英語表現Ⅰ 山根 通弘 ナンバリング CLQ00302 科目種別 演習① 開講区分 ライフデザイン総合学科 観光・英語コース 配当年次・開講期別 2年次・前期 必修選択の別 単位数 選択・2単位 特記事項 授業概要 Global Mindを育むためには、他の国の文化や習慣を理解し日本との違いを認識し、且つ他の国の文化や習慣を尊重する心を持つ事が必要で ある。「英語表現Ⅰ」では、英語をツールとして、映像を通じて世界の様々な国の地理、歴史、文化やを生活を学習する事により国際的な感 覚を身につけていく。更に、海外の様々な地域に住む人々のインタビューをビデオで視聴し、その地域で使用されている特徴ある英語、即ち" World Englishes"を学び、各地の英語の表現や特色を含む英語の多様性を感じ取れる様になると同時に、ネイティブの英語との違いを理解で きる様にする。 キーワード Global Mind、異文化理解、World Englishes 学科等の学修目標 日本語と特定の外国語を用いた基本的なコミュニケーション能力を身につけている。 社会人として必要な基礎的知識・職業意識・マナーを身につけている。 科目の到達目標 海外の人々及び海外の文化や慣習を理解し、他国に関する自分自身の意見を持てる様になる。また、他者に対して他の国々に関する自分の意 見を英語で説明できる様になる。更に、世界へ拡大し多様化が進む英語の実態をを理解し、日本人のとっての英語に関する考察を行う。 授業計画 1 <授業テーマ> オリエンテーション <内容・方法> 授業の概要、進め方、評価の方法、到達目標について説明する。 2 <授業テーマ> オーストラリア <内容・方法> オーストラリアの地理を理解すると共に、同国が誇る雄大な自 然、同国が抱えている課題についての理解を深める。 3 <授業テーマ> インドネシア <内容・方法> インドネシアが多くの島々及び多くの民族からなりたっている 事を理解し、その伝統文化や現在の環境について学ぶ。 4 <授業テーマ> シンガポール <内容・方法> シンガポールの卓越した都市計画や言語政策及び、貿易に端を 発する経済の繁栄について学ぶ。 5 <授業テーマ> 中国 <内容・方法> 中国の長い歴史の中でも特に始皇帝の陵墓、万里の長城といっ た世界遺産や、それらとは対照的な現代の超高層ビルをビデオ で鑑賞し建造物を通して歴史を学ぶ。 6 <授業テーマ> アルゼンチン <内容・方法> 生活の一部として浸透しているタンゴを通じて、アルゼンチン の人々の生活環境を学ぶ。 7 <授業テーマ> メキシコ <内容・方法> メキシコの食文化について学ぶ。又、メキシコに存在する遺跡 を通じてメソアメリカの古代文明を学ぶ。 8 <授業テーマ> ドイツ <内容・方法> レストランで楽しまれるビールやソーセージの食事風景、又、 ライン川クルーズや古城の情景を鑑賞しながら、ドイツの歴史 や文化について学ぶ。 9 <授業テーマ> フィンランド <内容・方法> フィンランドの地理、IT産業、教育政策、更に機能的なデザイ ンについて学ぶ。 10 <授業テーマ> ポーランド <内容・方法> ポーランドの古都や美しい街並みを鑑賞しながら、その歴史や 進化について学ぶ。 <事前学修課題> テキストを事前に入手しIntroductionを読み、本科目における学 習の題材や手法の概要を理解する。 <事後学修課題> 自己紹介を英文で作成する。又、テキストで取り上げられる様 々な国の中から自分にとって興味のある国を3国を選び、国名 及び選んだ理由をまとめて提出する。 <事前学修課題> チャプター1のReadingを読み、コアラの特徴やコアラがオース トラリアの歴史の中で果たしてきた役割を理解する。 <事後学修課題> オーストラリアの素晴らしさと課題点について復習し英文でま とめる。 <事前学修課題> チャプター2のReadingを読み、ジャングルの中に存在するボロ ブドゥール遺跡に関する知識を得る。 <事後学修課題> インドネシアの伝統文化及び多民族性について英文でまとめる。 <事前学修課題> チャプター3のReadingを読み、シンガポールのシンボルとされ るマーライオンの生い立ち、歴史的背景を理解する。 <事後学修課題> シンガポールの言語政策について復習し、英語の役割について 英文でポイントをまとめる。 <事前学修課題> チャプター4のReadingを読み、秦の始皇帝が建造した8000を超 える兵士や馬の俑について事前知識を得る。 <事後学修課題> 中国の歴史の概要を復習し、ポイントを英文でまとめる。 <事前学修課題> チャプター5のReadingを読み、アルゼンチンの飲み物に関する 文化について理解する。 <事後学修課題> アルゼンチンタンゴの曲をネットで検索し、3曲選んで試聴す る。その中で自分が気に入った曲を1曲選び、曲についての感 想文を書いて提出する。 <事前学修課題> チャプター6のReadingを読み、チョコレートの原料となるカカ オとメソアメリカとの係わり及びカカオの発展の歴史を理解す る。 <事後学修課題> メキシコの食文化及びメソアメリカの古代文明について復習し 、ポイントを英語でまとめる。 <事前学修課題> チャプター7のReadingを読み、毎年ミュンヘンで開かれる世界 最大の祭りである"Oktoberfest"の由来についての知識を得る。 <事後学修課題> ドイツの歴史や観光に関する特徴を復習し、ポイントを英語で まとめる。 <事前学修課題> チャプター8のReadingを読み、ムーミン誕生の背景や世界への 広がりについて事前の知識を得る。 <事後学修課題> フィンランドの教育政策や機能的デザイン等の特徴を復習し、 ポイントを英語でまとめる。 <事前学修課題> チャプター9のReadingを読み、ポーランドの天文学者であるコ ペルニクスが唱えた「地動説」の浸透についての背景を理解す る。 <事後学修課題> ポーランドの歴史を復習し、ポイントを英語でまとめる。 11 <授業テーマ> スペイン <内容・方法> 古都トレドの美しい街を眺望しながら、スペインの食文化や代 表的料理について学ぶ。 12 <授業テーマ> ギリシャ <内容・方法> アテネの遺跡などを通じて古代ギリシャの生活に迫る。又、ギ リシャ神話についても学ぶ。 13 <授業テーマ> ケニア <内容・方法> 広大な自然の中で生活する人々や、自然の中に生息する野生動 物を概観しながら、ケニアについて学ぶ。 14 <授業テーマ> クエート <内容・方法> オイルマネーで富裕国となる実態、及び砂漠気候やイスラム戒 律等の厳しい生活環境が存在するクエートについて学ぶ。 15 <授業テーマ> 総括テスト <内容・方法> 前期で学んだ英語表現の理解及び習得度に関するテストを実施 する。 <事前学修課題> チャプター10のReadingを読み、トレドの歴史や宗教的な意味 あについて知識を得る。 <事後学修課題> スペインの代表的料理の中から、食べてみたい料理を3つ選ん で提出する。 <事前学修課題> チャプター11のReadingを読み、ギリシャ神話の背景や人々の 信仰に関する事前の知識を得る。 <事後学修課題> 古代ギリシャの生活やギリシャ神話について復習し、ポイント を英語でまとめる。 <事前学修課題> チャプター12のReadingを読み、絶滅の危機に瀕するアフリカ ゾウの実態を学ぶ。 <事後学修課題> ケニアの人々の生存の為の厳しい実態を復習し、ポイントを英 文でまとめる。 <事前学修課題> チャプター15のReadingを読み、クエート人の服装に関する宗 教的な意味合いや生活機能に関する知識を事前に得る。 <事後学修課題> クエートの人々の生活環境や実態に関する感想を英文でまとめ る。 <事前学修課題> 事前に告知するテストのガイダンスに基き準備を行う。 <事後学修課題> 授業に関するアンケートに答えメールで提出する。 テキスト 成績評価の方法 『On Board for More World Adventures』Scott Berlin/小林めぐみ(金星堂)¥2300,[ISBN978-4-7647-3991-8] 平常点:50% レポート課題:20% 授業内試験:30% 参考書 必要に応じて授業中に紹介する。 履修条件・他の科目との関連 授業を通年で計画しているので、後期「英語表現II」を受講することが望ましい。
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