan(ナンシー・ハバード『欧米・新興国・日本16か国50社のグローバル市場参入戦略:M&A、提携・合弁 、グリーンフィールド投資が成功する秘密』東洋経済、2013。 富山栄子『わかりすぎるグローバル・マーケティング』2005。 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 レポート、授業への貢献度(プレゼン、発言回数と発言内容)を 5:5 の比率にて評価します。 <履修条件> マーケティングを履修済みが望ましいです。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 火曜日 4 限 <その他> 特になし 科目番号 22 科目名 リスクマネジメント Risk Management 学期・曜日・時限 春・土・集中※ 担当教員名 加藤 晃 選択 2 単位 - - e‐mail <講義の概要と目的> 企業価値の創造には必ずリスクが伴う。そもそもリスクとは何だろうか?経営リスクは回避、軽減、防止する とともに、リスクテイクしてチャンスを現実のものにできるかどうかが、企業経営の課題である。リスクは無くすも のではなく、想定内にコントロールすべきものである。経営戦略の実行段階におけるリスクとチャンスを不確実 性およびコーポレートファイナンスの視点から捉え、効果的に管理し、復元力があり持続可能性の高い企業 にするにはどうすれば良いのかという観点から講義、ディスカッションを行う。事業計画策定においてリスクを 管理するのに必要な知識・アプローチ方法の習得を目的とする。 <講義計画> 【4月25日(土)13:00−17:50 】 第1回: 企業経営とリスク (①第1章、第2章) リスクとは何か、リスクマネジメント(以下、RM)の目的、企業価値ERM 第2回: リスクの認識と測定 (①第3章)、課題プレゼンのチーム分け 事業エクスポージャ、確率と統計の基礎、損失の強度と頻度 第3回: リスク受容度ロス、コントロール、日本の労災 (①第9章、第11章) 株主の分散と保険購買、損失予防・軽減、労災の事例 【5月9日(土)10:30−17:50 】 第4回: 株主とリスクの保有・軽減 (①第13章、第14章、第15章) RMと資本の機会費用、期待キャッシュフロー、ロスファイナンス、リスク保有 第5回: リスクの保険可能性、リスクの分析手法 (①第10章、第19章) 保険可能性を制限する要件、RMのツール、相関分析、割引キャッシュフロー 第6回: 賠償責任とマネジメント (①第21章、第22章) 製造物責任、環境責任、取締役・執行役の賠償責任、使用者賠償責任 第7回: ケーススタディ(DVD) 食品製造業のRM 【6月13日(土)10:30−17:50 】 第8回: 中間テスト、最近の話題(不当労働慣行またはサイバーアタックなど) 第9回: 市場リスク、信用リスク、業務リスク (①第17章) デリバティブ、先物、個人情報漏洩、与信管理、その他 第 10 回: 有価証券報告書からリスクを読み解く 食品製造業またはIT 第 11 回: ケーススタディ(DVD) サービス業のRM 【7月4日(土)10:30−17:50 】 第 12 回: 課題プレゼンテーション(1) 学生グループによる発表 第 13 回: 課題プレゼンテーション(2) 学生グループによる発表 第 14 回: 危機管理1 企業の海外進出リスク:テロ、誘拐、脅迫の実態と対策 第 15 回: 危機管理2 危機管理のシミュレーション体験 <講義の進め方> 米国のビジネススクールで多く使われている参考書①を使っての講義、実例に基づくディスカッションを行 う。ケーススタディ、課題プレゼンでリスク分析・対策の演習を行う。授業における積極的な発言・貢献を 期待している。 <教科書及び教材> ハンドアウトを配付する(中古本でも良いので、参考書①の購入が望ましい) <参考書> ① 『保険とリスクマネジメント』 ハリントン&ニーハウス(2005)東洋経済新報社 <成績評価方法> 欠席6回分以上は成績評価しない。 授業での貢献度、課題プレゼン、中間テストを、4:3:3の比率にて評価する <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> <その他> 特になし 質問はいつでもメールで受け付けます。 6,000 円 科目番号 23 科目名 中小企業財務論 Small Business Finance 学期・曜日・時限 秋・月・4 限 秋・月・6 限 担当教員名 山田 俊郎 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 中堅・中小企業の国内外経済環境、特有の経営と財務の課題、事業再生・事業承継、そして地域経済・地域 金融について、それら事例に触れながら、中小企業財務について実践的知識・スキルの取得と問題発見と 解決・提案力を醸成し、そのプロセスでの議論を通して受講生内の「中小企業財務論」形成を支援する。 <講義計画> ※以下は年度開始時の計画なので、変更がある場合には講義開始前にあらためて案内する、 また、講義展開によっては前後の入れ替わりがあるかもしれない。 1 週目:講義計画と進め方そのほかの案内 ・国内中堅・中小企業の環境と役割、経営・財務・金融の説明と確認、その事例に基づく質疑・討議 2 週目:キャッシュフロー上の課題認識とキャッシュフロー経営 ・キャッシュフロー概念、正味運転資本、企業価値評価の確認 ・キャッシュフローをもとにした財務上の課題認識とレポート課題 3 週目:前週レポートの確認、関連する事例提示と質疑・討議の演習 4 週目:ファミリー企業の実体把握と生き残り・淘汰 ・エージェンシーとコーポレート・ガバナンス、中小企業経営力強化支援法の確認とレポート課題 5 週目:前週レポートの確認、関連する事例提示と質疑・討議の演習 6 週目: 中堅・中小企業のファイナンス ・デットとエクイティ、財務レバレッジと成長の管理の確認 ・中小企業金融市場の特徴、情報の非対称性と制度的補完、中小企業金融の活性化課題の確認 ・レポート課題 7 週目:前週レポートの確認、関連する事例提示と質疑・討議の演習 8 週目:金融機関の選択と活用 ・メインバンク、リレーションシップバンキング、信用格付と債務者区分の確認 ・トランザクションバンキング、貸し渋り・貸しはがしの確認 ・信用保証、担保差入、信用補完含む公的金融の活用の確認とレポート課題 9 週目:前週レポートの確認、関連する事例提示と質疑・討議の演習 10 週目:事業再生、事業承継と財務改善フレームワーク ・財務課題の抽出、経営事象アプローチと財務分析アプローチの確認 ・事業部分の最適化と事業効率、事業ポートフォリオ最適化の解決手段 ・財務部分の最適化の確認と資産負債構成、資本構成最適化の解決手段 ・事業創造、合併・買収、海外進出の確認とレポート課題・ 11 週目:前週レポートの確認、関連する事例提示と質疑・討議の演習 ・財務管理人材、財務課題周辺の専門家とワンストップサービスの確認 12 週目:地域という視点、新しい銀行サービス、財務・金融のイノベーション ・地域経済、産業集積の確認 ・ファイナンスの出口、株式公開、グリーンシートの確認 ・メザニンファイナンス、市場型間接金融、DDS、DES の確認 ・ソーシャルファンナンス、マイクロファイナンス、クラウドファンディング、金融商品取引法と金融商品取引事 業者の確認 13 週目:経営(改善)計画作成または分析評価の演習 14 週目:経営(改善)計画作成または分析評価の演習 15 週目:まとめと最終レポート課題の連絡 <講義の進め方> 本表<講義計画>中の用語意味を受講生は前もって(約 1 時間の予習をして)調べておくこと。 ある中小企業のできるだけ簡素化した事例を示し、財務・金融についての課題発見と解決案を質疑・討議 のなかで知識定着と知的好奇心を高めながら発展する講義・・という進め方としたいが、逆の順もある。関 連問題のレポートをホームワークにしながら2週に跨ぐ。 事例についての議論(疑問・質問含む対話)は教室内・時間内で行ないたいが、時間都合により学内ネット 専用掲示板上に発言を書き込む指示を出す場合もある。 <教科書及び教材> 受講者の実務経験を補うものとして「MBA 経理部長・団達也企業再生ファイル・会社を救うのは利益ではな く現金だ!」(日経ビジネス人文庫・800 円+税)」を読んでおくと、講義の流れに乗りやすい。 講義全体をつかみ易い論文など pdf ファイルを 1 週目に配布する。使用教材はそのつど配布する。 <参考書> 以下の(推薦順)の書籍の大部分は、文庫や新書本を除いて、本学図書館に所蔵があるはずだが、何が 一番よいか選んで読みたい場合は前もって講義者に聞いたほうがよい。 「ファイナンスの理論と実務(松田千恵子・著)」「ファイナンシャル・マネジメント(ロバート・C・ヒギンズ・著)」 「ファイナンスの基本(佐藤公亮・著)」「中小企業の企業力強化ビジョン(中小企業庁・編)」「銀行の合意が 得にくい場合の事業再生の進め方(高橋隆明・著)」「下町M&A・中小企業の生き残り戦略(平凡社新 書)」「企業再生プロフェッショナル (日経ビジネス人文庫)」「限界集落株式会社 (小学館文庫)」「ケースブ ック企業再生(許斐義信・編著)・国内ビジネススクールケースコンペティション(JBCC)のhp」「「企業価値 経営・実践コーポレートファイナンス(山本一彦・編著)」「MBA 最新テキスト・アントレプレナーファイナンス (山本一彦・総監訳)」ほか <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。期末テストはないが、質疑応答と講義展開への貢献、課題レポート等の 提出の2点を評価した後、5:5の比率で配分し総合評価する。 <履修条件> 発展科目なので、「財務会計論」あるいは「財務諸表分析」を履修済みか関連資格取得済みのいずれか、 もしくは、現在、会計実務の職にあることを履修条件とする。 加えれば「コーポレートファイナンス」を履修済みか履修中が望ましい。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 月曜 5 限、ほかメールで予約を入れれば面談します。 <その他> 数表や図柄のスライド画面が小さく細かいので、講義中はできるだけ前列に座ること。 科目番号 24 科目名 税法 A Tax Law A 学期・曜日・時限 春・月・3 限 春・月・5 限 担当教員名 鈴木 悠哉 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> ・概要 サラリーパーソンとして給料を得ている人は、毎月の給与明細において、所得税が天引きしてあるのを 目にするでしょう。会社を経営する人は、毎年の利益について、法人税を負担し、納めなければなりません。 わたしたちが社会生活をいとなむ上で、税は、至る所で顔を見せます。そして、税の存在するところには、 かならず、法律が存在します。所得税法や法人税法といった個別税法上、だれが、どのような場合に、 どれだけの税負担を負うのかという点を中心に、税法学という学問分野は成り立っています。 この講義では、税法をはじめて学ぶ人に、基礎知識の習得をつうじて、法という視点から税を考えるための 思考枠組みを身につけてもらいます。なお、税は、さまざまな経済活動を行う上で、考慮しなければならない ファクターのひとつです。税の専門家を志す人はもとより、ひろく、起業を志向する人の履修を歓迎します。 ・目的 以下の三点を目指します。 1)税とは何か、法とは何かといった問いに答えられるようになること。 2)税を法という視点から観察することの意義や、税負担の公平といった問題について、学説等を踏まえつ つ、自らの言葉で語ることができるようになること。 3)所得税法や法人税法といった個別の税法分野において、どのような論点が存在するのかを認識し、それら に対するアプローチの方法を身につけること。 <講義計画> 1 週目:開講 シラバスに基づく概要説明、講義内容のごく簡単な提示 2 週目:税法総則(1) 税とは何か、法とは何か、なぜ税を法という視点から視る必要があるのか 3 週目:税法総則(2) 税を取り巻く周辺学問分野、税を取り巻く周辺法分野、税法の体系 4 週目:税法総則(3) 税法の法源、税法の適用範囲、税法の解釈と適用 5 週目:税法総則(4) 税の種類、税負担の公平、課税要件 6 週目:所得税法(1) 所得とは何か、所得税の課税単位 7 週目:所得税法(2) 税額算定方法の概要、10 種類の所得類型、「収入すべき金額」、必要経費 8 週目:所得税法(3) 各所得類型①(利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得) 9 週目:所得税法(4) 各所得類型②(給与所得、退職所得) 10 週目:所得税法(5) 各所得類型③(山林所得、譲渡所得、一時所得、雑所得) 11 週目:法人税法(1) 法人とは何か、法人税の課税単位、法人税と所得税の統合 12 週目:法人税法(2) 税額算定方法の概要、「一般に公正妥当と認められる会計処理の基準」 13 週目:法人税法(3) 収益・費用の年度帰属、費用収益対応の原則 14 週目:法人税法(4) 益金の額 15 週目:法人税法(5) 損金の額、講義では扱えなかった論点の紹介 <講義の進め方> 原則として、担当教員の講義を中心として進めていきます。ただ、履修人数によっては、各論点の代表的 先例について、15 分間程度でプレゼンテーションをしてもらうこともあります。 なお、第 2 週目から、理解度の確認と予習を兼ねて、毎回、課題を課します。履修者はこれに対し、A4 用 紙片面一枚に解答を作成の上、次回の開始時に提出するようにしてください。履修者が提出した解答は、成 績評価において加味するのと同時に、講義において言及することもあります。 <教科書及び教材> 教科書は使用しません。 担当教員の方で PowerPoint のスライドを作成し、適宜、レジュメや必要資料を配付します。 <参考書> 金子宏『租税法[第 19 版]』(弘文堂,2014)。→例年であれば、開講時までに、最新版が刊行予定です。 清永敬次『税法[新装版]』(ミネルヴァ書房, 2013)。 谷口勢津夫『税法基本講義[第 4 版]』(弘文堂,2014)。 増井良啓『租税法入門』(有斐閣,2014)。 なお、法令集として、所得税法(同施行令)、法人税法(同施行令)及び租税特別措置法(同施行令)が掲 載してあるものを用意してください。法令集の該当箇所のコピーを持参するか、あるいは、「電子政府の総合 窓口」等のウェブ・サイトを随時閲覧することでも構いません。 <成績評価方法> 以下の三点を合計の上、60%以上の得点を単位取得の要件とします。 1)期末レポート:45% 三つの問い(15 週目の終わりに発表)から一問を選択の上、5,000 字程度で論述して、後日発表す る方法で提出してください。 2)各回の課題:45% 詳細は、上記の<講義の進め方>を参照してください。 3)発言等、講義への貢献度:10% プレゼンテーションを担当することとなった場合は、ここで加味します。 ※期末試験は行いません。 なお、欠席が 6 回以上となった場合は、成績評価の対象としません。 <履修条件> 特にありません。 なお、税法の演習に所属を希望する人は、この講義をかならず履修して下さい。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 月曜日 4 限(於:本学 7 階研究室) <その他> 開講前の事前準備は、必要ありません。ただ、上記の通り、第 2 週目からは、予習等を目的とした課題を毎 回課します。 あと、税法を正確に理解するには、おなじ公法に属する憲法・行政法や、民法・会社法といった私法に関す る知識が必要となります。この点に自信がない履修者は、『有斐閣 S シリーズ』等を用いて、適宜、知識を補う ようにしてください。 科目番号 25 科目名 税法 B Tax Law B 学期・曜日・時限 秋・月・3 限 秋・月・6 限 担当教員名 鈴木 悠哉 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> ・概要 経済活動を行う上で、さまざまなコストとどのように向き合うのかは、いつにおいても悩みの種です。会社を つくって人を雇えば、人件費が生じます。投資のための資金調達には、金融機関への支払利子が伴います。 そしていまや、種々の税負担は、税引き前の利益の中で、かなりの割合を占めています。これが、「税はコスト である。」と言う認識の所以です。 いわゆるコスト管理の要諦は、各種コストの最小化方法であるのは、言を俟ちません。かたや、税を語ること は国家を語ることを意味するのであり、そこで出てくる言葉は、各人が抱いているさまざまな価値観を色濃く投 影したものとなります。この講義では、この点につき、ややドライな立場にたち、経済活動に付随するコストとし ての税負担を最小化する試み(タックス・プランニング)を、各種法制度との関連で分析していきます。 タックス・プランニングに伴う諸問題は、税法学という学問分野における、古くて新しい問題です。税につい て、税法について、もうすこし深く学びたいという人の履修を歓迎します。 ・目的 以下の三点を目指します。 1)租税債務を減少させることを目的とした各種の行為を類型化できるようになること。 2)それらの行為によって、どのような課税上の便益が生じているのかを分析できるようになること。 3)先行事例の検討を通じて法的思考力を涵養すること。 <講義計画> 1 週目:開講 シラバスに基づく概要説明、講義内容のごく簡単な提示 2 週目:[講義]タックス・プランニングとその周辺(1) なぜタックス・プランニングを志向するのか、租税債務を減少させる行為の類型化 3 週目:[講義]タックス・プランニングとその周辺(2) 脱税とは何か 脱税と関連する法規範の定め、節税とは何か、節税の具体例 4 週目:[講義]タックス・プランニングとその周辺(3) 租税回避とは何か、租税回避の具体例、節税と租税回避の区別 5 週目:[講義]タックス・プランニングとその周辺(4) 租税回避の否認、課税減免規定の限定解釈、その他の対抗策、その他の行為類型 6 週目:[講義]タックス・プランニングとその周辺(5) 米国タックス・シェルター報告書の内容紹介 7 週目:[講義]裁判例読解・評釈の方法 判決文をどのように読めばよいのか、読んだ判決文をどのようにまとめれば良いのか 8 週目:履修者によるプレゼンテーション(1) 最高裁判所大法廷判決(昭和 42 年 11 月 8 日)→「詐欺その他不正の行為」の意義 9 週目:履修者によるプレゼンテーション(2) 最高裁判所決定(平成 9 年 10 月 7 日)→代理人の逋脱行為にかかる逋脱犯の成立 10 週目:履修者によるプレゼンテーション(3) 東京高等裁判所判決(昭和 47 年 4 月 25 日)→租税回避否認の可否 11 週目:履修者によるプレゼンテーション(4) 東京高等裁判所判決(平成 11 年 5 月 31 日)→所得税法 157 条の適用 12 週目:履修者によるプレゼンテーション(5) 東京高等裁判所判決(平成 11 年 6 月 21 日)→事実認定による租税回避の「否認」の可否 13 週目:履修者によるプレゼンテーション(6) 最高裁判所判決(平成 18 年 1 月 24 日)→「事業の用に供(する)」の意義 14 週目:履修者によるプレゼンテーション(7) 最高裁判所判決(平成 18 年 2 月 23 日)→外国税額控除の制度の濫用 15 週目:総括 これまでの復習、講義では扱えなかった論点の紹介 <講義の進め方> 講義を通じて前提となる知識を習得してもらった上で、各履修者に、代表的な先例についてプレゼンテーシ ョンをしてもらい、それに基づき参加者全員で議論します。 講義とプレゼンテーションの割合は、半半とする予定です。ただ、履修者の人数や顔ぶれによっては、この 割合や、取り上げる先例や、講義内容の一部を変更することもあり得ます。 <教科書及び教材> 教科書は使用しません。 担当教員の方で PowerPoint のスライドを作成し、適宜、レジュメや必要資料を配付します。 <参考書> 金子宏『租税法[第 19 版]』(弘文堂,2014)。→例年であれば、開講時までに、最新版が刊行予定です。 清永敬次『税法[新装版]』(ミネルヴァ書房, 2013)。 谷口勢津夫『税法基本講義[第 4 版]』(弘文堂,2014)。 増井良啓『租税法入門』(有斐閣,2014)。 なお、法令集として、所得税法(同施行令)、法人税法(同施行令)及び租税特別措置法(同施行令)が掲 載してあるものを用意してください。法令集の該当箇所のコピーを持参するか、あるいは、「電子政府の総合 窓口」等のウェブ・サイトを随時閲覧することでも構いません。 <成績評価方法> 以下の三点を合計の上、60%以上の得点を単位取得の要件とします。 1)プレゼンテーション:45% プレゼンテーションそのものの完成度や、質疑に充分答えられたかを、評価の対象とします。 2)期末レポート:45% 上記プレゼンテーションにつき、当日の質疑・コメントを踏まえて文章化の上、提出してください。 提出方法・提出期限等は、後日、お知らせします。 3)発言等、講義への貢献度:10% ※期末試験は行いません。 なお、欠席が 6 回以上となった場合は、成績評価の対象としません。 <履修条件> 開講時点において、春学期開講の「税法 A」を履修済みであることが条件です。 なお、税法の演習に所属を希望する人は、この講義をかならず履修して下さい。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 月曜日 4 限(於:本学 7 階研究室) <その他> 税法に関する基礎知識を有していることを前提とします。このため、春学期開講の「税法 A」を履修の上、わ が国の所得税法・法人税法について、充分に理解を深めておくようにしてください。場合によっては、上記の <参考書>欄に記載の文献により、知識を補足しておいてください。 プレゼンテーションにおいては、担当者はもとより、それ以外の履修者も、取り上げる先例をよく読み込んだ 上で、事前に問題意識を形成しておくようにしてください。 科目番号 26 科目名 税法C 学期・曜日・時限 担当教員名 e‐mail <講義の概要と目的> <講義計画> <講義の進め方> <教科書及び教材> <参考書> <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 <履修条件> <DVD による視聴> <オフィスアワー> <その他> 可 選択 2 単位 - - 科目番号 27 科目名 IT と経営 Management Information Systems 学期・曜日・時限 秋・水・4 限 秋・水・6 限 担当教員名 伊藤 龍史 e‐mail 必修 or 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 本講義の目的は、IT が経営に及ぼす影響について検討することにある。特に、IT の技術的側面ではなく 経営的側面に焦点を当てる。また、IT が企業にどのような競争優位をもたらし得るかについても検討する。 IT と経営にまつわる概念や理論の習得だけでなく、ケーススタディを通してそれらを応用する力の獲得も 目指す。 <講義計画> 講義の展開(予定)は以下の通り。講義の進行状況によっては、講義計画を若干変更する場合がある。 1 週目:ガイダンス、イントロダクション 本講義の概略 / IT と組織能力 2 週目:経営戦略とビジネスモデル 企業と経営資源 / 経営戦略 / ビジネスモデル 3 週目:生産・流通のプロセスと仕組み 生産・流通の基礎 / 小売業の事業活動 / 製造業の事業活動 4 週目:経営管理と経営組織 経営管理 / 経営組織 / 組織形態の変遷 5 週目:企業経営と経営情報システム 日本企業の経営課題 / 経営情報システムの概念 / 経営情報システムの目的と役割 / 経営情報 システムの構成 6 週目:販売管理 小売業の店舗運営と販売管理 / POS システム / POS システムの特徴と活用 7 週目:発注管理 発注管理と情報化 / EDI による発注 8 週目:生産 生産の基礎 / 生産情報システム / 生産情報システムの発展 9 週目:製品開発 製品開発の概要 / 製品開発を支援する情報システム / コンカレント・エンジニアリング 10 週目:マーケティング マーケティングの基礎 / インターネット・マーケティング 11 週目:サプライチェーン・マネジメント SCM の基礎 / SCM の取り組み 12 週目:経営組織のマネジメント ワークスタイルと組織の変化 / 組織マネジメントと情報システム / チーム型組織 13 週目:企業̶消費者間の電子商取引 企業̶消費者間の電子商取引の概要 /企業̶消費者間の電子商取引の仕組み /企業̶消費者間の 電子商取引のビジネスモデル 14 週目:企業間の電子商取引 企業間の電子商取引の概要 / 企業間の電子商取引の方法 /企業間の電子商取引のビジネスモデル 15 週目:プラットフォームビジネス プラットフォームビジネスの概要 / プラットフォームビジネスの事例 / プラットフォームビジネスのビジネス モデル <講義の進め方> あらかじめ、毎回の授業で学習するテキストの該当箇所を示しておく。各授業においては、講義を行 いながら、テキスト内で触れられていないトピックや事例などを示す。とりわけ興味深いトピックや 事例などに関しては、教場にて討論を行うこともある。 <教科書及び教材> ●武藤明則著『経営の基礎から学ぶ経営情報システム教科書』同文舘出版、2014 年。 ●教員が作成したスライド <参考書> ●岡田浩一編著、IT コーディネータ協会協力『中小企業の IT 経営論』同友館、2013 年。 ●尾原和啓著『IT ビジネスの原理』NHK 出版、2014 年。 ●ロバート・オースティン、リチャード・ノーラン、シャノン・オドンネル著、淀川高喜訳 ●『ビジネスリーダーに IT がマネジメントできるか:ある IT リーダーの冒険』日経 BP 社、2010 年。 <成績評価方法> ●講義で行う討議への貢献度(20 ●期末レポート(80 ●欠席が パーセント) パーセント) 6 回以上あった場合は、成績評価しない ●授業の円滑な進行を妨げる態度や行為があった場合は、成績評価しない <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> e-mail で連絡すること <その他> 特になし 科目番号 28 科目名 IT 基礎技術 Business Driven Information Systems 学期・曜日・時限 担当教員名 春・火・4 限 選択 2 単位 - - 春・水・6 限 仙石 正和 伊藤 龍史 e‐mail <講義の概要と目的> 本講義では、経営の場面で用いられる IT について、基礎部分の理解を図る。具体的には、技術面での基礎 的説明(全体的な仕組みについて)を行いながら、経営への応用について紹介する。経営への応用に関して は、各機能分野(生産、製品開発、マーケティング、サプライチェーンマネジメントなど)における IT の役割に 焦点を当て、ケーススタディを交えながら基礎的な学習を行う。上記の各点を学習した後は、各自で事例を探 し(教員がケーススタディを提示する場合もある)、講義で学んだ概念や枠組みを適用する練習を行う。 <講義計画> 講義の展開(予定)は以下の通り。講義の進行状況によっては、講義計画を若干変更する場合がある。 1 週目:ガイダンス、イントロダクション 本講義の概略 / IT 人材とビジネス人材 2 週目:問題解決と情報処理、情報通信技術とコンピュータ 問題解決とは何か / 情報処理とメディア / 情報通信技術 / コンピュータの機能と構成 / コンピュータの歴史 / コンピュータの種類 3 週目:デジタル情報 アナログとデジタル / 情報の単位 / ビットパターンとコード化 4 週目:数値・文字の表現 2 進数と 16 進数 / 数値の変換 / 文字の表現 5 週目:画像・音の表現 画像の表現 / 音の表現 / データの形式と圧縮 / マルチメディア 6 週目:ハードウェアとソフトウェア ハードウェア / ソフトウェア / コンピュータによる処理の流れ 7 週目:パソコンのハードウェア パソコンの種類と構成 / CPU と主記憶装置 / 補助記憶装置 / 入出力装置 8 週目:アルゴリズム アルゴリズムとフローチャート / アルゴリズムの例 / アルゴリズムの基本構造 9 週目:プログラミング プログラミング / プログラミング言語 / BASIC 言語によるプログラミング 10 週目:ファイルとデータベース ファイル / データベースの目的 / データベース管理システム / リレーショナルデータベース 11 週目:コンピュータネットワークの基礎 コンピュータネットワークとは / LAN / WAN / 通信プロトコル 12 週目:インターネット インターネットの意味と歴史 / IP アドレスとドメイン名 / インターネットのサービス / 電子商取引 13 週目:情報システムの基礎 情報システムの形態と処理方式 / 情報セキュリティ 14 週目:情報システムの開発 システム開発の基礎 / システム開発の方法論 / システム開発のプロセス 15 週目:情報システムの動向 ユビキタスネットワーク社会と情報システム / ブロードバンドネットワークとモバイル通信 / クラウドコンピュ ーティング・ユビキタス技術・スマートデバイス / ビッグデータ <講義の進め方> あらかじめ、毎回の授業で学習するテキストの該当箇所を示しておく。各授業においては、講義を行いなが ら、テキスト内で触れられていないトピックや事例などを示す。とりわけ興味深いトピックや事例などに関して は、教場にて討論を行うこともある。 <教科書及び教材> ●武藤明則著『ビジネスのためのコンピュータ教科書』同文舘出版、2014 年。 ●教員が作成したスライド <参考書> ●エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー著、村井章子訳『機械との競争』日経 ●大嶋淳俊著『e BP 社、2013 年。 ビジネス&マーケティングの教科書』学文社、2014 年。 ●ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン著、高橋璃子訳『強いチームはオフィスを捨て る』早川書房、2014 年。 <成績評価方法> ●講義で行う討議への貢献度(20 ●期末レポート(80 ●欠席が パーセント) パーセント) 6 回以上あった場合は、成績評価しない ●授業の円滑な進行を妨げる態度や行為があった場合は、成績評価しない <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> e-mail で連絡すること <その他> 特になし 科目番号 29 科目名 マネジメントサイエンス Management Science 学期・曜日・時限 春・火・4 限 春・火・6 限 担当教員名 沼田 秀穂 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 「マネジメントサイエンス」とは、マネジメント(経営上の計画や決定、問題解決)の支援や、新規事業企画時の多 面的な評価分析手法、シミュレーション方法論である。 本講義は、マネジメントサイエンスの基本的概念と代表的な手法の適用事例を、具体的な例題を通じて理解す ることを目的とする。生産量、販売予測、在庫管理、最適な物流・輸送計画、設備投資の採算計算、人事計画、新 規事業計画などを最適戦略、意思決定理論、感度分析、ゲーム理論などよく用いられるパターン(技法)や理論を 用いて演習を行う。 到達目標は、事業計画書(修士論文)作成にあたって、企画・立案した新規事業の採算性の分析とその評価、 リスクの把握、感度分析を行うためのシミュレーション技法の習得とする。 <講義計画> 1 週目:ガイダンス:マネジメントサイエンスとは(問題への科学的アプローチ) 科学的思考、確立とは、意思決定、マネジメントサイエンス(マネジメントを科学的に捉える) テーマ 1:データベースとは(1 枚の伝票から、売上台帳、正規化とは) 2 週目:テーマ 2:どのように売れているか データの分析と予測、売り上げはどのように推移しているか、過去の傾向から予測すると、イベントの影響を評価 テーマ 3:業務フロー 業務フローの把握、ポートフォリオ、ガントチャート、パレート図、ABC 分析、アローダイヤグラム 3 週目:テーマ 4:商品はどれだけ準備しておくか 在庫の考え方 効率の良い保管方法― データと予測、機会損失、ABC 分析(商品はどれだけ準備しておく か) 4 週目:テーマ 5:何をどれだけ作るのが良いか 生産計画を考える、線形計画モデル、感度レポート、結果から別の改善策を考える、 実際の企業における線形計画モデルの応用 5 週目:テーマ 6:製品はどこから運ぶか 輸送の計画、必要なデータを集める、実行可能な輸送計画の作成、最適解、感度レポート 最適輸送計画の変更と総輸送費用への影響、限界コスト) 6 週目:テーマ 7:人の配置はどうするか 割り当て計画、定期人事異動の問題、問題のモデル化、制約条件を考える、適材配置、アルバイト要員の配置 7 週目:テーマ 8:日程計画 プロジェクトマネージメント、スコープ、WBS(Work Breakdown Structure)、クリティカルパス 8 週目:テーマ 9:問題自体を考え直す 生産計画は出来た! 計画はそれでおしまいでよいか? 発想の方法、問題解決技法、図もモデルである 9 週目:テーマ 10:望ましい案はどれか AHP(analytic hierarchy process「階層化意思決定法」)の利用の利用、製品の出荷量を増やすには、意思決定 問題を階層モデルで表す、望ましい案とは、決め方を決める 10 週目:テーマ 11(1):新規事業はうまくいくか 投資採算性の指標、IRR(内部利益率)の考え方と計算方法、回収期間法の考え方と計算方法、キャッシュフロ ー表の考え方と計算方法、損益計算書の考え方と計算方法 11 週目:新規事業はうまくいくか(2) 事業計画には何を計算する必要があるか、前提条件をどうするか、最適戦略、元金均等返済/元利均等返済の 考え方と計算方法、減価償却(定額法/定率法)の考え方と計算方法 決算報告書を事業計画の分析道具(シミュレーションツール)として使う。 建設期間の考え方と計算方法、 12 週目:新規事業はうまくいくか(3) ゴールシーキング、感度分析(シナリオ分析)、最適戦略(線形計画問題) この事業計画についての結論、採算性の検討について 13 週目:駆け引きに勝つ―ゲーム理論(1)(ライバルの駆け引きに勝つ) ゲーム理論、相手の立場になって考える、交渉によりゲームの流れが変わる、ナッシュ均衡、 ミニマックス戦略、「優位な手」を探す 14 週目:駆け引きに勝つ―ゲーム理論(2) 確率戦略から見えてくるもの、囚人のジレンマ、全体合理性を考える、パレート最適、損失の再分配、交渉・説得 15 週目:全体のまとめ 16 週目:最終試験および解説 マネジメントサイエンスの方法論についての理解度を確認する <講義の進め方> 架空の会社を設定して、PC を用いたビジネスシミュレーションゲーム形式で意思決定の実体験を行う。各組織の 管理職・経営者として様々な日々の意思決定、新規事業をシミュレーションし、評価・意思決定を行う。 <教科書及び教材> テキストは特に定めない。PPT を使って講義する。 なお、 授業中に表計算ソフト(Excel)を用いて、典型的な経営上の問題を実際に解いていく。 <参考書> 森雅夫、他(2004)『オペレーションズ・リサーチ』朝倉書店 高木英造、他(2004)『問題解決のためのオペレーションズ・リサーチ』日本評論社 圓川隆夫(2009)『オペレーションズ・マネジメントの基礎』朝倉書店 松井泰子、他(2008)『入門オペレーションズ・リサーチ』東海大学出版会 <成績評価方法> 課題への取り組み:40%,期末試験:60% 6 回以上の欠席は評価対象外とする。 <履修条件> 定量的・数理的なアプローチに関心があれば、履修条件は特に必要としない。毎週、講義中で実施した練習問題 を自宅で復習し、完全に理解することが講義履修の必須条件です。毎回の講義内容が理解できていないと、次週 の講義に付いていくことが出来ません。 <DVD による視聴> 可 但し、本講義は PC を用いた【演習】が主体であり、出席が必須。 <オフィスアワー> 火曜日 3 限/5 限 <その他> 自身のノート PC の持ち込みを前提とします。 (なお、講義中に大学院の PC の貸出しもあります。こちらは 15 台限 定。貸出しを希望する者が 15 名を超える場合、貸出し希望者の中で履修登録の抽選をおこない貸出します。 科目番号 30 科目名 市場調査法 Marketing Research 学期・曜日・時限 秋・火・4 限 秋・火・6 限 担当教員名 沼田 秀穂 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 経験と勘だけでは正確な判断、正しい決断が難しくなってきた。現在のマーケティングは、データ解析の時 代に入っている。潜在化した市場や顧客に関する事実認識・予測を可能にするためには、数量的表現が可能 な理論や法則による分析が重要である。アプローチ手法には多様な方法論があるが、本講義では、特に市場 調査法の習得に力点を置いて、調査企画・設計に関する演習(実習)を行う。 到達目標は、事業計画書(修士論文)作成のために必要な調査を企画・設計、実施し、分析・集計をおこな うための実践的な知識と能力習得である。 調査方法論、調査倫理を踏まえ、調査法の決定、調査企画と設計、仮説構成、調査票の作成、サンプリング ないし対象者・フィールドの選定、実査、調査データの整理(エディティング、コーディング、データクリーニン グ、フィールドノート作成、コードブック作成)、比較的簡単な量的分析(統計的推定、統計的仮説検定)とグラ フ作成、報告ペーパーの作成などに関する理解とおく。 <講義計画> (1)調査の理論【座学】 質的調査と量的調査の概念を含めて目的、歴史、事例の整理と理論の紹介 1 週目:調査とは、目的、歴史 現代人の必須アイテム、2つの分類、調査データ分析の古典、説明責任、 何のために調査を行うのか、市場調査(マーケティングリサーチ)、新聞社の世論調査 2 週目:調査の種類 調査の倫理、種類、調査事例、質的調査とは (2)質問紙を作る、予備調査の実施【グループワーク】 理論仮説の構築、作業仮説の構築、問題を図式化、先行研究を調査、調査票の設計、調査の注意点。 グループでブレーンストーミングも含めた演習を行う。 3 週目:量的調査の概要と方法、企画・設計 調査テーマ・仮説構成について、量的調査の方法、理論仮説(概念化)と作業仮説(実際に調査可能な レベルに)の概念理解 4 週目:質問紙調査票の作り方、構成(調査テーマ、仮説設定) 調査票とは、変数とは、各変数(要因)を質問項目に具体化、ワーディングの注意点、 グループで調査テーマを決める、問題(群)を決める、理論仮説・作業仮説作成、独立変数・従属変数を作 る、問題の図式化(概念図作成:独立変数「原因:意識あるいはフェイス」、従属変数「結果:行動や事実」、 コントロール変数、媒介変数)、調査企画書の作成 5 週目:調査票の作り方(質問文作成)、調査の実施方法(調査モードと回収率) 回答形式の注意点、選択肢を作成、自由回答について、フェイスの扱い、変数を質問文に落とす、実際に 実施されている質問文の問題点(事例観察)、意識を尋ねる質問例、質問項目の順番 調査実施のプロセス、調査の実施方法、用意するもの 6 週目:質問紙調査票におけるデータ 変数とは、質問紙作成作業 7 週目:調査の実施方法 サンプリングの考え方と理論、サンプリングの実際(種類と方法、サンプル、サイズの決定) 母集団の状況を知りたい、推測統計とは、サンプル(標本)調査とは、無作為とは、サンプルサイズの決定、 標本誤差とは、必要標本数、サンプリングの実際・種類と方法 (3)データの整理、統計的推定、統計的仮説検定【PC を用いた演習】 作成した質問紙を用いた調査、エディティング、転記作業、コーディング、データ入力、クリーニング、ロジ カルチェックを行う。 統計的推定、統計的仮説検定の概念理解と最低限の検定演習を行う。以降の高度な分析については概 念説明にとどめ、参考文献を提示する。 8 週目:調査データの整理 エディティング、エディティングの手順・方針、コーディング(プリコーディング、アフターコーディング)、コー ドブック、データ入力、データクリーニング、分布と統計量、統計的推定作業(度数分布表の作成、クロス集 計の作成)、読み方、設定した仮説の確認作業を行う。 9 週目:推測統計 単純集計表・クロス集計確認、統計的推定作業(平均、分散、分位数、標準偏差)、調査結果の大まかな傾 向の把握 10 週目:正規分布、因果関係と相関関係 正規分布と標準化、統計的推定作業(関連を捉える):因果関係と相関関係、共分散、連関係数、確率表 の活用、不平等度の指標 11 週目:統計的仮説検定(1) クロス集計表、点推定・区間推定 手順と用語、帰無仮説と対立仮説、平均の差の検定(Z 検定、F 検定、t 検定) 12 週目:統計的仮説検定(2) 平均の差の検定(t 検定)、独立性の検定(カイ二乗検定)、多変量解析の目的と意義、マルチレベル分析 の考え方 13 週目:市場調査の現状と課題 事例から見る市場調査(MR)、調査ニーズと方法の変遷、目的、既存ブランドの価格再検討のための調査、 ブランドの健康診断、価格受容性調査分析、新製品アイデアの探索、パッケージデザインの評価、広告の 事前評価、消費者ニーズとは 14 週目:調査結果の考察 チーム調査の検定結果考察 ミニ演習:やってみよう!ラダリング(差異の列挙・重要な理由・価値意識への到達) 調査報告書のまとめ方 15 週目:全体のまとめ 16 週目: 最終試験および解説 市場調査法についての理解度を確認する <講義の進め方> 【座学】では PPT とプロジェクターを使って説明します。 【グループワーク】および【演習】では、パソコンを用います。 <教科書及び教材> テキストは特に定めません。PPT を使って講義します。 <参考書> ・篠原清夫・榎本環・大矢根淳(2010)『社会調査の基礎―社会調査士 A・B・C・D 科目対応』弘文堂 ・金井雅之・渡邉大輔・小林盾(2012)『社会調査の応用―量的調査編:社会調査士 E・G 科目対応』弘文堂 ・片瀬一男(2007)『社会統計学』日本放送出版協会 ・大谷信介・木下栄二・後藤範章・小松洋・永野武編著(2013)『新・社会調査へのアプローチ----論理方法 ----』ミネルヴァ書房 <その他おすすめ> ・工藤卓哉(2013)『データサイエンス超入門 ビジネスで役立つ「統計学」の本当の活かし方』日経 BP 社 ・西内啓(2013)『統計学が最強の学問である』ダイヤモンド社 ・石田 基広(2013)『とある弁当屋の統計技師(データサイエンティスト)―データ分析のはじめかた―』共立出 版 ・石田 基広(2014)『とある弁当屋の統計技師(データサイエンティスト) 2 ―因子分析大作戦― 』共立出版 <参考アーカイブ> 政府統計窓口 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do 質問紙法にもとづく社会調査データベース(SRDQ) http://srdq.hus.osaka-u.ac.jp/ SSJ データアーカイブ@東京大学社会科学研究所 http://ssjda.iss.u-tokyo.ac.jp/index.html <成績評価方法> 期末試験:60%、質問紙作成(グループワークへの貢献度):10%、課題レポート:30% 6 回以上の欠席は評価対象外とする。 <履修条件> マーケティングに関心がある人。なお、事業計画書(修士論文)作成にあたって調査を実施する人は積極的 に履修ください。毎週、講義内容を復習するための宿題を出します。毎週の宿題提出が講義履修の必須 条件です。 <DVD による視聴> 可 但し、本講義は【グループワーク】によるディスカッション参加、および【演習】が主体であり、出席が必須。 <オフィスアワー> 火曜日 3 限/5 限 <その他> 自身のノート PC の持ち込みを前提とします。 (なお、講義中に大学院の PC の貸出しもあります。 こちらは 15 台限定。貸出しを希望する者が 15 名を超える場合、貸出し希望者の中で履修登録の抽選を おこない貸出します。) 科目番号 31 科目名 アントレプレナー・ファイナンス Entrepreneur Finance 学期・曜日・時限 春・木・4 限 春・木・5 限 担当教員名 唐木 宏一 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> アントレプレナー・ファイナンスは、比較的近年確立されはじめた研究領域である。アントレプレナー(起業 家)に有用なファイナンス(金融財務)にかかる知識/能力には、一般的なコーポレートファイナンスのそれら とは異なる部分が少なくない。それらコーポレートファイナンスからこぼれおちた部分を含めた、「起業家に求 められるファイナンス(にかかる研究)」が、アントレプレナー・ファイナンスである。したがって本講義では、ベ ンチャーキャピタル等のアントレプレナーに独特のファイナンスと、企業評価の手法等コーポレートファイナン スの領域においてアントレプレナーに有用なもの、双方について学ぶ。 急速な成長を射程においたベンチャー起業を目指す者が、それらについて事前に全てを完璧に習得する ことは、そもそも現実的ではない。しかしながら、起業スタート後に慌てて一から学び直す猶予など許されない のも、当然のことである。そうであるならば目指すべきは、「もしも必要に迫られたときには、最小限の努力/コ ストで適切かつより詳しい情報に接近できるための基礎的素養をもつこと」になるのではなかろうか。 以上を踏まえ、本講義ではアントレプレナー・ファイナンスにおける様々な論点を、教科書を主たる題材とし て概観し、それによって基礎的素養を習得するとともに、基礎から応用へのつながり、展開の仕方の“勘どこ ろ”に接近することを目的とする。 <講義計画> 1 週目:オリエンテーション/アントレプレナーとファイナンス ・要点 ファイナンスの有する意味、学ぶ意味の確認 2 週目:アントレプレナー・ファイナンスとコーポレートファイナンス ・要点 両者の相違点を意思決定の目的、企業価値等、ロジカルに検討 3 週目:ベンチャー企業の組成と成長 ・要点 成長ステージやマイルストーンと資金調達を考える 4 週目:事業計画 ・要点 ベンチャー企業の事業計画書の特徴を考える 5 週目:資金調達契約の経済理論 ・要点 ベンチャーにかかわる契約の理論を考察する 6 週目:割引キャッシュフロー法 ・要点 投資家が期待するリターンを求める企業評価手法の全体像を概観。DCF 法について学ぶ 7 週目:投資のリスクと効率的ポートフォリオ(1) ・要点 投資のリターンの計算を実際におこなう 8 週目:投資のリスクと効率的ポートフォリオ(2) ・要点 ポートフォリオのリスクとリターンを考える 9 週目:資本市場線と市場ポートフォリオ ・要点 リスク資産と無リスク資産からなるポートフォリオのリスクとリターンを検討 10 週目:βと証券市場線 ・要点 個別株式の資本コストの求め方を検討する 11 週目:WACC(加重平均資本コスト)と評価の総括 ・要点 WACC について。5-11 週でとりあげたコーポレートファイナンスの「評価」の総括 12 週目:ベンチャーキャピタル法 ・要点 米国ベンチャーキャピタルで普及している評価手法の検討 13 週目:アントレプレナー・ファイナンスでの企業価値評価 ・要点 コーポレートファイナンス理論のベンチャーへの適用について検討する 14 週目:アントレプレナーの分散投資、その他 ・要点 ポートフォリオ構成資産の 1 つとして考える投資価値を考える 15 週目:総括 ・要点 全体のレヴューと意見交換 16 週目:期末試験 <講義の進め方> 基本的には教科書を参照しつつ進めるが、関連する今日的な話題についても触れていく。 方法としては講義を中心とするが、チームを構築しチームでの討議と、それのクラスへの報告を織り交ぜ る。時間中の学生からの質問、意見はいつでも受け付ける。 <教科書及び教材> 『MBA アントレプレナー・ファイナンス入門』忽那、山本、上林編著、中央経済社 <参考書> 評価に関しては、『日本の実務に役立つコーポレートファイナンス』村瀬功著、中央経済社 等。 ほか、必要に応じて指示する。 <成績評価方法> 期末試験、講義への参加(討議への貢献度等)の度合いを6:4の比率にて評価する。 欠席6回以上は成績評価しない。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> <オフィスアワー> 可 まず e-mail で連絡すること。必要に応じ時間等を確保します。 <その他> 事前に教科書を 1 回通して読んでおくことが望ましい。 毎回の講義への参加にあたっては、当日のテーマについて事前に疑問点等を明確にしておくこと。 科目番号 32 科目名 コーポレートベンチャー論 Corporate Venture Strategies 学期・曜日・時限 秋・金・3 限 秋・金・6 限 担当教員名 岸田 伸幸 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 大企業を基点にベンチャービジネス乃至ベンチャーキャピタルの経営手法を用いることをコーポレートベン チャリングと呼び、様々なバリエーションがある。その意味で基本的に戦術論であるが、自律性のある経営体 を形成することから固有の特性があり、その特性を母体企業側の戦略とフィットさせることが成功の基礎にな る。本講座では企業戦略としての本質論を講じつつ、主に ICT 産業を軸としたコーポレートベンチャリングの 理論と事例を学ぶ。また、母体企業の事業戦略に則した事例の研究を、業界的間口を広げて行い、理解を 深める。期末にグループ課題の発表を予定する。 <達成目標> コーポレートベンチャリングによる新事業開発のアプローチを理解する。有力企業の従来の試みとその成 果について学ぶ。事例研究を通じ、母体企業との戦略的フィットに関する洞察力を養う。 <講義計画> 第 1 週:オリエンテーション (10/16) 本講座での概念定義と議論のスコープを論ずる。また、講座進行に関する説明とレポート類のガイダンスを 行う。体験的コーポレートベンチャリング論を共有し、受講生の課題意識を確認する。 第 2 週:新事業開発戦略としてのコーポレートベンチャー (10/23) 日本発の世界的新産業創造策として、VB/VC、技術経営(MOT)、そして、コーポレートベンチャーも 注目されてきた。戦略代替案としての特性を論ずる。(参考書*,***,+) 第 3 週:大企業がベンチャー企業と関わる理由 (10/30) 現代イノベーションのドライバーであるICT産業に於いてコーポレートベンチャリングが活発な理由を、 イノベーションエコシステム論を基に内外事例を参照しつつ論じる。(参考書++,+++) 第 4 週:コーポレートベンチャリングの理論 (11/6) コーポレートベンチャリングの多様なあり様を踏まえた上で、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)に ついての研究成果と、イノベーション論的、戦略論意義を学ぶ。(参考書+++) 第 5 週:日本におけるコーポレートベンチャリング (11/13) 日本のCVC投資に関する実証研究成果をみる。そして、CVCの EXIT 手段を整理する。また、子会社ベン チャーや投資収益と事業開発のトレードオフについても考える。(参考書+++) 第 6 週:事例研究(1)大手 ICT 企業のコーポレートベンチャー (11/20) 公共ビジネス偏重体質に悩む大手 ICT 企業はコーポレートベンチャーの試行錯誤を重ねてきた。 同社事例を題材に、企業戦略としてコーポレートベンチャーについて考える。(参考書+) 第 7 週:事例研究(2)総合商事の ICT ジョイントベンチャー (11/27) 「失われた十年間」有数のコーポレートベンチャー成功事例となった大手総合商社と外資合弁の ICT ジョイントベンチャー事例を通じ、コーポレートベンチャリングのマネジメントを考える。 第 8 週:事例研究(3)大手 ICT 企業の社内ベンチャー (12/4) 社内公募制度による社内ICTベンチャー起業の失敗事例を学び、社内ベンチャープロジェクトのマネジメン トに係る大企業特有の利害得失とその対策について考える。(参考書***) 第 9 週:ICTビジネス進化論:クラウド時代のコーポレートベンチャー (12/11) 起業家のビジネスコンセプトの変化をICTイノベーションとの共進化と捉え、クラウド時代の大企業側対応策 としてプラットフォーム戦略とコーポレートベンチャリングを論ずる。(参考書+,+++) 第 10 週:事例研究(4)大手重電メーカーのヘルスケア機器社内ベンチャー (12/18) グループ子会社群による多角化経営に長けた大手重電メーカーでは、コーポレートベンチャリングに独自 の手法を持つ。近年の同社の産学連携社内ベンチャー事例からその特性を学ぶ。 第 11 週:事例研究(5)創薬支援ベンチャーの e-ヘルスベンチャー (1/15) 大手製薬からのスピンオフした創薬支援ベンチャー企業の e-ヘルス事業部門の展開事例から、ベンチャー 側からみたコーポレートベンチャリングと大企業とのアライアンスについて考える。 第 12 週: オープンイノベーションとしてのコーポレートベンチャリング (1/22) 現代MOTの重要戦略概念であるオープンイノベーションの実践上、コーポレートベンチャリングは有力な 選択肢である。理論と実践に於ける要点を半導体業界などの事例により論ずる。(参考書**) 第 13 週:事例研究(6)プロセス系企業のコーポレートベンチャー戦略 (1/29) プロセス系産業ではオープンイノベーションの有効性が認められ、CVCを含むコーポレートベンチャリング が活用されている。ケミカル、食品など内外複数の事例から学ぶ。 第 14 週:グループワーク報告会 (2/5) 有力企業の社内ベンチャーに関するグループ課題に基づく、発表会を行う。報告を踏まえてクラス討議を 行い、情報共有と理解の深化を図る。 第 15 週:コーポレートベンチャー論まとめ (2/12) 前回のグループ報告会の講評を行う。これまでの成果を踏まえて戦略代替案としてのコーポレートベンチャ リングの特性をまとめる。期末レポートについて説明する。(参考書*,**, ++) <講義の進め方> 原則として、参考書・教材に拠る講義、またはケースに拠るクラス討議を行う。またクループ課題を課し、 第 14 週に発表とクラス討議を行う。ゲスト(交渉中)を招いた事例講義若干回を企画する。 <教科書及び教材> 参考書の特定章を指示する他、適宜、コピー、プリント、PDF等教材、ケースを利用する。 <参考書> C・クリステンセン/M・レイナー(2003)『イノベーションへの解』翔泳社* H・チェスブロウ(2004)『オープンイノベーション』産業能率大学出版部** 起業創造委員会報告書(2008)『企業発ベンチャーの更なる創出に向けて』日本経済団体連合会*** 中村裕一郎(2013)『アライアンス・イノベーション』白桃書房+ 前田昇/安部忠彦編(2005)『ベンチャーと技術経営』丸善++ 湯川抗(2013)『コーポレートベンチャリング新時代』白桃書房+++ <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。期末レポートを課す。 グループ発表 30%、クラス討議などクラス貢献 30%、期末レポート 40%の割合で評価する。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 金曜日 4 限・5 限 <その他> 次回講義分の教科書章、参考書、関係資料類を精読し、web などで関係情報の収集に努めること。 復習を兼ねた小レポートを課すことがある。ゲスト講師都合により講義回を入れ替えることがある。 科目番号 33 科目名 イノベーション論 Business Innovation 学期・曜日・時限 担当教員名 春・木・3 限 五月女 春・木・5 限 政義 選択 2 単位 - - e‐mail <講義の概要と目的> 成長市場や有望市場に参入・進出することと、当該市場で競争に打ち勝ち、高収益を獲得することは次元 が異なる概念である。起業や組織内において新事業を創出、既存事業の変革を推進するためには、同質的 な競争に陥ることなく、競争のルールの変更を含めたイノベーションが不可欠となる。 ここではバリューチェーンの立ち位置や顧客接点に着目し、ビジネスモデルのイノベーションの様々な代 替案を提示しながら、具体的な事例・ケーススタディを通じて、ビジネスモデルのイノベーションのアプロー チ、戦略思考の醸成を行う。 <講義計画> 1 週目:オリエンテーション、イノベーションの普及 講義の目的と授業の進め方を概説した上で、イノベーションの普及プロセスと採用のメカニズム、採用者 カテゴリー、普及を加速するためのオピニオンリーダーの果たす役割などについて概説する。 2 週目:イノベーションのライフサイクルとマーケティング戦略 イノベーションの普及プロセスとライフサイクルの関係を明らかにした上で、ライフサイクルのステージ別 のマーケティング戦略、ブランド戦略の基本原則について解説を行うとともにライフサイクルマネジメント 上の課題についてディスカッションを行う。 3 週目:バリューチェーンのリデザインとビジネスモデルイノベーション バリューチェーンの立ち位置に着目するとバリューチェーンのリデザイン、ビジネスモデルのイノベーショ ンの 7 つの代替案が抽出できる。具体的な事例をまじえながら、7 つの代替案の特性、メリット・デメリット について解説を行う。 4 週目:①水平統合戦略によるシナジー 水平統合戦略は既存のビジネスモデルを維持したまま、シェアの拡大によるスケールメリット、技術、 マーケティング、コスト面でのシナジーを追求するアプローチである。三越伊勢丹の事例を概説した上 で、イオンのケーススタディを通じて、水平統合戦略の課題についてディスカッションを行う。 5 週目:②川上の付加価値取り込みによるビジネスモデルイノベーション エレクトロニクス業界における川上の部品の垂直統合やユニクロなどの SPA 業態の事例を踏まえた上 で、ニトリのケーススタディを通じて、川上の付加価値の取り込みによるビジネスモデルイノベーションの メリットとリスクについてディスカッションを行う。 6 週目:③川下の付加価値取り込みによるビジネスモデルイノベーション ユニクロが川上の付加価値を取り込んだのに対して、ワールドは川下の付加価値を取り込む形で SPA 業態への転換を行っている。SPA 業態による付加価値の総取りのメカニズムを明らかにした上で、他業 種での応用の可能性についてディスカッションを行う。 7 週目:④新たなカテゴリーの創出によるビジネスモデルイノベーション アスクルやトイザらスのケーススタディを通じて、いかに文具業界や玩具業界の業種概念を破壊し、新た なカテゴリーの創出と業態開発を行い、既存業界の競争のルールを革新したかについてディスカッショ ンを行う。 8 週目:⑤ワンソースマルチユースによるビジネスモデルイノベーション ディズニーなどのキャラクタービジネス、音楽や映像などのエンターテインメントビジネスのケーススタデ ィを通じて、コンテンツビジネスにおけるワンソースマルチユースのビジネスモデルやライセンスビジネス の検討を通じて、異業種への適用の可能性についてディスカッションを行う。 9 週目:⑥新たなバリューチェーンの取り込みによるビジネスモデルイノベーション セブンイレブンによる金融業界への参入事例や、ユニクロの食品事業への参入のケーススタディを通じ て新規事業展開のアプローチの可能性とリスクについてディスカッションを行う。 10 週目:⑦グローバルレベルのビジネスモデルの移植 国内市場が縮小する中で、成長を続ける日本企業が存在している。ここでは、家電業界におけるグロー バル展開、ヤマハ発動機やヤクルトのような時間差マーケティング、三菱重工のようなビジネスモデルの 使い分けについてディスカッションを行う。 11 週目:顧客接点のイノベーション バリューチェーンのリデザインというとハードルが高いかもしれないが、顧客接点を変革することにより、 次元の異なるビジネスモデルを創出できる可能性がある。ここではバクスターの事例を用いながら、顧客 接点の 7 つの代替案についてディスカッションを行う。 12 週目:価値共創(Co-Creation)型ビジネスモデルのイノベーション 消費者ニーズが見えない、読めない中で、企業サイドの論理で潜在ニーズを掘り起こしていくにはおの ずと限界がある。クラブツーリズムやウェザーニュースのケーススタディを通じて、顧客との価値共創の可 能性についてディスカッションを行う。 13 週目:オーディション型ビジネスモデルのイノベーション ここでは三越伊勢丹の解放区や音楽業界のケーススタディを通じて、オーディションというスクリーニング のプロセスをマーケティング装置として組み込むビジネスモデルの可能性についてディスカッションを行 う。 14 週目:バリューイノベーション 13 週目まで、ビジネスモデルイノベーションを中心に解説してきたが、ビジネスモデルイノベーションが 顧客にとってのバリューイノベーションに結びつかなければ無意味となる。ここではビジネスモデルのイノ ベーションがどのように顧客にとってのバリューイノベーションに結びつくのかディスカッションを行う。 15 週目:不確実性のマネジメントと総括 日本企業は品質に代表される良い・悪いで判断される合理的なビジネスのマネジメントは得意である が、好き・嫌いという感性で判断されるビジネスのマネジメントは苦手である。消費者ニーズと付加価値の 源泉が良い・悪いから好き・嫌いに移行する中で、いかに不確実性をマネジメントしていくかディスカッシ ョンを行う。 <講義の進め方> 各回のテーマに関するビジネスモデルのイノベーションのフレームワークについて、事例を紹介しながら解 説した上で、ケーススタディと論点を提示して、個人ワーク、グループワーク、クラスディスカッションを行う。 <教科書及び教材> 各回の講義のエッセンスが広範な内容となるため、毎回、講義資料とケースを配布 <参考書> 「イノベーションの普及」 エベレット・ロジャース著 翔泳社 「異業種競争戦略」 内田和成著 日本経済新聞出版社 「なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編」山田 英夫著 日本経済新聞出版局 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 クラス討議への貢献度、授業にて提示する課題レポート、期末レポートを 3:3:4 の比率にて評価する。 <履修条件> マーケティング、財務会計、ビジネスプラン作成法を履修していることが望ましい。 <DVD による視聴> <オフィスアワー> <その他> 特になし 可 水曜日 4 限、木曜日 4 限 科目番号 34 科目名 国際経済・産業・金融 Business in Global Economy & Finance 学期・曜日・時限 秋・木・4 限 担当教員名 渡辺 喜宏 選択 2 単位 - - 秋・木・5 限 <講義の概要と目的> 1)将来の企業経営幹部として、国際経済・産業・金融の動向と枠組みを理解する。 2)上記の立場で、近年頻発する通貨・金融危機と現在の課題を把握する。 3)通貨・金融・産業の動向と国際環境が企業経営に及ぼすインパクト、機会と種々のリスク を認識する。 4)経営幹部として最適経営戦略と企業をサポートする政策立案の着眼点 をさぐる。 5)現在の日本企業と日本の政策課題―海外進出・海外インフラ投資についてインド・中国 東南アジアでの実地に即したデスクワークとしてのフィージビリティ・スタディ・ 事業展開策・進出企業のリスク軽減策・政府に期待される支援策を検討する。 注1)~4)は講師のプレセンテ―ションと受講生の質疑と意見発表(第 1 週~13 週) 5)は受講生による共同研究発表(第 14 週、15 週) <講義計画> 1 週目:国際経済・産業・金融の枠組み -事業経営の場となる国際・国内市場の制度と枠組みを理解する 2 週目:経済の基礎 -経営者として経済の把握・着眼点をさぐる 3 週目:金融機関・金融規制 -外部資金調達先として金融機関の現状を理解する 4 週目:国際収支と外国為替相場の決定理論 -交易条件を決定する通貨価値の変動への理解を深める 5 週目:国際通貨制度と為替制度 -国際通貨価値の安定と柔軟性を支える国際制度の現状を理解する 6 週目:国際金融と世界的な経済・金融の不均衡 -頻発する金融危機・経済危機の原因を探る 7 週目:欧州経済と金融 -世界経済の不安要因であるEUの現状を理解する 8 週目:基軸通貨国アメリカと米ドル -日本経済と経営に尤も大きな影響を持つアメリカの通貨ドルの役割 9 週目:中国経済 -中国への日本企業の進出動向とその戦略の変化を観察する 10 週目:インド経済 -将来市場として尤も人気の高いインドの現実はどうか 11 週目:アセアン諸国経済 -日本企業が育てたアジアの製造業を取り巻く環境の整理 12 週目:海外インフラ・プロジェクト -政府が国策として進めるインフラ輸出の現実と課題を理解するため、具体的ケースをとりあげる 13 週目:企業の海外進出 -企業が海外進出する際の検討事項を知るため、具体的ケースを取り上げる 14 週目:インフラ・プロジェクト・スタディ -インフラ・プロジェクトの具体的ケースを、受講生が検討し、案件への投融資の可否を 投資会社経営陣に提言する 15 週目:中国・インド・東南アジア進出プロジェクト・スタデイ -企業進出の具体的ケースを取り上げ、受講生が経営陣にその可否を進言する <講義の進め方> 講義用スライドを、予め見うるようにするので、各講義で意見発表を求め、内容を記録する。 14 週・15 週はグループ分けにより、共同で講師の設けたテーマ・スタディ結果を受講生が発表 <教科書及び教材> 講師の用意するPPスライド <参考書> 国際通貨研究所のウエブサイト http://www.iima.or.jp/ 「国際金融入門」小川英治・日経文庫 「幻想の東アジア通貨統合」西村陽造・日本経済新聞出版社 「世界経済は通貨が動かす」行天豊雄編著・PHP 出版 [Asian Juggernaut] Brahma Chellanry/ Harper Collins [Contours of The World Economy, 1-2030] Amgus Maddison/Oxford University Press <成績評価方法> スタディ発表(50%)授業での意見発表・質疑内容(50%) <履修条件> 出席条件 70%以上 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 木曜日 3 限 <その他> 特になし 科目番号 35 科目名 地域経済産業論 Regional Innovation 学期・曜日・時限 春・木・4 限 春・木・6 限 担当教員名 熊田 憲 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> 大企業と比較してヒト・モノ・カネという経営資源の乏しい中小企業が地域産業の担い手である。このため都 市に比べて地域はイノベーションを起こすには不利な環境とも考えられるが、実際には一般に知られていな い静かなイノベーションを成し遂げた地域企業が数多く存在する。このような地域イノベーションを生み出すま でに、地域のイノベーターには様々な「困難」や「失敗」、それらを「克服」する決断が必要となる。 講義では、地域で生み出された製品やサービス、事業モデルなど、特色のある経営によって成し遂げられ たイノベーション事例を取り上げ、地域活性化に挑戦する地域企業の可能性を考察する。このため事例で は、地域経済の産業動向に大きく左右される小売業や食産業、あるいは小規模な農水産業や製造業など、 様々な産業分野を紹介する。毎回、事例で取り上げるイノベーターの決断から成功のポイントを解説し、他産 業への応用を含め地域イノベーションへの挑戦のあり方を議論していく。 本講義は、地域経済産業を活性化するための革新力の獲得を到達目標とする。さらに学習の成果として、 地域で生み出されたイノベーションに関する様々なヒントやアイディアから、地域だからこそイノベーションが 起きるロジックを学ぶことにより、自ら革新に挑戦するマインドの醸成を目指す。 <講義計画> 1 週目:ガイダンス 講義全体を通した説明を行い、講義を受講するための前提となる議論を解説する。 2 週目:事例:有限会社 ヒーロー 異業種から有機米農業への挑戦と試練、について学ぶ。 3 週目:事例:株式会社 欧州ぶどう栽培研究所(カーブドッチワイナリー) 一本の苗木が生み出すビジネスモデルの多様性、について学ぶ。 4 週目:事例:株式会社 岩鋳 オートメーション化と海外市場開拓により現代に生き残る南部鉄器、について学ぶ。 5 週目:事例:インスペック株式会社 半導体検査装置への地方からの挑戦、について学ぶ。 6 週目:事例:株式会社 モビーディック 世界一のウェットスーツを目指して、について学ぶ。 7 週目:事例:株式会社 南部美人 既存のパラダイムに挑む伝統産業のイノベーション、について学ぶ。 8 週目:事例:NEC パーソナルコンピュータ株式会社 米沢事業所 激動の環境下でのレジリエンス、について学ぶ。 9 週目:事例:株式会社 ビック・ママ 衣料品補修から「お直しコンシェルジュ」への飛躍、について学ぶ。 10 週目:事例:津軽地吹雪会 民間ネットワークによる津軽半島活性化、について学ぶ。 11 週目:事例:株式会社 ピー・ソフトハウス 「なければ、つくる」で高品質なソフトウェアを世界に、について学ぶ。 12 週目:事例:特定非営利活動法人 グリーンシティ 風を起こし地域を興す「市民風力発電おおま」、について学ぶ。 13 週目:グループ・ワークⅠ 地域イノベーションの可能性という観点からグループ・テーマを決め、ディスカションを行う。 14 週目:グループ・ワークⅡ 13 週目のテーマについてグループ・ワークを行う。 15 週目:プレゼンテーション 14 週目のグループ内での議論について要点をまとめ、プレゼンテーションを行う。 <講義の進め方> ・毎回、各事例の紹介と要点の解説を行うとともに、地域イノベーションの可能性という視点から論点を提示し ディスカッションの場を提供する。 ・講義の最後にはグループ・ワークの機会を設け、各グループのプレゼンテーションを実施する。 ・受講者は、事前に教科書の該当部分を精読し、事例に対する意見を各自まとめてくること。 <教科書及び教材> ・以下の教科書により作成した教材を毎回配布する。 「地域発イノベーションⅡ 東北企業の資源発掘・展開・発展」,地域発イノベーション事例調査研究プロジェク ト編著,河北新報出版センター <参考書> 「地域発イノベーションⅠ 東北からの挑戦」,地域発イノベーション事例調査研究プロジェクト編著,河北新報 出版センター 「地域発イノベーションⅢ 震災からの復興・東北の底力」,地域発イノベーション事例調査研究プロジェクト編 著,河北新報出版センター 「地域発イノベーションⅣ 常識への挑戦」,地域発イノベーション事例調査研究プロジェクト編著,南北社 ・その他、講義の中で適宜紹介する。 <成績評価方法> ・欠席 6 回以上は成績評価しない。 ・期末レポート、発表及びディスカッション、グループ・ワーク及びプレゼンテーションへの貢献度を 5:3:2 の 比率にて評価する。 <履修条件> ・地域経済産業の発展、活性化に関心を持ち、問題意識を持って講義に取り組む者。 <DVD による視聴> <オフィスアワー> 可 木曜日 5 限 (事前に e-mail で連絡すること) <その他> ・講義前の予習として、毎回の講義で取り上げる教科書の事例を精読して講義に臨むこと。 科目番号 36 科目名 地域マネジメント Regional Management 学期・曜日・時限 秋・木・3 限 秋・木・6 限 担当教員名 熊田 憲 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> イノベーションは、国や大企業が主導となり世の中を変革する大規模な革新だけではない。地域企業によ る優れた革新が、地域産業の活性化を担う重要な牽引力である。さらにイノベーションは、地域が自立的発展 状況に到達するために不可欠な要素でもある。このような、地域からイノベーションを創出するための枠組み として地域イノベーション・システムが存在する。 講義では、地域産業活性化と地域イノベーションとの関係性を概観するとともに、地域イノベーション・シス テムの理解に向けて産業集積、産学官連携、クラスターなどの諸理論を解説する。地域イノベーション・シス テムの構造を把握することにより、地域からイノベーションを持続的に創出するための戦略的なイノベーショ ン・マネジメントのあり方を議論していく。 本講義は、地域産業活性化、地域発展の構想策定・計画立案の基盤となる、地域イノベーション・システム に関する基本的な知識の獲得を到達目標とする。さらに学習の成果として、地域イノベーションを活発に生み 出すための仕組みを如何に構築するのかについて、様々な概念、理論、枠組みを学ぶことにより、地域をマ ネジメントするための戦略思考の醸成を目指す。 <講義計画> 1 週目:ガイダンス 講義全体を通した説明を行い、講義を受講するための前提となる議論を解説する。 2 週目:地域マネジメントⅠ(地域産業活性化の基礎概念と体系) 地域産業活性化の議論に必要な基礎的諸概念、また地域産業活性化のメカニズムと政策体系に ついて解説する。 3 週目:地域マネジメントⅡ(地域産業活性化の諸要素) 地域産業活性化の諸要素として、立地要因、類型、ポジショニング、また地域経営資源と地域イン フラについて解説する。 4 週目:地域マネジメントⅢ(地域産業活性化の基本戦略) 地域産業活性化におけるマネジメント体制やプロセス、そして基本戦略立案について解説する。 5 週目:地域イノベーションⅠ(地域イノベーションへのアプローチ) イノベーションの本質を解説し、地域活性化のための地域イノベーションについて、その必要性や 仕組みについて議論する。 6 週目:地域イノベーションⅡ(地域イノベーションの要件) イノベーションの類型や特性を解説し、地域におけるイノベーションの要件としてネットワーク分業 や機能分担の階層構造について議論する。 7 週目:地域イノベーションⅢ(イノベーティブな地域としての発展) イノベーティブ地域へ向けた政府(自治体)の役割や対応を解説し、イノベーティブ地域への戦略 プランを議論する。 8 週目:地域産学官連携Ⅰ(産学官連携の意義、意味) イノベーションにおけるアライアンスを理解するためにイノベーション・プロセスや知識生産、製品生 産の変化を解説し、企業における産学官連携の意義、意味を議論する。 9 週目:地域産学官連携Ⅱ(産学官連携における大学の役割) イノベーション・システムにおける大学の役割とその変遷を解説し、今後の産学官連携に向けた課 題を議論する。 10 週目:地域産学官連携Ⅲ(地域産学官連携のコミュニティ) 地域の産学官連携としての地域コミュニティを解説し、地域産学官連携の意味や官の役割、地域コ ミュニティの構築や連携の障害について議論する。 11 週目:地域クラスターⅠ(クラスターの概念と意義、競争優位性) クラスター概念および産業集積論を解説し、ダイヤモンド・モデルを用いて産業クラスターの競争優 位性を議論する。 12 週目:地域クラスターⅡ(クラスターの形成と発展) クラスター形成の初期条件、発展要件を解説し、クラスターの形成と発展における政策的取り組み や産学官それぞれの役割を議論する。 13 週目:地域クラスターⅢ(産業集積と地域イノベーション) 地域イノベーション・システム論と新産業集積論を解説し、地域イノベーション政策に向けた課題を 議論する。 14 週目:グループ・ディスカッション 地域イノベーション・システムのマンジメントという視点からグループ・ディスカッションを行う。 15 週目:プレゼンテーション 14 週目のグループ内での議論について要点をまとめ、プレゼンテーションを行う。 <講義の進め方> ・講義を中心とするが、受講者に対して論点を提示し意見を求めることがある。 ・講義テーマについて小レポートを数回実施する。 ・講義の最後にはグループ・ディスカッションを行い、プレゼンテーションを実施する。 <教科書及び教材> ・以下の教科書により作成した教材を毎回配布する。 「地域産業の活性化戦略―イノベーター集積の経済性を求めて」,野長瀬裕二,学文社 「イノベーションの地域経済論」,野澤一博,ナカニシヤ出版 「地域イノベーション戦略―ブランディング・アプローチ」,内田純一,芙蓉書房出版 「産学連携 『中央研究所の時代』を超えて」,西村吉雄,日経 BP 社 「イノベーション・マネジメント入門」,一橋大学イノベーション研究センター編,日本経済新聞社 「現場発!産学官民連携の地域力」,関西ネットワークシステム,学芸出版社 「日本の産業クラスター戦略―地域における競争優位の確立」,石倉洋子(他),有斐閣 「日本のクラスター政策と地域イノベーション」,松原宏編,東京大学出版会 <参考書> ・講義の中で適宜紹介する。 <成績評価方法> ・欠席 6 回以上は成績評価しない。 ・期末レポート、小レポート、グループ・ディスカッション及びプレゼンテーションへの貢献度を 5:3:2 の 比率にて評価する。 <履修条件> ・地域イノベーションによる地域産業活性化に興味を有し、地域イノベーション・システムの構造的枠組みの 理解を目指す者。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 木曜日 5 限 (事前に e-mail で連絡すること) <その他> ・本講義は、イノベーション論、マネジメント論、産学連携論、クラスター論、政策論、等における広範な概念 理論、枠組みの理解が中心となる。 ・毎回の講義内容の理解を深めるため、講義後には配布した教材、教科書、Web などを活用し十分な復習を 行うこと。 科目番号 37 科目名 地域フィールドスタディ(事業創造研究) Business Field Research 学期・曜日・時限 春・水・6 限 担当教員名 宮島 敏郎 選択 2 単位 - - e‐mail <講義の概要と目的> 学生が主体的に新潟の起業事例や優れた企業経営について調査や研究を行うことを中心とした科目であ る。そうした調査や研究の手法として有効なフィールドワークの技法を伝授し、実際に講義内においてその実 践と結果の討議を行う。従って本科目では取り組むテーマを履修者自身が決め、個人あるいはグループで企 業や現場に出向いてインタビューし、場合によっては参与観察的にフィールドワークを主体とした調査や研究 を行う。文献リサーチを行ったり過去の情報や理論から演繹的に答えを求めたりするだけでなく、自ら現場に 出向き観察や聞き取りによって得た1次情報から、帰納的なあるいはアブダクションを駆使した思考による調 査や研究を目指す。本科目は「デザイン・シンキング」と「反転授業」の手法も取り入れ、履修生がフィールドワ ークや情報収集によって得た調査・研究の内容を逐次講義でレポートし、全員でディスカッションする。こうい った調査・研究・ディスカッションを通じて、起業志望者や企業人に求められる自律的な能力を身につけること を目的とする。すなわち、意義ある問題設定能力、問題を掘り下げるための調査・研究能力、問題の解決策 を生み出す能力の三つである。 <講義計画> 1週目:オリエンテーションとフィールドスタディ概論① 本科目の講義方針、成績の評価方法等の説明を行う。また、フィールドワークにおけるインタビュー相手の 人脈のたどり方や承諾を得るためのルール、聞き取り調査の心構えや情報を扱う上での注意点など、基本 的な技法と作法について講義する。フィールドワークにおいては、テーマ選びのプロセス自体が多くの学 びを得る機会であり、良いテーマは研究を牽引してくれる。多くの知見を得ることができる、意義あるテーマ の選び方について講義する。 2週目:フィールドスタディ概論② 調査や研究においては、仮説を立てその正しさを主張するためにできる限りの証拠を提示していくという過 程が重要である。意義深い仮説を立てることは、調査や研究の成否を大きく左右する。フィールドワークに おいて良い質問をするためにも、優れた仮説を立てて誰に何を聞けばよいかを準備することが大切であ る。そのためには単なるアイデアの段階から仮説に育てていくことが必要であるが、そのプロセスについて 講義する。またフィールドワークにおいて、調査や研究テーマの位置づけを明確にして質問内容を決める ために重要な、過去の調査研究やメディアの記事等のライブラリーワークについて講義する。 3週目:フィールドスタディ概論③ フィールドワークは優れた問題解決の方法であると共に、その過程で正しい問題設定を行う材料を得ていく ことができる調査方法でもある。フィールドワークでは、「正しい答えは何か?」を追及していくだけでなく 「意味のある適切な問いは何か?」という言わば問いについての問いについても答えを求めていかねばな らない。設定した問題や仮説、集めたデータとその分析が分離エラーを起こさないようにしなければならな い。それを避けるための手法として、問題設定、データの収集、データの分析、執筆という4種類の作業を 有機的に関連づけながら同時並行的に行っていくアプローチである「漸次構造化法」と呼ばれるフィールド ワークの手法について講義する。 4週目:調査研究テーマのディスカッション 履修者が提案する調査や研究のテーマについて全員で意見交換する。 5週目:ロジカルシンキング、フレームワーク ロジカルシンキングと代表的なフレームワークの使い方について講義する。 6週目:論点と仮説 正しい論点を立てることと、仮説を立てて思考することの意味について講義する。 7週目:調査研究内容のディスカッション 各履修者の調査や研究のテーマについて教員がファシリテーターを務め履修者全員でディスカッションす る。 8週目:調査研究内容のディスカッション 各履修者の調査や研究のテーマについて教員がファシリテーターを務め履修者全員でディスカッションす る。 9週目:フィールドスタディ概論④ 調査を全て終えてから最終報告書を書くのではなく、ある程度進んだらまずアウトラインをつくり、全体像を 取りあえず書いてみることが重要である。不足や疑問があったり論理構成がおかしいと感じたら、調査し直 したり章立てや全体構成を変えたり、場合によっては問題設定すら見直す必要がある。調査や研究をする ことと書くことはらせん状につながっているべきであり、そうした構造について講義する。また問題設定、調 査方法、調査結果、考察と結論という順に記していく最終報告書の書き方について講義する。 10週目:調査研究内容のディスカッション 各履修者の調査や研究の内容について教員がファシリテーターを務め履修者全員でディスカッションする。 11週目:調査研究内容のディスカッション 各履修者の調査や研究の内容について教員がファシリテーターを務め履修者全員でディスカッションする。 12週目:調査研究内容のディスカッション 各履修者の調査や研究の内容について教員がファシリテーターを務め履修者全員でディスカッションする。 13週目:最終プレゼンと講評① 14週目:最終プレゼンと講評② 15週目:ゲスト・スピーカー&質疑応答 <講義の進め方> フィールドワークと調査報告書の作成は、1テーマを複数メンバーで構成される班で行うのを原則とするが、個 人で行うことも認める。教員の講義に加え、個人の調査研究内容の発表に対するクラスディスカッションを教 員と全受講生とで行う。取り組むテーマはフィールドリサーチが可能であることが前提である。フィールドワーク を柱として行う調査研究の内容としては、企業や商品やサービスの分析、新規事業や企画の立案、企業で起 きている問題の分析や解決策の立案、地域で起きている経済事象の分析や問題解決策の立案などが上げら れる。調査報告書は原則ワード作成とするが、場合によってはパワーポイントの使用も認める。 <教科書及び教材> 毎回講義資料を配布する。 <参考書> 安宅和人『イシューからはじめよ』英治出版 伊丹敬之『創造的論文の書き方』有斐閣 内田和成『仮説思考』東洋経済新報社 内田和成『論点思考』東洋経済新報社 加藤秀俊『取材学』中公新書 グロービス経営大学院『MBAクリティカル・シンキング』ダイヤモンド社 小池和男『聞き取りの作法』東洋経済新報社 佐藤郁哉『実践フィールドワーク入門』有斐閣 佐藤郁哉『フィールドワークの技法~問いを育てる、仮説をきたえる』新曜社 佐藤郁哉『フィールドワーク 増訂版』新曜社 島田毅『ロジカルシンキング教室』PHP スチュアート・クレイナー他『ストラテジー』プレジデント社 西村行功『戦略思考のフレームワーク』東洋経済新報社 <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 フィールドワークの結果レポートの作成と発表(70パーセント)。 毎回の講義で行うディスカッションへの参加(30パーセント)。 <履修条件> 聞き取りを中心としたフィールドワークを、講義とは別に主に平日の日中に行うことが必要である。1 回につき2 時間程度を要するが、2~3回程度のフィールドワークの時間を確保することが可能な人。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー>水曜 5 限 <その他> 日程前半の講義では、講義内で指定した文献の事前精読に2時間程度の予習が必要である。日程後半の講 義では、自身が発表する回のディスカッション用資料の準備を中心に2時間程度が必要である。本科目は自 分の課題のみならず、他の受講生の課題についても積極的に意見交換することを基本とする。その意味も含 め、学内SNSを連絡、情報交換ツールとする。 科目番号 38 科目名 産業特論A(起業戦略‐小売・環境) 学期・曜日・時限 担当教員名 e‐mail <講義の概要と目的> <講義計画> <講義の進め方> <教科書及び教材> <参考書> <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しない。 <履修条件> <DVD による視聴> <オフィスアワー> <その他> 可 選択 2 単位 - - 科目番号 39 科目名 産業特論 B (観光産業) Tourism Management 学期・曜日・時限 秋・土・集中 ※ 担当教員名 高井 典子 赤堀 浩一郎 選択 2 単位 - - e‐mail <講義の概要と目的> 本科目は 21 世紀のリーディング産業と呼ばれる観光産業を取り上げる。現在、我が国がすすめる観光立 国政策において重点的な取り組みが行われているのが、①訪日外客市場(インバウンド)の拡大、および ② 着地型観光(地域の観光資源を活かした住民・地元主導型観光)の推進である。ところが、従来の日本の観 光市場は日本人による国内旅行および海外旅行(アウトバウンド)がメインであり、かつ、大手旅行会社が観 光客を国内外に送客する発地型観光として発展してきたため、現在の二大重点施策を推し進めるためには 課題が山積している状況である。そこで講義では、現在の観光産業の諸特徴と課題を整理したうえで、インバ ウンドおよび着地型観光のケース分析を行い、観光立国を実現するための実践的手法を考察する。 受講者は本科目を履修し、必要な学習課題に取り組むことにより、以下の<学習到達目標>を達成するこ とが期待される: 1.観光産業および観光商品の特徴と課題を理解する。 2.地域住民主導の地域づくりとしての着地型観光の考え方を理解し、その実践過程における課題を認識 し、解決のためのアプローチを考えることができる。 3.インバウンド観光の商品づくりの特徴と課題を理解し、自ら提案することが出来る。 4.観光が国や地域社会に及ぼす各種の影響について理解し、持続可能な観光を実現するための条件を 考えることができる。 観光産業における体系的なマネジメント分析の方法を理解し、更には課題について解決のためのアプロー チを考えることが出来る。 <講義計画> 1 週目: 観光産業へのイントロダクション①(担当:赤堀) ●観光産業の現状と課題について 2 週目: 観光産業へのイントロダクション②(担当:赤堀) ●各業界別トレンドについて(旅行業界) 3 週目: 観光産業へのイントロダクション③(担当:赤堀) ●各業界別トレンドについて(宿泊業界、航空業界) 4 週目: 発地型観光から着地型観光へ(担当:高井) ●地域づくりとしての観光について 5 週目: 地域における観光振興①(担当:高井) ●ケース分析①条件不利地における観光振興 6 週目: 地域における観光振興②(担当:高井) ●ケース分析②町並み観光の可能性 7 週目: 訪日観光産業概論①(担当:赤堀) ●訪日観光の現状と課題について(国の視点) 8 週目: 訪日観光産業概論②(担当:赤堀) ●訪日観光の現状と課題について(訪日客の視点) 9 週目: 訪日観光ビジネスマネジメントスタディ①(担当:赤堀) ●訪日観光の現状と課題について(企業の視点) 10 週目: 訪日観光ビジネスマネジメントスタディ②(担当:赤堀) ●ケーススタディ①(アジア人ターゲットの是非、旅館澤の屋) 11 週目: 訪日観光ビジネスマネジメントスタディ③(担当:赤堀) ●ケーススタディ②(ドンキホーテ、星野リゾート) 12 週目: 訪日観光ビジネスマネジメントスタディ④(担当:赤堀) ●CSV モデルについて 13 週目: 受講生によるプレゼンテーションと講評(担当:高井・赤堀) ●グループプロジェクトの発表(インバウンド観光商品の提案) 14 週目: 受講生によるプレゼンテーションと講評(担当:高井・赤堀) ●グループプロジェクトの発表(インバウンド観光商品の提案) 15 週目: 受講生によるプレゼンテーションと講評(担当:高井・赤堀) ●グループプロジェクトの発表(インバウンド観光商品の提案) <講義の進め方> 講義とケース分析を組み合わせる。ケース分析ではグループ討論および全体討論を行うので、事前に 配布する資料を必ず読んでから講義に参加してください。 <教科書及び教材> 訪日観光の教科書(高井典子•赤堀浩一郎著、創成社) <参考書> 適宜講義内で紹介します。 <成績評価方法> 期末レポート 60%(20%×3)、ケース分析事前課題 30%(10%×3)、講義への貢献度 10%(講義中の 発言、討論への貢献度、コメントカードの内容の総合評価) 上述の<学習到達目標>の到達度を個人レポートで問う。評価ランクの基準は次のとおり。A)講義に 積極的に参加し、学習到達目標を十分達成し、かつ特に優れたレポートを提出している。B)講義に積極的 に参加し、学習到達目標を十分達成し、かつ優れたレポートを提出している。C)講義に参加し、学習到達目 標はほぼ達成しているが部分的に十分とはいえないところがある。D)講義に参加し、学習到達目標に十分 達成しているとはいえないが、部分的に達成しているところがある。F)講義への参加度は最低限のレベルであ り、かつ、学習到達目標を達成していない。 <履修条件> 留学生の方へ⇒多くのケース資料を読み、毎回講義中の発言を求めるので、十分な日本語力があることが 必要です。 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 随時 e-mail にて連絡下さい。期末プレゼン等、全般については赤堀まで連絡願います。 <その他> 毎回の講義でグループおよびクラス討論を行いますので積極的な姿勢で講義に臨んで下さい。 科目番号 40 科目名 産業特論 C(福祉経営) Welfare Management 学期・曜日・時限 秋・水・5 限 担当教員名 渡邉 敏文 選択 2 単位 - - e‐mail <講義の概要と目的> 最近は、福祉の事業展開をサービスとビジネスの両側面から論じることが中心となってきた。このような状 況を踏まえ、本授業においては、福祉の制度や組織、人事・労務管理、サービス提供、地域福祉の創造な どの具体的事項について、講義及びディスカッションを行う。 これらをとおして、福祉経営に関する総論と各論をバランスよく学び、最終的には福祉経営の事業創造 を実践することが可能となる基礎的な力を身に付ける。 <講義計画> 1 週目:日本における社会保障の概要 日本における社会保障全体の制度とサービスを学ぶ 2 週目:日本における社会福祉制度の概要 日本における社会福祉全体の制度とサービスを学ぶ 3 週目:高齢福祉分野におけるサービスの提供の実際 高齢福祉分野における制度とサービスの実際を学ぶ 4 週目:障がい福祉分野におけるサービスの提供の実際 障がい福祉分野における制度とサービスの実際を学ぶ 5 週目:福祉サービスの特質 福祉サービス独特の性質を学ぶ 6 週目:福祉サービスの理念 福祉サービスを提供する際の考え方について学ぶ 7 週目:福祉サービスの組織に関する基礎理論 福祉サービスを提供する際の組織について学ぶ 8 週目:福祉サービスの経営に関する基礎理論 福祉サービスを経営する際に必要な基礎理論について学ぶ 9 週目:福祉サービス提供組織における人材の養成と確保 福祉サービスを提供するために必要な人材の養成と確保について学ぶ 10 週目:福祉サービスの管理・経営・運営の方法 福祉サービスを経営する際に必要な管理・経営・運営の方法について学ぶ 11 週目:福祉計画の意義・種類・策定方法と福祉経営 福祉サービスを経営する際に関わる福祉計画の意義・種類・策定方法について学ぶ 12 週目:地域福祉計画・地域福祉活動計画と福祉経営 地域福祉を推進していく上で必要な地域福祉計画・地域福祉活動計画について学ぶ 13 週目:住民がつくるコミュニティケアの創造 福祉の主体である地域住民とコミュニティケアについて学ぶ 14 週目:地域における福祉経営の総合的創造 地域において福祉経営を行っていく際に必要な総合的創造の考え方について学ぶ 15 週目:まとめ これまでの講義の総まとめを行う <講義の進め方> 各回の授業において、講義を中心として行うがディスカッションも織り込んでいく。 <教科書及び教材> 教科書は使用しない。授業において、その都度、資料を配布する。 <参考書> 授業において、必要に応じて紹介する。 <成績評価方法> レポート試験結果で評価する。欠席 6 回以上は成績評価しない。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 電子メールアドレス <その他> 特になし 科目番号 41 科目名 産業特論 D (スポーツマネジメント) Sport Management 学期・曜日・時限 秋・月・4 限 秋・月・5 限 担当教員名 西原 康行 e‐mail 選択 2 単位 - - <講義の概要と目的> (1)概要と目的:スポーツという商品特性を理解したうえで、マクロ分野における経営戦略論及び組織論を援用 して、スポーツマネジメントの特異性について学ぶ。 (2)到達目標:認知心理学的ディシプリンと社会学的ディシプリンに基づき、「イノベーション」と「ソーシャルキ ャピタル」を中心に、地域性の中のスポーツマネジメントについて理解を深める。 <講義計画> 1 週目:<ガイダンス> ・15 週の内容レビューと評価の観点について理解する。 2 週目:<スポーツの歴史から見る特性> ・スポーツの商品特性について古代、中世、近代とレビューする。 3 週目:<スポーツの社会性から見る特性> ・現代社会におけるスポーツの商品特性を経済・政治・メディアの観点でとらえる。 4 週目:<スポーツマネジメントの構造論> ・スポーツマネジメントの構造を事業論と関連させてとらえる。 5 週目:<スポーツマネジメントの過程論> ・スポーツマネジメントの構造を過程の変化としてとらえ、スポーツマネジメントの実践に近づける。 6 週目:<地域ロイヤリティとスポーツマネジメント①> ・ヨーロッパサッカーを援用してスポーツマーケティングを理解する。 7 週目:<地域ロイヤリティとスポーツマネジメント②> ・ヨーロッパサッカーを援用してマーケティングからマネジメントへの変換について理解する。 8 週目:<スポーツのイノベーション①> ・J リーグを中心にイノベーション事例を理解する。 9 週目:<スポーツのイノベーション②> ・プロ野球を中心にイノベーション事例を理解する。 10 週目:<ソーシャルキャピタルとスポーツ①> ・ソーシャルキャピタルとしてのスポーツの社会的背景について理解する。 11 週目:<ソーシャルキャピタルとスポーツ②> ・地域スポーツクラブを事例としてスポーツの共益性事業について理解する。 12 週目:<スポーツマネジメント事業計画立案①> ・地域スポーツクラブの市場規模設定を行なう。 13 週目:<スポーツマネジメント事業計画立案②> ・地域スポーツクラブの原価主義に基づく事業設定を行なう。 14 週目:<スポーツマネジメント事業計画立案③> ・地域スポーツクラブの会費・参加費・スポンサー費・補助金等の収入設定を行なう。 15 週目:<まとめ> ・安定した地域スポーツクラブ事業計画の最終調整を行なう。 <講義の進め方> 60 分のレクチャーと 30 分のディスカッション、12 週目~14 週目はグループで事業計画作成 <教科書及び教材> 授業時に資料配布 <参考書> 特になし <成績評価方法> 授業時のディスカッション参加 60%、事業計画作成 30%、レポート 10% <履修条件> スポーツに興味のある受講生 <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> 連絡方法(=メール) <その他> 授業時に関連した新聞記事を提示するので、次回授業時のディスカッションに耐えうる資料収集やまとめ を行なっておく。 科目番号 42 科目名 新興国経済と日本の中小企業 Emerging economies and Japanese SME 学期・曜日・時限 秋・水・5 限 担当教員名 新井 洋史 選択 2 単位 - - e‐mail <講義の概要と目的> 「新興国」のうち、日本から比較的近い北東アジア・東南アジアを対象とし、これらの地域の最新の経済状 況を確認するとともに、これら地域での地方中小企業の活動(貿易・投資)の実態に触れ、その魅力と難しさを 感じ取ってもらいます。 講義はオムニバス方式で行い、毎回それぞれのテーマについて講師が講義を行います。各国・地域の経 済状況に関する講義は主として当該地域の経済分析を行っている研究者が担当します。また、地方中小企 業の活動実態に関する講義は、実際に事業展開を行っている企業経営者もしくは中小企業の活動を支援す る各種機関等の担当者が行います。 物理的にも心理的にも身近な新興国での中小企業のビジネス展開について、当事者の立場やそれを支 援する立場など、さまざまな立場から多面的に考えることを通じて、自らの身に置き換えて具体的なソリューシ ョンを探るための視点や切り口を見つけることを目標とします。 <講義計画> 1 週目(10 月 14 日): 「新興国経済~北東アジアの状況」 新井洋史(環日本海経済研究所(ERINA)調査研究部主任研究員) ・本講義全体のガイダンス ・中国、ロシアなど北東アジア各国の世界における位置づけ、地域経済協力の状況 2 週目(10 月 21 日): 「新興国経済~東南アジアの状況」 舟橋學(国際協力機構(JICA)産業開発・公共政策部民間セクターグル ープ) ・インドネシア・ベトナムなど、近年日本企業の進出意欲が高い東南アジア地域諸国の経済・社会の状況 3 週目(10 月 28 日): 「製造業の新興国への進出」 関聡彦 (hakkai (株)代表取締役社長) ・プラスチック製品メーカーである hakkai 社(南魚沼市)がタイ・中国・フィリピンに工場進出した経緯・課題と 今後の展望 4 週目(11 月 4 日): 「サービス業の海外進出」 宮崎富夫((株)宮崎商店副社長) ・新潟県内で「富寿し」チェーンを展開する宮崎商店(上越市)がシンガポールにすし店を進出した経緯・課題 と今後の展望 5 週目(11 月 11 日): 「JETRO による中小企業の海外進出支援」 中島紳行(JETRO 新潟貿易情報センター所長) ・日本貿易振興機構(JETRO)が実施している中小企業向けの海外進出支援メニューと活用事例の紹介 6 週目(11 月 18 日): 「中小企業の海外ビジネスを担う人材確保」 穆尭芋(ERINA 調査研究部研究主任) ・環日本海経済研究所(ERINA)が過去 10 年間開催してきた留学生のための就職相談会などを通じて把握し た新潟県内企業による留学生採用の実態・課題 7 週目(11 月 25 日): 「中国経済の変容と地域性」 穆尭芋(ERINA 調査研究部研究主任) ・成長率の減速を容認する政策に転換した中国経済の変容の状況 ・地理、歴史、気候などの様々な要素を反映した中国国内における地域性の違い 8 週目(12 月 2 日): 「中国東北部への進出」 及川英明(ACROSS JAPAN(株)代表取締役) ・遼寧省・吉林省及び黒龍江省を中心に日本企業の中国ビジネス支援を行っている立場からの、現地の 外資企業が日々直面している問題の紹介、今後の進出の可能性、対応策の検討 9 週目(12 月 9 日): 「ロシア経済の課題と極東開発」 新井洋史(ERINA 調査研究部主任研究員) ・2015 年にはマイナス成長が予想されるなど経済成長の鈍化に苦しむロシア経済が抱える課題 ・ロシア政府が力を入れている極東開発の行方 10 週目(12 月 16 日): 「ロシア極東への進出」 田代雅章((株)JSN 代表取締役) ・ロシア経済専門情報誌を核としたウラジオストクでのビジネス展開の経緯と今後の展望 ・ロシア極東での日本企業の活動状況 11 週目(1 月 13 日): 「モンゴル経済」 ダワージャルガル(在日モンゴル大使館参事官) ・人口 300 万人弱の内陸国でありながら、鉱業を中心に急速な経済成長を遂げてきたモンゴルでのビジネス チャンス 12 週目(1 月 20 日): 「地方銀行による中小企業の海外進出支援」 周思謀((株)北越銀行コンサルティング営業部三条駐在上席 調査役) ・県内企業の海外ビジネス拡大を支える北越銀行(長岡市)の取組と今後の展望 13 週目(1 月 27 日): 「食品の輸出(コメ)」 吉田至夫(㈱新潟クボタ代表取締役社長) ・農業に関わる幅広いビジネスを展開する(株)新潟クボタ(新潟市)が始めた香港、シンガポール、モンゴルへ のコメ輸出の実情・課題と今後の展望 14 週目(2 月 3 日): 「食品の輸出(酒)」 平島健(尾畑酒造(株)代表取締役社長) ・「真野鶴」ブランドを持つ尾畑酒造(佐渡市)による日本酒の海外輸出の実情・課題と今後の展望 15 週目(2 月 10 日): 「地場産業企業の海外展開と技術支援」 塩浦時宗(燕三条地場産業振興センター専務理事) ・中国・ベトナムなど新興国における燕三条地区の地場産業企業の海外展開と技術支援の状況 ※都合により、講義の順序が入れ替わったり、講師が変更になったりする場合があります。 <講義の進め方> 原則として、各講師による講義(60 分程度)の後に、質疑応答もしくはディスカッションの時間(30 分程度)を 設けます。 <教科書及び教材> 特になし。(各講師がその都度、必要に応じて教材を用意します。) <参考書> 特になし <成績評価方法> 欠席6回以上は成績評価しません。 受講態度、質疑応答・ディスカッションへの貢献、期末レポートを 30%、30%、40%の比率で評価します。 <履修条件> 特になし <DVD による視聴> 可 <オフィスアワー> ありません。質問等がある場合は連絡してください。 <その他> 毎回の講義を受講する前に、各講師の所属企業(団体)の会社概要・事業概要をウェブサイト等で把握し ておいてください。 科目番号 43 科目名 演習Ⅰ 学期・曜日・時限 ※ - 担当教員名 - e-mail 必修 2 単位 - - <講義の概要と目的> 事業企画書および企業研究の作成指導。 <講義の進め方> 事業企画書作成状況および企業研究進捗状況の報告、成果の発表・討議・指導、調査活動などを適宜 行う。 <教科書及び教材> <参考書> 担当教員から指示する。 担当教員から指示する。 <成績評価方法> 事業企画書および企業研究の内容、討議等への貢献度を総合的に評価する。 <履修条件> 事業企画書作成および企業研究に十分な学力、知識を有すること。 その他担当教員から指示する。 <DVD による視聴> ※ 不可 入学後 2 学期目より、院生と教員でスケジュール調整のうえ実施します。 科目番号 44 科目名 演習Ⅱ 学期・曜日・時限 ※ - 担当教員名 - e-mail 必修 4 単位 - - <講義の概要と目的> 事業計画書作成および起業過程、企業研究の進捗状況にあわせ、課題解決に向けて指導教員から指導 を受ける。 <講義の進め方> 事業計画書作成状況および起業状況、企業研究進捗状況の報告、成果の発表・討議・指導、調査活動 などを適宜行う。 <教科書及び教材> <参考書> 担当教員から指示する。 担当教員から指示する。 <成績評価方法> 事業計画書の内容、企業研究の内容、討議等への貢献度、起業過程の進捗度を総合的に評価する。 <履修条件> 「演習Ⅰ」を修得済みのこと。その他担当教員から指示する。 <DVD による視聴> ※ 不可 院生と教員でスケジュール調整のうえ実施します。
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