神戸大学経営学研究会2011年度第1回新歓部会(4月12日) マーケティング 目的・・・マーケティングの全体的な流れ・手法を知る STPを実践する 1.まずはじめに ・そもそも、マーケティングとは何か? 2.マーケティングの流れ 環境分析 → STP → マーケティングミックス ーケティングミックス t ① 環境分析 ・自分たちを取り巻く環境を分析して、市場機会と事業課題を見つけ出す 例)SWOT 分析 ・Strength(強み) …自社が持っている強み ・Weakness(弱み) …自社の不得意とするところ ・Opportunity(機会) …自社にとって追い風となっている環境の変化 ・Threat(脅威) …自社にとって都合が悪い環境 好影響 内 Strength( (強 み ) 悪影響 Weakness( (弱 み ) 部 製品品質は優れている 数年間利益が低下している 環 安定した顧客が多い 営業と製造の間の連絡が悪い 境 社内の雰囲気が良い 原価が正確に把握できない 外 Opportunity( (機会) 機会) Threat( (脅威) 脅威) 部 納期短縮が重視されてきた 納期短縮の要請が強い 環 海外からの引き合いがある 低価格の海外製品が参入した 境 他系列からの引き合いもある 系列取引が減少している ② STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング) セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング) ・ターゲットの居場所を明確にするために市場を細分化し、その中からターゲットを選ぶ ・ターゲットへどのようなアプローチを行うかを考える ③ マーケティングミックス ・操作可能な諸要素をバランス良く設定し、商品の具体的な売り方を決める 例)4P ・Product(製品) ・Price(価格) この4つの要素をうまく組み合わせて ・Place(流通) 商品の売り上げが最適化されるようにする ・Promotion(販売促進) ある和菓子屋さんの例 ある製薬会社のドリンク剤の例 製品=地元産で高品質 製品=カロリー控えめ、女性向け 価格=高価格 価格=安すぎず高すぎず 流通=地元直営店 流通=コンビニやスーパー 販売促進=地元顧客の口コミ 販売促進=OL に人気の雑誌、 テレビ番組に広告を出す 3.STPの方法 ■セグメンテーション …不特定多数の顧客を、マーケティング戦略上同質と考えてもよい小集団に分ける ○セグメンテーションの基準 変数 人口統計変数 心理的変数 購買行動変数 説明 統計的な ライフスタイルや消費者の 購買頻度や製品知識、 消費者個人の特性 個人的な性格・嗜好・価値観 製品への態度 例 居住地域・国籍・宗教・ ブランド志向・社交性・ ヘビーユーザー・ 人種・教育水準・所得・ 革新志向・リスク回避志向 ライトユーザー・ 年齢・性別 製品選択へのこだわり ⇒これらの基準 これらの基準を 基準を組み合わせながら市場 わせながら市場を 市場を細分化する 細分化する ※セグメンテーションの基準の選択は、選択される市場セグメントを想定して行う 【 練習:ランチレストラン市場 】 ■ターゲティング …分けられた小集団の中から商品を売り込む自社にとって魅力的な小集団を選別する ○市場セグメントの選定基準 経済的な魅力の大きさ 経済資源の制約 規模・成長性・収益性などの点で、 自社の資金、生産能力、企業ブランドなど そのセグメントが企業にとって の観点から、自社と他社を比較し、 経済的なメリットをどの程度持つか そのセグメントで自社が他社に勝てるか ■ポジショニング …競合製品と差別化し、顧客にアピールできるような自社製品の提供価値を決定する point!「顧客にとって最も魅力的な製品だと認識 認識してもらうこと point! 認識してもらうこと」が重要 してもらうこと point! 顧客に伝えるポジショニングは明快 明快で、シンプル シンプルにする 明快 シンプル a○方法――ポジショニングマップ ポジショニングマップの作成 ポジショニングマップ lk・いくつかの軸をとってマップを作り、自社や他社の製品をマッピングする ○ポジショニングマップを作る手順 k1)軸となりうる属性をリストアップする ・KBF KBF(Key Buying Factor:購買決定要因)を意識する KBF 高価格 ・自社製品 自社製品の 自社製品の特長を洗い出す 特長 ・顕在的、あるいは潜在的な顧客 顧客のニーズ 顧客のニーズを見抜く のニーズ ・他社がとっていない独自 独自の 独自の軸を探す ZARA ユニクロ H&M ・2 軸は互いに相関性のない互いに独立 独立した 。 独立した軸 した軸をおく。 ○注意点 ・簡単に他社にマネされやすい属性を選ばない ・相関性の高い 2 軸をとらない( 品質と値段など ) ・いったんポジショニングが成功しても、状況の変化に応じて ポジショニングを見直す必要がある 参考資料:なるほど!これでよくわかった 図解 よくわかるこれからのマーケティング :MBA マーケティング :プレステップ マーケティング 低価格 ファッショナブル ・リストアップした属性から最適な軸を 2 つに絞る GAP ベーシック 2)採用する属性を絞り込む
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