週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (11/16~11/20)
~ フランスでの同時テロを受けて下落して始まった後、
底堅く推移する展開 ~
2015年11月16日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
130
ドル
円
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
22,000
円
NYダウ
19,000
日経平均
20,000
18,000
18,000
円/ドル
125
120
17,000
115
16,000
16,000
14,000
14/11 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11
15,000
14/11 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11
110
14/11 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2014/12/31
(前年末)
17,450.77
17,823.07
119.78
2015/10/30
(前月末)
19,083.10
17,663.54
120.62
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
2015/11/13
(前週末)
19,596.91
17,245.24
122.61
過去3年安値
水準
日付
8,653.49
2012/11/14
12,471.49
2012/11/16
79.38
2012/11/14
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 週初大幅上昇して始まった後は上値の重い展開 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+331.31円(+1.72%)、TOPIXが+22.24ポイント(+1.42%)となり、
週初大幅上昇して始まった後は上値の重い展開となりました。業種別(東証33業種)にみると、建設業、精密機器、保険業
など24業種が上昇する一方、パルプ・紙、非鉄金属、電気・ガス業など9業種が下落しました。
週明け9日の日本株市場は、先々週末に発表された米雇用統計が予想を大きく上回る良好な結果だったことを受けて12月の
利上げ観測が広がり、円安ドル高が大きく進行したことなどから、日経平均は400円近く上昇して始まりました。しかしそ
の後は、①OECD(経済協力開発機構)が世界経済見通しの引き下げを公表したこと、②欧米株市場の下落、③円高ドル安
の進行などから、日本株市場は上値の重い展開となりました。
3.今週の主な予定
日程
11月16日
11月17日
曜日
Mon
Tue
国・地域
GDP(国内総生産)(年率/季調済/前期比)
米国
ニューヨーク連銀製造業景気指数
国際
G20(20ヵ国・地域)首脳会議(アンタルヤ)
米国
日本
11月18日
Wed
米国
国際
日本
11月19日
項目
日本
Thu
米国
前回
7-9月期
-1.2%
11月
-11.36
CPI(消費者物価指数)(除食品&エネルギー/前年比)
10月
1.9%
鉱工業生産(前月比)
10月
-0.2%
10月
1206千件
貿易収支
10月
-1158億円
全産業活動指数(前月比)
9月
‐0.2%
フィラデルフィア連銀製造業景況指数
11月
-4.5
流動性供給入札
11月
景気先行指標総合指数
10月
日銀、政策委員会・金融政策決定会合(19日まで)
住宅着工件数
FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録(10月27日-28日会合分)
APEC首脳会議(マニラ、19日まで)
-0.2%
日本
決算発表:11/18 損保ジャパン日本興亜ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、東京海上ホールディングス
米国
決算発表:11/17 ウォルマート・ストアーズ、ホーム・デポ 11/19 ギャップ
決算発表予定 他
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~ フランスでの同時テロを受けて下落して始まった後、底堅く推移する展開 ~
今週の日本株市場は、①13日のフランスにおける同時テロを受けて地政学的リスクへの懸念が高まったこと、②先週末
にかけてFRB(米連邦準備理事会)による12月の利上げが急速に織り込まれる中、米国株市場が軟調に推移したことな
どから下落して始まるものの、その後は、③海外投資家の買い越しが続いていることや郵政グループの上場が成功したこ
となどを背景に需給環境が改善していること、④国内GDP成長率が2四半期連続でマイナスになったことを受けて景気対
策への期待が高まること、⑤フランスの同時テロを受けてECB(欧州中央銀行)が市場予想以上の追加緩和に踏み込む
可能性が高まったことなどから、底堅く推移する展開を予想します。
但し、イスラム国によるテロ活動について、フランス以外の主要国に広がる場合には、投資家のリスク回避姿勢が一段と
強まると考えられるため、今後の動向を注視していく必要があります。
その他注目材料として、日本では金融政策決定会合(18~19日)、米国では17日のCPI(消費者物価指数)・鉱工業生
産や18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録などが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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