Informatica (バージョン 9.5.1) 管理者入門ガイド Informatica 管理者入門ガイド バージョン 9.5.1 2014 年 2 月 著作権 1998-2014 Informatica Corporation. すべての権利を保留する. 本ソフトウェアおよびマニュアルには、Informatica Corporation の所有権下にある情報が収められています。これらは使用および開示の制限等を定めた使用許諾契約 のもとに提供され、著作権法により保護されています。本ソフトウェアのリバースエンジニアリングは禁じられています。本マニュアルのいかなる部分も、いかなる 手段(電子的複写、写真複写、録音など)によっても、Informatica Corporation の事前の承諾なしに複製または転載することは禁じられています。このソフトウェア は、米国および/または国際的な特許、およびその他の出願中の特許によって保護されています。 合衆国政府によるソフトウェアの使用、複製または開示は、DFARS 227.7202-1(a)および 227.7702-3(a)(1995 年)、DFARS 252.227-7013(C)(1)(ii)(1988 年 10 月)、FAR 12.212(a)(1995 年)、FAR 52.227-19、または FAR 52.227-14(ALT III)に記載されているとおりに、当該ソフトウェア使用許諾契約に定められた制限に よって規制されます。 本製品または本書の情報は、予告なしに変更されることがあります。お客様が本製品または本書内に問題を発見された場合は、書面にて当社までお知らせください。 Informatica、Informatica Platform、Informatica Data Services、PowerCenter、PowerCenterRT、PowerCenter Connect、PowerCenter Data Analyzer、 PowerExchange、PowerMart、Metadata Manager、Informatica Data Quality、Informatica Data Explorer、Informatica B2B Data Transformation、Informatica B2B Data Exchange、Informatica On Demand、Informatica Identity Resolution、Informatica Application Information Lifecycle Management、Informatica Complex Event Processing、Ultra Messaging、および Informatica Master Data Management は、Informatica Corporation の米国および世界中の管轄地での商標または登録商 標です。BEA および WebLogic は BEA Systems, Inc の登録商標です。その他の会社名および製品名はすべてそれぞれの所有者の商品名または商標です。 本ソフトウェアまたはドキュメントの一部は、次のサードパーティが有する著作権に従います(ただし、これらに限定されません)。Copyright DataDirect Technologies.コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) Sun Microsystems.コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (C) RSA Security Inc. コンテンツの無断複写・転載を禁じます。 Copyright (C) Ordinal Technology Corp. 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Engelschall, Copyright (C) 2002 The OSSP Project Copyright (C) 2002 Cable & Wireless Deutschland が含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php にある使用条件に従います。 本製品には、Boost(http://www.boost.org/)によって開発されたソフトウェアまたは Boost ソフトウェアライセンスの下で開発されたソフトウェアが含まれていま す。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.boost.org/LICENSE_1_0.txt にある使用条件に従います。 本製品には、ソフトウェア copyright (C) 1997-2007 University of Cambridge が含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.pcre.org/ license.txt にある使用条件に従います。 本製品には、ソフトウェア copyright (C) 2007 The Eclipse Foundation が含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾およ び制限は、http://www.eclipse.org/org/documents/epl-v10.php および http://www.eclipse.org/org/documents/edl-v10.php にある使用条件に従います。 本製品には、http://www.tcl.tk/software/tcltk/license.html、http://www.bosrup.com/web/overlib/?License、http://www.stlport.org/doc/license.html、http:// www.asm.ow2.org/license.html、http://www.cryptix.org/LICENSE.TXT、http://hsqldb.org/web/hsqlLicense.html、http://httpunit.sourceforge.net/doc/ license.html、http://jung.sourceforge.net/license.txt、http://www.gzip.org/zlib/zlib_license.html、http://www.openldap.org/software/release/ license.html、http://www.libssh2.org、http://slf4j.org/license.html、http://www.sente.ch/software/OpenSourceLicense.html、http://fusesource.com/ downloads/license-agreements/fuse-message-broker-v-5-3-license-agreement、http://antlr.org/license.html、http://aopalliance.sourceforge.net/、http:// www.bouncycastle.org/licence.html、http://www.jgraph.com/jgraphdownload.html、http://www.jcraft.com/jsch/LICENSE.txt、http://jotm.objectweb.org/ bsd_license.html、http://www.w3.org/Consortium/Legal/2002/copyright-software-20021231; http://www.slf4j.org/license.html; http:// nanoxml.sourceforge.net/orig/copyright.html; http://www.json.org/license.html; http://forge.ow2.org/projects/javaservice/, http:// www.postgresql.org/about/licence.html, http://www.sqlite.org/copyright.html, http://www.tcl.tk/software/tcltk/license.html, http://www.jaxen.org/ faq.html, http://www.jdom.org/docs/faq.html, http://www.slf4j.org/license.html; http://www.iodbc.org/dataspace/iodbc/wiki/iODBC/License; http:// www.keplerproject.org/md5/license.html; http://www.toedter.com/en/jcalendar/license.html; http://www.edankert.com/bounce/index.html; http://www.netsnmp.org/about/license.html; http://www.openmdx.org/#FAQ; http://www.php.net/license/3_01.txt; http://srp.stanford.edu/license.txt; http:// www.schneier.com/blowfish.html; http://www.jmock.org/license.html; http://xsom.java.net; http://benalman.com/about/license/; https://github.com/ CreateJS/EaselJS/blob/master/src/easeljs/display/Bitmap.js; http://www.h2database.com/html/license.html#summary; http://jsoncpp.sourceforge.net/ LICENSE; http://jdbc.postgresql.org/license.html; http://protobuf.googlecode.com/svn/trunk/src/google/protobuf/descriptor.proto; https://github.com/ rantav/hector/blob/master/LICENSE; http://web.mit.edu/Kerberos/krb5-current/doc/mitK5license.html; http://jibx.sourceforge.net/jibx-license.html. 本製品には、Academic Free License(http://www.opensource.org/licenses/afl-3.0.php)、Common Development and Distribution License(http:// www.opensource.org/licenses/cddl1.php)、Common Public License(http://www.opensource.org/licenses/cpl1.0.php)、Sun Binary Code License Agreement Supplemental License Terms、BSD License(http:// www.opensource.org/licenses/bsd-license.php)、BSD License(http://opensource.org/licenses/BSD-3Clause)、MIT License(http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php)、Artistic License(http://www.opensource.org/licenses/artistic-license-1.0)、 Initial Developer’s Public License Version 1.0(http://www.firebirdsql.org/en/initial-developer-s-public-license-version-1-0/)に基づいて許諾された ソフトウェアが含まれています。 本製品には、ソフトウェア copyright (C) 2003-2006 Joe WaInes, 2006-2007 XStream Committers が含まれています。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソ フトウェアに関する許諾および制限は、http://j.org/license.html にある使用条件に従います。本製品には、Indiana University Extreme! Lab によって開発された ソフトウェアが含まれています。詳細については、http://www.extreme.indiana.edu/を参照してください。 本製品には、ソフトウェア Copyright (C) 2013 Frank Balluffi and Markus Moeller が含まれています。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフトウェアに 関する許諾および制限は、MIT ライセンスの使用条件に従います。 本ソフトウェアは、米国の特許番号 5,794,246、6,014,670、6,016,501、6,029,178、6,032,158、6,035,307、6,044,374、6,092,086、6,208,990、6,339,775、 6,640,226、6,789,096、6,823,373、6,850,947、6,895,471、7,117,215、7,162,643、7,243,110、7,254,590、7,281,001、7,421,458、7,496,588、7,523,121、 7,584,422、7,676,516、7,720,842、7,721,270、7,774,791、8,065,266、8,150,803、8,166,048、8,166,071、8,200,622、8,224,873、8,271,477、8,327,419、 8,386,435、8,392,460、8,453,159、8,458,230、RE44,478、および国際的な特許、ならびにその他の出願中の特許によって保護されています。 免責: 本文書は、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されるものとし、Informatica Corporation は他社の権利の非侵害、市場性および特定の目的への適合性の 黙示の保証などを含めて、一切の明示的および黙示的保証の責任を負いません。Informatica Corporation では、本ソフトウェアまたはドキュメントに誤りのないこと を保証していません。本ソフトウェアまたはドキュメントに記載されている情報には、技術的に不正確な記述や誤植が含まれる場合があります。本ソフトウェアまた はドキュメントの情報は、予告なしに変更されることがあります。 特記事項 この Informatica 製品(以下「ソフトウェア」)には、Progress Software Corporation(以下「DataDirect」)の事業子会社である DataDirect Technologies からの特 定のドライバ(以下「DataDirect ドライバ」)が含まれています。DataDirect ドライバには、次の用語および条件が適用されます。 1.DataDirect ドライバは、特定物として現存するままの状態で提供され、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示 もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受 けるものとします。 2.DataDirect または第三者は、予見の有無を問わず発生した ODBC ドライバの使用に関するいかなる直接的、間接的、偶発的、特別、あるいは結果的損害に対し て責任を負わないものとします。本制限事項は、すべての訴訟原因に適用されます。訴訟原因には、契約違反、保証違反、過失、厳格責任、詐称、その他の不 法行為を含みますが、これらに限るものではありません。 Part Number: IN-AGS-95100-HF4-0001 目次 序文.......................................................... iii Informatica のリソース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii Informatica カスタマポータル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii Informatica のマニュアル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii Informatica の Web サイト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii Informatica How-To Library. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iii Informatica Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv Informatica サポートの YouTube チャンネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv Informatica Marketplace. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv Informatica Velocity. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv Informatica グローバルカスタマサポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . iv 第 1 章 : スタートガイドの概要.................................. 1 Informatica Administrator について. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 Informatica ドメインの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 第 2 章 : レッスン 1. Informatica Administrator へのアクセス.... 4 Informatica Administrator へのアクセスの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 タスク 1. ドメイン、ユーザー、データベース、およびアプリケーションサービスの情報の記録. . . 5 Informatica ドメインの情報. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 Informatica Administrator のユーザーアカウント. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 データベース接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 Data Integration Service の情報. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 Analyst Service の情報. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 タスク 2. Informatica Administrator へのログイン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 タスク 3. パスワードの変更. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 Informatica Administrator へのアクセスのまとめ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 第 3 章 : レッスン 2. アプリケーションサービスの作成........... 12 アプリケーションサービスの作成の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 タスク 1. Model Repository Service の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 タスク 2. データベース接続の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14 タスク 3. Data Integration Service の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 タスク 4. Analyst Service の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19 アプリケーションサービスの作成のまとめ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21 第 4 章 : レッスン 3. Informatica ユーザーの設定............... 22 Informatica ユーザーの設定の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 タスク 1. ユーザーの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23 タスク 2. 特権の付与. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 目次 23 i Informatica ユーザーの設定のまとめ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 第 5 章 : レッスン 4. ジョブおよびアプリケーションの監視....... 25 ジョブおよびアプリケーションの監視の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25 タスク 1. プロファイルジョブおよびスコアカードジョブの表示. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26 タスク 2. SQL データサービスへの接続の表示. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26 タスク 3. SQL データサービスに対する要求の表示. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 タスク 4. Web サービスに対する要求の表示. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27 タスク 5. Data Integration Service のイベントログの表示. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28 ジョブおよびアプリケーションの監視のまとめ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28 付録 A : FAQ(よくある質問)................................... 29 Informatica Administrator に関する FAQ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ii 目次 29 序文 『Informatica 管理者スタートガイド』は、Informatica ドメインの管理者のためのガイドです。 初めて Informatica Administrator を使用するユーザーのためのチュートリアルを提供します。 Informatica のリソース Informatica カスタマポータル Informatica のユーザーとして、Informatica カスタマポータルサイト(http://mysupport.informatica.com) にアクセスできます。このサイトには、製品情報、ユーザーグループ情報、ニュースレター、Informatica カ スタマサポート事例管理システム(ATLAS)へのアクセス、Informatica How-To Library、Informatica Knowledge Base、Informatica Product Documentation、Informatica ユーザーグループコミュニティへのア クセスが含まれています。 Informatica のマニュアル Informatica のマニュアルチームは、正確で役に立つマニュアルの作成に努めています。このマニュアルに関 する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica マニュアルチーム ([email protected])です。 お客様のフィードバックは、マニュアルの改良に利用させて いただきます。コメントに返信をご希望のお客様は、その旨をお知らせください。 マニュアルチームは、必要に応じてマニュアルを更新します。製品の最新のマニュアルを入手するには、 http://mysupport.informatica.com から製品マニュアルにアクセスします。 Informatica の Web サイト Informatica 社の Web サイトは、http://www.informatica.com からアクセスできます。このサイトでは、 Informatica 社の概要と沿革、今後のイベント、営業拠点などの情報を提供しています。また、製品情報やパ ートナー情報もあります。サービス関連のページには、テクニカルサポート、トレーニングと教育、および実 装に関するサービスの重要な情報を掲載しています。 Informatica How-To Library Informatica のユーザーとして、Informatica How-To Library(http://mysupport.informatica.com)にアク セスできます。How-To Library は、Informatica の製品および機能についての詳細を確認できるリソースのコ レクションです。一般的な問題に対するソリューションを提供したり、機能や動作を比較したり、特定の実際 のタスクを実行するための方法を示したりする記事やインタラクティブなデモンストレーションが含まれてい ます。 iii Informatica Knowledge Base Informatica のユーザーとして、Informatica Knowledge Base(http://mysupport.informatica.com)にアク セスできます。この Knowledge Base を利用して、Informatica 製品に関する既知の技術的問題の解決策を検索 することができます。また、FAQ(よくある質問)の答え、技術的ホワイトペーパー、技術的なヒントも得られ ます。Knowledge Base に関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica Knowledge Base チーム([email protected])です。 Informatica サポートの YouTube チャンネル http://www.youtube.com/user/INFASupport で Informatica サポートの YouTube チャンネルにアクセスできま す。Informatica サポートの YouTube チャンネルでは、特定のタスクを実行するソリューションについてのビ デオを用意しています。Informatica サポートの YouTube チャンネルに関する質問、コメント、またはアイデ アがある場合は、サポート YouTube チームに電子メール([email protected])を送信するか、 または@INFASupport でツイートしてください。 Informatica Marketplace 情報マーケットプレースは、開発者とパートナーがデータ統合実装を増幅、拡張、強化するソリューションを 共有するためのフォーラムです。マーケットプレースにある何百ものソリューションを利用して、プロジェク トで実装にかかる時間を短縮したり、生産性を向上させたりできます。Informatica Marketplace には、 http://www.informaticamarketplace.com からアクセスできます。 Informatica Velocity http://mysupport.informatica.com で Informatica Velocity にアクセスできます。数多くのデータ管理プロ ジェクトの実世界での経験から開発された Informatica Velocity は、世界中の組織と協力して優れたデータ 管理ソリューションの計画、開発、展開、および維持を行ってきた弊社コンサルタントの知識の集合体を表し ています。Informatica Velocity についての質問、コメント、またはアイデアがある場合は、 [email protected] から Informatica のプロフェッショナルサービスにお問い合わせください。 Informatica グローバルカスタマサポート 電話またはオンラインサポートからカスタマサポートセンターに連絡できます。 オンラインサポートのご利用には、ユーザー名とパスワードが必要です。http://mysupport.informatica.com から、ユーザー名とパスワードが入手できます。 Informatica グローバルカスタマサポートの電話番号は、Informatica の Web サイト http://www.informatica.com/us/services-and-training/support-services/global-support-centers/に掲 載されています。 iv 序文 第 1 章 スタートガイドの概要 この章では、以下の項目について説明します。 • Informatica Administrator について, 1 ページ • Informatica ドメインの概要, 1 ページ Informatica Administrator について Informatica Administrator(Administrator ツール)は、Informatica ドメインおよび Informatica セキュリ ティの管理に使用する管理ツールです。 Administrator ツールを使用すると、以下のタスクを実行できます。 • ドメイン管理タスク。ログ、ドメインオブジェクト、およびドメインレポートを管理します。 ドメインオ ブジェクトには、アプリケーションサービス、ノード、グリッド、フォルダ、データベース接続、アプリケ ーション、およびライセンスが含まれます。 • セキュリティ管理タスク。ユーザー、グループ、ロール、特権および権限を管理します。 Informatica ドメインの概要 Informatica には、サービス指向のアーキテクチャが備わっています。これにより、サービスを拡張し、複数 のマシンでリソースを共有することができます。 Informatica ドメインは、サービスの管理用の主要な単位で す。 Informatica には、以下のコンポーネントが含まれています。 • アプリケーションクライアント: 基本的な Informatica の機能にアクセスするために使用するクライアント のグループです。 アプリケーションクライアントは、Service Manager やアプリケーションサービスに対 する要求を作成します。 • アプリケーションサービス: サーバーベースの機能を表すサービスのグループです。 Informatica ドメイ ンには、アプリケーションサービスのサブセットを含めることができます。 使用するアプリケーションク ライアントで必要なアプリケーションサービスを設定します。 • リポジトリ: アプリケーションクライアントからのユーザー要求の処理に必要なオブジェクトおよびプロセ スに関するメタデータを格納するリレーショナルデータベースのグループです。 1 • Service Manager: すべてのドメイン操作を管理するドメインに組み込まれているサービスです。 Service Manager は、アプリケーションサービスを実行し、認証、承認、ロギングなどのドメイン機能を実行しま す。 Informatica Administrator(Administrator ツール)へのログインは、Informatica のインストール後に行う ことができます。 ドメインを管理したり、他のアプリケーションクライアントにアクセスする前に必須のアプ リケーションサービスを設定したりするには、Administrator ツールを使用します。 以下の図に、各アプリケーションクライアントが Informatica ドメイン内で使用するアプリケーションサービ スとリポジトリを示します。 以下の表に、クライアントで必要なアプリケーションクライアント(Administrator ツールを除く)、アプリケ ーションサービス、およびリポジトリを一覧表示します。 2 アプリケーションクライアン ト アプリケーションサービス リポジトリ Data Analyzer Reporting Service Data Analyzer リポジトリ Informatica Reporting and Dashboards Reporting and Dashboards サービス Jaspersoft リポジトリ Informatica Analyst - Analyst Service - Data Integration Service - Model Repository Service モデルリポジトリ 第 1 章: スタートガイドの概要 アプリケーションクライアン ト アプリケーションサービス リポジトリ Informatica Developer - Analyst Service - Content Management Service - Data Integration Service - Model Repository Service モデルリポジトリ Metadata Manager - Metadata Manager Service - PowerCenter Integration Service - PowerCenter リポジトリサー ビス - Metadata Manager リポジト リ - PowerCenter リポジトリ PowerCenter Client - PowerCenter Integration Service - PowerCenter リポジトリサー ビス PowerCenter リポジトリ Web Services Hub Console - PowerCenter Integration Service - PowerCenter リポジトリサー ビス - Web Services Hub PowerCenter リポジトリ 以下のアプリケーションサービスは、Informatica アプリケーションクライアントからアクセスされません。 • PowerExchange Listener サービス。 PowerExchange Listener でのバルクデータ移動および変更データキ ャプチャを管理します。PowerCenter Integration Service は、Listener サービスを介して PowerExchange Listener に接続します。 • PowerExchange ロッガーサービス。 PowerExchange ロッガー(Linux、UNIX、Windows 用)を管理して、変 更データをキャプチャし、PowerExchange ロッガーのログファイルにそのデータを書き込みます。変更デー タは、DB2 リカバリログ、Oracle REDO ログ、Microsoft SQL Server 分散データベース、あるいは i5/OS ま たは z/OS システムのデータソースから取得できます。 • SAP BW サービス。SAP BI の RFC 要求をリスンし、PowerCenter Integration Service でワークフローを実 行して SAP BI から抽出したり、SAP BI にロードしたりするように要求します。 Informatica ドメインの概要 3 第 2 章 レッスン 1. Informatica Administrator へのアクセス この章では、以下の項目について説明します。 • Informatica Administrator へのアクセスの概要, 4 ページ • タスク 1. ドメイン、ユーザー、データベース、およびアプリケーションサービスの情報の記録, 5 ペ ージ • タスク 2. Informatica Administrator へのログイン, 10 ページ • タスク 3. パスワードの変更, 11 ページ • Informatica Administrator へのアクセスのまとめ, 11 ページ Informatica Administrator へのアクセスの概要 Administrator ツールでは、サービス、ノード、ライセンス、グリッドなどのドメインオブジェクトの管理タ スクが統合されます。 Administrator ツールを使用して、ドメインおよびドメインのセキュリティを管理しま す。 目的 このレッスンでは、以下のタスクを実行します。 • ドメインおよび管理者ユーザーアカウントの情報を記録する。 ドメイン情報には、Administrator ツール URL のアドレス構成要素が含まれます。また、ユーザーアカウントは、Administrator ツールへのアクセス に使用します。 • Administrator ツールにログインする。このチュートリアルのレッスンでは、Administrator ツールにログ インできる必要があります。 • ユーザーアカウントのパスワードを変更する。 前提条件 このレッスンを開始する前に、以下の前提条件を確認します。 • Informatica ドメインが実行中である。 • Informatica をインストールした管理者またはユーザーから、ドメイン接続情報および管理者ユーザーアカ ウントが提供されている。 時間 このレッスンを完了するには 10~15 分かかります。 4 タスク 1. ドメイン、ユーザー、データベース、およ びアプリケーションサービスの情報の記録 このタスクでは、ドメイン接続、ユーザーアカウント情報、データベース接続、およびアプリケーションサー ビス情報を記録します。 Administrator ツールにアクセスしたり、接続やアプリケーションサービスを作成したりするには、これらの 情報が必要です。 Informatica ドメインの情報 ドメイン接続情報が不明な場合は、Informatica のインストール担当者に問い合わせてください。 以下の表を使用して、ドメイン情報を記録します。 ドメイン情報 値 ドメイン名 ゲートウェイノードのホスト名 Informatica Administrator のポート番号 Informatica Administrator のユーザーアカウント このチュートリアルのレッスンを実行するには、管理者ユーザーアカウントを使用して、Administrator ツー ルにログインします。 デフォルトの管理者ユーザー名は Administrator です。デフォルトの管理者のパスワードが不明な場合は、パ スワード、または管理者ロールを持つユーザーアカウントを問い合わせます。 以下の表を使用して、ユーザーアカウント情報を記録します。 アカウント情報 値 管理者ユーザー名 管理者のパスワード セキュリティドメイン データベース接続 Informatica リポジトリのデータベースとユーザーアカウントを設定するようにデータベース管理者に依頼し ます。データベース管理者は次のデータベースの接続情報を提供する必要があります。 • モデルリポジトリ • Profiling ウェアハウス • ステージングデータベース • データオブジェクトキャッシュ 別のレッスンで接続オブジェクトを作成するときには、このデータベース接続情報を使用します。 タスク 1. ドメイン、ユーザー、データベース、およびアプリケーションサービスの情報の記録 5 次の表を使用して、データベースの接続情報を記録します。 データベース 接続情報 説明 データベース タイプ データベースタイプ。 次のデータベースへの 接続を作成できます。 - モデルリ ポジトリ Oracle IBM DB2 Microsoft SQL Server ODBC データベース ユーザー名 データベースユーザー アカウントのユーザー 名。 データベース パスワード データベースユーザア カウントのパスワード。 メタデータア クセス: 接続 文字列 データベースからメタ データにアクセスする ために使用した JDBC 接 続 URL。 - IBM DB2: jdbc:informatica:db2 ://<host name>:<port>;Databas eName=<database name> - Oracle: jdbc:informatica:ora cle:// <host_name>:<port>;S ID=<database name> - Microsoft SQL Server: jdbc:informatica:sql server://<host name>:<port>;Databas eName=<database name> ODBC には適用されませ ん。 6 第 2 章: レッスン 1. Informatica Administrator へのアクセス Profilin g ウェア ハウス ステージ ングデー タベース データオ ブジェク トキャッ シュ データベース 接続情報 説明 データアクセ ス: 接続文字 列 データベースからデー タにアクセスするため に使用した接続文字列。 モデルリ ポジトリ Profilin g ウェア ハウス ステージ ングデー タベース データオ ブジェク トキャッ シュ - IBM DB2: <database name> - Microsoft SQL Server: <server name>@<database name> - ODBC: <data source name> - Oracle: TNSNAMES エ ントリからの <database name>.world。 データアクセ ス: コードペ ージ ソースデータベースか らの読み取りや、ター ゲットデータベースま たはターゲットファイ ルへの書き込みに使用 されるコードページ。 環境 SQL データベースに接続す る場合に、データベー ス環境を設定する SQL コマンド。Data Integration Service は、データベースに接 続するたびに、接続環 境 SQL を実行します。 トランザクシ ョン SQL データベースに接続す る場合に、データベー ス環境を設定する SQL コマンド。Data Integration Service は、トランザクション 環境 SQL を各トランザ クションの開始時に実 行します。 接続リトライ 期限 データベースへの接続 が失敗した場合に、 Data Integration Service によって再接 続が試行される秒数。 Data Integration Service が再試行期間 内にデータベースに接 続できなかった場合、 統合オブジェクトは失 敗します。デフォルト は 0 です。 タスク 1. ドメイン、ユーザー、データベース、およびアプリケーションサービスの情報の記録 7 データベース 接続情報 ドメイン名 8 説明 モデルリ ポジトリ Microsoft SQL Server (Windows)。 ドメイン の名前。 パケットサイ ズ Microsoft SQL Server。データ転送で 使用されるパケットサ イズ。Microsoft SQL Server のネイティブド ライバの最適化に使用 されます。 オーナー名 Microsoft SQL Server。スキーマのオ ーナーの名前。 スキーマ名 Microsoft SQL Server。データベース のスキーマの名前。 ス キーマ名がデータベー スユーザー名と異なる 場合は、Profiling ウ ェアハウスおよびステ ージングデータベース のスキーマ名を指定す る必要があります。 パラレルモー ドを有効にす る Oracle。データをバル クモードでテーブルに ロードする場合の並列 処理を可能にします。 デフォルトでは、この オプションはクリアさ れています。 テーブルスペ ース IBM DB2。 データベー スのテーブルスペース 名。 第 2 章: レッスン 1. Informatica Administrator へのアクセス Profilin g ウェア ハウス ステージ ングデー タベース データオ ブジェク トキャッ シュ データベース 接続情報 SQL 識別子文字 説明 Profilin g ウェア ハウス ステージ ングデー タベース データオ ブジェク トキャッ シュ [大文字と小文字が混在 する識別子をサポート] プロパティで使用する 引用符のタイプ。 接続 されたデータベースに 基づいて引用符を選択 します。以下のオプシ ョンがあります。 - 大文字と小文 字が混在する 識別子をサポ ート モデルリ ポジトリ DOUBLE_QUOTE SINGLE_QUOTE BACK_QUOTE SQUARE_BRACKETS QUOTE_EMPTY 接続時にテーブル、ビ ュー、スキーマ、シノ ニム、カラム名に対し て SQL を生成して実行 する際に、Developer ツールと Analyst ツー ルによって、これらの オブジェクトが引用符 で囲まれるようにしま す。オブジェクト名が、 大文字と小文字が混在 している場合または小 文字の場合に使用しま す。また、オブジェク ト名に WHERE などの SQL キーワードが含ま れてる場合にも使用し ます。デフォルトでは、 このオプションはクリ アされています。 Data Integration Service の情報 Data Integration Service を作成するには、この情報を使用します。 以下の表を使用して、Data Integration Service の情報を記録します。 Data Integration Service の情報 説明 HTTP ポート Data Integration Service の一意のポ ート番号。デフォル トは 8095 です。 ユーザー名 Model Repository Service にアクセス するためのユーザー 名。 値 タスク 1. ドメイン、ユーザー、データベース、およびアプリケーションサービスの情報の記録 9 Data Integration Service の情報 説明 パスワード Model Repository Service にアクセス するためのユーザー パスワード。 セキュリティドメイン モデルリポジトリユ ーザーの LDAP セキ ュリティドメイン。 Informatica ドメイ ンに LDAP セキュリ ティドメインが含ま れている場合には、 このフィールドが表 示されます。 値 Analyst Service の情報 Analyst Service を作成するには、この情報を使用します。 以下の表を使用して、Analyst Service の情報を記録します。 Analyst Service の情報 説明 HTTP ポート Analyst Service 用のポ ート番号。Data Integration Service 用 に HTTP ポート番号と異 なるポート番号を使用し ます。 ユーザー名 モデルリポジトリのデー タベースユーザー名。 パスワード モデルリポジトリのデー タベースパスワード。 セキュリティドメイン Model Repository Service を管理するユー ザーの LDAP セキュリテ ィドメイン。 値 タスク 2. Informatica Administrator へのログイン このタスクでは、Administrator ツールにログインします。 1. Microsoft Internet Explorer または Mozilla Firefox を起動します。 2. アドレスフィールドに、以下の Administrator ツールのログインページの URL を入力します。 http://<host>:<port>/administrator 10 第 2 章: レッスン 1. Informatica Administrator へのアクセス host は、ゲートウェイノードのホスト名です。 port は、Informatica Administrator のポート番号で す。 3. Informatica Administrator のログインページで、ユーザー名とパスワードを入力します。 4. [ネイティブ]または特定のセキュリティドメインの名前を選択します。 Informatica ドメインに LDAP セキュリティドメインが含まれている場合は、[セキュリティドメイン]フ ィールドが表示されます。 5. [ログイン]をクリックします。 タスク 3. パスワードの変更 このタスクでは、Administrator ツールのパスワードを変更します。 1. Administrator ツールのヘッダー領域で、[管理] > [パスワードの変更]をクリックします。 [パスワードの変更]ダイアログボックスが表示されます。 2. [パスワードの変更]ダイアログボックスで、[現在のパスワード]ボックスに現在のパスワードを、[新 しいパスワード]ボックスおよび[新しいパスワードの確認]ボックスに新しいパスワードを入力します。 3. [OK]をクリックします。 Informatica Administrator へのアクセスのまとめ このレッスンでは、Administrator ツールのコンポーネント、Administrator ツールにログインする方法、お よびパスワードを変更する方法について学習しました。 ドメイン接続および管理者ユーザーアカウントの情報を記録しました。 また、Administrator ツールにログイ ンし、パスワードを変更しました。 この管理者ユーザーアカウントと新しいパスワードを使用して、このチュートリアルの次のレッスンを実行し ます。 タスク 3. パスワードの変更 11 第 3 章 レッスン 2. アプリケーションサ ービスの作成 この章では、以下の項目について説明します。 • アプリケーションサービスの作成の概要, 12 ページ • タスク 1. Model Repository Service の作成, 13 ページ • タスク 2. データベース接続の作成, 14 ページ • タスク 3. Data Integration Service の作成, 17 ページ • タスク 4. Analyst Service の作成, 19 ページ • アプリケーションサービスの作成のまとめ, 21 ページ アプリケーションサービスの作成の概要 アプリケーションサービスを作成するには、Administrator ツールを使用します。 アプリケーションサービスには、Informatica ドメイン操作に役立つ機能があります。Analyst ツールで使用 するための以下のアプリケーションサービスを作成します。 • Model Repository Service: Model Repository Service では、モデルリポジトリが管理されます。 Analyst ツール、Data Integration Service、および Administrator ツールでは、メタデータがモデルリ ポジトリに格納されます。 • Data Integration Service: Data Integration Service は、Analyst ツールなどの外部クライアントのた めにデータ統合タスクを実行するアプリケーションサービスです。 • Analyst Service: Analyst Service は、Analyst ツールを実行するアプリケーションサービスです。 Analyst Service により、サービスコンポーネントと Analyst ツールにアクセスするユーザーの間の接続が 管理されます。 Data Integration Service を、ウェアハウスとデータオブジェクトキャッシュデータベースと関連付けます。 Analyst Service をステージングデータベースと関連付けます。これらのアプリケーションサービスを作成す るときは、そのデータベースへの接続を選択します。データベース接続は、リレーショナルデータベースの接 続情報を含むドメインオブジェクトです。接続オブジェクトを作成してから、Data Integration Service と Analyst Service を作成します。 内容 HypoStores の管理者が、アプリケーションサービスを作成することを必要としています。 アナリストが、 Analyst ツールを使用する Model Repository Service、Data Integration Service、および Analyst Service を必要としています。 12 目的 このレッスンでは、以下のタスクを実行します。 • モデルリポジトリを管理するための Model Repository Service を作成する。 • メタデータを格納するためのモデルリポジトリを作成する。 • プロファイリングウェアハウス、ステージングデータベース、およびデータオブジェクトキャッシュデータ ベースへのデータベース接続を作成します。 • データ統合タスクを実行するための Data Integration Service を作成する。 • Analyst ツールを実行するための Analyst Service を作成する。 前提条件 このレッスンを開始する前に、以下の前提条件を確認します。 • モデルリポジトリ、プロファイリングウェアハウス、ステージングデータベース、およびデータオブジェク トキャッシュのデータベース接続情報があります。この情報は、最初のレッスンで収集しました。 • ドメイン内にライセンスオブジェクトがあること。 ライセンスオブジェクトは、Informatica インストー ラによってドメイン内にインストールされます。アプリケーションサービスを作成するためには、ライセン スオブジェクトが必要です。 時間 このレッスンを完了するには 30~45 分かかります。 タスク 1. Model Repository Service の作成 このタスクでは、Model Repository Service を作成します。 Model Repository Service では、データサービ スおよび Data Quality 用のモデルリポジトリが管理されます。 1. Administrator ツールの[ドメイン]タブで、[サービスとノード]ビューを選択します。 2. ナビゲータの[アクション]メニューで、[新規] > [Model Repository Service]をクリックします。 [新規 Model Repository Service - 手順 1/2]ダイアログボックスが表示されます。 3. Model Repository Service の以下の全般プロパティを入力します。 プロパティ 説明 名前 Model Repository Service の名前。この名 前では、大文字と小文字が区別されず、ド メイン内で一意にする必要があります。128 文字を超えたり、@で始めることはできませ ん。空白や以下の特殊文字を含めることは できません。 ` ~ % ^ * + = { } \ ; : ' " / ? . , < > | ! ( ) ] [ 説明 Model Repository Service の説明。説明 は、765 文字を超えることはできません。 タスク 1. Model Repository Service の作成 13 プロパティ 説明 場所 サービスを作成するフォルダ。 フォルダが 指定されていない場合は、このフィールド にドメイン名が表示されます。 ライセンス Model Repository Service に割り当てるラ イセンス。 Informatica とともにインスト ールされたライセンスを選択します。 ノード Model Repository Service を実行するノー ド。 ドメイン内の既存のノードを選択しま す。 4. [次へ]をクリックします。 [新規 Model Repository Service - 手順 2/2]ダイアログボックスが表示されます。 5. Model Repository Service の以下のデータベースプロパティを入力します。 プロパティ 説明 データベースタイプ データベースの種類。 ユーザー名 モデルリポジトリのデータベースユーザー名。 パスワード モデルリポジトリ用の暗号化されたデータベースパスワード。 接続文字列 モデルリポジトリデータベースに接続するときに使用する JDBC 接続文字列。 - IBM DB2: jdbc:informatica:db2://<host name>:<port>;DatabaseName=<database name> - Oracle: jdbc:informatica:oracle:// <host_name>:<port>;SID=<database name> - Microsoft SQL Server: jdbc:informatica:sqlserver://<host name>:<port>;DatabaseName=<database name> 6. [テスト接続]をクリックして、データベースへの接続をテストします。 7. [新しいコンテンツを作成します。]を選択し、指定したデータベースにモデルリポジトリのコンテンツを 作成します。 8. [サービスを有効にする]を選択し、Model Repository Service を有効にします。 9. [完了]をクリックします。 サービスを有効にするのに多少時間がかかることがあります。 タスク 2. データベース接続の作成 このタスクでは、プロファイリングウェアハウスデータベース、ステージングデータベース、およびデータオ ブジェクトキャッシュデータベースのデータベース接続を作成します。 1. Administrator ツールで、[ドメイン]タブをクリックします。 2. [接続]ビューをクリックします。 14 第 3 章: レッスン 2. アプリケーションサービスの作成 3. ナビゲータで、ドメインを選択します。 4. ナビゲータの[アクション]メニューで、[新規] > [接続]をクリックします。 [新しい接続]ダイアログボックスが表示されます。 5. 次のいずれかの接続タイプを選択します。 • DB2 • DB2 for i5/OS • DB2 for z/OS • ODBC • ORACLE • SQLSERVER 6. [OK]をクリックします。 [新しい接続 - 手順 1/3]ダイアログボックスが表示されます。 7. データベースタイプに基づいて、以下の接続プロパティの入力を行います。 プロパ ティ 説明 名前 接続の名前。この名前では、大文字と小文字が区別されず、ドメイン内で一意 にする必要があります。128 文字以内で指定し、空白および以下の特殊文字は使 用できません。 ~ ` ! $ % ^ & * ( ) - + = { [ } ] | \ : ; " ' < , > . ? / ID Data Integration Service が接続の識別に使用する文字列。 ID の大文字と小 文字は区別されません。 255 文字以下で、ドメイン内で一意である必要があり ます。 このプロパティは、接続を作成した後で変更することはできません。 デフォルト値は接続名です。 説明 接続の説明(オプション)。説明は、765 文字を超えることはできません。 ユーザ ー名 データベースユーザー名。 パスワ ード データベースユーザー名のパスワード。 8. [次へ]をクリックします。 [新しい接続 - 手順 2/3]ダイアログボックスが表示されます。 タスク 2. データベース接続の作成 15 9. データベースタイプに基づいて、以下の接続プロパティの入力を行います。 プロパティ メタデータ アクセス: 接続文字列 説明 データベースからメタデータにアクセスするために使用した JDBC 接続 URL。 - IBM DB2: jdbc:informatica:db2://<host name>:<port>;DatabaseName=<database name> - Oracle: jdbc:informatica:oracle://<host_name>:<port>;SID=<database name> - Microsoft SQL Server: jdbc:informatica:sqlserver://<host name>:<port>;DatabaseName=<database name> ODBC には適用されません。 データアク セス: 接続 文字列 データベースからデータにアクセスするために使用した接続文字列。 データアク セス: コー ドページ ソースデータベースからの読み取りや、ターゲットデータベースまたはタ ーゲットファイルへの書き込みに使用されるコードページ。 - IBM DB2: <database name> Microsoft SQL Server: <server name>@<database name> ODBC: <data source name> Oracle: TNSNAMES エントリからの<database name>.world。 10. [テスト接続]をクリックして、メタデータアクセスの接続情報が有効であることを確認します。 11. [次へ]をクリックします。 [新しい接続 - 手順 3/3]ダイアログボックスが表示されます。 12. 16 データベースタイプに基づいて、以下の接続プロパティの入力を行います。 プロパティ 説明 環境 SQL データベースに接続する場合に、データベース環境を設定する SQL コマン ド。Data Integration Service は、データベースに接続するたびに、接続 環境 SQL を実行します。 トランザク ション SQL データベースに接続する場合に、データベース環境を設定する SQL コマン ド。Data Integration Service は、トランザクション環境 SQL を各トラン ザクションの開始時に実行します。 接続リトラ イ期限 データベースへの接続が失敗した場合に、Data Integration Service によ って再接続が試行される秒数。 Data Integration Service が再試行期間内 にデータベースに接続できなかった場合、統合オブジェクトは失敗します。 デフォルトは 0 です。 ドメイン名 Microsoft SQL Server(Windows)。 ドメインの名前。 パケットサ イズ Microsoft SQL Server。データ転送で使用されるパケットサイズ。 Microsoft SQL Server のネイティブドライバの最適化に使用されます。 オーナー名 Microsoft SQL Server。スキーマのオーナーの名前。 スキーマ名 Microsoft SQL Server。データベースのスキーマの名前。 スキーマ名がデ ータベースユーザー名と異なる場合は、Profiling ウェアハウスおよびステ ージングデータベースのスキーマ名を指定する必要があります。 第 3 章: レッスン 2. アプリケーションサービスの作成 プロパティ 説明 パラレルモ ードを有効 にする Oracle。データをバルクモードでテーブルにロードする場合の並列処理を可 能にします。デフォルトでは、このオプションはクリアされています。 テーブルス ペース IBM DB2。 データベースのテーブルスペース名。 SQL 識別子 文字 [大文字と小文字が混在する識別子をサポート]プロパティで使用する引用 符のタイプ。 接続されたデータベースに基づいて引用符を選択します。以 下のオプションがあります。 - 大文字と小 文字が混在 する識別子 をサポート DOUBLE_QUOTE SINGLE_QUOTE BACK_QUOTE SQUARE_BRACKETS QUOTE_EMPTY 接続時にテーブル、ビュー、スキーマ、シノニム、カラム名に対して SQL を 生成して実行する際に、Developer ツールと Analyst ツールによって、これ らのオブジェクトが引用符で囲まれるようにします。オブジェクト名が、大 文字と小文字が混在している場合または小文字の場合に使用します。また、 オブジェクト名に WHERE などの SQL キーワードが含まれてる場合にも使用し ます。デフォルトでは、このオプションはクリアされています。 13. [完了]をクリックします。 14. すべての手順を繰り返して、次の各データベースの接続オブジェクトを設定します。 • プロファイリングウェアハウスデータベース • ステージングデータベース • データオブジェクトキャッシュデータベース ここでは、次のレッスンでアプリケーションサービスを作成するときに使用するデータベースへの接続オブジ ェクトを作成しました。 タスク 3. Data Integration Service の作成 このタスクでは、Data Integration Service を作成します。 Data Integration Service により、Analyst ツ ール、Developer ツール、および外部クライアントのためにデータ統合タスクが実行されます。 1. Administrator ツールの[ドメイン]タブで、[サービスとノード]ビューを選択します。 2. ナビゲータの[アクション]メニューで、[新規] > [Data Integration Service]をクリックします。 [Data Integration Service の新規作成 - 手順 1/3)]ダイアログボックスが表示されます。 タスク 3. Data Integration Service の作成 17 3. 以下の情報を入力します。 プロパティ 説明 Name Data Integration Service の名前。この名前では、大文字と小文 字が区別されず、ドメイン内で一意にする必要があります。128 文字を超えたり、@で始めることはできない。 空白や以下の特殊 文字を含めることはできない。 ` ~ % ^ * + = { } \ ; : ' " / ? . , < > | ! ( ) ] [ 説明 Data Integration Service の説明。 説明は、765 文字を超える ことはできない。 場所 Data Integration Service が実行されるドメイン。 ライセンス Data Integration Service に割り当てられたライセンスキー。 Informatica とともにインストールされたライセンスを選択しま す。 ノード Data Integration Service が実行するノードを選択します。 ド メイン内の既存のノードを選択します。 HTTP ポート Data Integration Service の一意のポート番号。 デフォルトは 8095。 Model Repository Service マッピングと SQL データサービスを実行するのに必要とされるラ ンタイムメタデータを格納する Model Repository Service。 ユーザー名 Model Repository Service にアクセスするためのユーザー名。 パスワード Model Repository Service にアクセスするためのユーザーパスワ ード。 セキュリティドメイ ン モデルリポジトリユーザーの LDAP セキュリティドメイン。 Informatica ドメインに LDAP セキュリティドメインが含まれてい る場合には、このフィールドが表示されます。 4. [次へ]をクリックします。 [Data Integration Service の新規作成 - 手順 2/3)]ダイアログボックスが表示されます。 5. [選択]をクリックし、プロファイリングウェアハウスの接続を選択します。 [接続を選択]ダイアログボックスが表示されます。 6. プロファイリングウェアハウスデータベースへの接続を選択します。 7. Profiling ウェアハウスデータベースのコンテンツを作成するように選択します。 8. [選択]をクリックし、データオブジェクトキャッシュのの接続を選択します。 [接続を選択]ダイアログボックスが表示されます。 9. データオブジェクトキャッシュデータベースへの接続を選択します。 10. [次へ]をクリックします。 [Data Integration Service の新規作成 - 手順 3/3)]ダイアログボックスが表示されます。 11. [Transport Layer Security (TLS)を有効にする]は選択しないでください。 12. 18 Data Integration Service の作成後、[サービスを有効にする]を選択して有効にします。 第 3 章: レッスン 2. アプリケーションサービスの作成 Data Integration Service を有効にするには、Model Repository Service が実行されている必要があり ます。 13. [完了]をクリックします。 ここでは、Data Integration Service を作成しました。 タスク 4. Analyst Service の作成 このタスクでは、Analyst Service を作成します。 その Analyst Service で、Analyst ツールを実行します。 1. Administrator ツールの[ドメイン]タブで、[サービスとノード]ビューを選択します。 2. ナビゲータの[アクション]メニューで、[新規] > [Analyst Service]をクリックします。 [新しい Analyst Service - 手順 1/3]ダイアログボックスが表示されます。 3. 以下の情報を入力します。 プロパティ 説明 Name Analyst Service の名前。この名前では、 大文字と小文字が区別されず、ドメイン内 で一意にする必要があります。文字は、関 連リポジトリのコードページと互換性を保 つ必要があります。名前は 128 文字を超え たり、@で始めることはできません。空白や 以下の特殊文字を含めることはできません。 ` ~ % ^ * + = { } \ ; : ' " / ? . , < > | ! ( ) ] [ 説明 Analyst Service の説明。説明は、765 文字 を超えることはできません。 場所 Analyst Service が実行するドメイン。 ライセンス Analyst Service に割り当てられたライセ ンス。Informatica とともにインストール されたライセンスを選択します。 ノード Analyst Service が実行される Informatica ドメイン内のノード。ドメイン内の既存の ノードを選択します。 HTTP ポート Analyst Service 用のポート番号。Data Integration Service 用に HTTP ポート番号 と異なるポート番号を使用します。 タスク 4. Analyst Service の作成 19 プロパティ 説明 Model Repository Service Analyst Service に関連付けられている Model Repository Service。Analyst Service によって、Informatica Analyst の Model Repository Service への接続が管理 されます。別の Model Repository Service を Analyst Service に関連付ける場合は、 Analyst Service をリサイクルする必要が あります。 ユーザ名 モデルリポジトリのデータベースユーザー 名。 パスワード モデルリポジトリ用の暗号化されたデータ ベースパスワード。 セキュリティドメイン Model Repository Service を管理するユー ザーの LDAP セキュリティドメイン。 4. [次へ]をクリックします。 [新しい Analyst Service - 手順 2/3]ダイアログボックスが表示されます。 5. 以下の必要な情報を入力します。 プロパティ 説明 Data Integration Service Analyst Service に関連付けられている Data Integration Service の名前。 Analyst Service により、Informatica Analyst 用の Data Integration Service へ の接続が管理されます。Analyst Service に別の Data Integration Service を関連付 ける場合は、Analyst Service をリサイク ルする必要があります。 フラットファイルキャッシュの場所 アップロードされたフラットファイルを Informatica Analyst が格納するフラット ファイルキャッシュの場所。参照テーブル またはフラットファイルソースをインポー トする場合、Informatica Analyst により、 このディレクトリからファイルが使用され て、参照テーブルまたはファイルオブジェ クトが作成されます。Analyst Service マ シンに対してローカルのパスを選択します。 以下に例を示します。 <installation directory>\server \flatfilecache 存在しないディレクトリパスを設定すると、 Analyst Service によってそのディレクト リパスが作成されます。 フラットファイル の場所を変更した場合は、Analyst Service を再起動します。 6. [選択]をクリックし、ステージングデータベースを選択します。 [接続を選択]ダイアログボックスが表示されます。 7. 20 データベース接続を選択します。 第 3 章: レッスン 2. アプリケーションサービスの作成 8. コンテンツを作成するように選択します。 9. [次へ]をクリックします。 [新しい Analyst Service - 手順 3/3]ダイアログボックスが表示されます。 10. [Transport Layer Security (TLS)を有効にする]は選択しないでください。 11. サービスの作成後、[サービスを有効にする]を選択して有効にします。 12. [完了]をクリックします。 ここでは、Analyst Service を作成しました。 アプリケーションサービスの作成のまとめ このレッスンでは、Model Repository Service、Data Integration Service、Analyst Service、およびデー タベース接続を作成する理由について学習しました。 また、Administrator ツールでアプリケーションサービ スおよびデータベース接続を作成する方法について学習しました。 Model Repository Service、Data Integration Service、および Analyst Service を作成し、開始しました。 また、プロファイリングウェアハウスデータベース、ステージングデータベース、およびデータオブジェクト キャッシュデータベースの接続オブジェクトを作成しました。 アプリケーションサービスの作成のまとめ 21 第 4 章 レッスン 3. Informatica ユーザ ーの設定 この章では、以下の項目について説明します。 • Informatica ユーザーの設定の概要, 22 ページ • タスク 1. ユーザーの作成, 23 ページ • タスク 2. 特権の付与, 23 ページ • Informatica ユーザーの設定のまとめ, 24 ページ Informatica ユーザーの設定の概要 ドメイン内のアプリケーションサービスおよびオブジェクトにアクセスし、Analyst ツールを使用するには、 ユーザーアカウントが必要です。 ユーザーは、自分に割り当てられた特権および権限に基づいたタスクを Informatica アプリケーションクライアントで実行することができます。 内容 HypoStores の管理者が、アナリストからユーザーアカウントの要求を受け取ります。 アナリストは、Analyst ツールにアクセスし、プロジェクトを作成する必要があります。 目的 このレッスンでは、以下のタスクを実行します。 • ユーザーを作成し、Analyst ツールにログインする。 • ユーザー特権を付与して Analyst ツールにアクセスし、Analyst ツールでプロジェクトを作成する。 前提条件 このレッスンを開始する前に、以下の前提条件を確認します。 • このチュートリアルのここまでのレッスンが完了している。 時間 このレッスンを完了するには 5~10 分かかります。 22 タスク 1. ユーザーの作成 このタスクでは、Analyst ツールにログインするためのユーザーアカウントを作成します。 1. Administrator ツールの[セキュリティ]タブをクリックします。 2. [セキュリティ]タブの[アクション]メニューで、[ユーザーの作成]をクリックします。 3. 以下の必須フィールドへの入力を行います。 フィールド 説明 ログイン名 ユーザアカウントのログイン名。ユーザア カウントのログイン名は、所属するセキュ リティドメイン内で一意でなくてはなりま せん。 名前では大文字と小文字が区別されず、128 文字以内であることが必要です。タブ、改 行文字、または次の特殊文字は使用できま せん。 , + " \ < > ; / * % ? & 名前には、先頭と末尾の文字以外に ASCII スペース文字を使用できます。その他のス ペース文字は許可されません。 パスワード ユーザアカウントのパスワードです。パス ワードは、1~80 文字の範囲で指定できま す。 パスワードの確認 確認するために、パスワードを再度入力し てください。パスワードを指定する必要が あります。パスワードは、コピーしてペース トすることができません。 完全名(フルネーム) ユーザアカウントの完全名。完全名に次の 特殊文字を使用できません。 < > “ 4. [OK]をクリックします。 ここでは、アプリケーションクライアント(Administrator ツール、Analyst ツールなど)にログインするた めの、適切な特権が付与されたユーザーアカウントを作成しました。 タスク 2. 特権の付与 このタスクでは、Analyst ツールにアクセスしてプロジェクトを作成するために必要なユーザー特権を付与し ます。 1. Administrator ツールの[セキュリティ]タブをクリックします。 2. ナビゲータの[ユーザー]セクションで、「タスク 1. ユーザーの作成」 ーを選択します。 3. コンテンツパネルで、[特権]タブをクリックします。 (ページ 23)で作成したユーザ 4. [編集]をクリックします。 タスク 1. ユーザーの作成 23 [ロールと特権の編集]ダイアログボックスが表示されます。 5. [特権]タブを選択します。 6. 以下の特権を選択します。 特権名 場所 説明 Informatica Analyst に対するアクセスのラ イセンス <service name> [Analyst Service] > [管理] > [Informatica Analyst に対するアクセスのラ イセンス] Analyst ツールにアクセスする際に 必要です。 プロジェクトの作成 <service name> [Model Repository Service] > [Model Repository Service の 管理 > [プロジェクト の作成] Analyst ツールでプロジェクトを作 成する際に必要です。 7. [OK]をクリックします。 Informatica ユーザーの設定のまとめ このレッスンでは、ユーザーの特権に基づいたタスクを Informatica アプリケーションクライアントで実行で きることを学習しました。 ユーザーを作成し、特権を付与しました。 24 第 4 章: レッスン 3. Informatica ユーザーの設定 第 5 章 レッスン 4. ジョブおよびアプリ ケーションの監視 この章では、以下の項目について説明します。 • ジョブおよびアプリケーションの監視の概要, 25 ページ • タスク 1. プロファイルジョブおよびスコアカードジョブの表示, 26 ページ • タスク 2. SQL データサービスへの接続の表示, 26 ページ • タスク 3. SQL データサービスに対する要求の表示, 27 ページ • タスク 4. Web サービスに対する要求の表示, 27 ページ • タスク 5. Data Integration Service のイベントログの表示, 28 ページ • ジョブおよびアプリケーションの監視のまとめ, 28 ページ ジョブおよびアプリケーションの監視の概要 [モニタリング]タブを使用して、Data Integration Service 上で実行されているジョブおよびアプリケーシ ョンを監視します。 Data Integration Service では、ジョブおよびアプリケーションが実行されます。 ジョブは、実行中または 実行済みのプロファイル、スコアカード、マッピング、SQL データサービス、プレビュー、または参照テーブ ルプロセスです。 アプリケーションは、1 つ以上の SQL データサービス、マッピング、またはデータオブジェ クトを含むオブジェクトです。 ナビゲータには、Data Integration Service で実行されているジョブのリストが表示されます。Data Integration Service のジョブを表示すると、ジョブ ID、状態、経過時間などの情報がコンテンツパネルに表 示されます。 また、Data Integration Service に導入されているアプリケーションのリストも表示されます。コンテンツパ ネルには、各アプリケーションに含まれる SQL データサービス、導入されているマッピングジョブ、論理デー タオブジェクト、および Web サービスが表示されます。 SQL データサービス接続の要求を監視できます。SQL データサービス接続は、外部クライアントからの接続で す。 SQL データサービスへの接続を表示すると、接続 ID、状態、経過時間などの情報がコンテンツパネルに表 示されます。各 SQL データサービス接続には、複数の要求を含めることができます。 SQL データサービスに対 する要求を表示すると、要求 ID、状態、経過時間などの情報がコンテンツパネルに表示されます。 また、ジョブとアプリケーションが実行されている Data Integration Service のイベントログを表示して、 サービスのビジー状況を監視できます。イベントログには、サービスの動作、発生したエラー、およびエラー の重要度が表示されます。 25 内容 HypoStores の管理者が、Data Integration Service 上で実行中のジョブおよび SQL データサービスのステー タスを表示したいと考えています。 目的 このレッスンでは、以下のタスクを実行します。 • Data Integration Service の実行中および実行済みのジョブを表示し、障害が発生していないか確認する。 • SQL データサービスへの接続を表示し、アクティブな接続およびタイムアウトした接続がないか確認する。 • SQL データサービスと Web サービスの要求を表示して、要求を監視します。 • Data Integration Service のイベントログを表示して、サービスエラーを確認します。 前提条件 このレッスンを開始する前に、以下の前提条件を確認します。 • プロファイルジョブおよびスコアカードジョブは、アナリストがドメイン内の Data Integration Service で実行する。 • SQL データサービスは、開発者がドメイン内の Data Integration Service で実行する。 時間 このレッスンを完了するには 5~10 分かかります。 タスク 1. プロファイルジョブおよびスコアカードジ ョブの表示 このタスクでは、Data Integration Service 上で実行中または実行済みのプロファイルおよびスコアカードの ジョブを表示します。 プロファイルジョブおよびスコアカードジョブを表示するには、Data Integration Service でプロファイルま たはスコアカードが実行されている必要があります。 プロファイルまたはスコアカードが実行中でない場合 は、実行済みのジョブに関する情報を表示します。 1. Administrator ツールで、[モニタリング]タブをクリックします。 2. ナビゲータで、Data Integration Service を展開し、[ジョブ]を選択します。 コンテンツパネルに、選択した Data Integration Service のジョブが表示されます。 3. コンテンツパネルでジョブを選択します。 詳細パネルに、コンテンツパネルで選択した各ジョブの詳細が表示されます。 タスク 2. SQL データサービスへの接続の表示 このタスクでは、[モニタリング]タブを使用して、SQL データサービスへの接続を表示します。 26 1. Administrator ツールで、[モニタリング]タブをクリックします。 2. ナビゲータで、Data Integration Service を展開します。 第 5 章: レッスン 4. ジョブおよびアプリケーションの監視 ナビゲータに、アプリケーションのリストが表示されます。 3. ナビゲータで、Data Integration Service の配下のアプリケーションを展開し、[SQL データサービス] を選択します。 コンテンツパネルに、SQL データサービスのリストが表示されます。 4. コンテンツパネルで、SQL データサービスの名前を選択します。 コンテンツパネルに、SQL データサービスのプロパティビューが表示されます。 5. コンテンツパネルで、接続ビューをクリックします。 コンテンツパネルに、SQL データサービスへの接続が表示されます。 6. コンテンツパネルで、詳細パネルに接続プロパティを表示する接続を選択します。 タスク 3. SQL データサービスに対する要求の表示 このタスクでは、[モニタリング]タブを使用して、SQL データサービスに対する要求を表示します。 1. Administrator ツールで、[モニタリング]タブをクリックします。 2. ナビゲータで、Data Integration Service を展開します。 ナビゲータに、アプリケーションのリストが表示されます。 3. ナビゲータで、Data Integration Service の配下のアプリケーションを展開し、[SQL データサービス] を選択します。 コンテンツパネルに、SQL データサービスのリストが表示されます。 4. コンテンツパネルで、SQL データサービスの名前を選択します。 コンテンツパネルに、SQL データサービスのプロパティビューが表示されます。 5. コンテンツパネルで、要求ビューをクリックします。 コンテンツパネルに、SQL データサービスに対する要求が表示されます。 6. コンテンツパネルで、詳細パネルに要求プロパティを表示する要求を選択します。 タスク 4. Web サービスに対する要求の表示 このタスクでは、[モニタリング]タブを使用して、Web サービスに対する要求を表示します。 1. Administrator ツールで、[モニタリング]タブをクリックします。 2. ナビゲータで、Data Integration Service を展開します。 ナビゲータに、アプリケーションのリストが表示されます。 3. ナビゲータで、Data Integration Service の配下のアプリケーションを展開し、[Web サービス]を選択 します。 コンテンツパネルに、Web サービスのリストが表示されます。 4. コンテンツパネルで、Web サービスの名前を選択します。 コンテンツパネルに、Web サービスのプロパティビューが表示されます。 5. コンテンツパネルで、要求ビューをクリックします。 コンテンツパネルに、Web サービスに対する要求が表示されます。 タスク 3. SQL データサービスに対する要求の表示 27 6. コンテンツパネルで、詳細パネルに要求プロパティを表示する要求を選択します。 タスク 5. Data Integration Service のイベントロ グの表示 このタスクでは、監視対象のジョブとアプリケーションを実行している Data Integration Service のイベン トログを表示します。 Data Integration Service のログを表示すると、Data Integration Service が実行しているすべてのジョブ とアプリケーションのイベントが表示されます。監視対象のジョブまたはアプリケーションを選択することは できません。 1. Administrator ツールで[ログ]タブをクリックします。 2. サービスのビューを選択します。 コンテンツパネルには、すべてのサービスのイベントログが表示されます。 3. [サービスタイプ]リストから、[Data Integration Service]を選択します。 4. [サービス名]リストから、監視対象のジョブとアプリケーションを実行している Data Integration Service を選択します。 5. [フィルタ]ボタンをクリックします。 ログマネージャによってログイベントが取得され、最新のログイベントから表示されます。 ログイベントのリストの範囲を絞り込むには、表示するイベントの重要度と期間を選択します。[フィル タ]ボタンをもう一度クリックしてリストを更新します。 ジョブおよびアプリケーションの監視のまとめ このレッスンでは、Data Integration Service のジョブ、SQL データサービス接続、SQL データサービス要求 を表示できることを学習しました。 Data Integration Service で実行していたジョブを表示しました。 SQL データサービスと Web サービスの要 求を表示しました。また、Data Integration Service のイベントログも表示しました。 28 第 5 章: レッスン 4. ジョブおよびアプリケーションの監視 付録 A FAQ(よくある質問) • Informatica Administrator に関する FAQ, 29 ページ Informatica Administrator に関する FAQ ここでは、Informatica Administrator についてのよくある質問とその答えを紹介します。 Informatica Administrator と PowerCenter Administration Console の違いは何ですか? PowerCenter Administration Console は、名前が Informatica Administrator(Administrator ツール) に変更されました。 Administrator ツールには、新しいインタフェースが用意されています。 PowerCenter Administration Console のプロパティと設定タスクの中には、Administrator ツールの別の 場所に移動されたものがあります。 また、Administrator ツールも拡張され、新しいサービスやオブジェ クトが追加されています。 1 つのユーザーアカウントで、Administrator ツールと Developer ツールにアクセスすることはできますか? はい、できます。両方のツールにアクセスするためのユーザー権限を付与することができます。 各アプリ ケーションクライアントに対して個別のユーザーアカウントを作成する必要はありません。 PowerCenter リポジトリサービスと Model Repository Service の違いは何ですか? PowerCenter アプリケーションサービスおよび PowerCenter アプリケーションクライアントは、 PowerCenter リポジトリサービスを使用します。 PowerCenter リポジトリは、フォルダベースのセキュリ ティを備えています。 その他のアプリケーションサービス(Data Integration Service、Analyst Service、Developer ツール、 Analyst ツールなど)は、Model Repository Service を使用します。 Model Repository Service は、プ ロジェクトベースのセキュリティを備えています。 一部のモデルリポジトリオブジェクトは、PowerCenter リポジトリに移行することができます。 Informatica Administrator で作成したデータベース接続はどのツールで使用することができますか? Administrator ツールおよび Developer ツールでは、データベース接続の作成、表示、および編集を行う ことができます。 Analyst ツールでは、データベース接続の作成および表示を行うことができます。 ま た、Administrator ツールでは、データベース接続プールを設定することもできます。 PowerCenter Integration Service と Data Integration Service の違いは何ですか? PowerCenter Integration Service は、セッションおよびワークフローを実行するアプリケーションサー ビスです。Data Integration Service は、Analyst ツール、Developer ツール、および外部クライアント のためにデータ統合タスクを実行するアプリケーションサービスです。 Analyst ツールおよび Developer ツールは、データ統合タスクの要求を Data Integration Service に送信して、データプロファイル、SQL データサービス、およびマッピングをプレビューまたは実行します。 コマンドラインまたは外部クライア 29 ントからコマンドを実行すると、データ統合タスクの要求が Data Integration Service に送信され、SQL データサービスまたは Web サービスが実行されます。 Data Integration Service にデプロイされた SQL データサービスに接続できないのはなぜですか? SQL データサービスに接続するためには、SQL データサービスを含むアプリケーションが実行されている 必要があります。 アプリケーションの起動は、Data Integration Service のアプリケーションビューで 行うことができます。 30 付録 A: FAQ(よくある質問)
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