6月号 - 福岡市教育センター

体育大会開会式
学校長の話
東光中学校だより
=ホームページはカラー版です=
平成 27 年 6 月 18日 編集:教頭
体育大会を終えて
~ 校長 ~
東光中学校最大の行事の一つである体育大会が終わった。天候にも恵
まれ,正に現在の東光中の学校状況を象徴するかのような子どもたち
皆が団結した素晴らしい体育大会であった。当日の本番だけでなく,
数週間前からの皆の取組は,
『学び合い』のねらいと成果が表れたも
のであった。間違いなく子どもたちは成長している。本校では,
『学
び合い』の取組の一環として,生徒の自治的活動と個々の持つリー
ダー性を含めた人間関係力を高めていくことを目指した学校行事等を
実践している。
「子どもたちは有能である」との理念の下,子どもた
ちの自主性と行動力や課題に対する判断力・思考力を養いながら,人
間関係を構築する能力を身につけ,「皆が将来,幸せに暮らしてい
く」ための取組である。教師の力なんか,たかが知れている。教師は
生徒が力を発揮できるように環境を整えるだけである。支援するだけ
でいい。考え,行動するのは子どもたち自身である。子どもたちのた
めの体育大会である。東光中史に残る体育大会になった。感動が残っ
た。今回は,
『学び合い』の有効性が深まり,東光中が一層の進展を
確信できる行事となった。子どもたちの頑張りに感謝しながら,次の
「合唱コンクール」での子どもたちの姿に思いを馳せている。
The English Room
with Chris
サンプル文章
昼休みに週1回、心の教室で、遊びなが
ら英語でコミュニケーションをする時間
を作りました。クリス先生と楽しく英語
を学びましょう。
今後の予定
6/25(木) 期末考査
26(金) 期末考査・校区内清掃
博物館見学・防災センター体験
6/4(金)2 年生は福岡市博物館見学・福
岡市民防災センター体験に行きました。
見学中や行き帰りの地下鉄も班活動を行
い、さまざまな経験ができました。
7/
3(金) 選手激励会
地域懇談会
4(土) 中体連総合開会式
10(金) 自然教室説明会(1 年)
17(金) 大掃除・終業式
『学び合い・高め合う』東光中学校
今年度教育方針〈研究推進方針〉紹介2回目です。今回は学力
向上に向けた取り組み『学び合い』授業について紹介します。
『学び合い』授業の 基本‘例’
・
生徒の実態(生徒の力、現在の学級状況、課題
の難易度等)にあった活動の構成を考え、課題
解決のための資料を準備する.
【教師は事前準備
に相当な時間を使うことになる】
導入 〜教師の話〜
めあて
授業準備(教師)
「○○ができるようになろう」
活動の目標 「課題プリントを全員完成させ、小テストで全員
が 10 問中 8 点以上をとろう」
※教師は、全員で達成することの大切さを語る
展開 〜生徒の活動:席は自由に移動して良い〜
ステップ1 課題プリントを完成させる
内容:基礎的基本的な知識問題、データを読みとる問題,
概念・法則などを理解し論述する問題、など
※生徒は、個人の取り組み~教える&聞きに行く
ステップ2 小テストに向けて問答ゲーム
課題プリントから小テストに出そうな問題を出し合う
これからの学習形態:アクティブラーニング
アクティブラーニングとは、教員が一方的に講
義を行うという授業スタイルではなく、あくま
でも学生が確実に知識を学びとるための方法に
主眼を置いた授業形態を指します。
アメリカ(National Training Laboratories)
の調べによると、授業から得た内容を覚えてい
サンプル文章
るかを半年後に調べたところ、定着率の高い学
習方法を定着率の高い順に並べると、
「他の人に
教える」
、
「自ら体験する」
、
「グループ討論」の
順になりました。一方、最も定着率の低い学習
方法は、ただ黙って講義を聞くという結果でし
た。つまり能動的に授業に参加し、行動を伴い
ながら学ぶことが学習定着率向上につながるの
です。
※生徒は、1 人~数人のグループで問答し合う
※教師は「一人も見捨てない」「全員わかること」をもとめ
ラーニングピラミット
て生徒の活動を(実況中継するように)支援する
ステップ3 小テスト10問 課題プリントから出題
ふりかえり 〜教師の話〜
・めあての簡単なまとめ
・活動の目標が達成できたかをふりかえる
全員で目標を達成しようとしたポイント(上手な教え
方、熱心な態度、苦手な生徒の頑張りなど)を紹介し、
みんなで協力して達成する大切さを語る
授業後(教師)
教師は「想定内の授業ができたか」をふりかえ
生徒の感想
=1 年生に‘授業’アンケート実施 (6.11)=
答え: そう思う4・3・2・1思わない
Q1:授業は ‘たのしい’ ですか?
肯定 95%
理由「学び合いで友達と一緒に授業をしているという実感
が感じられる」
「先生たちとの距離感がなくて楽しくでき
る」「学び合いで教えるのが楽しい」
「勉強は好きじゃな
い、けどそれでも楽しいから」
Q2:授業は ‘わかりやすい’ ですか? 肯定 90%
理由「わからないところがあったらわかるまで教えてくれ
るから」
「学び合いがあって教えてもらうことができるか
ら」
「先生が分かりやすく説明してくれるから」「始めに
前の授業の解説もあるから」など
Q3:『学び合い』授業は ‘好きだ’ !
肯定 95%
理由「友達と助け合って、教える方も教えられる方も力が
つくから」
「先生に聞けないことを友達に聞けるから」
「友達と一緒に高め合える」
「友達といろいろな意見を出
し合えることができるから」「友達と仲も深められて勉強
もわかるから」
り個別に補充が必要な生徒には後指導をする.
【1時間の生徒それぞれの学び方をイメージし
て、課題プリントの内容や質、量を考えてい
る.全員が協力し努力することによって達成感
を感じる展開(活動の目標)を予測して授業を
構成している】