週刊 日本株レポート 2010年11月29日 1.日米株式と 日米株式と円/ドルの推移 ドルの推移( 推移(チャートは過去 チャートは過去1 過去1年) <日本株> <米国株> 12000 円 12000 11000 11000 10000 10000 9000 9000 8000 8000 09/11 <円/ドル> ドル 100 円 95 90 85 09/11 10/01 10/03 10/05 10/07 10/09 10/11 80 10/01 10/03 10/05 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2009/12/31 (前年末) 10,546.44 10,428.05 93.02 10/09 10/11 75 09/11 10/01 10/03 10/05 NYダウ 日経平均 単位 10/07 2010/10/29 (前月末) 9,202.45 11,118.49 80.40 2010/11/26 (前週末) 10,039.56 11,092.00 84.10 10/07 10/09 10/11 円/ドル 過去3年高値 水準 日付 16,107.65 2007/12/7 13,780.11 2007/12/11 114.66 2007/12/27 過去3年安値 水準 日付 6,994.90 2008/10/28 6,469.95 2009/3/6 80.22 2010/11/1 当社が信頼できると判断した情報に基づき当社作成 2.日本株市場の 日本株市場の振り返り <日経平均は 日経平均は朝鮮半島で 朝鮮半島で一気に 一気に緊張感が 緊張感が高まったものの10 まったものの10, 10,000円台 000円台を 円台を維持> 維持> 先週の振り返り 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+17.17円(+0.17%)、TOPIXが▲2.71ポイント(▲0.31%)と 指数によってまちまちの動きとなったものの、日経平均は10,000円台を維持しました。業種別(東証33業種)に みると、機械、石油・石炭製品、ガラス・土石製品など17業種が上昇する一方、保険業、銀行業、証券・商品 先物取引業など16業種が下落しました。週明け22日の日本株市場は、週末にアイルランド政府がEU(欧州 連合)とIMF(国際通貨基金)に支援を要請したことを受けてソブリン・リスク(国の信用リスク)への警戒感が 幾分和らいだことなどから、高く寄り付いた後、終日堅調に推移しました。しかし、休日となった翌23日、北朝 鮮が突如、南北軍事境界線近くにある韓国の延坪島(ヨンピョンド)を砲撃したことから、朝鮮半島で一気に緊 張感が高まりました。こうした中、24日の日経平均は、寄り付きから10,000円を割り込み、一時前日比200円 超下げる場面もありましたが、当事国の韓国株市場が一旦下げた後、徐々に下値を切上げる展開となったこ とに連れて、日経平均も下値を切上げ、引けにかけて10,000円台を回復しました。その後週末にかけては、 円高ドル安トレンドが後退し円/ドルが83円台で推移していることが株価の下値をサポートする一方、①朝鮮 半島における地政学的リスク、②アイルランドに加えポルトガルやスペインなどユーロ圏におけるソブリン・リ スクといった懸念材料が払拭されないことから、ボックス圏で揉み合う展開となりました。 3.今週の 今週の主な予定 日程 曜日 11月30日 11月30日 11月30日 11月30日 11月30日 11月30日 11月30日 12月1日 12月1日 12月2日 12月3日 12月3日 12月3日 12月3日 Tue Tue Tue Tue Tue Tue Tue Wed Wed Thu Fri Fri Fri Fri 国・地域 日本 日本 日本 米国 米国 米国 米国 日本 米国 日本 米国 米国 米国 米国 項目 家計調査消費支出(前年比) 完全失業率 鉱工業生産(前月比) S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前月比) S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前年比) シカゴ購買部協会景気指数 消費者信頼感指数 10年利付国債入札 ISM製造業景況指数 法人企業統計季報 設備投資(前年比) 非農業部門雇用者数(前月差) 失業率 ISM非製造業景況指数 製造業受注(前月比) 日本 決算発表 (8-10月期) : 12/1 伊藤園 米国 決算発表 (8-10月期) : 12/2 ノベル、クローガー、トール・ブラザーズ 前回 10月 10月 10月 9月 9月 11月 11月 11月 7-9月期 11月 11月 11月 10月 0.0% 5.0% -1.6% -0.3% 1.7% 60.6 50.2 56.9 -1.7% 151千件 9.6% 54.3 2.1% 決算発表予定他 当社が信頼できると判断した情報に基づき当社作成 4.日本株市場の 日本株市場の見通し 見通し <日経平均で 日経平均で10,000円 10,000円を挟んでの展開 んでの展開を 展開を基本とするが 基本とするが、 とするが、朝鮮半島の 朝鮮半島の状況によっては 状況によっては思 によっては思わぬ大幅下落 わぬ大幅下落も 大幅下落も> 今週の見通し 今週の日本株市場は、為替市場が円安ドル高で推移していることは下支え要因ではあるものの、週末の米 雇用統計を控え投資家の様子見気分が強い中、朝鮮半島問題に加え、南欧諸国の信用不安の拡大や米国 のインサイダー疑惑の行方、中国の金融引き締め懸念など外部に不安材料が多いため、日経平均は10,000 円を挟んでのボラタイルな展開を想定しています。ただ、朝鮮半島で再度の砲撃が起こるようであれば、指標 としてみている欧州の証券会社の先物の買いポジションが、直近で1万枚超と過去のピークに近づいてきてい ることから、これが反対売買されることにより、ここ2週間で5,000億円強積み上げられた裁定買残が解消され、 予想外の大幅下落となる可能性もあると考えています。指標では、米国で30日に発表される消費者信頼感指 数、1日のISM製造業景況指数、3日の雇用統計、ISM非製造業景況指数、日本では、30日の鉱工業生産、 2日の法人企業統計季報などが重要と考えています。 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものでは ありません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過 去の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定 はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 金融商品取引業者 関東財務局長 ( 金商 ) 第 3 0 1 号 ( 社 ) 投資信託協会会員 / ( 社 ) 日本証券投資顧問業協会会員 1011163
© Copyright 2024 Paperzz