“Hi, friends!2”Lesson1「Do you have “a” ?」 ○ 単元構成の考え方 “Hi, friends!2”の本単元の構成は,数字の言い方やアルファベットの小文字を取り上げ,絵の中の動物の数を数え たり動物の名前を表す文字をいろいろ紹介したりする中で,世界には様々な文字があることやアルファベットには小 文字があることを知り,それらの言い方に慣れ親しんでいくとともに,身の回りのアルファベットを紹介していくと いう流れになっている。 英語ノートでは,アルファベットの大文字を中心に取り上げ,絵の中から文字を探したり,文字の読み方を聞いて 文字と一致させたりするゲームを経験し,最後には,身の回りに使われているアルファベットを見つけていくように なっており,アルファベットの文字を通したコミュニケーションを図る楽しさを体験していくという流れになってい る。 そこで,第 1 時では,動物を数えたり様々な言語での動物名を提示したりする活動をとおして,31~100 までの数の 言い方や世界には様々な文字があることに気付くようにする。 第2,3時では,アルファベットの大文字と小文字を対応させるなどの活動を通して,アルファベットの小文字と その読み方を一致させたり,ある物を持っているかを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しませていく。 そして,第 4 時では,身の回りの中からアルファベット表示を見つけて書き写し,クイズ形式で紹介する活動を行 うことで,身近な所にもアルファベットがたくさん使われていることに気付き,見つけたり,使ったりしていこうと する姿をねらっている。 このことは,今後,外国語活動の文字に興味をもって生活する態度や意欲を高めるというよさがある。 ○ 単元構成・評価規準(全4時間) 評価の観点 時 ねらい コ 慣 世界には,様々な文 字があることや 31~ 100 の数の言い方を知 1 る。 31~100 までの数の 言い方に慣れ親しみ, アルファベットの小文 2 字とその読み方とを一 致させようとする。 アルファベットの小 文字とその読み方とを 一致させ,ある物を持 っているかどうかを尋 3 ねたり答えたりする表 現に慣れ親しむ。 身の回りにあるアル ファベット表示を見つ け,クイズを通して紹 ◎ 4 介する。 活動/評価規準 気 ◎ 活動名「動物を数えよう」 「世界の様々な文字を知ろう」 「アルファベットの小文字を知ろう」 評価規準 31~の 100 の数の言い方を知り,世界には 様々な文字があることに気付いている。 活動名「ミッシングゲーム」 「アルファベットの小文字をならべよう」 ◎ 評価規準 31~の 100 の数やアルファベットの小文字の 読み方を聞いたり言ったりしている。 活動名「ポインティングゲーム」 「Make pairs ゲーム」 ◎ 表現例 thirty,forty,fifty, sixty,seventy,eight y,ninety, hundred a~z のアルファベッ トの小文字 What’s missing? 31~100 までの数 a~z のアルファベッ トの小文字 Do you have ~? Yes, I do. / No, I don’t. 評価規準 アルファベットの小文字を見て,読んだり 聞いたりしている。ある物を持っているか どうかを尋ねたり答えたりしている。 活動名「身の回りにあるアルファベット表示を紹介 しよう」 What’s this? This is a ~. 評価規準 It’s a ~. 身の回りにあるアルファベット表示を探 し,伝えようとしている。 2L1-1 単元の評価規準 単元目標 1.積極的にアルファベット表示を見つけたり,読んだりする。 (コ) 2.31~100 までの数の言い方やアルファベットの小文字,ある物を持っているかどうかを尋ねたり答 えたりする表現に慣れ親しむ。 (慣) 3.31~の 100 の数の言い方や世界には,様々な文字があることを知る。 (気) 評価規準 ○ 身の回りにあるたくさんのアルファベット表示を探し,伝えようとしている。 (コ) ○ 31~の 100 の数やアルファベットの小文字の読み方を聞いたり言ったり,ある物を持っているかど うかを尋ねたり答えたりしている。 (慣) ○ 31~の 100 の数の言い方を知り,世界には様々な文字があることに気付いている。 (気) 観点 評価場面と方法 おおむね満足な姿 ※おおむね満足する姿に達しない場合 の考えられる支援 コミュ ニケーシ ョンへの 関心・意 欲・態度 ○ 誌面や身の回りの物からアル 【第4時】 ファベット表示を探し,見つけた 身の回りの物から, 文字を写して紹介しようとして アルファベット表示 いる。 を探し,書き写して紹 ○ 友達の発表を聞いている。 介する場面 ・ 「 こんな所にアルファベットが (行動観察) 使われている。 」 (作品観察) (ふり返りカード点検) ・ 「本当だ,ここにもあった。 」 ・アルファベットを見つけようとして いない。 ※ 例を示し,身近にあることをわか らせる。 ・発表しようとしない。 ※ 発言の順番を決め,全員に発言の 場を与える。 外国語 への慣れ 親しみ 【第2時】 ○ 1 枚抜かれたカードの数字や ミッシングゲーム アルファベットを言おうとして やアルファベットの いる。 大文字と小文字を対 ・ 「31」 「k」 応させている場面 ○ アルファベットの大文字の下 (行動観察) に対応させて小文字を置いてい (ふり返りカード点検) る。 ・みんなが英語で言っていても,一緒 に言おうとしない。 ※ 横に寄り添って一緒に言う。友だ ちと一緒に言うように声をかける。 ・アルファベットの大文字の下に小文 字が置けない。 ※ 対応がよく分からない児童には, 誌面 P2,3 を参考にさせる。 ○ GT(CD)が言うアルファベッ ・発音が聞き取れなかったり,聞いて 【第3時】 トの文字の読み方を聞いて,それ ポインティングゲ も文字と結びつけたりすることがで らを指し示そうとしている。 ームや make pairs きない。 ○ ”Do you have~?”の表現を使っ ※ もう一度ゆっくり発音したり,ヒ ゲームをしている場 て,自分の好きなアルファベット 面 ントを出したりして,見つけられる カードを持っているかを尋ねた (行動観察) ようにする。 (ふり返りカード点検) り答えたりしている。 言語や 文化に関 する気付 き ○ 動物の数の言い方を聞いて言 【第1時】 ・GT や担任の話を聞いていない。 おうとしている。 動物の数を数えた ・絵を見ていない。 ・ 「 21~29 は,twenty のあとに ※ GT やデジタル教材の口形に着目 り様々な文字がどこ one から nine をつければいい の国の言葉かを考え させ,一緒に言うようにする。 んだ。 」 たりしている場面 ○ 世界の様々な文字や音声に触 (行動観察) (ふり返りカード分析) れ,どこの国の言葉かを考えて いる。 ・ 「 アルファベットには,大文字 と小文字があるんだね。 」 ・ 「漢字が使われているから中国 語だね。 」 2L1-2 ●第1時目標 (1/4) ○ 世界には様々な文字があることや 31~100 の数の言い方を知る。 ●展開(☆印は GT や電子黒板を効果的に活用できる場面) 教材・評価場面 過程 児童の活動 教師の支援(担任・GT) あいさつ 1 あいさつをする。 Hello, everyone. (3) How are you? ウォーム 2 ABC チャンツをする。 ○ アルファベット(大文字)の一 “Hi, friends!1” アップ 覧表を提示しておく。 (5) 3 めあてを確かめる。 Today’s aim is this. めあて確 認(1) 数の数え方や世界の様々な文字について知ろう。 4 動物の数を数えたり世界に ☆ 31 以上の数の言い方について デジタル教材 一緒に数えるようにする。(デジ 教師用絵カード(世界の文 は様々な文字があることに気 タル教材で数の言い方を確認し 字) 付いたりする。 (国旗) (動物) てもよい) (1)“Hi, friends!2”の P2~3 を聞いて,それぞれの動物の 数を数える。 (2)様々な文字がどの動物を表 すか予想し,その言い方を聞 く。 ☆ それぞれの文字がどの動物を 表すか考えさせ,GT にその言い 方を言ってもらうようにする。 動物の数を数えたり 様々な文字がどこの国 のものかを予想したり している場面。 ○ 世界には様々な文 字があることやアル ファベットには小文 字があることに気付 いている。 (言語や文 化に関する気付き) コミュニ ケーショ (3)それぞれの文字はどこの国 ○ それぞれの文字はどこの国で使 ン 活 動 われている言語か尋ね,それらが で使われているかを考える。 (30) 使われている国を紹介する。 5 アルファベットには,小文字 があることを知る。 ○ それぞれの文字の動物の ○ 動物の名前の英語での言い方を アルファベットで表示したり, 英語での言い方を聞いて答 “Hi, friends!2”の P2,3のアル えを確かめる。 ファベット表記を見たりしなが ら,アルファベットには小文字が あることに気付かせるようにす る。 6 ふり返りカードに記入し,感 想を交流する。 ふり返り (5) あいさつ (1) ・ふり返りカード ・ 動物の数を数えたり読んだりしようとしましたか。 ・ 世界には,様々な文字があるということに気付きましたか。 7 あいさつをする。 That’s all for today. You are welcome. 2L1-3 ●第2時目標 (2/4) ○ 31~100 までの数の言い方に慣れ親しみ,アルファベットの小文字とその読み方とを一致させようとする。 ●展開 過程 児童の活動 あいさつ 1 あいさつをする。 (3) ウォーム 2 How many penguins?を歌 アップ う。 (5) 3 めあてを確かめる。 めあて確 認(1) 教材・評価場面 教師の支援(担任・GT) Hello, everyone. How are you? ○ 音声教材を聞かせ,教師用絵カ 教師用絵カード(数字・動 物) ードを見せながら一緒に歌う。 ☆ 別の動物や数に替えて歌う。 デジタル教材 Today’s aim is this. 数字やアルファベットの読み方に慣れよう。 4 ミッシングゲームをする。 ○ ミッシングゲームのルールを説 教師用カード(数字・アル 明する。 (指導編“Hi, friends!2” ファベット) P17 参照) ミッシングゲームや ・最初は,20 までの数字,慣れて アルファベットの大 きたら 31 以上の数字も入れる。 文字と小文字を対応 ・同様に,アルファベットでも行 させている場面。 う。 ○ 1枚抜かれたカ ードの数字やアル 5 アルファベットの小文字と ○ アルファベットの小文字とその ファベットを言お コミュニ 大文字をつなげる。 読み方とを一致させるために,ア うとしている。 ケーショ ルファベットの大文字をアルファ ○ アルファベット ン 活 動 ベット順に机に並べさせ,その下 の小文字と読み方 (30) に小文字を置くようにする。 を一致させようと している。 ☆ 対応がよく分からない児童に (外国語への慣れ は誌面 P2,3 を参考にさせたり, 親しみ) GT がその文字を発音したりす る。 巻末児童用カード (アルファベット大文字 小文字) 6 ふり返りカードに記入し,感 想を交流する。 ふり返り (5) あいさつ (1) ・ふり返りカード ・ ミッシングゲームで数字やアルファベットを言おうといましたか。 ・ アルファベットの小文字の読み方に慣れましたか。 7 あいさつをする。 That’s all for today. You are welcome. 2L1-4 ●第3時目標 (3/4) ○ アルファベットの小文字とその読み方とを一致させ,ある物を持っているかどうかを尋ねたり答えたりする表現 に慣れ親しむ。 ●展開 過程 児童の活動 あいさつ 1 あいさつをする。 (2) 2 How many penguins?を歌 う。 ウォーム 3 ABC チャンツをする。 アップ (10) 4 めあてを確かめる。 めあて確 認(1) 教材・評価場面 教師の支援(担任・GT) Hello, everyone. How are you? ○ 音声教材を聞かせ,教師用絵カ 教師用絵カード(数字・動 物) ードを見せながら一緒に歌う。 ☆ 別の動物や数に替えて歌う。 教師用カード(アルファベ ○ 教師用カードをアルファベット ット小文字) 順に黒板に貼り,音声教材を聞か デジタル教材 せ,一緒に歌う。 Today’s aim is this. アルファベットを聞いたり Do you have~?の表現を使った りしよう。 5 「ポインティングゲーム」を ○ ポインティングゲームのルール する。 を 説 明 す る 。( 指 導 編 “Hi, friends!2” P5参照) ☆ GT は,アルファベットだけで なく,誌面にある単語も言うよう にする。 コミュニ ケーショ ン 活 動 (25) 6 「 Make pairs ゲーム」をす ○ 「Make pairs ゲーム」のルール を説明する。 る。 ① ペアになる。 ② それぞれに好きなアルファベットの小文字カードを 10 枚選 び,相手に見えないように持つ。残りのカードは伏せておく。 ③ 自分と同じカードを持っているか, “Do you have ~?” “Yes, I do./No, I don’t.”で交互に尋ねる。 ④ 同じカードを持っていれば,カードをペアにして机の上に置 く。 ⑤ 手持ちの 10 枚分を繰り返し,多くのペアカードを作ったペア が勝ちになる。 7 ふり返りカードに記入し,感 想を交流する。 ふり返り (5) ポインティングゲーム や Make pairs ゲーム をしている場面 ○ GT(CD)が言うア ルファベットの文字 の読み方を聞いて,そ れらを指し示そうと している。 ○ ”Do you have~?”の 表現を使って,自分の 好きなアルファベッ トカードを持ってい るかを尋ねたり答え たりしている。 (外国 語への慣れ親しみ) ・ふり返りカード ・ GT の発音をよく聞き,アルファベットを指し示そうとしましたか。 ・ Do you have~?の表現を使って,尋ねたり答えたりしましたか。 8 あいさつと次時の予告をす ○ 次時は,身の回りにあるアルフ る。 ァベットやよく目にする数字を紹 あいさつ 介する活動を行うことを知らせ (2) る。 That’s all for today. You are welcome. 2L1-5 ●第4時目標 (4/4) ○ 積極的にアルファベット表示を見つけたり,読んだりする。 ●展開 過程 児童の活動 あいさつ 1 あいさつをする。 (3) 2 ABC チャンツをする。 ウォーム アップ (5) 3 めあてを確かめる。 めあて確 認(1) 教材・評価場面 教師の支援(担任・GT) Hello, everyone. How are you? ☆ 教師用カードをアルファベット 教師用カード(アルファ 順に黒板に貼り,音声教材を聞か ベット小文字) せたり,GT と一緒に歌ったりす デジタル教材 る。 Today’s aim is this. 身の回りにあるアルファベット表示を紹介しよう。 4 身の回りにあるアルファベ ○ 教師用絵カードや“Hi, friends! 教師用絵カード(ジュー ット表示を紹介する。 2” P2,3を参考にしながら,身 スのラベル 等) の回りにあるアルファベット表示 (1)身の回りにあるアルファベ を書き写させるようにする。 身の回りにあるアル ット表示を見つけ,書き写 ファベット表示を紹 す。 介している場面。 ○ 身の回りにある (2)アルファベット表示に絵を ○ 読み方の助けとなるように,ア アルファベット表 コミュニ つけたり読んだりする。 ルファベットに絵もつけるように 示を探し,伝えよ ケーショ する。 うとしている。 ン 活 動 (コミュニケーショ (30) (3)身の回りにあるアルファベ ☆ アルファベットを一緒に読むよ ンへの関心・意欲・ ット表示をクイズ形式で紹介 うにする。 態度) する。 自分の見つけたアルファベット表示を示しながら,クイズ 形式で友達に紹介する。 “What’s this?” “This is a ~.” “ It’s a ~. ” 5 ふり返りカードに記入し,感 想を交流する。 ふり返り (5) あいさつ (1) ・ふり返りカード ・ 身の回りにあるアルファベット表示を見つけ,伝えようとしましたか。 ・ 友達の発表をしっかり聞こうとしましたか。 6 あいさつをする。 That’s all for today. You are welcome. 2L1-6 外国語活動 ふり返りカード Lesson1 Do you have “a”? 第 1 時 ○ 動物の数を数えたり読んだりしましたか。 ○ 世界には,様々な文字があることに気付きましたか。 数の言い方や文字のことで気付いたことを書きましょう。 月 日 第 2 時 ○ ミッシングゲームで数字やアルファベットを言いましたか。 ○ アルファベットの小文字の読み方に慣れましたか。 アルファベットの小文字について気付いたことを書きましょう。 月 日 第 3 時 ○ GT の発音を聞いて,アルファベットを指すことができました か。 ○ Do you have~?を使って,尋ねたり答えたりしましたか。 アルファベットを使ったゲームで,思ったことを書きましょう。 月 日 第 4 時 ○ 身の回りにあるアルファベット表示を見つけ,伝えようとしま したか。 ○ 友達の発表をしっかり聞こうとしましたか。 身の回りにあるアルファベットのことで,気付いたことを書きましょう。 月 日 単元をふりかえって,学んだことや気付いたことをかきましょう。 2L1-7
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