週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

~ 底堅く推移するものの上値の重い展開、
日経平均20,000円を巡る攻防に注目 ~
週刊日本株レポート (11/24~11/27)
2015年11月24日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
130
ドル
円
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
22,000
円
NYダウ
19,000
日経平均
20,000
18,000
18,000
円/ドル
125
120
17,000
115
16,000
16,000
14,000
14/11 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11
15,000
14/11 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11
110
14/11 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2014/12/31
(前年末)
17,450.77
17,823.07
119.78
2015/10/30
(前月末)
19,083.10
17,663.54
120.62
2015/11/20
(前週末)
19,879.81
17,823.81
122.81
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
9,161.21
2012/11/21
12,765.32
2012/11/28
81.69
2012/11/28
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ パリ同時テロのリスク回避姿勢の後退後、日経平均は一時20,000円目前まで上昇 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+282.90円(+1.44%)、TOPIXが+17.35ポイント(+1.09%)となり、
パリ同時テロのリスク回避姿勢が後退した後、日経平均は一時20,000円目前まで上昇しました。業種別(東証33業種)に
みると、石油・石炭製品、鉄鋼、非鉄金属など28業種が上昇する一方、空運業、保険業、証券・商品先物取引業な5業種が
下落しました。
週明け16日の日本株市場は、パリ同時テロを受けて投資家のリスク回避姿勢が強まる中、欧米株市場が下落したことなど
から、大幅に下落して始まりました。しかしその後週末にかけては、投資家のリスク回避姿勢も徐々に後退し、欧米株市場
が堅調に推移したことなどから、日本株市場も上昇し、日経平均は一時19,959.06円をつける場面も見られました。週末
は三連休を控え上値の重い展開となりました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
11月23日
Mon
国際
11月24日
Tue
米国
11月25日
11月27日
Wed
Fri
米国
日本
項目
前回
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
11月
消費者信頼感指数
9月
97.6
S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前月比・季調済)
10月
0.11%
新築住宅販売件数
10月
468千件
耐久財受注(前月比)
10月
-1.2%
失業率
10月
3.4%
全世帯家計調査 支出(前年比)
10月
-0.4%
CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比)
決算発表予定 他
米国
-0.1%
決算発表:11/24 ヒューレット・パッカード、ティファニー、アナログ・デバイセズ
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~ 底堅く推移するものの上値の重い展開、日経平均20,000円を巡る攻防に注目
今週の日本株市場は、欧米株市場がパリ同時テロも底堅さをみせたことや海外投資家の買い越しが続いていることなどか
ら底堅く推移するものの、①株価が8月の急落前の水準近くまで戻してきたこと、②バリュエーション面での割安感が後
退してきたこと、③裁定買残が急速に積み上がってきたことなどから、上値の重い展開を予想します。また、オプション
市場において行使価格20,000円(12月限)の日経平均コールオプションの建玉が積み上がってきていることから、日
経平均20,000円を巡る攻防が注目されます。
その他注目材料として、日本では27日の失業率やCPI、米国では24日の消費者信頼感指数や25日の耐久財受注などが挙
げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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