福山市立蔵王小学校 2013年(平成25年) No.4 特別支援教育は 【児童の自律や社会参加を図るため,一人一人の教育的ニーズを的確に把握し,その持てる力を 高め,障害による生活上や学習上の困難を克服するよう適切な指導や必要な支援を行うものである。 また,特別支援教育は,これまでの障害児教育の対象としてきた障害だけでなく,知的な遅れの ない発達障害を含めて,特別な支援を必要とする児童が在籍する全ての学校において実施されるも のである。 特別支援教育においては,児童一人一人の障害の状態や発達段階に応じたきめ細かな児童の充実 を図ることが重要である。】 特別支援学級の校内授業研究ご苦労様でした。今回の授業内容は次のとおりでした。 日 時 平成25年6月27日(木) 13:50~14:35 学 年 自閉症・情緒障害特別支援学級 第2学年 単 元 「三角形と四角形」 ねらい 男児3名 三角形・四角形の定義を基に弁別したり構成したりする 3人の児童が算数に取り組む集中時間が長くなったことが感じ取れました。日々の細やかな指導 の成果がでていましたね。大勢の先生が見られていても恥ずかしがらずに考えを述べていました。 力がついたことが伺えます。 < 授業者の反省 > ・弁別は思ったより3人ともよくできていた。 ・授業に取り組む姿勢がくずれやすいので,今後指導を続ける。 < 全体研修 > ・全体的に教師のことばが多い。誰に向けて言っているのか明確でないことがあった。 ・「きまりを使って」ということをもっと意識させて発言させるとよい。 ・いすの座り方,発表の仕方などその都度評価し学習規律を早い段階で身につけさせる。 ・情緒に課題がある児童には特に,机上をすっきりさせるなど環境整備が必要である。 ・思考力を付けるためにも,「きまり」を合い言葉にし,それを使って言えるようにする。 1 3本でない,直線でない,囲まれてないから・・・のように。 ○常に赤ペンで一人一人を評価していたので意欲が続いた。理由も考えさせていた。 ○定義を合い言葉にしてわかりやすくしていた。 ○個別の目標がはっきりしていたので指導の方向性が見えた。 ○それぞれがつまずく所が予想と合っていて,日頃の児童把握の 細やかさが伺えた。 < 研究主任から> ・図工・算数,他教科でも授業の中でおさえるべきところはきちんとおさえていきましょう。覚 えさせるところはしっかり覚えさせてください。 ・発表の仕方については,統一したものを出しています。人の方を向いて聞くことが難しいよう なので,今後学習規律をしっかり身につけさせるようにしてください。 ・どの教科も学習の足跡が残るような掲示をお願いします。 ・日常的に定義や算数用語を使うことで理解を深めさせましょう。 その日の児童の日記です 「けんきゅうじゅぎょう」 今日,けんきゅうじゅぎょうで先生が,15人くす のきにはいってこられました。それで,きまりで四か くいか三かくけいかどっちでもないかを考えました。 五かくけいがありました。 「けんきゅうじゅぎょう」 今日,学校でけんきゅうじゅぎょうがありました。 大さこ先生,しげみ先生,おがわ先生,こう長先生 などが来てくれました。ぼくらは,けんきゅうじゅ ぎょうだった5じかん目に三かくと四かくできまり をつかって三角形や四角形をさがしました。なかま はずれは,え・か・くでした。四角形は,い・う・ おで,三角形は,あ・きでした。こんごもまなんだ ことをいかしたいです。 <今後の方向性> ☆適切な支援を行うための校内体制の整備 ☆特別支援教育に関する研修の充実 ☆効果的自立を促進する取組みの充実 ☆保護者に特別支援教育に関する知識と理解を深める 2 「けんきゅうじゅぎょう」 きょう,5じかん目にくすのきだけ けんきゅうじゅぎょうをしました。 きっかわ先生やおおさこ先生や数え きれない人がいました。算すうをし ました。三角形と四角形のべんきょ うでした。たのしかったです。 みんなに見ていただいて嬉しか ったのでしょう。3人とも算数を 見てもらったことを書いていまし た。三角形・四角形のことがよく 理解できたようです。
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