学校だより NO,2 平成24年 5月 1日 発行 中 野 市 立 南 宮 中 学 校 文責:関 校長講話 4月27日(金) 毅(教頭) PTA総会 本年度は大変幸先のよいスタートを切ることができました。4月17日から19日の3年生の 修学旅行は、3日間爽やかな晴天でした。この学年は、1年生のキャンプ、2年生の登山が雨に 遭ってしまったと聞いています。修学旅行はそれを消してしまうかのように、素晴らしい天気に なりました。3年生の団結のおかげです。 本校に赴任して感じたことは、「無音清掃・膝つき雑巾がけ」がよく指導され、落ち着いた清 掃であることです。また、「仲間と響かせ合う歌声」も生活の重点で、学年を中心に学年合唱へ の取り組みが素晴らしいと感じました。 生徒会活動も、役員からの企画提案が丁寧になされ、呼びかけに応えようとする生徒が多く、 生徒総会でも発言がたくさんありました。 学校目標は『学び合い、磨き合い、支え合い』です。これは、適切な判断をし、思いやりのあ る、ねばり強い生徒になってほしいとの願いです。 そして、学校目標の願いを実現するために、生活の三つの重点「場に応じた心通じる挨拶、無 音を目指した気づきの清掃、仲間と響かせ合う歌声」が設定されています。学校で、このように 学校目標をつくり、指導の重点をつくって取り組んでいるということはどういうことがと申しま すと、学校を卒業し社会に出た時、「一人の人間として自立し、人のために尽くそうとする社会 人になるため」なのです。 このことを保護者の皆様と共有して子どもの成長を支えていきたいと思います。 親は子どもがいるから親です。しかし、親は成熟した大人かというとそうではありません。親 は、子どもを育てることを通して親自身も育つのです。子どもと共に親が成熟した大人になるの です。PTAは、子どもの成長を考えながら、親自身が他の親とつながり、良識ある成熟した大 人になっていくための組織だと思っています。そういうふうにPTAをとらえていただけたら、 前向きな生き方になるのではないでしょうか。 私たち職員も、大学を卒業したらすぐ成熟した教師になれるかというとそうではありません。 私たちも子どもと共に成長しなければなりません。では、50歳になれば素晴らしい教師かとい うとそうではありません。絶えず子どもと共に学び続けるのが教師の仕事なのです。 私たち職員は保護者と一緒になって南宮中学校の生徒のためにさらに邁進していきたいと思い ます。どうかよろしくお願いします。 A君:「ここ拭いた?」 (水盤を掃除した仲間に対して) B君:「拭いた。」 (水盤をみつめて) A君:「ここ汚れてるよ。」(水盤の一部を指さして) B君:「本当だ。」 (スポンジを持ってすぐに拭く) とても自然な仲間どうしの会話でした。気づくこととお互いに指摘し合えること、指摘を受け すぐ行動できること。育ちを感じます。始業式の校長講話では、 「学び合い」 「磨き合い」 「支え合 い」を求めて生活する南宮中学校の生徒のあり方についてお話がありました。 『「磨き合い」 人生には“面倒くさいからやりたくない”“難しいからやりたくない”そんな気 持ちになることがたくさんあります。そんな時、 “頑張ろう” “へこたれるな” “あきらめるな”と 叱咤、勇気づけ、注意などの声をかけ合うことが大切です。困難を乗り越える時ほど真の友達と して磨き合うことが大切です。 (校長講話より)』 上記のような姿を多く見つけていこうと思います。 学校要覧をお配りしました。本年度のグランドデザインを掲載してあります。 平成23年度の学校自己評価からうかがえる本校生徒の姿を以下のようにとらえました。 ・みんなでやりとげようとする意識が高い。 ・学び合いの意識が定着してきた。 ・家庭学習が内容の定着に結びつかないこともある。 ・話し合い活動が苦手な生徒が見られる。 ・関係づくりの中で、相手意識やコミュニケーション能力の不十分さが見られる。 また、保護者の皆さまからの希望・要望で主なものは次のとおりです。 ・生徒が意欲的に学習してほしい。 ・学校の様子が分かる。 ・職員が生徒の悩みや相談に親身に耳を傾けてほしい。 ・PTA活動への関心が高まっている。 ・好ましい友達関係 がつくれていて、楽しく登校している。 以上の面から前年度の修正を行い、学校運営の基本的な方向づけを設定しました。 ホームページにも掲載しています。 県内教員のセクハラ行為が報道されています。本校では、学校における性的嫌がらせ・ 人権等に関する相談窓口を養護教諭としています。保健室入口に相談窓口がわかる表示が してあります。
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