週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (5/23~5/27)
~ 円安ドル高基調で推移する中、消費税率引上げの再延期等への
期待から底堅く推移 ~
2016年5月23日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
ドル
22,000
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
日経平均
19,000
130
円
NYダウ
円/ドル
125
20,000
18,000
18,000
17,000
115
16,000
16,000
110
14,000
15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05
15,000
15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05
105
15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05
120
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/4/28
(前月末)
16,666.05
17,830.76
108.11
2016/5/20
(前週末)
16,736.35
17,500.94
110.15
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
12,415.85
2013/6/13
14,551.27
2013/6/24
93.79
2013/6/13
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 円高ドル安の進行や経済対策への期待を背景に、続伸 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+324.14円(+1.97%)、TOPIXが+23.21ポイント(+1.76%)となり、
円高ドル安の進行や経済対策への期待を背景に、続伸となりました。業種別(東証33業種)にみると、非鉄金属、海運業、
鉱業など27業種が上昇する一方、ゴム製品、空運業、情報・通信業など6業種が下落しました。
週明け16日の日本株市場は、円安ドル高の進行を受けて上昇して始まりました。翌17日も、前日の米国株市場が上昇した
ことなどを受けて続伸しました。その後週末にかけて、①4月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で利上げに前向き
な姿勢が示されたことから、円安ドル高が進行したこと、②週末のG7(主要7ヵ国)財務相・中央銀行総裁会議や来週末の
G7伊勢志摩サミットを控え、経済対策への期待が高まっていることなどを背景に、底堅く推移する展開となりました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
5月23日
Mon
5月24日
Tue
5月25日
Wed
5月26日
Thu
5月27日
Fri
国・地域
米国
項目
貿易収支
全産業活動指数(前月比)
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
新築住宅販売件数
EU(欧州連合)財務相理事会(ブリュッセル)
G7(主要7ヵ国)伊勢志摩サミット(27日まで)
耐久財受注(前月比)
オバマ米大統領広島訪問
CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比)
イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の講演
日本
決算発表 : 5/26 日本生命保険、明治安田生命保険、住友生命保険、三井生命保険、富国生命保険、朝日生命保険
米国
決算発表 :5/24 ヒューレット・パッカード・エンタープライズ 5/25 ティファニー、ヒューレット・パッカード
日本
欧州
米国
欧州
日本
米国
日本
4月
3月
前回
7542億円
-1.2%
4月
511千件
4月
0.8%
4月
-0.3%
決算発表予定 他
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
4.日本株市場 今週の見通し
~ 円安ドル高基調で推移する中、消費税率引上げの再延期等への期待から底堅く
推移 ~
今週の日本株市場は、①FRB(米連邦準備理事会)に対する利上げ観測の高まりを背景に円安ドル高基調が続くこと、②
安倍首相は、消費税率引上げの再延期や財政出動を伴う経済対策の内容について、週末に開催されるG7伊勢志摩サミッ
トでの各国の反応を踏まえて発表するとみていることなどから、底堅く推移すると予想します。今週は、23日にセント
ルイス連銀のブラード総裁やサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の講演、
その後もFRB高官が相次いで講演を行い、週末27日にはハーバード大学でイエレンFRB議長の講演が行われます。こう
した講演の目的の1つは、6月に利上げを行った場合に金融市場が混乱しないようにすることだと考えます。こうした中、
FRBに対する利上げ観測は、米国経済指標が市場予想を大きく下回らない限り徐々に高まるとみていることから、もうし
ばらく円安ドル高基調が続くと予想します。
その他の注目材料として、日本では27日のCPI(全国消費者物価指数)、米国では24日の新築住宅販売件数や26日の耐
久財受注などが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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