開設講習名 山口県の絵図・地図を用いた社会科教材 講習会場 東亜大学 会場所在地 開 設 日 平成 28 年 7 月 3 日 時間数 受講者募集期間 平成 28 年 3 月 16 日 ~ 平成 28 年 6 月 5 日 履修認定対象職種 教諭 受講料等総額 6,000 円 主な受講対象者 講 師 礒永 和貴 山口県下関市 6 時間 履修認定時期 受講予定人数 40 人 平成 28 年 9 月 2 日まで 小学校教諭、中学校(社会科)教諭、高等学校(地理歴史・公 民)教諭 (うち受講料以外の経費) ⑬【到達目標】 山口県文書館には日本有数の近世絵図が存在する。それらは、ホームページから利用できる。また、国土地理院の新・旧空中写真もホーム ページで閲覧可能である。また、グーグルアースなどの利用にも触れたい。これらの絵図・新・旧地形図・空中写真・衛星写真を利用し、身近 な地域から歴史や地理を学ぶ授業展開ができるようになる。 【講習の概要】 身近な地域資料を活かした授業は、生徒たちに興味を持たせるうえで有益であるだけでなく、地域のことを学ぶことにもつながる。本講習 では山口県の近世絵図や近代地図を活用した社会科教材の開発を目的とする。まず、社会科教材として利用できる山口県の近世の絵図や近代 の地図の所在やその入手方法、さらにその具体的な絵図・地図を提示して解説を加える。ついで、それらの絵図・地図を使った社会科教材とし ての具体的な例を提示する。 【講習の内容】 身近な地域の景観の変遷は、歴史や地理の導入として効果的です。自分の家を空中写真や地形図から探したりすることからはじめ、自分の 住む地域の現代と過去の景観との比較などと多様な応用が可能です。自分の住む地域であれば、生徒も自然と興味を向けます。地域に即した 歴史や地理の授業を絵図・空中写真・地図・衛星写真といった具体的な視覚資料から考え、自分の地域を知る楽しさを具体的に知る方法を提 示していきます。 山口県文書館には、我が国でも有数の多くの絵図が所蔵されています。絵図は視覚的な価値を持っており、見ているだけでも楽しいもので す。代表的な絵図としては、 「国絵図」(21600 分の 1)をはじめ有馬喜惣太作成の「地下上申絵図」(3600 分 1)「御国廻御行程記」 、伊能忠敬の 「伊能図」や「萩城下町絵図」などがあります。これらの絵図の一部は、山口県文書館のインターネット上に高精細図像が紹介されており詳細 な内容を知ることができます。 また、国土地理院がインターネットで公開している地図情報やグーグルアースなどを活用すればより生きた地理や歴史を学ぶことができま す。講義では、パソコンを利用しながら具体的な操作方法を提示しつつ、絵図や空中写真・地形図などを具体的に見ながらどのように授業に 活用できるかを示していきます。具体的な内容は次の通りです。 ①山口県文書館の高精細図像の操作方法と閲覧 ②絵図による歴史・地理授業の事例 ③空中写真による歴史・地理授業の事例 ④グーグルアースの活用事例 ⑮【評価の方法・評価基準】 評価の方法:筆記試験によります。 評価基準 合 格: 講義の基礎的な理解に達している。 不合格:それ以外 ⑯【テキスト・参考資料】 事前に資料を配布します。 ⑰【受講者への伝達事項】
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