開設講習名 小・中・高等学校地理教科書・教材の検討 講習会場 山口大学吉田キャンパス 開 設 日 平成 26 年 12 月 23 日 受講者募集期間 平成 26 年 9 月 22 日~平成 26 年 10 月 1 日 履修認定対象職種 受講料等総額 教諭 6,000 円 主な受講対象者 講 師 荒木一視 会場所在地 時間数 山口県山口市 6 時間 履修認定時期 受講予定人数 50 人 平成 27 年 1 月 15 日まで 小学校教諭,中学校社会・高等学校地理担当教諭 (うち受講料以外の経費) 【到達目標】 小・中・高等学校における地理教育の背景についての理解を深める。 小・中・高等学校の地理教育教材(教科書・地図・副教材など)の問題点と利用法についての理解を深める。 【講習の概要】 具体的に小・中・高の地理教科書・教材を取り上げて,記述内容や意図,その背景などについて検討する。小学校の教科書・教材の み,あるいは中学校の教科書・教材を中心に・・・というのではなく,なるべく小中高それぞれの教科書・教材をひろく検討する予定であ る。また,全体で共通した側面や地理教科書の歴史的な側面についても解説を加える。また,その際には小学校教材であっても中高 に,高校教科書であっても小中に通じる材料を取り上げたい。 例えば,小学校の教科書・教材の検討では,明治期の教科書を取り上げて,歴史的な側面に言及した上で,今日の小学校教科書に みる世界認識の問題点について解説する。具体的にはアフリカの教えられ方を取り上げる予定である。中学校教科書・教材の検討とし ては,新課程と旧課程の教科書の内容を比較しながら,いわゆる「地理的考え方」とはなにか。それを伝える上での課題について解説す る。また,その際必要に応じて海外の地理教科書も紹介したい。高等学校教科書の検討では,教科書の記述と現実との乖離という側面 に注目する。具体的にはインドや中国の農業の教えられ方を取り上げて,その背景や問題点を解説したい。この他,地理教材の検討と しては,世界地図,日本地図,県地図などの掛け地図や,小学生の描いた「私たちの身の回りの地図」なども取り上げたい。 【評価の方法・評価基準】 評価の方法: 筆記試験 評価基準:地理教育の背景に対する理解とそれを踏まえた教材に対する問題意識が共有できているか否かによって評価する。 【テキスト・参考文献】 事前にテキスト(資料)を配布予定。 参考書:荒木一視・川田力・西岡尚也著「小学生に教える「地理」—先生のための最低限ガイド—」ナカニシヤ出版 1500 円 【受講者への伝達事項】 受講者が実際に教育現場で使用している地理(社会科)教科書(地図帳も)を持参してください。。
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