中学校第2学年国語科「気持ちを込めて書こう」【単元の指導計画】 1 2 単元名 気持ちを込めて書こう(光村図書p116~p119) 単元の目標 お世話になった相手への感謝の気持ちを表す手紙を書くために、印象に残る出来事やその時の思いを具体的に書く とともに、相手への配慮、言葉の使い方、手紙の形式などに注意することができる。 3 単元を貫く言語活動 お世話になった相手への感謝の気持ちを表す手紙を書く。(言語活動例ウ) 4 単元の評価規準 国語への関心・意欲・態度 書く能力 言語についての知識・理解・技能 ・手紙の形式を整えて、お世話になっ ・相手に対する感謝の気持ちが伝わる ・目上の人に対する手紙を書くため た相手への感謝の気持ちを表す手紙 ように、印象に残る出来事やその時 に、形式を適切に使って手紙を書い を書こうとしている。 の思いを具体的に手紙に書いてい ている。(イ(オ)) る。(ウ) ・学年別漢字配当表に示されている漢 ・相手への配慮、言葉の使い方、手紙 字を適切に使って手紙を書いてい の形式などに注意して、伝えたい心 る。(ウ(イ)) 情が相手に伝わるよう工夫してい る。(エ) 5 本校の生徒の実態 ※自校の状況を踏まえて記述 ・全国学力・学習状況調査を踏まえた国語科の実態 ・実態を踏まえた指導観 6 「主として『活用』に関する問題」を解決するために必要な視点及び関連する学習活動 ①知識・技能等を実生活の様々な場面に活用すること ・単元を貫く言語活動に基づく活動(例) ②様々な課題解決のための構想を立て、実践し、評価・改善すること ・相手意識、目的意識をもって表現に工夫をして手紙を書く活動(例) ・相手意識、目的意識を意識した表現の工夫かどうかを視点に推敲する活動(例) ※「全国学力・学習状況調査の4年間の調査結果から今後の取組が期待される内容のまとめ」(中学校編) (平成24年9月)国立教育政策研究所 7 時 指導計画 ○目標 ◎部分的な言語活動 ◇主な学習活動 ■評価規準 □評価方法 関連する 学習活動 関連する問題 1 ○学習の見通しを ◎公的な手紙の形式を踏まえ、感 ■公的な手紙の形式で、お世話 ① も つとと もに、 謝の気持ちが伝わる手紙を構想 になった相手への感謝の気持 お 世話に なった する活動 ちを表す手紙を書こうとして 相 手への 感謝の ◇教科書で公的な手紙の形式を確 いる。【関】 気 持ちを 表す手 認するとともに、形式の意味に □観察、メモ 紙 につい て構想 ついて考える。 することができ ◇お世話になった方に対して、感 る。 謝していることを整理する。 2 ○具体的なエピソ ◎感謝の気持ちを効果的に伝える ■感謝の気持ちが効果的に伝わ ② ・ ー ドを添 えるな 工夫をして、お礼の手紙を下書 るよう、具体的なエピソード 3 ど 、感謝 の気持 きする活動 を添えて、お礼の手紙を書い ち を効果 的に伝 ◇先輩のお礼の手紙を読み、感謝 ている。【書ウ】 える構成を考え、 の気持ちを効果的に伝える構成 □手紙の下書き お 礼の手 紙を下 を考える。 書 きする ことが ◇具体的なエピソードを添えるこ できる。 とによって、感謝の気持ちを効 果的に伝えていることを確認す る。 ◇具体的なエピソードを添えて、 お礼の手紙を下書きする。 -1 - 学習内容の定着を 図る家庭学習1 4 ○下書きを読み合 ◎下書きを互いに読み合い、敬語 ■目上の人に対する手紙を書く ② 本 い 、相手 への配 などの言葉の使い方や、前時ま ために、公的な手紙の形式や 時 慮 、言葉 の使い での学習内容に注意して推敲す 言葉の使い方に気を付け、推 方 、手紙 の形式 る活動 敲している。 【言イ(オ)】 な どに注 意して ◇敬語など、言葉の使い方につい □観察 推 敲する ことが て考える。 ■相手への配慮、言葉の使い方、 できる。 ◇下書きを読み合い、助言し合う。 手紙の形式などの感謝の気持 ◇全体で推敲の視点について確認 ちが相手に伝わりやすい手紙 する。 にするための推敲の視点をま とめている。【書エ】 □ノート 5 ○お世話になった ◎受け取る相手の立場に立ち、丁 ■学年別漢字配当表に示されて 方 に対し て、感 寧な文字で、お礼の手紙を清書 いる漢字を適切に使って手紙 謝 の気持 ちをこ する活動 を書いている。【言ウ(イ)】 め て、言 葉を選 ◇前時に確認した推敲の視点に沿 □清書した手紙 ん でお礼 の手紙 って、自分の下書きを修正し、 ■社会生活におけるお礼の手紙 を 書くこ とがで 清書する。 の価値を認識し、感謝の気持 きる。 ◇さまざまな通信手段の特徴につ ちを込めて、言葉を選んで、 いて考える。 お礼の手紙を書こうとしてい る。【関】 □観察、清書した手紙 6 ○単元の指導事項 ◎書くことの指導事項の定着状況 ■文章を目的や意図が効果的に を 活用し て問題 の確認 伝わるように、内容や表現の を 解くこ とがで ◇全国学力・学習状況調査平成24 仕方を工夫して書くことがで きる。 年度B2に取り組む。 きる。(確認問題のねらい) □調査問題 学習内容の定着を 図る家庭学習2 H24全国学力・学 習状況調査B問題 2 学習内容の定着を 図る家庭学習3 ※単元で実施する「主として『活用』」に関する問題 ※H24全国学力・学習状況調査B問題2 8 家庭学習、練習問題等 【学習内容の定着を図る家庭学習1】 手紙に書きたい出来事や気持ちを書いたメモを完成させる。 【学習内容の定着を図る家庭学習2】 チャレンジテスト第22回チャレンジ「相手や目的に合わせて案内文を書 く」 【学習内容の定着を図る家庭学習3】 チャレンジテスト夏のトライやるウイーク第14回トライ2「下書きを 推敲して書き直す」 【単元で実施する「主として『活用』」に関 H24全国学力・学習状況調査B問題2「説明的な文章を書き換える」 する問題】 -2 - 9 10 本時の目標と評価規準 (1) 目標 作成した下書きを、敬語などの言葉の使い方に注意して推敲することができる。 (2) 評価規準 ・相手への配慮、言葉の使い方、手紙の形式などの感謝の気持ちが相手に伝わりやすい手紙にするための推敲の視 点をまとめている。【書エ】 ・目上の人に対する手紙を書くために、公的な手紙の形式や言葉の使い方に気を付け、推敲している。【言イ(オ)】 本時の展開(4/5) ○主な学習活動 ・予想される生徒の発言等 ●教師の主な働きかけ ◎発問 ■評価規準 □評価方法 ▲努力を要すると判断される生徒への手立て ◇「十分満足できる」状況へ導く手立て 導 ○単元の学習計画をもとに、本時の学習 ●お世話になった相手へ、感謝の気持ち 入 への見通しをもつ。(単元を貫く言語活 を表す手紙を書く学習であることを確 動を確認する。) 認する。 ○これまでの学習を振り返り、感謝の気 ●公的な手紙の形式を踏まえ、具体的な 持ちが効果的に伝わるような手紙のポ エピソードを添え、ふさわしい言葉を イントについて確認する。 選んで書くことを確認する。 【課題】 下書きを読み合い、お世話になった方に対する敬語など言葉の使い方に注意し て、推敲し合おう。 展 ○敬語など、言葉の使い方について考え ●具体的な誤用例として、「学ばせさせ 開 る。 ていただきました」を提示し、敬語を ・言葉の使い方がおかしい。 はじめ、言葉の使い方を誤ると、相手 ・ 「学びました」が正しい。 に不快感を与える場合があることに気 ・自分が学んだのであって、させても 付かせる。 らったわけじゃない。 ○グループで下書きを読み、気付いたこ ●敬語などの言葉の使い方も含め、前時 ■目上の人に対する手紙を とを助言し合う。 までの学習内容を踏まえ、よりよい手 書くために、公的な手紙 ・エピソードが印象的である。 紙とするため推敲し合うよう促す。 の形式や言葉の使い方に ・エピソードから感謝の気持ちがよく 気を付け、推敲している。 伝わってくる。 【言イ(オ)】 ・敬語の使い方が間違っている。 □観察 ・漢字が間違っている。 ▲誤用例を示して実際に推 ・時候の挨拶がふさわしくない。 敲してみせ、生徒自身に 友達の手紙を推敲させる。 ○自分達が推敲し合った視点を発表する。●互いに指摘し合った内容を全体で共有 ◇お世話になった方を意識 ・敬語の使い方が正しいか。 することにより、推敲に必要な視点の して敬語を適切に使いつ ・誤字・脱字はないか。 幅を広げるよう促す。 つ、自然な言葉で書いて ・時候の挨拶の内容が適切か。 いるか確認させる。 ・具体的なエピソードが書かれている か。 ・公的な手紙の形式になっているか。 終 ○本時の学習を振り返り、手紙を推敲す ●生徒が自分の言葉でまとめた後で、全 ■相手への配慮、言葉の使 末 る視点をまとめる。 体で確認する。 い方、手紙の形式などの 感謝の気持ちが相手に伝 【まとめ】 わりやすい手紙にするた 推敲の視点 めの推敲の視点をまとめ ○公的な手紙の形式に沿って書かれているか。 ている。 【書エ】 ○相手にとって失礼がないか(敬語の使い方、誤字・脱字など)。 □ノート ○時候の挨拶の内容は適切か。 ▲友達からの助言を振り返 ○相手と目的が明確になっているか。 らせ、全体でまとめた推 ○気持ちや用件が伝わるように、分かりやすく書かれているか。 -3 - 敲の視点と関連付けて考 えさせる。 ◇全体でまとめた推敲の視 点を基に、自分や友達の 下書きを参考にし、推敲 の具体例をノートに書か せる。 板書計画 11 ○月△日(◇) 気持ちを込めて書こう 【課題】 「学ばせさせていただきました。 」 グループ で下書きを読み合い 、気付いたことを助言し 下書きを読み合い、お世話になった方に対する言葉の 使い方などに注意して、推敲し合おう。 一 合う。 〈参考〉 ・敬語の誤用例 ・誤字、脱字 助言し合った内容を発表する。 ・敬語の使い方 ・エピソードの内容 二 ・手紙の形式 ・時候の挨拶の内容 【まとめ】 推敲の視点 ○公的な手段の形式に沿って書かれているか。 脱字など) 。 ○相手にとって失礼がないか(敬語の使い方、誤字・ ○時候の挨拶の内容は適切か。 ○気持ちや用件が伝わるように、分かりやすく書かれ ○相手と目的が明確になっているか。 ているか。 -4 -
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