週刊日本株レポート（6/23～6/27）～一旦は上昇一服し、15,000円を固める展開へ～ 2014年6月23日作成１．日米株式と円／ドルの推移円 110 円ﾄﾞﾙ日経平均 16000 ＜円/ドル＞＜米国株＞＜日本株＞ 17000 NYダウ 17000 円/ﾄﾞﾙ 105 15000 16000 14000 100 15000 95 14000 13/06 13/08 13/10 13/12 14/02 14/04 14/06 90 13/06 13/08 13/10 13/12 14/02 14/04 14/06 13000 12000 13/06 13/08 13/10 13/12 14/02 14/04 14/06 （注）チャートは過去1年単位日経平均 NYダウ円/ﾄﾞﾙ円ﾄﾞﾙ円 2013/12/31 （前年末） 16,291.31 16,576.66 105.31 2014/5/30 （前月末） 14,632.38 16,717.17 101.77 過去3年高値水準日付 16,320.22 2013/12/30 16,978.02 2014/6/20 105.44 2014/1/2 2014/6/20 （前週末） 15,349.42 16,947.08 102.07 過去3年安値水準日付 8,135.79 2011/11/25 10,404.49 2011/10/4 75.35 2011/10/31 過去３年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成２．日本株市場先週の振り返り 5週続伸、日経平均は5ヵ月振りに15,300円台まで回復先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+251.58円（+1.67％）、TOPIXが+24.95ポイント（+2.01％）と5週続伸となり、日経平均は5ヵ月振りに15,300円台まで回復しました。業種別（東証33業種）にみると、証券・商品先物取引業、ガラス・土石製品、鉄鋼など28業種が上昇する一方、海運業、パルプ・紙、石油・石炭製品など5業種が下落しました。週明け16日の日本株市場は、先々週末、イラクにおいて政府と過激化組織との間で激しい戦闘が続いている様子が報道されたことを背景に地政学的リスクへの警戒感が高まったことから下落して始まった後、円高ドル安が進んだこともあり、終日軟調に推移しました。しかしその後週末にかけては、①法人実効税率引下げやGPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）の国内株式のウェイト引上げを含む基本ポートフォリオ見直しを織込む動きが続いたこと、②FOMC（米連邦公開市場委員会）でQE3（量的緩和第3弾）終了後も低金利政策を相当な期間続ける姿勢が示されたことを受けて米国株市場が大きく上昇したことなどから堅調に推移し、日経平均が一時15,400円台にのせる場面もみられました。３．今週の主な予定日程 6月23日曜日 Mon 国・地域項目前回米国中古住宅販売件数 5月 4.65百万戸中国 HSBC中国製造業PMI 6月 49.4 S&P／ケース・シラー住宅価格指数（前月比、季調済） 4月 1.24% 消費者信頼感指数 6月 83.0 6月24日 Tue 米国新築住宅販売件数 5月 433千件 6月25日 Wed 米国耐久財受注（前月比） 5月 0.6% 6月26日 Thu 欧州 EU（欧州連合）首脳会議（27日まで） 6月27日 Fri 日本決算発表予定他米国失業率 5月 3.6% 全世帯家計調査　支出（前年比） 5月 -4.6% CPI(全国消費者物価指数）（除生鮮/前年比） 5月 3.2 決算発表：　6/23　マイクロン・テクノロジー　6/25　モンサント　6/26　ナイキ４．日本株市場今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成～一旦は上昇一服し、15,000円を固める展開へ～今週の日本株市場は、前週のFOMCで米国のゼロ金利政策が当面維持されるとの見方が強まり、リスク選好の動きが高まっていることはポジティブであるものの、ウクライナやイラク情勢は悪化が続いていることや、東証一部の騰落レシオ（25日）が2013年5月以来の150％台まで上昇するなど短期的な過熱感は高まっていることから、一旦は上昇一服となり、日経平均は15,000円台を固める展開を予想しています。また、今週中に発表される予定の政府の新成長戦略も、既に織込み済みであることから、株価を押し上げる要因にはならないと考えています。経済指標では、米国で23日に発表される中古住宅販売件数、24日のS&P/ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、新築住宅販売件数、25日の耐久財受注、中国では23日のHSBC中国製造業PMI、日本では27日のCPI（全国消費者物価指数）が重要と考えています。金融商品取引業者関東財務局長(金商)第301号加入協会：一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL：http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフアセットマネジメント（以下、当社といいます）が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではありません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1406150