1 ● 11 5000 27cm 2.14kg 1995 17 「神または何らかの超越的絶対者、あるいは卑俗なものから分離され禁忌された神聖なも のに関する信仰・行事。また、それらの連関的体系。帰依者は精神的共同社会(教団)を 営む。アニミズム・自然崇拝・トーテミズムなどの原始宗教、特定の民族が信仰する民族 2 宗教、世界的宗教すなわち仏教・キリスト教・イスラム教など、多種多様。多くは教祖・ 経典・教義・典礼などを何らかの形でもつ。」 「①神仏などを信じて安らぎを得ようとする心のはたらき。また、神仏の教え。②[religion] 経験的・合理的に理解し制御することのできないような現象や存在に対し、積極的な意味 と価値を与えようとする信念・行動・制度の体系。アニミズム・トーテミズム・シャーマ ニズムから、ユダヤ教・バラモン教・神道などの民族宗教、さらにキリスト教・仏教・イ スラム教などの世界宗教にいたる種々の形態がある。」 「【宗教をどのように考えるか】1970 年代のことであるが,月面に立ったアメリカの宇 宙飛行士 12 人のうち 3 人までが,地球に帰還したのち宗教的な仕事に就いた。神にふれ た経験を語り,心霊科学に関心を寄せるようになったのである。彼らはおそらく原始人類 がこの地球上で感じたであろう恐怖と神秘とを,宇宙空間で体験したにちがいない。とこ ろで,第 2 次世界大戦期におけるナチズムによるユダヤ人迫害はよく知られているが,強 制収容所での組織的集団虐殺は 1940 年からの 5 年間に 600 万人に達したという。その人 種差別の根底にユダヤ教徒に対するキリスト教徒の狂気と偏見が存したことはいうまでも ない。同じように,1947 年にインドとパキスタンがイギリスの支配から脱して分離独立 をはたしたとき,イスラム教徒とヒンドゥー教徒は互いに殺し合い,その死者の数は短期 間のうちに 60 万人にも達した。同一民族内における苛烈な宗教戦争が戦われたのである。 現代から時代を約 2500 年さかのぼらせてみよう。われわれは,インドのガンガー(ガンジ ス川)の流域で仏陀が涅槃(ねはん)を説き,中国では老子が道を,孔子が仁を説いていたこ とを知らされるであろう。そしてそれから約 500 年ののち,地中海縁辺のイスラエルにイ エスが出現して神の愛を説き,キリスト教の礎を築いた。ときはまさにヤスパースのいう 〈軸の時代〉で,それらはアジアにおいて大きな発展をみる仏教,道教,儒教,および地 中海世界におけるキリスト教の発生を告げる象徴的なできごとであった。 以上述べたいくつかの事柄によってみても,宗教が現代の科学技術の先端に突然立ちあ 3 らわれることがあると同時に,政治や国家,人種や民族の動向とも分かちがたく結びつい ているということがわかるであろう。のみならず宗教は狂気や暴力の源泉となることがあ るとともに,古代の聖人や賢人によって説かれたように時代を超える永遠の真理が指し示 され,同時に彼ら宗教的天才たちに由来するさまざまな宗教組織や教義・儀礼体系が歴史的 に形成されてきたことが理解されよう。このように宗教は,人間存在の不安や恐怖を問題 にするときはほとんど生物学的時間のなかで検討の対象にされなければならないが,ひと たび思想や信念,祭祀や儀礼をその射程に入れるときは,歴史学的時間の枠組みのなかで 論じられることになるのである。 第 2 に考えなければならないのは,宗教が社会や生活の前面に表れている場合と,むし ろ社会や生活の背後に退いて目にふれにくい構造となっている場合の二つがあるというこ とである。宗教の顕在と潜在という問題といっていいであろう。これを歴史的にいえば, 一般に古代から中世にかけての時代は宗教が社会の各領域に色濃くかつ全面的に滲出した のに対し,近世から近代にかけての時代は,その機能は複雑化し政治・経済組織のなかにし だいに吸収され融解していく傾向を示したということである。またこれを共時的な観点か らみると,低文明社会では宗教は生活や儀礼の諸局面においてつねに主役を演じているの に対して,高文明社会では生活の周縁に配置される心意的な装飾もしくは象徴として脇役 の地位に退いているということである。その結果,進化論的な見方によれば,宗教は迷信 もしくは呪術の発達した形式であるとともに,哲学ないし科学によって取って代わられる 思考様式であると考えられた。そしてその立場をさらに徹底させた K. マルクスは,人類 の未来には宗教が死滅する段階がくることを予想した。一方,これに対し S. フロイトは, 宗教現象のいっさいは無意識に潜む性愛エネルギー(リビドー)によって説明されるとして 宗教の聖性を相対化ないし否定した。進化論やマルクスおよびフロイトのような見方は, 宗教の本質や性格を鋭く洞察した面をもち,今日なお大きな影響力をもっているが,いず れも宗教の機能と意味を狭く限定したものであって,それらの見方はなお一面的な弊を免 れてはいない。」 「ラテン語の relegere (再読する)、または religare(つなぐ)に由来するとされている。 日本語の「宗教」は古くから漢訳仏典にあったものを、明治に religion の公式訳語として 採用して以来広まったもの。一般的にいえば、宗教とは、人と自分の神聖とみなすものと の関係をさし、神 god はその人格的または超人間的な象徴にすぎない。この「神聖」とい 4 う概念を提出したのは R.オットーである(1917)。しかし何を聖とするか、またはその象 徴の範囲をどこにおくかで定義の仕方は種々であり、信念を重視するシュライエルマッハ ーの「絶対的依存感情」、E.B.タイラーの「霊的存在への信念」、また R.R.マレットのマ ナの研究にようる超自然的・神秘的能力に対する畏敬、または P.ラディンや E.デュルケム の社会的団結力のシンボルとしての価値を重視する見方などがある。しかし、宗教は、単 に個人の宗教的感情でも社会的・文化的産物でもなく、その双方を基に形成される人間の 行為として成立しているもので、全人間的な把握を必要とする。未開社会では、単に神話 やマナとして存在していることもあるが、文化の展開につれ、教義や儀式が体系化されて いる。」 ● 27 youtube athan 28 ● 6 4 5 ● aum ● 31 ※ ● 1872 1874 6 34 ① ② ④ ③ ⑤ ⑧ ⑥ ⑨ ⑪ ⑩ ⑫ 25 ⑦ ⑬ ⑭ ② ⑤ ⑥ ⑫ ⑭ ② ⑧ ⑩ ⑪ ⑮ ① ② ⑨ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑩ ⑮ ⑮ 7 ⑤ 25 19 33 37 42 61 33 42 8 48 33 50 38 9 41 Baptism ● 45 2 4 10 53 800 11 ● 60 65 1200 6:05 6:30 7:00 7:30 30 18:30 8:30 18:30 12 5:00 5:20 6:10 6:30 8:00 16:00 17:15 20:00 8:30 16:00 17:00 17:30 19:00 20:20 22:00 18 ● 68 72 20:30 13 72 4 73 4 76 800 RPG 150 151 5 29 6 49 12 8 14 80 ● 88 800 Ancestor Worship 15 ● 99 800 2003 10 ● 111 800 ( ) 816 ( 7) 16 3 ( ) 16 200 788 7) 11 10 ( ● 125 114 3 ) ( 17 18 11 ● 139 800 35 12 ● 148 800 150 1800 19 60 33 http://www.prestep.jp/series/religion.html
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