第2学年1組国語科学習指導案 平成26年11月27日(木)第5校時 2年1組教室(在籍児童29名) 指導者 教諭 井口 裕美 分かりやすいせつめい書を書こう 「しかけカードの作り方」「おもちゃの作り方」 1 単元名 教材名 2 身に付けさせたい力 ・自分の考えが明確になるように、事柄の順序に沿って簡単な構成を考える力(書イ) ・語と語や文と文との続き方に注意しながら、つながりのある文や文章を書く力(書ウ) 3 上記のために選択した単元を貫く言語活動とその特徴 本単元を貫く言語活動として、 「おもちゃフェティバルで1年生にプレゼントするおもちゃの説 明書を作ろう」を位置づけた。 これは、生活科「うごくうごくわたしのおもちゃ」との関連を図ったものである。児童は、お もちゃフェスティバルに向けて熱心におもちゃを作り、おもちゃを作る過程の中で自分のおもち ゃに愛着をもってきた。そして、そのおもちゃの作り方を1年生に伝えられる説明書を作りたい という目的をもつようになった。1年生にもわかるように説明するには、順序に沿って構成を考 えて書くことが大切である。 そこで、教材文「しかけカードの作り方」を説明書名人の手本として、名人からわかりやすく 説明するための「書きわざ」を自ら見つけていく。見つけた書きわざは、すぐに自分のおもちゃ の説明書に生かして、項目ごとに書いていく入れ子式の学習を展開することにより、児童の思考 が途切れずに学習の効果を発揮されると考える。 この学習から「自分の考えが明確になるように、事柄の順序に沿って簡単な構成を考える力」 (B 書くことイ)と「語と語や文と文との続き方に注意しながら、つながりのある文や文章を書 く力」 (B 書くことウ)を実現するのにふさわしい言語活動であると考えた。 単元構想図 単元を貫く言語活動:おもちゃフェスティバルで1年生にプレゼントする説明書を作ろう。 (全11時間) 生活科 第1次 第2次 (9時間) (1時間) (1時間) ・動くおも ・1年生にお ちゃを作 もちゃフ る。 ェスティ ・教材文「しかけカードの作り方」を読み、文章全体の 構成や書き方のよさを見つける。 生活科 (1時間) (1時間) ・書いた説明書を 読み直し、仕上 げる。 入れ子構造 バルでプ 第3次 ・項目ごとに書き方のよさを生かして、1年生にわかり するおも やすく自分のおもちゃの作り方の説明書を書いてい ちゃの説 き、完成させる。 1 年生に説明 する。 明書を書 う学習の めあてを もつ。 文 章 構 成 読 み 取 り 作 り 方 の 内 容 前 書 き の 書 き 技 材 料 と 道 具 の 書 き 技 作 り 方 の 書 き 技 使 い 方 の 書 き 技 表 現 身に付けさせたい力:自分の考えが明確になるように、事柄の順序に沿って簡単な構成を考える力 5 単元について スティバルで 書をプレゼント レゼント こうとい ・おもちゃフェ 語と語や文と文との続き方に注意しながら、つながりのある文や文章を書く力 2 年-1 4 単元について (1) 児童について 児童は、 「C読むこと」の領域において「たんぽぽの ちえ」では、時間的な順序について、 「ど うぶつ園のじゅうい」では事柄の順序に着目して読むことを学習してきた。文章を読むときに、 順序を表す言葉や理由を表す言葉をもとにして、文章の内容を正確に読み取ることができる児童 が増えてきた。しかし、順序を表す言葉に気づくことができなかったり、順序や理由を表す言葉 に気づいていてもその後に書かれている様子や理由を読み取ることができなかったりする児童も いる。 「B書くこと」の領域において、 「かんさつ名人になろう」で順序を表す言葉を活用して観察し たことをまとめ、 「友だちのこと、知りたいな」では、書くために必要な事柄を集め、順序を考え ながら友だちの紹介文を書く学習を行っている。 しかし普段の日記や作文では、まだ順序を表す言葉を使っていなかったり、同じ接続詞を多用 したり、構成を意識して書いていなかったりする児童が多い。 本単元の<前書き><ざいりょうとどうぐ><作り方><使い方>ごとに分けて書く構成の仕 方は、児童にとって初めての学習であるが、項目ごとに書いていくよい機会と捉えている。 (2)教材について 本単元は小学校学習指導要領第1学年及び2学年の内容 「B書くこと」 イ 自分の考えが明確になるように、事柄の順序に沿って簡単な構成を考えること。 「B書くこと」 ウ 語と語や文と文との続き方に注意しながら、つながりのある文や文章を書く力 を受けて設定されている。 児童が今後、日常生活の中で要求される、「説明的文章を書く」ことへの入り口として、「○○ の作り方」を書き上げることは、とてもよい経験となる。身近にいない相手に何らかの説明をす るときには、書いて伝えることが有効である。その際、順序を示す言葉を的確に使って手順を書 いていくことが重要となる。さらに、明確な構成を考えて文章を書くことは、話すことにも役立 つ。概要、準備、作業の手順と進む論の進め方は人に何かを説明するときの典型的な展開の一つ である。 「しかけカードの作り方」 は、 それらの書き方の工夫が児童に分かりやすく示されている。 そして、ここでの学習を生かし、実践するのが「おもちゃの作り方」である。児童が実際に作っ た作品についての説明文を書くことで、自分が作業したことを的確に表す言葉の選び方や、手順 がよく伝わるように文の順序について考え、前単元で学んだ書く技能を定着させるとともに、相 手を意識して書くことで書く楽しさを味わわせることができる教材である。 (3)指導について 1年生との交流、児童の実態、教材の特性から本単元では、以下のことを心がけて指導を行っ ていく。 本単元では、説明文の内容理解はもとより、順序に沿って構成するわかりやすい説明文の書き 方の工夫についても指導し、児童一人一人が最後まで自分が作ったおもちゃについて説明文を意 欲的に書くことができるようさせていきたい。そのために、導入の段階では、1年生に向けてお もちゃの説明書を書くことを設定し、筆者の論の述べ方を参考にして説明文を書くという目的意 識をもって教材文を読み進められるようにさせていく。1年生が説明書を読んでおもちゃを作れ るように、分かりやすい説明書を書きたいという意欲を大切にしていく。 分かりやすい説明文を書くために、 〈前書き〉、〈ざいりょうとどうぐ〉、〈作り方〉〈つかい方〉 にはどのような内容を書き、どのような順序で説明したらよいのかを明確にしていく。そこで、 見つけさせたい書き方の工夫を「書きわざ」とし、技を見つける度に巻物に貼り貯めていき、説 明書を書く名人に近づくことができるというおきてを設定し、興味をもって学習に取り組めるよ 2 年-2 うにさせていく。そして、毎時間1年生におもちゃの作り方の説明書をプレゼントするという相 手意識をもち、項目ごとに見つけた書きわざをすぐに自分のおもちゃの作り方の説明書に生かし て書き進めていく入れ子式の学習に取り組んでいく。 具体的な手立て① ・・・生活科との関連 生活科との関連でおもちゃ作りに取り組み、おもちゃフェスティバルでおもちゃの作り方の 説明書をプレゼントする。 具体的な手立て② ・・・短冊の活用 項目ごとに色分けした短冊に見つけた書きわざを記入する。色別にしたことにより、項目ご とに必要な書きわざが見やすくわかるようにさせる。 具体的な手立て③ ・・・ペアによる意見交流 自分で見つけた書きわざをペアで交流しながら、自分の考えと似ているものを重ねて自分の 見つけた書きわざを全体の前で自信をもって発表できるようにさせる。 具体的な手立て④ ・・・学習のまとめを振り返る掲示 書きわざが見つけられない児童には、前時までの学習のまとめ(クラスの書き技の巻き物) を教室に掲示し、手がかりにさせる。 具体的な手立て⑤ ・・・ヒントカードの活用 書きわざが見つけられない児童や1つ以上書きわざを見つけられているがまだ見つけていな い書きわざがある児童には、見つけられるようにヒントカードを渡して適宜活用させる。 具体的な手立て⑥ ・・・ペアでの推敲 自分のおもちゃの説明書を書きあげたら、1年生にとって分かりやすい内容になっているか、 書き技を生かして書いているか説明書の項目ごとに自己やペアで確認させていく。 具体的な手立て⑦ ・・・実物や写真の活用 項目ごとに自分のおもちゃの説明書を書くときに、作ったおもちゃの写真を机に置き、書き 技の巻き物を見たり、教師の書いた説明書を参考にさせたりして書かせる。 具体的な手立て⑧ ・・・教師によるモデリング 教師の作ったおもちゃの作り方の説明書をモデルとして児童に見せ、具体的な説明書を書く イメージを持たせるようにする。 <つかい方> <作り方>語と語や文と文との続き 前書き【B 書くことイ】 (B 書くことイ) 方に注意しながら、つながりのある おもちゃの紹介 作り方の説明書【B 書くことイ】 おもちゃの作り方の説明と対応 <ざいりょうとどうぐ する絵 >箇条書き【B 書くこと おもちゃの作り方題 名・名前 イ】 具体的な手立て⑨・・・学習活動の見通し 学習の流れ(単元の流れ)をまとめ、掲示する。学習のゴールがわかるようにする。 具体的な手立て⑩ ・・・書き方の例示 2 年-3 見つけた書きわざがどうして書き方のこつなのか理由が書けない児童に書き方の例を掲示し ておく。 具体的な手立て⑪ ・・・交流の仕方 交流の時の約束ごとを掲示し、いつも振り返られるようにする。 具体的な手立て⑫ ・・・読み取ったことからの実践 正しく説明文が読み取れるように、自分で「しかけカードの作り方」を読み、実際にしか けカードを作る。 以上のような手立てを通して、児童が主体的に学び、説明の仕方を理解して自分の力で説明 文を書けるようにしていきたい。 5 単元の目標 (1)しかけカードの作り方などを説明した文章に興味を持って読み、順序に沿って構成を考え た説明書を書こうとしている。 【国語への関心・意欲・態度】 (2)事柄の順序やおもちゃ作りの手順に沿って、説明書の構成を考えて書くことができる。 【書くこと】 (3)分かりやすく説明するために筆者の工夫を見つけて読むことができる。 【読むこと】 (4)文章の役割や順序を表す表現を理解できる。 【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】 6 単元の評価規準と学習活動に即した評価規準 ア 国語への関心・ ウ 書く能力 エ 読む能力 意欲・態度 単 元 の 評 価 規 準 学 習 活 動 に 即 し た 評 価 規 準 ・しかけカードの作 り方などを説明し た文章に興味を持 って読み、順序に 沿って構成を考え た説明書を書こう としている。 ① 「しかけカード の作り方」に興 味を持ち、読も うとしている。 ② 「しかけカード の作り方」の書 き方のよさを見 つけようとして いる。 ③ 書いた説明書を 読み合い、友だ ちの書き方のよ さに気づいてい る。 ・事柄の順序やお ・分かりやすく説明す もちゃ作りの るための筆者の工夫 手順に沿って、 を見つけて読んでい 説明書の構成 る。 を考えて書い ている。 ① 説明文の文章 構成を考え、 書いている。 ② 〈前書き〉と 〈ざいりょう とどうぐの〉 書きわざをつ かって自分の 説明書を書い ている。 ③ 〈作り方〉書 きわざをつか って自分の説 明書を書いて いる。 ④ 〈つかい方〉 書きわざをつ かって自分の 説明書を書い オ 言語についての 知識・理解・技能 ・文章の役割や順序 を表す表現を理解 している。 ① 説明書の文章構成 ① 順 序 を 表 す 言 葉 を理解して読むこ を理解し、手順に とができる。 沿って書いてい ② 〈作り方〉を読み、 る。 内容を理解してい ② 文 末 表 現 を 理 解 る。 して分かりやす ③ 自分の説明書〈前書 い表現で書いて き〉 ・ 〈ざいりょうと いる。 どうぐ〉に生かせる 書きわざを本文か ら見つけ自分の説 明書に生かそうと している。 ④ 自分の説明書〈作り 方〉に生かせる書き わざを本文から見 つけ、自分の説明書 に生かそうとして いる。 2 年-4 ている。 7 指導計画(全11時間) 時 ○学習活動 次 ⑤ 自分の説明書の〈つ かい方〉に生かせる 書きわざ1つを本 文から見つけ自分 の説明書に生かそ うとしている。 ■学習内容 ○教科書教材 ◎自分のおもちゃ 第 0 次 生 活 科 1 第 1 次 2 ○おもちゃフェ ■簡単なおもちゃを スティバルで 作る。1年生におも 紹介するおも ちゃと説明書をプ ちゃの説明書 レゼントしようと を作る。 意欲を高める。 ○おもちゃの説 ■説明書の読む・書く 明書がどんな 目的 も の か を 知 ・わかりやすい説明 る。 写真・長さ ・説明の構成 <前書き> <ざいりょうと どうぐ> <作り方> <つかい方> ○学習計画を立 てる。 第 2 次 入 れ 子 構 造 3 4 5 ○本文の文章構 成をとらえる。 ○難語句の確認 ○〈作り方〉の 内容を読み取 る。 ○〈前書き〉の 書きわざを 見つける。 ■単元の学習の見通 し ・説明文の構成 ・教材文「しかけカー ドの作り方」内容理 解 ・相手意識 ■文章構成の組み立 て方 〈前書き〉〈材料と 道具〉 〈作り方〉 〈使 い方〉の内容ごとに 分ける書き方 ■書き技の見つけ方 ・問いかけの文で興味 をひく技 ・できあがりの写真を 2 年-5 ◇評価規準(評価方法) ・指導上の留意点 ・生活科「うごくうごくわたしのおもち ゃ」のおもちゃフェスティバルで、お もちゃの作り方の説明書をあげると喜 ぶことを知らせる。 ・簡単で、写真もなく、長さ等もない説 明書(A)とポイントをとらえた説明書 (B)を比較することにより、わかりや すい文を選ばせる。 ・どうしてそれがわかりやすいのか考え させる。 ・〈前書き、〉 〈材料と道具〉 〈作り方〉 〈使 い方〉の4部構成されていることに気 づかせ、わかりやすい書き方になって いることに気づかせる。ア①(観察・ 発言) 具体的な手立て① ・1年生にわかりやすいおもちゃの説明 書を書くという学習の見通しを持たせ る。書き技を見つけながら書き進める ことを知らせる。 ◇ア①(観察、発言、ノート) 具体的な手立て⑨ ・内容を正確に読み取るために実際に文 章通りにしかけカードを作る作業をし ながら内容を読み取らせる。 ◇エ①(発言・観察) 具体的な手立て⑫ ・ 〈前書き〉には、これから説明すること の紹介をすることと読者へ興味をもた せる役割があることに気づかせる。 ・書きわざの見つけ方に慣れるため〈前 6 のせる技 ・これから説明するこ とを紹介する技 ・わざカードに記入 巻き物作り ◎〈前書き〉の ■〈前書き〉の書き方 書きわざを使 ・問いかけの文、完成 いながら、自 図、紹介文等の技 分の説明書を 書く。 7 ○〈ざいりょう ■書きわざの見つけ とどうぐ〉の 方 書きわざを見 ・重要なものから書く つける 順番 ・箇条書き、数、大き さ ・技カードの整理 8 ○〈ざいりょう とどうぐ〉の 書きわざを使 いながら自分 の説明書を書 く。 9 ( 本 時 ) ■<ざいりょうと どうぐ>の書き方 ○〈作り方〉の ■〈作り方〉の書きわ 書きわざを見 ざ つける。 ・順序を表す言葉を使 ◎自分のおもち うわざ ゃの説明書の ・説明の終わりを知ら 〈作り方〉を せるわざ 書き始める。 ・文に合わせて写真や 絵をのせるわざ ・数字や単位で表すわ ざ ・することを先に書い て、気をつけること を後に書くわざ 2 年-6 書き〉のわざは全体で見つけさせる。 ・短冊は、見てすぐわかるように色分け しておく。 ◇エ③(観察・発言)具体的な手立て② ・問いかけの文で1年生が興味を持てる ように、書きわざを使って書かせる。 ・巻き物の書きわざを参考にしながら書 く。 ・教師の書いた説明書のモデルでも書き わざを確かめて書く。 ・書いた<前書き>の説明書を読み合い、 交流する。 ◇ウ①②(説明書)ア③(観察) 具体的な手立て⑦ ・作るために重要なものから順番に書い てあること、材料や道具を羅列する時 に は箇 条書 きが よい こと に気 づか せ る。 ・ 〈ざいりょうとどうぐ〉の書き技は、自 力で見つけさせ友達と交流しあう。 ・ヒントカードを適宜渡し、どの子も書 きわざを見つけられるようにする。 ◇エ③(短冊・発言) 具体的な手立て②③④⑤⑩ ・ 〈ざいりょうとどうぐ〉のわざを使って、 わかりやすいように書く。 ・技の巻物をみて、確認しながら書かせ る。 ◇ウ①②(観察・説明書) ・書いた説明書の<ざいりょうとどうぐ >を読み合い、交流する。 ◇ア③(観察)具体的な手立て⑦⑧ ・作る順番がわかりやすいように順番を 表す言葉を使っていること、読んだ人 が同じものを作れるように、数字・単 位や注意点を書いていることに気づか せる。 ◇ア②エ②(短冊・発言) ・自力で見つけた後、ペアで同じ書きわ ざやちがう書きわざを比べながら交流 させ、同じ書きわざの短冊を重ねるよ うにする。 具体的な手立て③ ・ヒントカードを適宜渡し、どの子も書 き わざ を見 つけ られ るよ うに する。 具体的な手立て⑤ ・見つけた書きわざを生かして書いた教 師のモデルの説明書でも確認して、自 分の説明書の<作り方>を書き始める ようにする。 具体的な手立て⑧ ・順序を表す言葉を使って書き始めた児 童の説明書を紹介し、書きわざの生か し方を確認する。 ■〈作り方〉の書き技 ・前時でまとめた書きわざを参考にしな ■交流の仕方 がら、説明書を書かせる。 ・書きわざを生かした ◇ウ④オ①②(観察・説明書) 具体的な手立て⑦⑧ 説明書の確認 ・互いの説明書を読み合い書きわざを使 ・友だちの書き方のよ っているか、わかりやすい文になって いところ いるかペアで確認させる。 ■学習した〈使い方〉 ・ 〈つかい方〉の書きわざを参考にして説 の書きわざ 明書を完成させる。 遊び方や、留意点、 ◇エ⑤ウ④(短冊・発言・説明書) 具体的な手立て⑦⑧ 呼びかけることば ・ 〈前書き〉~〈つかい方〉まで全文を読 ■自分の説明文の完 み、1年生にわかりやすい文になって 成 いるかペアで確認し合う。 ■推敲 具体的な手立て⑥ ■交流 ◇ア③ (観察)オ①②(説明書) ・わかりやすい構成 ■1年生を招待して ・1年生と遊んだ後、説明書をプレゼン 自分で作ったおも トする。 ちゃで遊びを楽し んでもらう。 ■交流 ・書き技カードの整理 ■自分の説明書に書 きわざを生かした 書き方 ・順序を表す言葉の使 い方 関 連 10 ◎自分のおもち ゃの説明書の 〈作り方〉の 続きを書く。 11 ◎<つかい方> の書きわざを 見つけ、自分 のおもちゃの 説明書の〈つ かい方〉を書 く。 生 活 科 ○おもちゃフェ スティバルで おもちゃの説 明書をプレゼ ントする。 8 本時の学習指導(9/11時) (1)目標 自分の説明書の〈作り方〉に生かせる書きわざを本文から見つけ、自分の説明書に生かすこ とができる。 (2)評価規準 ア 国語への関心・意欲・態度 エ 読む能力 ②「しかけカードの作り方」の書き方 ④自分の説明書の〈作り方〉に生かせる書きわざを本文 のよさを見つけようとしている。 から見つけ、自分の説明書に生かそうとしている。 (3)展開 ○学習活動 1 前時までの 学習を振り 返る。 ・指導上の留意点 ■学習内容 ◇評価 ☆「教育に関する3つの達成目標」との関連 ■前時の学習想起 ■「全体の構成」 ・項目ごとに分けるわざ ■〈前書き〉 ・問いかけの文で興味をひく わざ 2 年-7 ・単元を貫く言語活動を意識させる。 ・〈前書き〉の書きわざと〈ざいりょう とどうぐのつかいかた〉の書きわざを 掲示しておき、前時の学習活動を振り 返ることができるようにしておく。 時 間 5 2 3 4 5 ・できあがりの写真をのせるわ 具体的な手立て⑨ ざ ・これから説明することを紹介 するわざ ■〈ざいりょうとどうぐ〉 ・数や大きさを書くわざ ・黒点を書いて行を変えるわざ ・材料・道具の順で書くわざ 本時の学習 ■学習課題の確認 課題を確認 〈作り方〉の書きわざを見つけてせつ明書を書く名人になろう。 する。 〈作り方〉 ■音読の仕方 を 音 読 す ・姿勢・声の大きさ る。 ・学習課題を意識しながら音読させる。 本時の学習 ■本時の学習の進め方 ・前時までに出た書きわざ以外を見つ 方法を確認 ・学習の手順、見通し けさせる。 する。 ヒントカード 具体的な手立て⑤ 〈作り方〉 ■書きわざの見つけ方 ・写真や絵をのせるわざ の書きわざ ・わかりやすい書き方の工夫 ・順序を表す言葉を書くわざ を見つけて ■短冊の書き方 短冊に記入 ・わかりやすい書き方の工夫と ・数や単位を書くわざ ・することの後に注意の文を書くわ する。 その理由 13 ざ ■ヒントカードの使い方 ・自分の気づいていない書きわ ・1つも見つけられない子には、教師 から適宜ヒントカードを渡す。1つ ざへの気づき 以上見つけられている子には、自分 がまだ見つけていない書きわざに気 づけるカードを持って行くようにさ せる。 ◇評価場面 〈評価規準〉 エ④ 〈評価方法〉 ・短冊、机間指導による観察 〈個に応じた手立て〉 A の児童(書きわざを2つ見つけている) →他の書きわざを必要に応じて取りに行き考える手がかりに させる。 C の児童(書きわざが見つけられなかったり、まとがはずれて いたりする) →前時までの学習のまとめを教室に掲示し、考える手がかりに させる。 →ヒントカードを渡し、考える手がかりにさせる。 6 個人で見つ けた書き技 をペアで交 ■交流の仕方 ・友だちとの書きわざの比較 2 年-8 ・1 枚ずつ交互に発表させ、書きわざ が同じものや似ているものは、短冊 カードを重ねさせる。 3 7 8 9 流する。 全体で話し ■〈作り方〉の書きわざの話合 合い〈作り い 方〉の書き ・順序を表す言葉を入れて書く わざを出し わざ 合う。 ・説明の終わりを知らせるわざ ・文に合った写真や絵をのせる わざ ・数字や単位を使うわざ ・することを先に書いて、気を つけることを後に書くわざ 全体で説明 ■<作り方>の書きわざのま 書を書くと とめ きに必要な ・順序を表す言葉を入れて書く 書きわざを わざ 考える。 書きわざを ■自分のおもちゃの〈作り方〉 使って自分 での活用の仕方 おもちゃの ・順序を表す言葉を入れて書く 〈作り方〉 技・説明の終わりを知らせる を書く。 わざ ・数字や単位を使うわざ ・することを先に書いて、気を つけることを後に書くわざ 具体的な手立て③ ・まだ、見つけていない書きわざのよ さを確認させる。 ・クラスとしての〈作り方〉の書きわ ざをまとめさせる。 ☆友だちの発表を聞き、自分の考えと 比べることができる。 14 ・<作り方>の書き始めに順序を表す 言葉を入れて書く技を使って書いて いくとよいことに気づかせる。 ・おもちゃの作り方をわかりやすく説 明して書けるように、自分で作った おもちゃの写真を見ながら書くよう にする。 〈作り方〉 まず、紙コップのそこをセロテープでつなぎ合わせます。 つぎに、紙皿の4カ所にそれぞれv字に3cmの切り込みを入れます。 ・発表で書き方のよいところを探し ・発表で書き方のよいところを探しな 10 全体の前 ■書きわざの活用のよさ がら聞くようにする。 で書きわざ 7 例 を使ってお もちゃの 〈作り方〉 が書けた児 童の発表を 聞く。 11 次時の活 動の内容を 知る。 ・次時は、 〈後書き〉の書きわざを見つ けて、自分の説明書を仕上げていく ことを伝える。 ■次時の学習の内容 2 年-9 3 (4)板書計画 <資料> 生活科「うごくうごくおもちゃ」 うごくおもちゃを作っている うごくおもちゃを作る様子 しかけカードを作る様子 書きわざを使って、おもちゃの説明 書を書いている様子 2 年-10
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