H19-03月定例会会議録 06日

平成19年第1回下仁田町議会定例会会議録第1号(6日)
招集年月日
平成19年 3月 6日
招集の場所
下
仁
田
町
議
会
議
場
開閉会日時
開 会
平成19年 3月 6日午前10時00分
議
長
岡 田 武 二
及 び 宣 言
閉 会
平成19年 3月20日午前11時12分
議
長
岡 田 武 二
氏
応(不応)招議員
議席番号
及 び 出 席 並 び に
1
原
欠
2
岩
席
議
員
名
出席等の別
氏
議席番号
名
秀
男
○
9
関
口
崎
正
春
○
10
堀
口
博
出席等の別
勇
○
志
○
博
○
出席
14 名
3
髙
瀬
政
信
○
11
佐
藤
欠席
2 名
4
佐
藤
勇
二
○
12
岡
田
武
二
○
欠員
名
5
千
野
榮
治
○
13
佐
藤
公
夫
○
例
6
島
﨑
紘
一
○
14
荻
野
武
司
○
○
出席を示す
7
鈴
木
久
元
○
15
黛
正
夫
△
△
欠席を示す
8
田
村
憲
司
○
16
佐
豊
△
×
不応招示す
9番
関
口
勇
10番
凡
会議録署名議員
職 務 のた め議 場に
事 務 局 長
神
戸
恒
堀
吉
書
口
博
藤
志
記
樋
口
令
子
出席したものの氏名
町
長
岡
田
常
夫
会
長
島
崎
孝
一
羽
鳥
勝
之
保健環境課長
酒
井
俊
輔
長
高
木
成
雄
農林建設課長
今
井
役
計
課
地方自治法
助
第121条に
教
より説明のた
総
長
武
田
重
信
商工観光課長
庭
屋
厚
司
め出席した者
企 画 財 政 課 長
神
戸
良
治
ガス水道課長
高
地
三
郎
の氏名
まちづくり推進課長
茂
木
政
美
教
森
住 民 税 務 課 長
永
井
正
信
福
神
戸
洋
一
育
務
祉
課
課
長
- 1 -
育
課
長
隆
務
議
事
日
程
会
議
に
付
1
会議録署名議員の指名
2
会期の決定
3
一般質問
会
開
○議長
会
議
別紙のとおり
し
の
た
経
議
過
平成19年3月6日
岡田武二
件
午前10時00分
おはようございます。
ただ今から、平成19年第1回下仁田町議会定例会を開会し、ただちに本
日の会議を開きます。
○議長
岡田武二
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員
は、会議規則第118条の規定によって、9番
関口勇君と、10番 堀口博
志君を指名いたします。
○議長
岡田武二
続いて、日程第2、会期の決定を議題といたします。
本定例会の会期については、さきの議会運営委員会で本議会の運営等につ
いて協議がされておりますので、その結果について、報告を求めます。
議会運営委員長
(関口勇議会運営委員長
○議会運営委員長
関口勇
登壇)
おはようございます。
議長のご指名がありましたので、議会運営委員長報告を申し上げます。
去る2月28日、午前10時から委員会室303において、議会運営委員
会を開催し、本定例会の会期、日程及び議案の取扱い等の議会運営に関する
事項について、協議をいたしましたので、その経過と結果についてご報告申
し上げます。
まず、会期につきましては、本日から3月20日までの15日間とし 、審
議日程につきましては 、お手元に配布されている日程表のとおりであります 。
本日は、会期の決定の後、町長のごあいさつをいただきまして、その 後、
- 2 -
一般質問を岩崎正春議員、荻野武司議員、休憩を挟んで、髙瀬政信議員、佐
藤公夫議員の4名の方が行います。
翌日、7日から8日にかけまして、全員協議会を開催いたします。
なお、8日、午後1時から、本会議を開催し、報告第1号の後、第2 8号
議案までの提案者の説明、質疑、討論、採決を行います。
また、議案第29号から議案第31号は議員提案となります。
次に、第32号議案から第45号議案については、補正予算、当初予 算ご
とに一括上程し、質疑・討論の後、所管の委員会に、また、陳情につきまし
ても、それぞれの所管の委員会に付託し、審査をお願いすることに決しまし
た。
なお、12日(月曜日)は、総務常任委員会を、14日(水曜日)は 、社
会常任委員会、15日(木曜日)は、経済常任委員会を開催していただき、
17日及び18日は休日につき休会といたします。
また、13日、16日及び19日は委員会の予備日といたします。
20日(火曜日)最終日は、本会議を開き、各常任委員長から、委員 会審
査の報告を受けた後、第32号議案から第45号議案に対しての討論、採決
及び陳情の採決を行い、全日程を終了する予定でございます。
この会期、日程等にご賛同を賜り、円滑な議会運営が出来ますよう議 員各
位のご協力をお願い申し上げまして、報告といたします。よろしくお願いし
ます。
○議長
岡田武二
お諮りいたします。
本定例会の会期は、議会運営委員長報告のとおり、お手元に配布の日程表
により、本日から3月20日までの15日間にしたいと思います。これにご
異議ございませんか。
(「 異議なし」の声あり)
○議長
岡田武二
異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日か
ら3月20日までの15日間と決定いたしました。
○議長
岡田武二
続いて、町長から定例会招集の挨拶を願います。町長
(岡田常夫町長
○町長
岡田常夫
登壇)
あらためまして、おはようございます。
議長からご指名をいただきましたので、平成19年第1回下仁田町議会定
例会の開会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
- 3 -
3月に入りまして、春色ようやくととのい、議員各位におかれましては、
益々、ご壮健にてご活躍のことと、心よりお慶びを申し上げます。
さて、ご参集をいただきました今定例会は、只今ご決定をいただきました
会期並びに議事日程により、第2号議案から第45号議案について審議決定
を賜りたいとするものであります。
何れの案件につきましても重要ではございますが、とりわけ当町の行政運営
の指針であります 、「一般会計予算 」「特別会計予算」並びに 、「水道及びガス
事業会計予算」をご提案申し上げますほか、平成18年度の補正予算につき
ましても「一般会計予算」をはじめ全ての「特別会計予算」並びに 、「水道及
びガス事業会計予算」についてご提案をいたすところであります。
他の議案につきましては、議事日程に記載のとおり上程をさせていただき
ます。
何れの案件につきましても、原案どおりご議決を賜りますようお願いを申
し上げます。
平成19年度の予算につきましては、その骨格を議会の皆様に事前にご説
明を申し上げた所でありますが、昨年に引き続き、誠に厳しい予算編成であ
りました。予算総額、43億4,500万円、前年対比、5,600万円の
減額であり、率にして1.27%の減額予算であります。
歳入面においては、町民税の若干の増額が見込まれたものの、税源移譲に
伴う所得譲与税、臨時財政対策債等が大幅な減額となり、それら厳しい歳入
状況に対し、基金の繰り入れをはじめ、継続した常勤特別職の給与削減、常
勤特別職及び職員の期末手当、0.5ヶ月削減、管理職手当の削減、更に退
職者不補充など人件費を極力抑制し補填したところであります。
また、歳出面では、今期も細小まで経常事務費を縮減し、更なる一般財源
の確保に努めた所であります。
本年は昨年度からの懸案でありました 、「馬山地区野球場関連事業 」 に要
- 4 -
する経費、及び「蒟蒻手づくり体験場整備費」など事業内容を更なる精査の
下 、新らたに再出発する事業を始め 、貴重な歴史資源であります「 荒船風穴 」
の周辺整備に要する経費など「富岡製糸場・絹産業遺産群」の世界遺産登録
に向け、県及び関連市町村と歩調を共に、大きな歴史的第一歩を踏み出す事
となる予算なども計上させて頂き、当町において「蒟蒻 」「風穴」など「歴史
的文化」を次の世代へ受け継ぐとともに、出会い交流の場を軸とした「少子
高齢化対策」など、まさに次世代への継承をその根底にもつ予算編成とさせ
て頂きました。
平成19年度一般会計予算あらましは以上のとおりであります。
また、この予算策定に当たりましては、行財政改革審議会からの答申 並び
に議会からの提言を踏まえて編成をいたしたところであります。
この度の予算編成では、基金の取り崩しは1億4,642万3,00 0円
でありますが、これはひとえに議員各位にご理解頂き、全下仁田町民並びに
関係各位の産廃施設建設阻止に向けられました浄財により、最小限に基金の
取り崩しが抑制された結果であり、ここに改めて感謝の意を表する次第であ
ります。
個別事業の詳細につきましては後程、担当課長から説明させていただ きま
すが、慎重審議をいただきまして、原案どおりご議決賜りますよう重ねてお
願いを申し上げ、定例会開会に当たりましてのご挨拶といたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長
岡田武二
次に日程第3、一般質問を行います。
通告書にしたがいまして質問を許します。岩崎正春君
(岩崎正春議員
○2番
岩崎正春
一般質問席へ)
ただ今より、議長のお許しがいただけましたので、2番議員、
岩崎が一般質問通告書に基づきましてお尋ねいたします。
まず、第一に、新年度予算について。地方分権一括法が施行され、自 己責
任・自己決定による行政システムに移行し5年が経過したが、経済停滞によ
り、とりわけ地方は財政悪化が進み、積極的な財政投資による地域振興が難
- 5 -
しい状況となりました。
国の予算で見ると、18年度は79兆6,860億円。19年度当初 予算
予定が82兆9,088億円と4%ほど増加しておりますが、一方、国・地
方の長期債務残高は、一分過ぎれば95万円、一月に137億円、一年には
1兆円増え続け、17年度の残高が770兆円だったものが、既に18年度
には 、775兆円とふくれあがっております 。こうしたツケは 、財政悪化は 、
より地方自治体に厳しく、合併した市町村においても、自立を決めた市町村
においても大変厳しく襲いかかっております。
市の中では、既に副市長を置かないことを決めた市や、先日の新聞報 道で
も自立を決めた板倉町においても財政逼迫を理由に助役が退任を余儀なくさ
れました。地方自治体は、かつてない厳しい自助努力を求められる証だと考
えられます。
下仁田町においては、こうした厳しい財政事情の中、町の懸案事項の 産廃
予定地を町が買い取ることで解決の道筋がついたことは誠に喜ばしいことで
あります。このことは、町がかつてない、合併に端を発した住民投票やリコ
ール問題に揺り動かされながらも、岡田町長と共に、金井勇二会長から田貝
价布会長へと住民の会会長が交代があっても、終始一貫産廃阻止に向けて、
一致団結でご尽力を頂いた賜以外に他なりません。誠に衷心より敬意と感謝
を申し上げます。しかも、買い取り金額4億6,000万の内、自己資金1
億1,500万円に当たる金額に対して、寄付活動を展開して頂き町の財政
に大きく貢献して頂きました。
そうした町の状況の中、先ほど町長のご挨拶の中にもありましたよう に、
19年度予算も43億4,500万円余り。厳しい予算のやりくりにご苦労
を頂いたことと拝察申し上げます。
それでは、一般質問通告書通りに19年度の重点施策は何か、ハード ・ソ
フト事業の両面から説明をお願いいたします。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
お答えいたします。
先ほどご挨拶の中でも申し上げましたが、今年の重点をおいた施策、 お答
えいたします。
ハード事業では、平成18年度において、諸般の事情により事業の凍 結し
た馬山多目的運動場整備、及び手作り蒟蒻体験場整備の2事業と、町営バス
車両の購入合わせて3事業で 、1億7 ,070万7 ,000円でございます 。
また、ソフト事業では、出会い交流の場づくり、小学校の複式学級の 解消
- 6 -
及び文化財保護の世界遺産関連の3事業で1,304万円でございます。
以上でございます。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
ただ今、町長の方から具体的に3点ほど重点施策をご答弁頂き
ましたが、馬山多目的運動場については、計画そのものには反対するもので
はございませんが、財政逼迫のおり、財政改革の目処がつくまで、一事凍結
のつもりはないかということが一点と 、ただ今の蒟蒻手作り体験場の建設も 、
18年度実施予定が計画そのものが充分煮詰まってない感があり、直前に繰
越明許になりました。
この際、富岡製糸場が世界遺産の暫定リストになったのを機会に、下仁田
町の売りの拠点をどこに置くのか。下仁田倉庫や駅周辺にするのかどうか。
より一層充実した活用方法を検討して頂くためにも再検討するつもりはない
のかどうか。この2点についてお願い致します。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
馬山の多目的運動場と蒟蒻の体験施設凍結したらと。こういう
ご意見でございますが、これは昨年も議員の皆様のご理解を得て本年度に事
業をさせて頂くと。こういうことでご決定を頂いておると。
また、こんにゃく体験場についても諸般の状況で延ばさせて頂いたと。ご
理解を頂いておると、こういうふうに私は理解しておりますので、このまん
まよろしくお願いしたいと。こういうふうに思っております。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
是非とも財政の厳しい中をやりくりしての大きな予算を伴う事
業でありますので 、将来を見据えて内容の充実を図って頂きたいと思います 。
次に、財源確保について。地方交付税が18年度予算に比べて19年度は
8,000万円ほど増えた理由をお聞かせください。
○議長
岡田武二
○企画財政課長
企画財政課長
神戸良治
19年度予算において、地方交付税が増額になった理
由にというご質問にお答えいたします。
18年度予算編成におきまして、18年度地方財政計画における地方 交付
税の対前年伸び率5.9%を基準に町独自試算及び県推計システムにより推
計した結果として、18年度の予算額は概ね15億8,000万円という数
字が得られておりました。しかし、本算定段階におきまして、予算編纂時に
は予見できなかった各種補正係数の変更がありましたので、18年度実績は
この予算額に対しまして増加いたしております。
- 7 -
また、平成19年度の予算編成におきましても、18年度予算実績を 基準
に、地方財政計画の対前年伸び率マイナス4.4%を基準に推計をしている
ところでありますが、18年度実績が大幅に増加しておりました関係上、こ
れを基準に19年度算定しておりますので、対当初予算額を比較いたします
と、7,000万円、4.4%の増額となっております。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
ありがとうございました。
そこで、これは行財政改革との進捗状況によって、交付税もその都度 変わ
るのかなと思いますけれども、国の財政改革に伴う新型というんですか、新
しい交付税のあり方というんですか、そういったものの情報は今のところご
ざいますか。得ていますか。
○議長
岡田武二
○企画財政課長
企画財政課長
神戸良治
地方交付税の今後の見通しということであろうかと思
いますのでお答えいたします。
平成19年度から基準財政需要額に係る算定費目の簡素化によりまし て、
人口・面積を基準とした新型交付税が導入され、19年度における影響額は
試算におきましては、760万円の減額が見込まれております。今回導入さ
れた新型交付税は需要額ベースで全体の1割程度の移行とされており、3年
間で全体の3分の1程度まで移行させる方針であるため、21年度におきま
しては、3,000万円程度の影響減が見込まれます。国の方針といたしま
して、交付税総額を抑制しつつ、不交付団体を増やしていくという方向にあ
りまして、算定項目、単位費用、補正係数等の見直しにより、更に減額され
ることが見込まれております。
以上です。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
国の全体の景気が少し上向いてきたというんですか。増税によ
る効果もあると思いますけれども、若干交付税も来年度予算ベースで増える
ような見通しもありますけれども、依然として不安定、見通しがはっきりし
ない国の方針もありますので、今後注視していって頂きたいと思います。
それと、先ほど町長のご挨拶の中にもありましたように、基金の取り 崩し
もいっそう進みまして、今後基金がゼロになる、あるいはゼロに近い科目も
あるようですが、これでは基金の本来の目的を損なうおそれはないのかどう
か 。今後基金の運用をどのように考えているのかご答弁願いたいと思います 。
○議長
岡田武二
企画財政課長
- 8 -
○企画財政課長
神戸良治
基金の件でございますが、財政調整基金についてお答
え申し上げます。
平成18年度末の残高見込額は、3億6,021万3,000円で、平成
19年度当初予算におきまして、1億1,565万5,000円の取り崩し
を計上しております。したがって、19年度末残高見込みは1億9,055
万8,000円となっております。これを18年度当初予算の時点では、2
億3,913万6,000円の基金取り崩しが計上され、18年度末残高見
込みを8,215万1,000としておりましたので、比較で1億1,00
0万円弱ではありますが増額することができました。
集中改革プランに基づき歳出・削減、歳入確保に努めておりますが、合併
時における退職手当支給事務からの脱退負担金が平成18年度末では、7億
円を超える見込みでありますので、この負担に対応するためにも、さらに行
財政改革を推進し、財政調整基金を確保する必要があると考えております。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
ありがとうございました。
そこで、税率の改正で若干税収増になったというお話を先ほど頂きました
が、住民税課税所得が220万以下が5%、220万から700万までが1
0%、700万以上が13%という改正のようでございますが、これによっ
て増収はどのくらい見込めるのか分かりましたらお願いいたします。
○議長
岡田武二
○住民税務課長
住民税務課長
永井正信
三位一体の改革ということで、地方自治体から自主性
を発揮し行政サービスを行うためということで、国から地方へ3兆円の税源
が移譲されるということでございます。で、住民税につきましては、先ほど
申されましたパーセントが一律改正後には町分が6%、県が4%で計で10
%ということでございます。税制改革による所得割分の見込みが5,840
万ほど見込んでおります。それに伴いまして、税制改正の部分では、定率減
税の廃止による増額を1,870万ほど。更に65歳以上の方に適用されて
おりました非課税措置の廃止の経過措置による増額分としまして、170万
円ほど見込んでおります。合わせて7,400万円の増額を見込んでおりま
す。
以上でございます。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
住民にはより税が厳しくという状況はいっそう今後は進むのか
なという感じがしております。
- 9 -
一方において、自治体自身も独自な税収、収入方法も考えているところも
ございます。富岡市においても、市、庁用車に広告を入れたり、あるいは多
くの自治体のホームページにバナー広告を募集したり、これはもう当たり前
のようになってきました。また、群馬県内のある自治体では、役場受付のテ
ーブルの袴の部分に広告募集をしている例もあるようです。70㎝掛ける9
0㎝で半年で1万2,000円とかということになっております。こうした
こともひとつ税の負担を求めるという一方でも独自な収入源というのを求め
ていく必要があるのではないかと思います。
地方分権一括法というのは、まさに自治体の総意と工夫、知恵と努力が試
されるのではないかというふうに考えております。こういった広告収入とい
うのを考えておられるでしょうか、どうでしょうか。
○議長
岡田武二
まちづくり推進課長
○まちづくり推進課長
茂木政美
広告収入ということでございますが、行財政改
革の方で、18年度に審議した中に「広報しもにた」と「荒船の湯」そこに
有料広告を募集するということで計画をしております。
以上です。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
これは、たとえばの例なので、それぞれ持ち場で何かそういっ
た収入が上がるようなものを持ち寄って検討して頂きたいと考えております 。
続きまして、3番の行財政改革について、来年度はどのように取り組むの
か、あるいは、今後はどのような計画を持っているのかお願いいたします。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
岩崎議員さんの行財政改革の取り組みについてというご質問に
お答えいたします。
まず、行財政改革の取り組みですが、平成17年度から総務省の地方公共
団体における行政改革の推進のための新たな指針、いわゆる新地方行政改革
指針に基づき、行財政改革審議会を設置し、答申に基づき下仁田町行財政改
革大綱及びそれに基づく地域財政計画を含めた5年間の実施計画、集中改革
プランを作成いたしました。
平成17年度は職員から提案された150余の行財政改革項目を5つに分
類し調査・検討を行い審議会で協議して頂きました。その結果、平成17年
度は非常勤特別職の給与の削減 、町長15% 、管理職手当を1ポイント削減 、
退職時特別昇給制度を廃止、補助金の見直しを実施いたしました。
議会議員さんにおかれましては、自ら報酬を10%の削減をして頂きまし
- 10 -
た。また、実施計画にあります平成18年度から実施する内容について検討
を行い、その結果、平成18年度では、組織・機構の見直し、非常勤特別職
の日額報酬の削減、6,000円から3時間以内3,000円。常勤及び非
常勤職員の旅費の見直し、県内は廃止。管理職手当の見直し、37.5から
46%減。3約及び職員の期末手当も0.5ヶ月の削減、各種職員研修の開
催。全職員による滞納整理を実施いたしました。
道の駅及び福祉作業所には、指定管理者制度を導入いたしました。
また、受益者負担金を見直し、住民の皆様から農林業の改良、新設及び急
傾斜地の負担金、健康診査負担金、公共施設の使用料負担していただくこと
になりました。さらに、出産祝い金の見直しを行いました。平成18年度、
平成17年度の協議結果が得られなかった項目と新たな提案事項を含め90
余の項目について調査・検討を行いました。地域協働の推進として町政に関
する理解を深めていただき、積極的にまちづくりへ参画していただくよう職
員による出前講座の開催、また、ボランティア構成団体相互の交流及び協働
によるまちづくり活動の推進を行うことを目的に、町内のボランティア団体
と連絡協議会を設立いたしました。
審議会では、新たな行革事項と答申に基づく検証を行い、第2次の答申を
頂き、平成19年度において、歳入に見込まれるものは 、「広報しもにた」と
「荒船の湯」に有料広告の募集、ほたる山公園使用料の改定。
歳出削減については、出産祝い金を一律5万円に、敬老祝い金の101歳
以上1万円に 。教育委員会関係施設の臨時職員の雇用形態 。福祉・医療制度 、
土地賃借料、委託料、補助金等の見直し。学校給食加工費の一般財源充当額
などの協議を行いました。今後は第2次答申により事業事務の効率化、定員
適正化計画の推進、民間委託等の推進、財政運営の健全化、人口増加策、行
政評価制度等の未実施事項について引き続き調査・研究を行い実施可能なも
のから順次取り入れて参りたいと考えております。
以上でございます。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
ありがとうございました。そこで、18年度の人件費に対する
一般会計予算の中で占める割合というんですか、金額と今職員の諸手 当、
賞与0.5か月カットと。諸々含めて19年度ではどのくらいの減額 が見
込まれるのか分かりましたらお願いします。
○議長
岡田武二
まちづくり推進課長
○まちづくり推進課長
茂木政美
では、私の方から人件費関係の0.5ヶ月分に
- 11 -
相当する金額ということでございまして、退職者不補充による人件費 の削
減と3,235万円という数字をいただいておりますけども、0.5 ヶ月
分は含めておりません。2節だけです。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
職員の方は、給料・報酬とも生活給なので、なかなかこう削る
のも、削る側も削られる側も大変な苦しい思いをしていると思います けれ
ども、定数減だけではなくて、全体的に今言われているワークシェア リン
グというんですか、生活基盤の補償というんですか。そういうことも 含め
て全体的なもののやっぱり姿というんですか 、 最終的にはどうするんだと 。
下仁田町の職員数についてはどのくらいが良いのかということも、将 来ビ
ジョンを示していただいて職員と執行側の話し合いというんですか、 理解
を今まで以上に進めていってほしいと思います。
一般企業でも一番大きな割合を占めるのがほとんどの企業において人件費
ですし、民間企業であれば売り上げ増を目指して、それを補填するん であ
りますが、自治体の場合は、税収というものがだんだんだんだん枯渇 して
いくという状況で考えると、どうしても人件費を計画的に引き下げて いく
ということが必要だと思います。団塊の世代の退職時期は、まさしく 定数
減の絶好のチャンスであるはずです。昨年度は9人退職希望者に対し て完
全に退職したのは、実質3人でしたかね。採用は中途採用含めて4人 採用
されているようです。団塊世代の退職はここ5年間がやはり勝負でこ こで
計画的な年次計画を示していただくというか、22年度くらいまでの どう
いうふうに何人くらい年度別で削減するかという計画はお持ちでしょうか 。
○議長
岡田武二
まちづくり推進課長
○まちづくり推進課長
茂木政美
行財政改革の中にあります、定員適正化計画で
ございますが、平成17年には144名ということで、平成22年4 月1
日には128人ということで16人減を目標としております。
以上です。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
一説には、地方自治体における適正数というのは、1,000
人に8人から10人が適正ではないかというような話もあります。甘楽町は
人口が1万4 ,627人 、職員数が139人 。予算額43億4 ,500万円 。
18年度ベースですけれども。これを21年度までに120人を計画してい
るようです。
また 、課の削減についても 、やはり14課は多いのではないかと思います 。
- 12 -
もちろん人口数も違いますけれども、先日の新聞では、川場村では7課から
4課まで減らしているようです。岡田町長が議員時代に、平成10年でした
か、行財政改革でまとめた提言書の時代の12課よりも現在まだ2課多いわ
けです。このへんの課の削減というのはどんな計画をお持ちでしょうか。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
昨年、課の削減はいたしましたし、14課で14人の課長では
なくて2人兼務していますので課長は12名です。
以上です。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
やはり、せっかくグループ制というのを採用しているようなの
で、課を減らして、横断的な課の中の協力体制というものをグループ制、リ
ーダー制で可能になるのではないかと思いますので、課の削減についてもよ
り一層努力をして頂きたいと思います。
それでは、来年度予算についてはこれで終了いたします。
次に、産廃問題の解決に向けての取り組みについてご質問いたします。
一番の業者との協定書締結や土地登記の契約等進捗状況をなるべく詳しく
説明をお願いいたします。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
お答えいたします。
昨年 の11 月1 5日の 臨時 議会で 、産 廃最終 処分場 用地 を町が山 田 建設
(株)から購入するための予算議決をいただきましたが、その後、山田建設
と11月28日に第1回事務的協議を行いました。内容的には、町側で事前
に持っていた税務情報等から推定される山田建設所有地と実質的な権利とし
て山田建設が有している土地との付け合わせ。また、高峯リゾート開発の処
理方法及び移転処理に係わる費用負担等の調整です。そこでは、最終的に移
転する土地面積に対する相違がありましたので、12月7日に第2回の協議
を行いました。概ね考え方の一致を見ましたので、基本合意文書等の作成と
土地移転処理の法的準備に向け、環境保全調査専門委員の高橋弁護士事務所
と12月8日に業務委託契約を締結いたしました。そして、当日(株)高峯
リゾート開発の破産申し立てに入りました。それらを見極めまして、12月
25日基本的合意文書を取り交じ合わせました。
その後、今年になりまして、1月26日に前橋地方裁判所、高崎支部にお
きまして 、(株)高峯リゾート開発の債権者審尋が行われまして、保健環境課
長と住民税務課長、徴収係長が出席いたしましたが、代表者でありました川
- 13 -
邉さんからは出頭しませんでしたので、1月29日付けで破産手続きの決定
がされました。最終的には3月14日で高峯リゾート開発の処理が終わる見
込みであります。
その後、最終的な移転土地面積の見通しが経ちましたので、2月27日に
群馬県庁におきまして、廃棄物政策課の須田課長さんはじめ、職員4人立ち
会いの下に、山田建設側が有川執行役員及び山越マネージャーと、下仁田町
側が町長私と、助役と企画財政課長、保健環境課長の4名で不動産売買予約
契約を締結いたしました。この契約は議会の議決によって本契約書となるも
のでございます。土地移転登記につきましては、議決日に登記所に提出する
予定になっておりますので、3月中旬には登記が完了するものと見込まれま
す。それを見極めて土地代金の支払いを行う予定であります。なお、契約内
容でございますが、筆数260筆、面積70万883.49㎡、契約金額4
億6,000万円であります。また、土地移転等に要する弁護士及び登記費
用につきましては、下仁田町負担分30万円を予定しております。
以上でございます。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
それでは高峯リゾートの土地については、解決の目処が立った
ということで、大変一番ネックになっているかなあと思う部分が解決ができ
そうなので、大変結構なことだと思います。その他にオーシャンライフの土
地は、最初に事前協議計画書の中では記されたようですが、この件と民地が
何筆か確かあったと思います。その民地の取り扱い等はどのようになってい
るのでしょうか。
○議長
岡田武二
○保健環境課長
保健環境課長
酒井俊輔
お答えいたします。
山田建設の方と土地の突合をした結果、現在、先ほど申しましたのは、山
田建設並びに高峯リゾート等の所有地で、実質的に山田建設が権利等を持っ
ている土地の合計でございます 。その他に高峯リゾートが民地等借りまして 、
賃借権の設定をしておった土地がございます。それは山田建設側の資料によ
りますと84筆、1万2,148㎡という数字でございます。これにつきま
しては、高峯リゾートの処理と同時にこの賃借権の解除ができる書類を受け
取っておりますので、個人の負担になります。これは。契約が高峯との契約
でございますので、それについては、個人の負担により賃借権の解除ができ
るかたちを整えております。
それから、地上権の設定土地が59筆、38万5,663㎡ございます。
- 14 -
これにつきましては、同様に解除ができる手続きを取っておりますけれども
これはあくまで、所有権者の意志も入ってきますので最終的に全ての地上権
が解除されるかどうか未だ未定でございます。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
一番やっかいな土地権利等について大変努力をしているという
ことに感謝申し上げます。個人の土地で84筆ほどあるということですけれ
ども、これは今同意書を求めている段階というふうに理解してよろしいでし
ょうか。
○議長
岡田武二
○保健環境課長
保健環境課長
酒井俊輔
個人所有者に対しまして、山田建設の方から手紙を出
しまして、高橋弁護士事務所に連絡をして解除の手続きを取って頂くと。そ
ういう考えでおります。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
それと70ヘクタール余りの土地ということですが、境界の確
定等とはどのようになっておるんでしょうか。
○議長
岡田武二
○保健環境課長
保健環境課長
酒井俊輔
現在、土地の隣接者の承諾をいただいている段階でご
ざいます。その隣接者の承諾が得られたところから山田建設の現在土地でご
ざいますので、山田建設側が境界の仮杭を打つ計画でございます。そこのと
ころに正式には町の杭を打つ。そういう考えでおります。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
それが終わる見通し等は未だ分からないということですね。
○議長
岡田武二
保健環境課長
○保健環境課長
酒井俊輔
山田建設が、森林組合に委託しまして作業を進める計
画でおりますので、今の段階ですと5月頃にはその作業が終わるのではない
かという見通しでおります。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
是非とも、後に問題が生じないように努力をしていただきたい
と思います。
それと、高峯リゾートの土地が処分できる見込みということでございます
が、ここが土地保有税の滞納分があったと思います。金額はいくらなのか。
その金額の処理はどのようになるのか。あるいは不納欠損処理をするのかな
と思いますけれども、その点をお聞かせください。
○議長
岡田武二
住民税務課長
- 15 -
○住民税務課長
永井正信
高峯リゾート分につきましては、保有税それから固定
資産税合わせまして、6,251万9,086円となっております。3月の
14日に債権者会議終了後、その後、執行停止をかけまして、年度内に不納
欠損処分をしたいと考えております。
以上でございます。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
次に、二番の寄付金の現在の金額、法人、個人、団体の数及び
その使用方法について 、使途方法について計画をお示し頂きたいと思います 。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
お答えいたします。
寄付金の金額とその後の使用方法とこういうことだろうと思います。産廃
に関します御寄付につきましては、昨年の12月の11日から住民の会の呼
び掛けにより、お陰様で3月5日、昨日の夕方でございます。1億3,18
8万5,787円という額を収納させていただいております。この寄付金の
使途につきましては、全て山田建設さんの土地購入費に充てて参ります。産
廃関連の土地代登記料及び 裁判費用は合わせて4億6,289万3,000
円ですが、起債借り入れ申込み直前までの寄付金の全額と山田建設負担の裁
判費用をまず充当し 、残った額の75%について 、地域活性化事業債を充て 、
さらに残る額については、県資金を充てて参ります。
また、この起債借り入れ申込み以降の寄付金につきましては、平成19年
3月31日までの入金額は、減債基金に積み立て、19年度の元利償還金に
充てて参ります。
さらに、平成19年度中の寄付につきましては、指定寄付として元利償還
金に充てて参ります。いずれにいたしましても、この産廃でいただいたお金
は全てこの産廃関係に使わせていただくと 、こういう予定で考えております 。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
是非貴重な財源でありますので、基金として積み立てて後世の
負担を少しでも和らげていただきたいと考えております。
ただ今、町長からも回答がありましたように、地域活性事業債の借り入れ
については、先の議会でも説明がありましたが、3年据え置きで15年返済
と。金利は1.7%ということですが、1.7%ということになりますと、
私の計算だと6,663万7,000円ぐらいになるかなと思いますけれど
もそういう金額でしょうか。
○議長
岡田武二
企画財政課長
- 16 -
○企画財政課長
神戸良治
利率が変わっておりますので、3年据え置き15年返
済につきましては 、そのままでございますが 、利率が今は1 .7ではなくて 、
もう少し上がって2.3%程度になろうかと思います。それの償還額でござ
います。今現在の償還額、この3月補正時点での借入額につきましては、地
域活性事業債については、2億4,600万円を予定してございます。当初
補正でお願いした金額につきましては、3億4,500万円でしたが、こう
した御寄付の関係もございまして、2億4,600万円で借り入れたいとし
ております。
以上でございます。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
それは大変なお結構な話です。これも町民の皆様の絶大なる御
寄付のおかげだと思っております。大変ありがとうございます。
産廃も最終決着に向けて念には念を入れて望んで頂きたいと思います。こ
こまでくるのに大変な人力をしていただいた住民の会、三位一体で進めて参
りましたが、初代の金井勇二会長またその後引き続きました田貝价布会長こ
の二人の努力の結果、寄付まで大変な金額を集めて頂いたということでござ
います。寄付を集めて呼びかけたのは住民の会、寄付金は町の出納の方に入
るというやや変則的な方法でありましたが、これも地方財政法の第4条の5
によりまして、こういうかたちになったんだというふうに私も承知しており
ます。
最後に町長に二点ほどお願いがございます。
下仁田町町史以来、これは大変な問題でありましたし、また、解決も画期
的なことだったと思います。この産廃問題をとおして、どれだけ大きなこと
を私たちは学んだことだと思います 。これから町長最大の仕事は 、住民の会 、
田貝会長に寄付金の使用使途をよく説明申し上げて理解いただけるようご努
力願いたいと思います。4月には住民の会の総会も予定されているようにも
お伺いしております。関係者、地域住民皆様とともに本当に心から喜べるよ
うに一層の執行側には努力をしていただきたいと思います。
また、二点目に、この予定地は憩いの森、環境保全の森という計画もある
ようですが、住民の会調査委員会では、ずっと2年ほどこの現地調査を毎月
行ってまいりました。3月18日の現地調査を最後に取り纏めを行う予定で
ございます。調査の中で、大変汚れている場所もございます。電気伝導度で
130ミリS/㎝(ジーメンス/センチメートル) というような大変汚れて
いる場所もございますので、水源地として下流を守るために阻止したわけで
- 17 -
すから、町にとってもまずい部分はみんなで正していきたいというふうに考
えております 。こうしたことも合わせて執行側の大きな仕事かなと思います 。
それは執行側だけでなくて、私たち議会は住民挙げて、本当に真から憩いの
森・環境保全の森となるようにお願いしたいと思いますけれども、そういっ
た計画等、もし、今現在ございましたらお聞かせ願いたいと思います。
○議長
岡田武 二
町長
○町長
岡田常夫
一点目でございますが、これは3月末日か前になるか分かりま
せんが、一応山田建設にお支払いをして終わりとこういうかたちになります
ので、4月、未だ日にちは決めておりませんが、時期を見て「終結宣言」産
廃問題の。これをしたいかなと。こういうことを考えております。
それから、二点目の環境保全の森、これも今回議会で上程はさせて貰って
おります。私は、この産廃予定地、これは下仁田町の聖地である、あった。
ここに産廃処分場は造らせない。なぜならば、火葬場があります。下仁田・
南牧あるいは近隣の市町村。1万何千体の人たちがあそこで焼かれて悲しい
お別れをしている聖地である。魂もいる。また、ゴミ焼却場、また、最終の
いわゆる屎尿処理場。これ、下仁田・南牧、皆さんの本当に毎日出てくるも
のをあそこで片付けてくれている山であると 。これは非常に大事な山である 。
こういうふうに認識をしてやってきたのが事実でございます。そういう意味
でこの森は下仁田を守る森である。こういう認識の基にこれから環境整備を
図って行きたい。こんなふうに考えておりますのでよろしくお願いいたしま
す。
○議長
岡田武二
岩崎正春君
○2番
岩崎正春
町長の方から具体的に計画をお持ちであるという答弁を頂きま
して、是非ともこれらの教訓を活かしてよりよいまちづくりに一層進んで頂
きたいと思います。本当に4月の日にちは分かりませんけれども産廃問題の
終結宣言を行なわれるということをお伺いいたしましたが、田貝会長は田貝
会長なりに、独自のルートでそれぞれ産廃阻止に向けて努力をされていたよ
うな話も聞いておりますので、是非ともその折りにはみんなで本当に諸手を
挙げて万歳ができることを願って私の質問を終了させていただきます。
大変ありがとうございました。
○議長
○議長
岡田武二
暫時休憩をとります。再会は11時5分にします。
休
憩
午前11時00分
再
開
午前11時07分
岡田武二
休憩を解いて再会いたします。荻野武司君
- 18 -
(荻野武司議員
○14番
荻野武司
一般質問席へ)
議長のお許しがでたので、14番荻野武司が、一般質問を行
います。発言通告書に基づき一般質問を行います。
第1点は、荒船風穴等の世界遺産暫定リスト登録についてであります。ま
ず最初に 、世界遺産本登録に向けての町の取り組み姿勢についてであります 。
発言通告書にございますように「仮称下仁田文化財保存活用研究会」の会員
募集のチラシが、全戸に配布されました。この会の目的は、下仁田町の歴史
的遺産の研究を行い、重要文化財については、県や国の重要文化財への指定
を目指すと共に、歴史的遺産の保存活用と地域活性化を図ることを目的とす
る、とあります。今回の荒船風穴等の世界遺産の問題については、名指しで
あげていませんが、当面の問題としては、この会の重点的な活動目的となる
と思われます。まして、この会の事務局を、ふるさとセンター内に置き、同
職員があたると言うことになれば、仮称下仁田文化財保存活用研究会は、単
なる民間団体ではなく、行政と一体化した組織とも見られます。世界遺産対
策について、町とこの会との関係についてお尋ねいたします。民間団体の事
務処理に、行政機構の職員をあてるという事になり、その団体に助成金を出
すと言うことになれば、当然予算審議もしなくてはならない、町議会との事
前協議が必要である、と言うことを申し上げておきます。
本題に入ります。
3荒船風穴や、鬼ケ沢橋梁や、下仁田倉庫など、今回の世界遺産暫定リス
ト登録の物件は、文化財の観光面からも殆ど取り上げられてきなかった箇所
であります。したがって、本登録に向けての対策は、早急に積極的に取り組
む必要があります。資料収集や、案内板の設置を手始めに、駐車場やトイレ
等の施設が必要になります。施設によっては買い上げ、借用等も必要になり
ます。これらの準備のために、世界遺産対策プロジェクトチームの立ち上げ
が必要と思いますが、町長の方針をお聞かせ願います。
次は世界遺産登録のため経費を、平成19年度予算にどのような形で計上
してあるかについてお尋ねします。富岡市においては、世界遺産本登録推進
のため富岡製糸場関連として約2億9,000万円を計上しております、県
予算案に計上してこそ、行政の熱意を内外にアピールするものであります。
下仁田町の場合、予算案のどこに、いくら計上してあるのか、分かりやすく
説明をお願いいたします。
第1点のほうは、これから始まります。お願いします。
○議長
岡田武二
教育課長
- 19 -
○教育課長
森
務
荻野議員さんのご質問にお答えをいたします。
お尋ね町長と言うことでございますが、事務的な事でありますので、私の
方から答弁をさせて頂きます。
まず第1点、荒船風穴等の世界遺産暫定リスト登載についてのお尋ねでご
ざいますが、まず最初に資料収集についてでございます。昨年から広報等で
呼びかけをいたしまして、町内一円に屋敷地内の写真等資料が残っていない
か、皆さんにそんな呼びかけをさせて頂いております。しかしながら、結果
といたしましては写真等のご提供等申し出がございませんでした 。だだ1点 、
西牧地内にそういった資料があるのではないかというお宅がございますが、
そのお宅のご事情によりまだ精査には至ってないのが現状でございます。今
後も当然引き続いてお願いをしていきながら 、そういった当時の文献 、また 、
貴重な資料等があればそういったものをお借りして、活用を図っていきたい
と考えております。
次に 、通告であります案内板の設置状況についてお答えさせて頂きますが 、
本議会に提案させて頂く予定でおりますけれども、18年度の3月補正予算
の中で、看板の設置を今計画をしております。これは、県の地域振興整備費
補助金というのが3分の1補助をいただけます。これを活用して、現在国道
から屋敷地内に入る分岐点から、現地の風穴の所在地、また、神津牧場地内
を含めて5カ所に看板の設置を計画をしております。事業費については、3
6万円ほどでございます。
なお、現在現地を精査する意味で現地測量を、これは事業主体は県でござ
いますが、現在そう言った作業が進捗の状況でございます。
以上でございます。
○議長
岡田武二
○14番
荻野武司
荻野武司君
現在、全世界で、世界遺産に登録されているものは、約70
0カ所余りだそうです。それらは数百年以上の歴史と巨大な景観、芸術的の
高さ、広大な自然保護区であります。富岡製糸場関連施設が、世界遺産への
仲間入りをするためには、そのハードルが非常に高いことを覚悟して取り組
む必要があります。この日本国内においても、鎌倉や彦根城等は暫定登録さ
れて15年以上経過しているのが実情だそうです。本登録申請への目処が立
っていないとすれば、本町としての世界遺産対策費は、当面、予備費の中で
やるのか、早急に追加予算案に計上するよう、強く求めて、町長の答弁をお
願いします。
○議長
岡田武二
町長
- 20 -
○町長
岡田常夫
お答えします。
先ほど課長が申した、また、平成19年度予算これはふるさとセンター内
に世界遺産関連コーナー新設のために25万円、荒船風穴用地取得に177
万1,000円を計上いたしました。世界遺産の関連コーナー新設について
はパネル展示や、現在行われている荒船風穴の測量結果を踏まえてのパンフ
レット作成などを考えております。
19年度については暫定リストに登載された、3件の保存整備計画作成が
急務になり、県教委文化課の指導の元、保存整備計画を作成していくことが
中心になると思います。保存整備計画の作成にあたっては、緩衝地帯の設定
も必要となるため、都市計画法、農地法、森林法、河川法など関係課と連携
し、作成にあたりたい、とこんなふうに思っております。予算は今お話し申
し上げたところの予算でございます。これも県の方からも入れて頂くことに
なっております。
○議長
岡田武二
○14番
荻野武司君
荻野武司
次は、第2点目の行政改革についてでございますが、先程来
岩崎議員の質問の中にも事細かく出ておりましたが、私は下仁田町行政改革
審議会より、下仁田町の職員数、給与適正化の推進などで、適正計画の平成
18年度職員数145人に対し、139人である。平成22年の計画人数1
28人に近づくよう、さらに継続して削減に努力するようにとの答申書が出
されております。審議委員の皆様の労苦には感謝していることをまず申し上
げておきます。
職員数適正化の基準とは何か、その判断になる物差しが明らかにされてい
ません。その基準が明確でないと、現状数字や目標の判断が出来ないと思い
ます。例えば、我々議会の数で言えば、人口別5段階に分かれており、それ
ぞれの議員定数の上限数が定められています。下仁田町の場合人口1万人以
上で4段階の上限22ですが、現状は16名であり、しかし、残念ながら1
万人を割ることが予測されています。1万人を割ると3段階の上限は18人
となります。もし議員数が14人になれば人口5,000人以下、12人に
なれば人口2,000人以下の町村並みになります。職員数の適正規模の標
準は明らかでありませんので、現状の群馬県下27自治体数の実数から物差
しを当ててみますと、27自治体の人口38万3,000人に対し、全職員
数は4,161人、普通会計一般会計は3,171人となっております。こ
の数で人口1万人当たりの全職員は108人、一般職は82人ですが、下仁
田町の場合は、全職員で139人は30人多く、一般職103人で約20人
- 21 -
多い数字が出ます。勿論、私は、下仁田町の場合職員数が多すぎるとは思っ
ておりません、それなりの住民サービスを行っているものと信じ、その活動
を期待しておるものであります。しかし、下仁田町の職員数が県下平均より
多くなっている原因は何か、町民に明らかにする必要があると思います。
○議長
岡田武二
○議長
休
憩
午前11時28分
再
開
午前11時28分
岡田武二
○14番
○議長
暫時休憩します。
荻野武司
岡田武二
○総務課長
武田重信
休憩を解いて再会します。荻野武司君。
27と申し上げましたが、26だそうです、訂正して下さい。
総務課長。
荻野議員さんのご質問にお答えをさせて頂きます。
平成16年度の決算統計のデーターでございますけれども、人口一万人規
模、全国で68団体、これ町だけでございます。平均の職員数は117名で
ございました。下仁田町では、その基準に合わせると115名ということで
2名少なくなっております。
また、国で毎年実施しております、地方公共団体定員管理調査票による数
値でございますけれども、一般行政部門において国の数値と比較が出来ます
ので、そのへんをお答えさせて頂きます。
まず平成10年では、住民基本台帳の人口が3月31日現在ですが12,
021名、国の定員モデル数値が110名に対しまして、本町の職員数は、
112名で2名の超過でございました。そのときの全体の職員数は、170
名でございました。
平成15年においては、人口が11,144名、定員モデル数値104名
に対しまして、本町の職員数も104名と国の数値と同数でございました。
そのときの全体職員数は、155名でございます。
また、平成18年におきましては、人口が10,468名、定員モデル数
値が93名、これに対しまして本町の職員数は、91名とういうことで2名
減少となっております。また、全体の職員数は、139名でございました。
こうした数値からして、本町における職員数につきましては、適正であるか
というふうに判断をしているところでございます。また、今後におきまして
は、行財政改革の定員管理計画の平成22年の目標数値でございます、全体
の職員数128名に向けて努力をしてまいりたいというふうに考えておりま
す。
なお、30年前の昭和51年、このときの資料によりますと、人口は
16,478名、職員数はそのとき175名おりました。
- 22 -
以上でございます。
○議長
岡田武二
○14番
荻野武司君
荻野武司
はい、ありがとうございました。
続いて行政改革については、見解の相違があっても、それぞれの立場で努
力しているわけでありますが、当事者が、意識しないまま逆コースに進んで
いる場合が多くあります。また逆コースを進まなければならない場合もある
と思いますが、そのようなときには、関係者が十分検討し、町民に分かりや
すく説明する義務があると思います。今回、19年度一般会計予算の説明書
を見ると、その他、特別職の人員が、前年度の801人から1,029人に
なり、228人増となっています。その増加率は28.5%の大幅増であり
ます。報酬金額も、前年度は2,775万円から、3,086万円と311
万円増となっています。したがって、この非常勤特別職の増員は、絶対必要
なのか、関係機関で十分検討した上で増員なのか、財政改革案の答申と、ど
のようにすりあわせているのか、他の経費削減、事業との間に矛盾はないの
か、返答をお聞かせ下さい。
○議長
岡田武二
総務課長
暫時休憩をいたします。
○議長
休
憩
午前11時35分
再
開
午前11時41分
岡田武二
○総務課長
武田重信
休憩を解いて再開いたします。総務課長
それでは、お答えさせて頂きます。
選挙関係で今年、選挙の年ということで、340名ほど増えております。
投票立会人、あるいは開票立会人、投票管理者等。それで、なお、統計の調
査員の関係で110名ほど減員になっております。差し引きましてこういっ
た数字になるということでございます。
○議長
岡田武二
○14番
荻野武司
荻野武司君
はい、わかりました。
それでは、第3点の事故死対策について、なかなか、皆さん方ご存じのよ
うに、2年、17、18と申しましょうか、自殺者が誠に多い。こんなふう
に聞いております。社会不安をあおるような情勢が、テレビや新聞紙上、週
刊誌などで毎日のように流れております。400万人以上の年金未加入者、
数十万人と言われる健康保険証の取り上げ、正職にありつけない若年者の増
加、路上で生活する人の増加など、所得格差の問題によって、若年層を中心
に自殺者が増加しております。また最近は、いじめ問題等による自殺者も増
- 23 -
加しております。最近町内においても自殺者が急増しており、一頃は独居老
人の孤独死が急増した頃もありましたが、この自殺の原因についても複雑な
要素が重なっておる結果と思います 。プライバシー問題もあると思いますが 、
事実は事実として解明し、不幸な事態は避けるようにすることが大切の事だ
と思います。町内における民生委員、人権擁護委員、児童福祉委員など総力
を挙げて、取り組んで頂きたいと思います。
質問の内容は、自殺対策基本法が制定されると聞いていますが、その内容
はどうなっておりますか。また、県下でもアンケート調査等の動きもあると
聞いていますが、法実施に向けての準備状況がわかれば、その内容の説明を
お願いいたします。
○議長
岡田武二
○保健環境課長
保健環境課長
酒井俊輔
荻野議員さんの質問にお答えいたします。
先ほど荻野さんのお話がありましたように、日本におけます自殺数につき
ましては、平成17年が厚生労働省の発表の数値で、30,553人で、平
成10年から8年連続して3万人を超えております。また群馬県では、平成
17年が503人でした。当町では、平成17年に5人という数字になって
おります。
荻野議員さんご指摘のとおり、国では、平成18年6月21日に法律第8
5号として自殺対策基本法の公布をもういたしました。そこで、総合的な対
策を推進することとしております。その法律の中では、地方公共団体の責務
としまして、国と協力して当該地域の状況に応じた施策を策定し実施するよ
う定められております。しかし、国においてですね、今年の6月までに、作
成することとされております、自殺総合対策大綱がまだ検討中の段階であり
まして 、6月までに具体的な対策が示されるという状況になっておりまして 、
まだ示されていないということであります。
群馬県の取り組み状況でありますけれども、群馬県は、平成15年の数値
で見ますと47都道府県の中で上から12番目 、17年の数値で見ますと2
1番目となっておりまして、関東地方では、一番高い数値になっているとい
うことで、危機感を持って対策に取り組んでいるようです。県として、まず
一つとして、自殺予防対策会議の開催や、うつ病のスクリーニング調査の実
施、2番目として、医療保険従事者を対象としました研修会の実施、3番目
としまして、講演会啓発資料の配付などを行っております。
そんな中で、下仁田町の取り組みとしましては、平成17年度からそれ以
前も含めまして、色々な取り組みを行っております。ただし、あからさまな
- 24 -
表現は避けまして、取り組みの実施をしておるところです。一つには、心の
相談事業ですけれども、これは、年6回実施しておりまして、利用者が昨年
度は32人、今年度は31人と現在までになっております。それから、うつ
病の予防対策としまして、講演会を昨年度は1回実施をしまして、60人の
参加を見ております 。本年度は2回ほど事業実施を計画しまして 、一回目は 、
7組の参加で8人の相談事業も行いました。2回目は、後援会を中心に3月
9日に予定をしております。それから、精神障害者家族会さくら会という名
称ですが、それらの支援も行っております。そして、お話がありました児童
生徒に対する対策としまして本年度から 、不登校の親の会を立ち上げまして 、
6回ほど相談事業を行っております。それから、何と言いましても住民の身
近で、保健衛生のいろいろな情報を受けましたり、届けて頂いている保健推
進員の皆様に対しまして、この問題に対する理解を深めていただくために、
群馬県で開催しました、平成17年度の講演会、それから、今年開催をしま
した心の県民講座に対しても、推進委員さんの参加もしていただいておりま
す。
最後に、広報による取り組みといたしまして、平成17年11月から今年
度にかけまして、5回ほど「心の元気アップ、ストレス時代のメンタルヘル
ス」とのタイトルで啓発活動も実施しております。今後とも引き続きこれら
の事業を実施をしてまいりたいと考えているところでございます。
以上です。
○議長
岡田武二
○14番
荻野武司君
荻野武司
この世の中いやになっていってしまうので、しょうがないと
言えばしょうがないが、何かが原因がある。周りの人が十分見守ってやらな
ければ、ならない問題だと思います。自殺対策基本法が作成されると聞いて
いますが、内容がどうなっているか今聞かされて説明されました。人の命は
何よりも大切であるということ、どんな事情があっても、自ら命を絶つては
ならないこと、周囲の人は、未然に防止する万全な対策が立てられるよう、
行政が取り組んで頂くよう要望して、とりとめのない様な質問ですが質問を
終わります。
ありがとうございました。
○議長
岡田武二
ここで暫時休憩といたします。
なお、再開は午後1時と致します。
休
憩
午前11時53分
再
開
午後
1時01分
- 25 -
○議長
岡田武二
休憩を解いて再開いたします。
午前に引き続き一般質問を行います。高瀬政信君
(高瀬政信議員
○3番議員
高瀬政信
一般質問席へ)
議長さんの許しをいただきましたので、議席番号3番高瀬
が一般質問をさせて頂きます。
今日は平成19年度の予算についてと、世界遺産についてです。一般会計
当初予算43億4,500万。行政改革をして努力した予算だとは思います
が、子育て支援についての予算については、複式学級の解消について町長さ
んが理解をして頂きまして、解消して頂くような予算を付けて頂きました。
そのほかの子育て支援については、予算化されていないのが目立ちました。
今、国、県、県内の市町村にでも子育て支援については、論議をされ、そし
て、予算化されているところがあります。本町におかれましては子育て教育
環境整備が、少し遅れているような気がいたします。
では、町長さんに質問をさせて頂きます。子育て支援について町長さんは
どのような考えを方を持っていますか。見解を教えて頂きたいと思います。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
お答えいたします。
子育て支援について、私の子育てについての基本姿勢でございますが、子
育ての責任は父母と地域社会の全体が有するという基本認識の元に、平成1
7年に作成いたしました次世代育成支援行動計画により、次代の社会を担う
子供達の誕生、成長が地域全体から祝福され、すべての子供達がこの下仁田
町に生まれ育ったことに対し喜びに満ちた生活を送ることが出来るまちづく
りを目指すと共に、結婚や出産、仕事に夢と希望を感じながら安心して子育
てができるよう今後においても、なお、一層の子育ての環境整備に取り組み
たいと考えております。
以上でございます。
○議長
岡田武二
○3番議員
高瀬政信
高瀬政信君
ありがとうございます。
私も今、町長さんが述べられたように、子育て支援につきましては、その
ような考え方を持っております。しかし、今、当町におかれましては、子育
て支援の、今、町長さんが述べられたような、政策がとられていないような
気がいたします。私は、そう言ったことにつきまして、質問をさせて頂きま
す。
一つは、行財政改革の一環として公共施設の町民の方々がお借りするとき
- 26 -
の料金を頂くと。そういうような政策をとってまいりました。税務課長さん
にお尋ねいたします。今、体育館、校庭、そして色々の公共施設のお借りす
るときは、どのくらいの料金を戴いているのか、お聞きしたいと思います。
○議長
岡田武二
税務課長をお望みですか。
○議長
岡田武二
教育課長
○教育課長
森務
高瀬議員さんの質問にお答えをいたします。
ご承知のとおり本年度の10月1日から、教育関係施設、また、社会教育
施設関係施設、有料化に条例改正をお願いし議決を戴いたところでございま
す。施設につきましては、ふれあい学習センターが、時間を切りまして4時
間以内、4時間を超えるものということで、施設設備費としまして、言って
みれば光熱水費に変わるものでご理解を戴きたいと思いますが、部屋によっ
て違いますけれども、1,000円から2,000円、また、4時間を超え
る場合は、1,500円から3,000円、以下、活性化センター、文化ホ
ール、ふるさとセンター、自然史館及び社会体育館、学校体育館等々料金を
戴いているところでございます。
○議長
岡田武二
○3番議員
高瀬政信君
高瀬政信
ありがとうございます。
私は子供達がスポーツをやる。そして、子供の健康を守り、そして、伸び
伸びと育っていく 、そう言うものを願うものでございます 。そういった中で 、
子供達だけが使う施設、そういうものは料金を取らないで、子供達を伸び伸
びとスポーツをさせてやる、そういうものを願っているものでございます。
そういった中で、その子供達の子育て支援についての施設の無料化そういう
ものを考えております。そう言ったものについて町長さんのお考え方を教え
て頂きたいと思います。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
昨年から施設の使用料ということで、ボランティア団体も、町
の認定団体も含めた中で、聖域なきということで、やらせてもらっているこ
とは議員さんご承知のとおりでございます。そういう中で、入ってきた収入
は、1年で435万円で、これが入りと出であればこれの倍、こういう事で
行革の中で、今大事に使わさせて頂いておると。こういう考え方で今やらせ
て頂いております。議員さん言われるように子供達の、云々、ここらへんも
また、協議をしていかなければ問題かなと、こんなふうには思っております
が、一応、また、教育委員会の方と相談をいたしまして、協議をする方向で
は考えてはみます。
- 27 -
以上でございます。
○議長
岡田武二
○3番議員
高瀬政信君
高瀬政信
是非ともそういったものを理解して頂きまして、子供達か
らは料金を戴かない、そういう方向にして頂ければありがたい、そんなよう
な気がいたします。
今下仁田町では子供が少ない、数少ない中で一生懸命スポーツをやってい
る、そういう子供達が願っております。そういった中で行政が子供達を子育
て支援として助けていく、それが、私はよい方向ではないかとそのような考
え方を持っております。
そういった中で、また、私の所管で申し訳ございませんが、わたしは小学
校の子供達が、12月の一般質問で述べさせて頂いたように、食育に関して
一生懸命理解をして頂く 、そう言った中で歯医者さんの小学校6年生までは 、
治療費を無料化にしてほしい。そして子供達の生育を伸び伸びと生育をさせ
てほしい。そして、立派な大人青年になってほしいそういう願いをいつも心
の中に持っております。私はそういった中で小学校6年生まで歯を丈夫にす
れば大人になって8020ではございませんが、80歳になっても20本の
歯をもてる、そういうような感覚を持っております。そういった中でどうし
ても小学校6年生までは、歯医者の治療費を無料化にしてほしいとそういう
考えを持っていますが、町長さんのお考え方をお聞きしたいと思います。
○議長
岡田武二
○3町長
岡田常夫
町長
小学校6年生までということでございますが、議員さんもこ
の町の財政は知ってのとおりでございます。私も出来ることならば何でもし
てあげたい、やりたい、こういう思いでおりますが全般的に全部町のことを
考えて、予算の配分もしていかなくてはならないと。時には必要のところに
は思い切って入れていく必要でないところは削らして頂く、メリハリのある
予算でなければいけないかなと。また、この町は政策として子育て支援のこ
ともしていないと、そのようなことも先ほど言われましたが、先ほども高瀬議
員本人から述べれましたように、複式学級解消これも昨年も実施してきてお
り、今年も議会の皆さんのご理解を得てしていきたい。また、オーストラリ
アの中学生の派遣事業これも富岡等に行けば、各学校1年1学年で1人とか
2人、しかし、下仁田町は昨年と同じ状態でやっていきたい。こういうこと
でやるべきことだけはしていくと、こういう考えでおりますのでご理解下さ
い。
○議長
岡田武二
高瀬政信君
- 28 -
○3番議員
高瀬政信
今、町長さんが述べられましたように、多くの支援をして
いるんだと 、しかし 、できないものは出来ない 。そのような理解をしました 。
しかし、先ほどおっしゃいましたように小学校6年生まで歯医者さんの無料
化をして歯を丈夫にすれば大人になった時の 、治療費が少なくなるんですよ 。
他の病気にかからない、そうしますと、小学校6年生まで支援したもの以上
に、大人になって病気にならない、医療費がかからない、そういったものが
データーで出ております。そういうものについても、私は是非ともそういう
ものを希望したいと思います。
次に、出産祝い金の事でございますが、これにつきましては私も、一時は
賛成をいたしました。行財政改革の一環として、一律5万円にするというお
話で 、そのときは仕方がないかなという感じで賛成をいたしました 。しかし 、
賛成をした後、町民の皆さんにこういうんで一律5万円になってしまったん
だよ、そう言う話をしました。高瀬なんでそういうことをしたんだ。今下仁
田町は、子供達が、子供が生まれるのが年間を通して50前後、そう言った
中で 、親御さんが子供をこの町で産んで 、そして1子2子3子 、育っていく 。
そう言ったものに対して、行政はいくら行財政改革の一環としてもそういっ
たものを削ったということは、この町にとって子供達はいらないのかなと、
そんな強い意見まで怒られました。私はその時にあっと思いこれはまずい政
策を採っていったのかなと、そんなような気がいたします。もう一端決まっ
たことで、後悔をしておりますが、これから、町長さんにお尋ねしたいと思
います。これからそういった出産祝い金について、どのような考え方を持っ
ているのかお願いしたいと思います。
○議長
岡田武二
○3町長
岡田常夫
町長
お答えいたします。
出産祝い金は少子化対策として平成3年4月から施行され、その間平成1
2年、15年、18年に一部内容の見直しを行い現在に至っておりますが、
昨年、行財政改革の一環とし検討しその結果を行財政改革審議会に諮問いた
しました 。行財政改革審議会の答申では 、少子化対策は良い制度ではあるが 、
財政が厳しい状況であるので、減額も仕方ないことであり、お金を出すから
子供を産むのではなく健やかに育つことを願うお祝い金であることから、兄
弟平等に一律5万円とすることが提案されました。よって、諮問結果を踏ま
え11月の20日に開催されました議会全員協議会におきまして、一律5万
円に改正と同時に、出産育児一時金受領委任払い制度を実施することでご了
解を戴いております。そういうことで高瀬議員さんも所管の委員会で先ほど
- 29 -
お話しありましたように賛成もしていただいてまた、議会全員協議会で賛成
をして頂いたとこういうことで、また町民の方に言われたから俺は考え直し
て町長どうするんだやと、これはちょっと違うと思います。賛成したとき、
なぜ賛成をしたのか現状はこうである 、町民の方に逆に説明をして頂きたい 。
そういう中で出来るようになったらみんなで頑張ってまたしますよと、こう
いうことではなかろうかと議員さんとしてやはり責任のある態度行動でして
頂きたいなと私からお願いをしておきたいと思います。
○議長
岡田武二
○3番議員
高瀬政信君
高瀬政信
町長さんの言われることももっともだとそう私は思います
が、しかし、私は町民の代表として出てまいりました。そういった中でいく
ら議会で賛成した、そして私も手を挙げました。その時は行財政改革の一環
として仕方がないと先ほど述べましたように手を挙げました。しかし、その
後町民の皆さんがそういう意見があるんですよと言われて私は町民の代表と
して出てきたのですから町民の意見を聞くのが当然だと思います。そういう
意味で私は述べさせて頂きました。
そういった中で、私はこれから親御さんが子供さんを小学校に入学すると
きに、小学校入学準備金、学校の学用品、給食費、そして中学校へ入学する
ときの給食費、修学旅行費、そういったものを子育て支援として、そして出
産祝い金が少なくなってそういったものを踏まえてそういう支援をしていっ
たら良いのではないか。そんなような考え方を持っております。
今、小学校へ入学する準備金としてランドセル、鞄、洋服、そういうもの
を加算しますと約最低でも5万円は掛かります 。そして小学校の給食費が3 ,
600円、中学校が4,200円。そして、中学校の修学旅行費が昨年度は
4万2,220円。そういったものが掛かります。
そういった中で、私は、小学校に入学する準備金として2万円程度。小学
校の給食費、第二子から500円、一ヶ月500円程度。そして、中学校入
りまして、給食費、第二子から1,000円程度支援をして、修学旅行費2
万円程度支援して、そういった願いを持っております。
それを合わせましても11万なんぼでございます。出産祝い金を二子、三
子を一律5万円にして30万円削りました。その中から11万なんぼの支援
は私は決して行財政改革の中の一環としてやった中でもその程度のことは支
援してもいいのではないかと。私は、この町に住む子どもたち、親御さん、
そして第二子・三子を育てる親御さん。そういった親御さんの気持ちを考え
て、大変だと思います。子供が入学するのに服を買ってあげなくてはならな
- 30 -
い。そして、ランドセルを買って机を買ってあげて。それが一子・二子・三
子と続けば大変な負担になると思います。そういった中で、是非とも出産祝
い金を一律5万円にした。そういったた中で、これから子育て支援をしてい
くのに当たり、そういったものを取り入れていったら良いのではないかと思
います。町長さんの考え方をお聞きします。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
先ほどとお答えは同じでございます。
○議長
岡田武二
高瀬政信君
○3番
高瀬政信
町長さん、明確なお答えを頂かないということでございますの
で、私が述べさせて頂きます。
今、国では児童手当を5,000円ありました。そして、群馬県でもこな
いだの新聞を見ますと小寺知事は子育て支援にいろいろと書かれておりまし
た。また、各市町村を見ましても、こないだは藤岡、そして太田子育て支援
の施策を新聞に書かれておりました。そういった国、県、町村が子育て支援
に力を入れているのがだんだん目立ってまいりました。私は、そういう他の
町村も、そして決して下仁田町は子供が多いわけではございません。そうい
った子どもたちをこの町一体となって支援して立派な子供に育っていってほ
しい。そういう先ほど町長さんが述べましたようにそういう気持ちでござい
ます。そういう中で、どうしても子育て支援というのは、この町にとっても
大切なことではないかとそのように思います。そういった中で私はどうして
もそういう子育て支援について支援策を採って頂きたいとそういうふうに希
望いたします。
次に、先ほどの荻野議員さんと一緒になってしまいましたが、世界遺産に
ついて。荻野議員さんがいろいろと細かい点をお聞きしまして重複しないよ
うにお聞きしたいと思います。
先ほどは細かい点は申しませんが、案内看板につきましては、荻野議員さ
んがご質問をされました。私は、荒船風穴の案内として、案内人を作って頂
いて、観光客が来たときには案内人さんが案内をして頂ける、そういう方向
を取って頂ければ荒船の風穴がみんな観光として、いっぱい見学に来るので
はないか。なぜかと言いますと、あそこは私の地元でございますので、屋敷
という神津牧場の下で山の中でございます。そういった中で危険性もありま
すし、風穴を見に行くところまでの道路も細い道路であると言えばある。な
いと言えばない。そんなような道路でございます。そういった中で案内人を
付けて頂いて、観光客の方、そして荒船の風穴を見に来る方に見て頂ければ
- 31 -
良いのではないかと。そういう考えを持っております。教育課長さんお願い
いたします。
○議長
岡田武二
○教育課長
森務
教育課長
高瀬議員さんのご質問にお答えをいたします。
案内人の確保ということでございますが、現在、本町には中小坂鉄山の案
内についてはそういった対応が取れております。しかしながら今回世界遺産
暫定リスト登載をされました荒船風穴については現状そういった対応ができ
ておりません。先日、町長からも下命がございまして、そのへんを検討いた
しました結果、現在、各戸配付に仮称ではございますが 、「下仁田町文化財保
存活用研究会」ということで、この中で組織化を図りそういった人材の育成
に努めていきたいというように考えております。このことも先ほど荻野議員
さんからの質問の中で触れておりましたですけれども、やはりこういう財政
厳しい中で基本的にそういった方、ボランティアを中心としてそんな体制づ
くりをしていきたいというのが基本的な考え方でございまして、この中には
5つの部会と言いますか、分野を設けまして、その中に世界遺産関連下仁田
駅前の「下仁田倉庫 」、それから「鬼カ沢の橋梁」ということで、これらを今
後研究をしながらそういった体制を作っていきたい。そういうことでござい
ます。
○議長
岡田武二
高瀬政信君
○3番
高瀬政信
案内人につきましては、ボランティア、そして伝道師、そうい
った考え方でいくような今答弁でございますが、それにつきましては有料化
ということで私は良いのではないか、という考え方を持っております。教育
課長さん、どういうご見解かお聞かせください。
○議長
岡田武二
○教育課長
森務
教育課長
お答えをいたします。
結論から申し上げますと、現地までの当然送迎といいますか、そういうも
のも経済的な問題出てきます。全く現在具体的にこうにしましょうという具
体案は未だ立ち上げてございませんが、案内人については有料で有料化を図
っていくのも方法かなというようには考えております。
また、先ほど申し上げました仮称のですね、文化財保存活用研究会この中
には、先ほど申し上げたようにいろんな分野がございまして、それぞれ町民
各位が自分の興味のある方、またはこういうことをやってみたいという方を
広くそういった人材を求めて今までの行政の方から一本釣りでお願いします
ということでなく、自ら申告をして頂いてその中で活躍をして頂ける。当然
- 32 -
そういうことがひとつの生涯教育にもなるかなと、いうように考えておりま
して、そういった組織化を新年度早々ですね、立ち上げていきたいというよ
うに考えております。
○議長
岡田武二
高瀬政信君
○3番
高瀬政信
ありがとうございます。
荒船の風穴が暫定リスト登録になりました。しかし、暫定登録リストにな
っても国の文化財指定にはなっておりません。そういった中で、国の文化財
指定になりますと県の補助金、国の補助金そして世界遺産に向けた準備、そ
ういったものになろうかと思います。そういった中で、今当町が国の文化財
を目指してやっていると思いますが、その点についてご説明をお願いいたし
ます。
○議長
岡田武二
○教育課長
森務
教育課長
お答えをいたします。
現在、本町の3カ所につきましては、ご承知のとおり指定になってござい
ません。町の文化財に指定をしたところでございます。
また、これは上毛新聞さんの報道でございますけれども、昨年2月ですか
に、掲載をされておりました県が中心となって、今回本県の中で、県と8市
町村が該当してきております。これらで現在市町村の連絡会議、未だ名称が
付いておりませんけれども、県の機構であります新政策課というところが窓
口になって、過日2月の15日でありましたけれども第1回の会議が開会を
されております。2度目が県会の3月の定例会が終了後第2回の会議が未だ
日は未定でございますが予定がされております。この中でおそらくそうした
話が正式に出るのかなというふうにはとらえております。
また、後段の質問でございますけれども、仮定でのお話でございますが、
国の文化財指定になったという場合に、どの程度の補助があるかということ
でございますけれども基本的に用地取得の場合は、国庫が80%というよう
に承知をしております。したがって、先ほど町長も申し上げたとおり、19
年度の当初予算の中で今議会に提案させていただいております荒船の風穴の
周辺の用地ですね、4,700㎡ほどでございますけれども、これを予算計
上させて頂いております。これもストレートで現在100%で一般財源とい
う考えでおりますけれども、この新年度になりまして、県の指導を仰ぎなが
ら国の文化財指定になればですね、そういった助成制度も受けられるかなと
いうようには考えております。
○議長
岡田武二
高瀬政信君
- 33 -
○3番
高瀬政信
細かくご説明ありがとうございます。
是非とも国の指定になるように努力をしていって頂きたいと思います。私
は 、荒船風穴が暫定リストになっただけでも色々の人が見に来ると思います 。
数多くの人がこの当町に来るような気がいたします。そういった中で、そう
いった観光客の来る方々にこの町に寄って頂いて、町の経済効果を上げて頂
きたい。そういう考えを持っております。未だ未だこれから未知数ではござ
いますが、荒船の風穴を見る方々のこの町へ降りて頂いて、商店街を使って
頂いて 、経済効果を上げて頂きたいとそういった考え方を持っておりますが 、
商工観光課長さん、そういう計画をこれから作っていただけるのか、それと
ももう作っているのかご答弁をお願いしたいと思います。
○議長
岡田武二
○商工観光課長
商工観光課長
庭屋厚司
突然ですけれども、高瀬議員さんのただ今のお尋ねに
ついては 、確かに世界遺産暫定リスト入りということは 、人の流れを期待し 、
また、いわゆるその効果も町とすれば当然期待をします。
今の話の中ではいわゆる観光オンリーで進めるというのはなかなか難しい
のかなという感じは私持っています。というのは、そもそも今回の荒船の風
穴等々については、世界遺産の中でもいわゆる近代化、産業遺産という部分
で世界遺産については、向いているもののジャンルがあろうかなという感じ
がしています。というのはいわゆる北海道の「知床の世界遺産 」、あるいは今
回暫定リスト入りした「富士山」等々はその以前から観光的に資源として向
いているものであろうかと思います。したがって興味のある人は、当然学者
等々についてはそれらの研究に多く訪れて頂けるでしょうけれども、なかな
か大勢のお客さんを迎えるというには、先程来から話が出ていますように、
トイレあるいは駐車場また、道路等々の基盤整備が出来てから大きな集客事
業を持っていければと思っております。
ちょっと、商工会の方でも昨日研究会・勉強会をしまして会の商工会の方
としても今回の暫定リスト掲載を契機として、何か町の活性化に立ち上げた
いというようなことで、何か5つの部門等々今勉強中でございますが、何か
イベント部門であろうとか、あるいは集客する、また、ソフトな面での商品
開発部門であろうかとかいろいろ今研究して立ち上げようというようなそん
なかたちになっておりまして、町としても期待をするし、また、共に一緒に
歩んで進んで行かなければならないかなというようなことで考えております 。
したがって、すぐすぐと言うことではありませんけれども、基盤整備が出来
れば当然お客の流れというものを呼び込みたいということでは考えておりま
- 34 -
す。
○議長
岡田武二
高瀬政信君
○3番
高瀬政信
ありがとうございます。
そういったことで私もそういう考え方でおりますので、是非ともそういっ
た方向に進んで行って頂きたい。そういう考え方でございます。
今、課長さんが言われましたように基盤整備、そういうかたちをとってい
ただければ大変良いのではないかというような考えを持っています。教育課
長さんにお聞きいたします。基盤整備の計画と、これからの計画についてお
尋ねしたいと思います。
○議長
岡田武二
○教育課長
森務
教育課長
お答えをいたします。
まず一点、全般的な基盤整備という中で、第一義的に荒船の風穴につきま
しては、現状が石垣、石積が崩落していたり、現状ではどうしても人が入っ
てもあまりぱっとしないようなところがございます。町としても、当然これ
の整備というのは基本的なことは考えておりますが、ただ文化財でございま
すので、県の教育委員会の中に文化課という部署がございますが、こちらの
方からの指導も取りあえず現地を調査して、また現状の調査結果を記録を残
してからその後開発整備を考えて行くような指導を頂いております。先ほど
荻野議員さんの質疑の中でもお答えをさせて頂きましたけれども、これは県
費で現在調査を行ってるところでございます。これも新年度に入った早々く
らいにはですね、そういった成果品もできる予定です。そういうものを基本
に、また、町長ともまた相談をさせて頂きながら今後の整備計画を県共々図
っていきたい。いうように考えております。
○議長
岡田武二
高瀬政信君
○3番
高瀬政信
私も、昨日現場に行って見て参りました。その中で、ひとつ、
二つ、三つとありますね。そこで私が一番気付いたのは、先ほど課長さんが
おっしゃいましたように石垣の崩れです。そしてその周辺の中に余り綺麗で
はございませんでした。そういったものといたしましても、人が、お客さん
が見に来るといたしましても、周りの見ても恥ずかしくないようなそういう
ものにしておいた方が良いのかな。そんな気がいたしました。
そして、あそこに行くのに道がないんですよね。ですから、そこまでの危
険性を伴うところもございます。道がないために。ですから、そういった遊
歩道でも良いから、そういうものを整備をしていただいて、楽に見に行ける
ようにして頂ければ良いのかな。そんなように昨日見に行って気が付きまし
- 35 -
た。
そして、私はよく分からないんですが、風穴というのは、石垣自体の中に
屋根が昔は掛かっていたのかなそんなように見て参りました。そういったも
のにつきましてもこれから研究なさっていく中で、そういうものに人に見て
頂けるようなものにして頂ければ良いのかな、そうに昨日気づきました。
しかし、中に入ってみると、冷たい風が出てきます。本当に冷たい風が出
てきます 。あれだけのものを作ったというのはすごいなあと私は感じました 。
これは本当に世界遺産としても恥ずかしくないなと。そういうものを感じて
参りました。これからもそういった中で地域においても期待をしております
ので、そういった方向にして頂ければありがたいと思います。
少し時間が早いんですがこのへんで私の質問を終わらせて頂きます。大変
ありがとうございました。
○議長
○議長
岡田武二
ここで暫時休憩をいたします。
休
憩
午後1時47分
再
開
午後2時01分
岡田武二
休憩を解いて再開いたします。
佐藤公夫君
(佐藤公夫議員
○13番
佐藤公夫
一般質問席へ)
議長のお許しが出ましたので、議席番号13番
佐藤公夫ただ
今より一般質問をさせて頂きます。
町長の公約でありました産廃問題の解決と町村合併、めでたく産廃の問題
は解決の方向に順次進んでいるようでございますけれども、一つの公約が出
来たところで二つ目の公約の町村の合併を今後任期内にどのような方向で進
められていくがなお尋ねしたいと思います。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
一般質問は通告制でございますけれども、これは町長の基本と
しております公約の内の一つでございますので、一般質問の通告がなくても
町長の所信をお聞かせいただきたいと思います。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
はい、佐藤公夫議員の言われるとおりお答えいたします。
公約は三つ 、産廃阻止と広域合併 、また 、町政改革とこういうことで 、今 、
佐藤公夫議員おっしゃってくださいましたように、産廃の阻止の問題は今議
会皆様方のご議決を頂ければ終結に向かうと。こういう状況になりました。
議員の皆様のご協力を心より感謝と御礼を申し上げたいと思います。
- 36 -
合併問題、これは下仁田町は現時点、皆様方の議員の皆様のご理解を得る
中で、富岡市との単独合併、こういうかたちで進ませて貰っておりましたこ
とは周知の事実でございます。3回の研究会が先月行われました。先月26
日だったかな。そういう中で、この3月に入りまして、もう一度年度内に研
究会をすると、こういう予定になっております。
今現在 、他の動きとしてあるのは 、富岡市長さんが甘楽町と南牧村の首長 、
同時に議長・副議長ということで3つの市町村による懇談会、これも富岡市
で1回目、2回目甘楽町、3回目南牧村で3回終わったようでございます。
また、議会の皆さんの動きとすれば、富岡市議会、下仁田・南牧・甘楽町
4つの議長、副議長さんがお寄りになって皆さん方で研究会・勉強会をしよ
うやとこういうことで3月1日に研究会の発足を見たと。これも承知してお
ります。
そういう中で考えたときは、大きな流れとしては、時代は単独合併プラス
アルファ広域合併こういうかたちで動いておるかなと。なるべく早い時期に
この地域の一体化が出来ればいいかな。こんなふうに思って今は早い時期の
合併を目指して取り組んでおると。こういうところでございます。
よろしくお願い申し上げます。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
議会も協力しておりますので、任期内に合併の方向ということ
で今後誠意努力をして頂きたいと。
合併を前提にした19年度の予算編成かと、こういうふうに理解しており
ます。住民の中では、大変今の下仁田町の状況を心配なさっている方が大変
多い。それというのが、昨年の暑い8月の時期に合併問題のことに関して地
域の懇談会を開いた。その中で、予算が組めないから富岡市と合併をするん
だというような誤解を招くような発言がかなり行政側から出てきておると。
また、同時に、北海道の夕張のようになったんでは困るんだと言うような発
言も行政側から出ておったわけですけれども、今の下仁田町の状況が果たし
てそういう状況であるかどうかを質して行きたいと思います。
余談にはなりますけれども、予算が組めない、予算が組めないと言ってい
た予算が本日19年度の予算が提案されたと。組めなかった予算が組めて、
まずまず一安心かなというように感じておるところでございます。
まず、地方交付税についてお尋ねいたします。地方交付税、予算書では1
7億8,500万ほどですけれども、この中に新型交付税分がいくら入って
いるかお尋ねいたします。
- 37 -
○議長
○議長
岡田武二
ここで暫時休憩をいたします。
休
憩
午後2時07分
再
開
午後2時07分
岡田武二
休憩を解いて再開いたします。
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
新型交付税、先ほど岩崎議員の質問の中で、約3,600万円
くらいの新型交付税分が入っておると。言うような課長、先ほど答弁したと
思うんですけれども。新型交付税の対象となるのは、その市町村の面積及び
人口の増加率、なお、行政改革がいかに進んでおるか、この3つが新型交付
税の対象要件だと承知しております。
下仁田町の場合には、ご存じのように大変広い面積を有しております。で
すから新型交付税につきましては、町の面積においては申し分ない。行政改
革の進捗状況、人口が多い少ないは別にして人口の増加率、下仁田町の場合
にはこの人口増加率と行政改革の進捗状況が余り芳しくないと、いう算定を
されたのではなかろうかなと。いうふうに考えております。
この新型交付税も新しい交付税として19年度からそれぞれの自治体に交
付されるわけですから、行政改革と人口増を図る施策を採っていけば地方交
付税の中に含まれる新型交付税の比率アップがなされるのではなかろうかな
と。こういうふうに感じておるところでございます。
前任者の質問の中にも行政改革の問題が出ておりましたけれども、議会が
提案してあります行政課を7課に、行政改革をしてくれと。これは下仁田町
が富岡市と合併できたあかつきには、分庁方式を採られる。分庁方式になれ
ば数が多くても4課、そういうことを見越して議会の方は、昨年7課でいか
がでしょうか。そういうご提案を申し上げてありますけれども、19年度の
予算を見ると行政改革の予算が取られてないようでございますけれども、課
の統廃合について19年度統廃合の実施の予定があるかどうかお尋ねします 。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
先ほど岩崎議員さんだったかな、お答えしたとおりでございま
して、今年は一応予定はしておりません。ただ言われるように富岡市との合
併になれば、富岡は6部ですか、それで20課くらいですかね。ちょっとあ
れですけれども、部制を採っておると。その下に課が入ってくると。こうい
うふうに承知をしております。
そういう中で、この一年あるいは二年という中において、今、課を7課に
して云々と。こういうことも非常に私が町長をさせて貰って仕事をしてきた
- 38 -
中において、やりづらさ等々も、職員の中、仕事をとってもあるかなと。こ
ういうことで今 、昨年させてもらった14課2室を12課長でやっておると 。
これが今の町には一番良いかなとこんあふうに思っておるところでございま
す。
それから交付税、新型交付税の件でございますが、行革をしていない、行
革はしっかりとしてきておりますので 、そこらへんは見ていただいておると 。
このように私は思っております。新型交付税の土地と人口と面積ですか。こ
れについては、交付税算入されて云々という話はいっぺんにそれが技をして
くるのではなくして、3年経つ内に、その交付税の30%をそこらへんで見
たいと、こんな議論だと承知はしております。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
下仁田町の最終目標が富岡市との合併ということが前提にあり
ますんで、是非、団塊の世代の人たちが退職するのに伴い、課の統廃合を強
力に推し進めて、合併時に混乱を来さないための行政機構の作り上げが必要
かと、こういうふうに感じているところでございます。
是非、予算の中には行政改革、課の統廃合は載っておりませんけれども、
合併に向けて課の統廃合を強力に推し進めて頂きたいと。
なお、本年度の予算の中で「行政改革推進債」これでの借り入れが行われ
ているかどうか。
○議長
岡田武二
企画財政課長
○企画財政課長
神戸良治
平成19年度予算、未だ上程されておりませんけれど
も、行政改革推進債の予定はございません。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
それでは、各会計ごとの、要するに町の借入金、公債費につい
て、それについてお尋ねをいたします。
まず一般会計 、二番目が簡易水道特別会計 、三番目が企業会計・ガス水道 。
一部事務組合につきましては、考え方によっては謁見的な部分があるかもし
れませんけれども、当町の予算の中から繰り出し金が出ておりますので、一
番身近な病院と環境衛生の町民に分かりやすいように、借金の元利合計の金
額が、それぞれ会計ごとにいくらあるがな。そのへんのところをお知らせ願
いたい。
○議長
岡田武二
○企画財政課長
企画財政課長
神戸良治
お答え申し上げます。
数値を申し上げる前に算定してある前提を申し上げますと、まず、平成1
- 39 -
8年度の借入金額につきましては 、3月補正予算後の額で算定してあります 。
また、平成19年度以降の借り入れはないものとして算定してございます。
最初に平成19年3月31日現在の未償還元金の見込み、これは元金のみ
でございますが、総額につきましては、先ほど言われた各会計全てでござい
ますけれども、98億5,000万円でございます。それで、利子を含めた
未償還金の総額になりますと、113億1,000万円でございます。各会
計ごとに申し上げますと未償還元利金でございますけれども、一般会計が5
5億円 、簡水会計が3億2 ,000万円 、水道会計が13億9 ,000万円 、
ガス会計が4,000万円、衛生組合とか医療事務組合も把握してございま
すので、衛生施設組合につきましては、14億5,000万円、医療事務組
合が15億3,000万円、簡水統合整備事業なんですけれども、これはち
ょっと別に区分してございますので、これが10億8,000万円となって
おります。
以上でございます。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
総額で113億円の下仁田町は借金があると。一部には下仁田
町は100億円の借金で大変だなと、夕張みたいになってしまうんではない
かというような話が町のあちこちで耳にすることがございますけれども、幸
いというか、下仁田町の場合には時限立法でありました過疎対策事業等々の
優良債を元に借り入れを起こしておるわけですけれども、113億円の借り
入れに対して、後年度地方交付税算入金額がそれぞれの会計でいくらずつに
なるがなお知らせ願いたいと思います。
○議長
岡田武二
○企画財政課長
企画財政課長
神戸良治
それぞれの会計ごとにちょっと出しておりませんが、
償還終了につきましては、平成46年度までとなっております。この間に交
付税に算入される額は53億4,000万円。113億に比べまして47.
2%でございます 。そういったことから実質の負担額については 、59億7 ,
000万円でございます。
また、さらに衛生施設組合等医療事務組合における南牧村の負担を考慮に
入れますと実質負担額は、55億6,000万円、未償還元利金の113億
1,000万円と比較いたしますと、49.2%となります。
以上でございます。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
113億円の借金をどうにして返していくのかなという心配を
- 40 -
しておったわけですけれども、後年度交付税算入ということの中で56億円
が実質的な下仁田町の借金ですね。これには例の3年据え置きの産廃阻止の
ための起債の金額も入っておりますか。
○議長
岡田武二
○企画財政課長
企画財政課長
神戸良治
これももちろん含んでございます。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
100億円の借金が56億円に減ったことで、いくらかこの数
字が町民の中に知り渡れば肩の荷が下りるんではなかろうかなと言う感じが
しております。
なお、19年度の予算書の中で、町債が4億3,800万円ほど。町債、
いわゆる借金ですね。それが4億3,800万円ほど。公債費、借金の返済
が6億1,200万円ほど。借金なしが6億1,200万円をして、新たな
借り入れが4億3,800万円。先ほど課長から説明頂いたように、後年度
交付税に算入される金額が19年度は3億9,500万円が交付税と一緒に
借金の返済分が交付税として下仁田町に交付されると。実質約2億2,00
0万円の返済金額ではございますけれども 、町債と後年度交付金算入の金額 、
今後この借金は交付税算入される金額以下で行政運営ができないかどうか。
そのへんのところをお尋ねします。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
はい。当然借りるものとなすもの。借りるものを少なくしてや
っていく。これが一番良いかなと。しかし、行政は生き物でございまして、
必要なところにはこれはお金を使って行かなくてはならない。こういう中で
考えたときには、その時々の予算を組むときのメリハリ、町民のためのサー
ビス含めて考えてやっていかなければいけないかなと 。今まで先輩の皆様方 、
議会の皆様方、町長始めしてきた結果が本日55億からの借金になっておる
と、こういうことでございますので、なるべく借金は少ない方が良いと、こ
ういう考えは持っております。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
受け入れる富岡市側も下仁田町の借金があまりない方が執行者
も議会もスムースに下仁田町との合併協議がなされるのではなかろうかなと 、
いう考えでおりますし、また、合併のために、この際だから余分に借金して
事業しておけばいいやという考え方もあろうかと思うんですけれども、下仁
田町の町長、実直ですから合併の前にうんと借金して事業だけやっておけば
いいやという考えは持ち合わせてないようですので、極力借入金額は適正な
- 41 -
範囲内の中で予算執行をすると同時に予算案を作って頂けたと思っておりま
す。
なお、実質的な下仁田町の借金が56億円程度になったところで、下仁田
町予算書に載っていない退職金の支払いと。それぞれ町長部局と、教育委員
会部局の中で、群馬県市町村総合事務組合に対して、一年間退職の積立金が
負担金として出ておるわけですけれども、町長部局と教育委員会部局で19
年度総合事務組合に対する退職金の負担金はいくらになるでしょうか。
○議長
岡田武二
○総務課長
総務課長
武田重信
お答えさせて頂きます。
町長部局と教育委員会部局ということでございますけれども、一応合わせ
て答弁させて頂きます。一般会計の合計でございますけれども、特別職を含
めて8,986万5,000円となっております。その他に、簡水それから
ガス水道がございます。それらを合わせますと1億126万6,000円計
上させて頂いております。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
その計上されている金額は、19年度で退職する人の予定の金
額を負担したのか、あるいは過去の18年度に退職する人のものを基に負担
金が算出されたのか、そのへんどちらでしょうか。
○議長
岡田武二
○総務課長
総務課長
武田重信
19年度に職員の給料トータル掛ける負担割合で計算はし
ております。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
それはあれですね、市町村の総合事務組合の規定で決まってお
るという解釈でよろしいですか。
○議長
岡田武二
○総務課長
総務課長
武田重信
そのとおりでございます。ちなみに1000分の180と
いう負担率になっております。特別職につきましては、1000分の286
です。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
いったん負担金として出したその金額が、それぞれ職員若しく
は特別職が退職したときには、もちろん町の会計は通らず退職した本人に直
接支払われるという中で、下仁田町が群馬県事務総合組合に過去に支払った
退職金と18年度までに積み立てた積立金と事務手数料とで、今下仁田町が
総合事務組合に対していくら積み立て不足であるがなお尋ねします。
- 42 -
○議長
岡田武二
○総務課長
総務課長
武田重信
お答えをさせて頂きます。
平成19年3月31日に例えば精算をするということでありますれば、こ
れは総合事務組合の方に確認をいたしました数字でございます。負担金の累
計につきましては23億700万円。端数まで入れますと41万2,469
円でございます。それから退職金として支給を受けた累計額27億8,96
0万円でございます。
それから 、今 、三点目でございますけれども 、精算をした場合いくらかと 、
いくら納めるのか、あるいは貰うのかと言うことですけれども、負担金より
負担金の90%に対しまして、退職金の支給累計額が今申し上げましたよう
にオーバーしております。その差し引き差額分は約7億1,300万円でご
ざいます。したがいまして、脱退をして精算をするときは、その7億1,3
00万円を総合事務組合に納めるというかたちになります。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
7億1,300万円を、要するにこれは言葉を返せば、下仁田
町の総合事務組合に対する借金という考え方でよろしいかと思うんですけれ
ども。記憶でものを申すのは誠に申し訳ないんですけれども、この2億、3
億、4億、5億、7億になったのはいつごろからこれだけの負担金を納めな
ければならなくなったのか。おおよその年数で結構です。
○議長
岡田武二
○総務課長
総務課長
武田重信
それにつきましては、ちょっと答弁できませんけれども、
昨年の18年3月31日においては 、6億7 ,000万ほどでございました 。
それが一年で7億1,300ということでございますので、約4,300万
円ほどは増えていると。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
その事務組合の規定で1,000分の180、それ以上のもの
を下仁田町が一年一年負担金の不足分として積み立てをすることが出来るん
ですか。
○議長
岡田武二
○総務課長
総務課長
武田重信
それは組合の規定の中で1,000分の180ということ
で 、総合事務組合から負担をしてくださいという当然通知がございますので 、
それに基づいて町として支払いをしているということで、未だかつて差額分
を云々ということは、あるいは追加と言うことはございません。
昨年、もし脱退するならということで調べたところ6億7,100万円だ
- 43 -
ったかな。そういう数字が出てきたと言うことで、こんなに大きい数字があ
ると言うことは今までは考えたこともございませんでした。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
今の答弁を聞いていますと総合事務組合、こんないい加減な組
合はないと思うんですね。毎年毎年負担金額を組合の規約で決めて下仁田町
が負担させておいて、一端下仁田町が富岡市と単独合併をするから退職金は
どうなっているのか、積立金はどうなっているのか、言ったら6億7,00
0万円の負担不足。退職なさる皆さんにとっては、この退職金もひとつの励
みの中で日々日頃町民のために努力しているかと思うんですけれども、この
総合事務組合に下仁田町あるいは富岡市、甘楽町、南牧村はそれぞれの町村
が役員として送り出しをなされているかどうか。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
はっきりとそこまでは調べてございませんが、いずれにしても
これは市町村会でやっておる事務組合のひとつであると、そういうふうに理
解をしております。仮に入っておるとすれば、甘楽郡の町村会長が入ってお
るかな、役員に。また、市の方は市で独自のやり方をしておるので、この会
には入っておりません。富岡市は、市で負担をして退職金を出していると。
こういうかたちを採っております。言えることは、佐藤議員も今言われまし
たようにこの団塊の世代の退職者、ここまで見越した考え方の運営はなされ
てこなかった。これは、日本国中の事務組合がそうだそうでございます。今
現在、仮にお支払いをするとすれば一人当たり35万円くらいのお金くらい
しかないというのが実態だと、というのがいつか東京新聞の新聞に報じられ
ておりました。そういうことで考えたとき、この平成の大合併で市町村合併
した町村は、少なからずみんなあったと、それを精算して抜けたとこういう
ことになろうかなと思います。そういうことで、一般財源の財調も残してお
るのはこれを一括精算、かたちになったときに何としてもこれを精算をして
合併をしてまいりたい、こういう事で予算組を苦慮したことは事実でござい
ます。そのような中で色々なシナリオも考えられますので、今後一つ努力を
してみたいと、こういうふうに考えております。この件につきましては。
○議長
岡田武二
○13番議員
佐藤公夫君
佐藤公夫
しかし、いい加減な組合だね町長。
負担する金額を毎年毎年下仁田町に通知してよこしておいて、負担して一
端精算しますと言ったら6億7,000万円、この3月31日なら7億1,
000万円出さなければだめだよ。偉い組合に下仁田町も入っていたもんだ
- 44 -
なあと。抜けたくても抜けられない7億円の金をどうするんだと、下仁田町
町民一人7万円ですね。一世帯当たりにしたら20万円からの退職金の積み
立て不足が発生している。今町長は財調を積み増して何とか解決していきた
いと言うことですけれども、今の予算の執行状況を見ると、財調はなかなか
積み増しがはかばかしくないと。この財調を積み増していくのには出る歳出
をいかに削減をして財調に積み増していくか。合併する富岡市が7億円の退
職金の不払いがあるけれども、積み立て不足があるけれども、それでもいい
よと。合併したら下仁田町の分は年賦で納めてやるよと、言うことになれば
一番幸いのことですけれども 、相手様の考えはどうであるかはわからないで 、
自助努力が必要なのかなと。
そこでですね、退職手当債という借り入れの起債要件がございますけれど
も、この退職手当債は他の地方債と違って、後年度交付税に算入はされない
起債であると。この退職手当債を活用する中で、18年度の退職者あるいは
19年度の退職者を該当する人たちに退職手当債を該当させれば、事務組合
から負担して下さいよという金額とは全然別個に、一般財源から借金なしを
していく方向がとれると思うんですけれども、この退職手当債18年度の対
象者に退職手当債を利用するか、今後この退職手当債を有効に活用するかど
うか、そのへんをお尋ねします。
○議長
岡田武二
○企画財政課長
企画財政課長
神戸良治
退職手当債につきましては、今のところ借り入れる予
定はございません。
○議長
岡田武二
○13番議員
佐藤公夫君
佐藤公夫
専門的などういうものが退職手当債に該当するかは、そ
のへんのところは担当の課に任せるとして、せっかくこういう制度があるこ
とだから、該当する対象者には直接町村の事務組合から退職金の支給をして
貰うのでなくて、退職手当債の中から支給をする方向はとれるんですか。
○議長
岡田武二
○企画財政課長
企画財政課長
神戸良治
システム的には退職金につきましては、総合事務組合
の方から支給されることになっておりますので、この退職手当債につきまし
ては退職手当支給事務の負担金について借りられると言うものでございます 。
したがって直接これを借りたことによって退職手当をここから支払うという
システムではございません。
○議長
岡田武二
○13番議員
佐藤公夫君
佐藤公夫
そうしますといかに財調に金を積み立っていくか、これ
- 45 -
が町村合併をスムースにいくための一番の宿題かなと、いうふうに感じるわ
けですけれども、この財調に積み立てをするのには、18年度の財調の積立
金額が3億なんぼというようなお話が先ほどの質問の中でございましたけれ
ども、またここで1億2,000万ほど取り崩すということの中で、このま
まだと財調がいつになっても積み立てが出来ない。
そこでですね、財調を積み立てることと市町村合併をしたら富岡市にそう
いうような施設があるよと、そういうような利用するものがあるよというも
のはこの際凍結をして、予算執行を凍結をして合併が出来なかったら凍結解
除で造りましょうよ 。合併が出来たら無駄な施設になるのではなかろうかと 、
こういうふうに考えるわけですけれども、通告書の中に債務負担行為につい
て通告してあるわけですけれども、その債務負担行為は馬山総合グランドに
対する債務負担行為でございますけれども助役にお尋ねします。私も町の監
査をしていた経験で、債務負担行為をする場合には、契約の相手が必要だと
いうふうに思っておりますけれども、この予算書を見ますと債務負担行為の
中で契約の相手、契約の内容というものが一切載っておりませんけれども、
行政経験豊かな助役ですので契約の相手のない債務負担行為は、許されるの
か許されないのか、許されるということだからこの予算書に載せたというこ
とだと思いますが、そのへんのところ助役如何ですか。
○議長
岡田武二
暫時休憩いたします。
休
憩
午後2時43分
再
開
午後2時46分
○議長
岡田武二
休憩を解いて再開いたします。助役
○助役
羽鳥勝之
ご指名ですので、私の方からお答えをさせて頂きます。
この債務負担行為ですけれども、これは限度額を定めるというものであり
まして契約を定めるものでないということであります。ですから債務負担行
為そのものが限度額を定めると。その年度によって今度は契約を改めてやっ
ていくと。そういうことであると思います。
○議長
岡田武二
○13番議員
佐藤公夫君
佐藤公夫
助役、議事録に残るけれども大丈夫だね。念を押します
よ、念をよく押しときますから、大丈夫ですか。
○議長
岡田武二
助役
○助役
羽鳥勝之
契約を定めるものでなくて、限度額を定めるものであるという
ものです。
以上です。
- 46 -
○議長
岡田武二
○13番議員
佐藤公夫君
佐藤公夫
先ほども同じ答弁をしているのですけれども、間違いな
いですね。契約を定めるものでなくて限度額を定めるものが債務負担行為で
ある、間違いないですね。間違いないようですからそれで結構です。議事録
に残りますのでそのへんのところご承知置きを願いたい。
この馬山の総合グランド場につきましては、18年度の当初予算で予算案
が議決されております。それが18年度は直接この予算執行が全額出来たわ
けではございません。色々のミスと手違いが重なって18年度は予算執行が
出来ないと。その分19年度で債務負担行為をしながら、この野球場を、総
合グランド場を建設していきたいと。
そこでお尋ねしますけれども富岡市に野球場はいくつあるでしょうか。ま
ちづくり推進課長さん、合併担当の課長さんなのですみません。なお、あな
たも富岡市民ですからそのへんのところはよくご存じだと思いますので。
○議長
岡田武二
まちづくり推進課長
○まちづくり推進課長
茂木政美
私が、承知している数ということでお答えしま
す。
北部と、一宮と、星田の奥、その3カ所と記憶しております。失礼しまし
た、和合を追加して4カ所という事でお願いします。
○議長
岡田武二
○13番議員
佐藤公夫君
佐藤公夫
富岡市には野球場が4カ所ある、合併を目的にしている
町長さんが、この財調がろくに積み立てが出来ない中で、総額4億5,00
0万円で野球場を作りたい。この赤城ゴルフ場の跡地については、取得の目
的と活用方法、取得の目的は、当時の町長は、いらぬ疑いをもたれるから取
得はしたくない、言うことを常に主張しておりました。これはある金融機関
が不良債権処理に基づいて広大な土地であるから行政に買ってもらうのが一
番いいと。民間でも買いたい人がいるんだけれども、まず金融機関とすれば
行政にお願いをして買ってもらいたいと。いうようなお話でしたけれども。
先ほど言ったように、千沢の一般廃棄物最終処分場の問題で当時の町長は色
々と町民から批判をされた経過があって、また、この土地を町が購入すれば
ありもしない疑いと、つまらない噂が立つので俺は買うのがやだと、でも町
長取得の目的がはっきりしておれば是非買うべきだ。この取得の目的は、ま
ず第一番が土地特別保有税の滞納の整理、二番目が吉崎バイパス以降の道路
改良に伴う土砂の捨て場に、これが当初、この馬山の土地の取得する目的で
ありました。
- 47 -
その後、馬山の区長会からいらぬ宗教団体に購入をされて道場でも作られ
たら困る。是非行政の方で取得をしておいて頂きたい。こおいうことでござ
いました。では、この利活用の目的は、どおいう方法で利活用をするのかい
う中で、まず各種宗教法人に話し掛けをして、墓地の建設をして頂いたらど
うか。もう一つは、オートバイメーカーに話をしてモトクロス場を建設して
もらったらどうか。この場合には町の予算は一銭も使わずに企業、宗教法人
の予算の中で建設してもらえばいい。そういうことで進んでおった訳であり
ますけれども、町長が替わったら合併特例債を使って総合運動場を作るんだ
と。
それで、今の町長になっても町長の施策でどうしてもこの総合運動場を作
りたい。ただ、先ほどもまちづくり推進課長からも話があったように富岡市
にはたくさんの野球場総合グラウンドがあります。また、各地に下仁田町各
地にグラウンドゴルフ場もありますしゲートボール場もできております。ま
た、聞くところによれば甘楽郡の野球連盟も富岡市の野球連盟と合併をして
一つの野球連盟として行動がとられるようでございますけれども。下仁田町
の人口は減り続け 、各地にはグラウンドゴルフ 、ゲートボール場 、まだまだ 、
下仁田町にも大水がこなければ下河原もあれば下小坂もあると言う中で、町
長、英断をもってこれを18年度凍結したのと同時に19年度も凍結しても
らうとありがたいな。ただ、18年度凍結するにあたって、確か町長は自衛
隊を断るわけにはいかないんでどうしても18年度もやりたいんだと言うこ
とで予算が可決された訳ですけれども、この凍結するのにあたって町長は断
れない自衛隊が断れた、それで凍結する。どうだんべ町長、19年度財調積
み足すために、この馬山総合グランド場の予算を凍結をして頂いて財調に積
み立てする努力が出来るかどうか。お尋ねいたします。
○議長
岡田武二
○3町長
岡田常夫
町長
お答えいたします。
馬山のグラウンド諸般の事情ございまして、今年やらして戴くと、こうい
う予算化をさせてもらっておるところでございます。財調の積み立てをした
らどうかと凍結をしてと、これ議員さんご承知のように、私が議員の皆さん
方にご説明をしておりますのは、まちづくり交付金40%充てる。あとは7
0%の優良のあります21年までの過疎債を充てていくと。12月の議会で
したか、荻野議員さんにもお話ししたとおりでございまして、仮に5億円と
しますと今までだと過疎債を充てていきますと70%戻って来るわけですか 、
3*5、1億5,000万円、これ一般財源。
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それで今度は、そこにまちづくり交付金5億に40%あてがいますので、
そうすると18%になります。いわゆる9,000万円です。ですから一般
財源が5年間掛けて9,000万円は使わせてもらうと。こういうことで行
くと。こういう予算組でございます。
いずれにいたしましても、長い間の20年来からの懸案でございまして、
野球の団体、またいろいろの団体等から運動場を一つ造ってくれと。これは
議員さんもご承知のとおりでございます。下河原のグラウンドも、また下小
坂のグラウンドも雨が降ると流される。三年に続けて流されたこともござい
ます。そういう意味で一つちゃんとしたものをこの町に造っておく。こうい
う考え方で進めてまいったことでございますので。
それと同時に、私が就任したのが平成16年12月5日。7日にこちらに
登庁しまして、その年の予算組の中で、もう95%進んでおった。中止させ
てもらいました一番先の土地の方でございますが、もう木 も全部切ってスタ
ートしておったと。これをどうするかというかたちの中で、その総合運動公
園を継続してやるという決断を当時させて貰ったと。そういう中で議員さん
のご理解を得て予算組もさせて貰い本日に至っておると。こういうことでご
ざいますので本年度につきましては、本当にそういう意味では、一般財源を
積み立てるほどのお金をこの予算にはありません。全部まちづくり交付金と
過疎債を充てがうと、こういう予算であります。そういう意味ではこの野球
場を凍結したからといって一般財政調整基金が貯まると、こういうことでは
ないのでご承知おき願いたいと思います 。。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
それでは町長がおっしゃるように、財政調整基金が積み増すも
のでないということであればそれはそれで結構。但し、町長の目的としてい
るのは富岡市との単独合併であります。富岡市には、先ほど課長が言うよう
に野球場がいくつもあると。たとえ一般財源が9,000万であろうが8,
000万であろうが、合併を目指している下仁田町が富岡市に有り余る運動
場があるのに、この財政が厳しいのになぜ造らなくてはならないのか。富岡
市に一つ・二つ・三つくらいの野球場しかないんなら話は別であります。そ
れぞれの高校については高校に野球の練習場があります。一般用にあれだけ
の数があるんですから、無駄な投資は合併を控えているこの際やめておく方
が住民の後年度に対する負担がなくってよろしい。かように考えておるわけ
ですけれども、その問題はそれまでとして、私の主張を述べさせておいて頂
きます。
- 49 -
あと、もう一つ財源確保ですけれども、先ほど町長の私に対する答弁では
ございませんけれども、定年退職者後「無補充」というご挨拶を頂いたと思
うんですけれども、無補充ということは定年退職者あるいは早期退職者これ
について新規には採用する予定はないという解釈でよろしいですか。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
定年退職者「 無補充 」挨拶の中で言いましたよね 。今回は4名 、
定年退職者とも勧奨退職であります。 4名退職して1名一般職、1名は保健
士さんが辞めたということで採用。こういうことでございます。無補充と言
われれば1採ると。こういうことでございます。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
今の町長の答弁ちょっと理解ができないんだけれども、19年
度は無補充でいくという挨拶だったと思うんだけれども、無補充ということ
は新規を採用しないという解釈でよろしいかどうか。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
要するに4人辞めて4人採ればゼロでしょう 。チャラでしょう 。
4人で2人なら2人。だから全部補充しない。無補充という言葉が間違いな
らそういうふうに解釈してください。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
教育長、教育現場でこの無補充という 、「無補充」この意味を解
説してください。
○議長
岡田武二
○教育長
高木成雄
教育長
教員の場合にはそういう言葉はあまり使っていないもので、
無補充 、・・・欠員地公臨(地方公務員臨時職員)とかそういうかたちでは充
当したりすることはありますけれども。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
教員の場合をお尋ねしているんではないんです。国語的な問題
で、無補充という意味を解釈してください。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
要するに定年になるから云々というより、採用は毎年1名若し
くは2名。これはもう採っていくというもので考えてきておるんです。です
から今年も1名採らせて頂きました。それと保健士さんの方はこれはもう必
要に応じて採らなくてはいけない 。こういう補充 、補充ではないですこれは 、
欠員不足を埋めたと。そういうことですから私の言葉が4名辞める中で 、・・
「不補充」という言葉だったんだそうですけど 。「無補充」と聞こえたか、俺
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が間違ったか 。「不補充」なんです。いきなり言われちゃったから、おかしい
なと思って、こういうことです。
○議長
岡田武二
よろしいですか、佐藤公夫君。
はい、佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
先程来のいろいろ各議員さんからの一般質問の中にもあります
けれども、極力、保健士の場合には規定がございますから。退職したからと
いって採用しないわけにはまいらない規定があるかと思いますけれども、一
般事務職については、それぞれワープロも入りパソコンも入り、かなり事務
化が進んでいるわけですけれども、19年度は一般職は1名の採用の予定で
すか。
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
はい、そうでございます。よろしくお願いいたします。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
一般職が1名と。18年度のように途中になって2名、3名と
いうふうにならないようによろしくお願いをしたいと思います。
それとですね、早期退職者の加算を廃止したと、そういうご挨拶を頂いた
と思うんですけれども
○議長
岡田武二
町長
○町長
岡田常夫
去年も途中から採ってはいませんよ。採用は。どこを採ったん
ですか 。1月1日だよね 、保健士さん 、一般職はいないですよ 。保健士さん 。
挨拶の中にあったかね。加算というのが。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
議長、その質問は取り消させて頂きます。取り消しをしておき
ます。
19年度の予算が出来た中で、先ほどもお話をしたとおり、ただ今の質問
の中で、町民が不安に思っていた問題、かなりの部分が解消できるのではな
かろうかなと、こういうふうに認識しております。110億の借金が56億
で済むと、ということと同時に町長、これからも「予算が組めないや」とい
うようなことをよそで言わないように町長お願いをしておきたいと思います 。
以上をもちまして時間は大変早いんですけれども、期待通りの答弁を頂き
ましたのでこれにて私の一般質問は終わりにさせて頂きます。
○議長
岡田武二
町長から発言を求められていますので町長、一言。
○町長
岡田常夫
御礼の言葉を申し上げさせて貰います。
「予算が組めないや」と私が言ってきたときは本当に組めない状況であっ
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たんです。ですから、予算が組めるような行財政改革と皆さん方のお知恵と
お力をお借りして本日の予算が組める状況に持ってきたと。ですから平成1
6年、17年、18年これ何億という行革をしているんです。今年ももちろ
んしております。
そういうことで一般財源が1億9,000万円余るような計算式にはなっ
ておりますが、今年の予算でお分かりのように、子どもたちのゼロ歳からの
いわゆる保育園のお金の上積みでお金も出ていく。また、お年寄りの保険、
介護 、福祉 、国保等々もこれも何千万というお金も出て行く 。ということで 、
これがあっても実際には不確定の要素が一杯あるかなと。同時に、今回町民
の皆さんのご協力を得て1億3,000万からという寄付金を頂いたと。こ
れは本当はこの予算の中で出して行っちゃえば1億1,500万というお金
はないんです 。それから 、厚生病院の方も約1億円近い赤字が出るでしょう 。
そこらへんの考え方も今しっかりとしておるところでございまして 、1億8 ,
000万、9,000万が残るような計算式になっておりますが、これは不
確定の要素が充分あるということと、非常に先ほど議員心配なされていた退
職組合の脱退、合併時7億1,000万からこれもどうにやっても捻出して
行かなくてはいけない。こういう非常に大事な問題が一杯控えておるという
ことでございますので、会計監査を6年して、全く頭のてっぺんから指先ま
で分かる人でございますので、今後ともよりよきご指導のほどお願い申し上
げまして、今度の予算の方はよろしくお願いしたいと思います。大変ありが
とうございました。
○議長
岡田武二
佐藤公夫君
○13番
佐藤公夫
議長、めた発言の許可を許せばいつになったって終わらないん
だよ。
○議長
岡田武二
でも佐藤公夫君が最後ですから。
○13番
佐藤公夫
110億からの借金が56億に減ったと。今、町長が決意を述
べたように、この退職金の積み増し不足は町民にはとても理解の出来ないも
のです。努力をしてこの7億円が少しでも早く適正な積立金になっているよ
う万難を期して努力をして貰いたい。
町長が4年勤めて頂く退職金を町の方に寄付をしてくださっても結構です 。
また、助役が4年勤めて頂く退職金も町の方に寄付して頂いてもいっこうに
かまいません。ただ、教育長は議会全員一致で教育長を、下仁田町の教育長
として認めました。教育長にはそういうことは選挙で選ばれた人ではないの
でそういうことは言いません。ただ、助役の場合には賛成多数で助役の席に
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着いておりますので、町長は、ですから二人の御寄付はいかようにでも受け
付けいたしますので、2年後はないと思いますので財調の積み立てにご協力
をいただくことをお願いして私の質問は終わります。ありがとうございまし
た。
○議長
岡田武二
以上で一般質問を終結いたします。
本日の日程は、全部終了しましたので、これにて散会いたします。
大変ご苦労さまでした。
散
会
平成19年3月6日
午後3時13分
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