第 29 条 耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない自動車車庫等 (耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない自動車車庫等) 第 29 条 自動車車庫等の用途に供する特殊建築物で、その用途に供する部分(自動車が出入りする 部分に限る。次項において同じ。)の床面積の合計が 300 平方メートル(平家建ての場合は、600 平方メートル)を超えるものは、耐火建築物としなければならない。ただし、専ら次に掲げる要 件に該当する自走式自動車車庫又は自走式自動車駐車場(駐車の用に供する部分への移動を自動 車を運転して走行することにより行う形式の自動車車庫又は自動車駐車場をいう。以下同じ。) の用途に供する特殊建築物にあつては、準耐火建築物とすることができる。 一 階数が二以下であること。 二 他の建築物に接続されていないこと。 三 各階のすべての外周部分に、次に掲げる要件に該当する直接外気に接する開口部を設け、か つ、当該開口部の各階における面積の合計が、それぞれ当該階の床面積の 100 分の 5 以上であ ること。 イ 天井、はりその他これらに類するものに接していること。 ロ 高さ 50 センチメートル以上であること。 ハ 常時開放されていること。 四 短辺の長さが 55 メートル以下であること。 2 前項の規定の適用がない建築物の一部に自動車車庫等を設ける場合において、その用途に供す る部分を避難階以外の階に設け、又はその用途に供する部分の直上に二以上の階(居室を有する ものに限る。)を設けるときは、その建築物は、耐火建築物としなければならない。ただし、自 動車車庫等の用途に供する部分が次に掲げる要件に該当する場合は、この限りでない。 一 建築物の避難階のみに設けられていること。 二 床面積の合計が 150 平方メートル未満であること。 三 主要構造部が耐火構造であり、かつ、自動車車庫等の用途に供する部分とその他の部分とを 耐火構造の床若しくは壁又は令第 112 条第 14 項第二号に定める特定防火設備で区画している こと。 【解 説】 第 1 項は、耐火建築物としなければならない車庫等の規模を定めたものである。建築基準法第 27 条では、三階以上の階を自動車車庫、自動車修理工場等の用途に供する場合は耐火建築物とするこ とを要求している。本条は、この制限を更に強化するものである。 第 2 項は、建築物の一部に自動車車庫等を設ける場合の構造制限である。ただし書で小規模なも のに対する適用除外を定めている。 【改正経緯】 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 制定 昭和 25 年 12 月 7 日 条例第 89 号 施行 昭和 25 年 12 月 7 日 (第一階に設ける場合の構造) 第 29 条 建築物の第一階に設ける自動車の車庫又は修理場の構造は、次の各号の規定によらなけれ ばならない。 一 その用途に供する部分の床面積の合計が 50 平方メ-トル以上のものにあつては、主要構造部、 内壁及び天井を不燃材料をもって構成すること。 二 その用途に供する部分の床面積の合計が 50 平方メートル未満のものにあつては、その内壁及 び天井(天井のない場合には屋根)の室内に面する部分は、防火構造とすること。 三 直上に二以上の階がある場合又は床面積 50 平方メートル以上の直上階のある場合は、主要構 造部を耐火構造とすること。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 昭和 28 年 3 月 31 日 条例第 74 号 施行 昭和 28 年 3 月 31 日 (構造) 第 29 条 自動車の車庫又は修理場の用途に箆する建築物は、主要構造部、内壁及び天井を耐火構造 とし、又は不燃材料で造らなければならない。但し、その用途に供する部分の床面積の合計が 100 平方メートル以内のもので壁及び天井(天井のない場倉は、屋根)の室内に面する部分を防火構造と したものは、この限りでない。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 昭和 31 年 12 月 27 日 条例第 108 号 施行 昭和 31 年 12 月 27 日 (構造) 第 29 条 自動車の車庫又は修理場は、その主要構造部、内壁及び天井を耐火構造とし、又は不燃材 料で造らなければならない。ただし、その床面積の合計が、100 平方メートル以内のもので壁及び 天井(天井のない場合は、屋根)の室内に面する部分を防火構造としたものは、この限りでない。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 昭和 35 年 4 月 1 日 条例第 44 号 施行 昭和 35 年 4 月 10 日 (構造) 第 29 条 自動車の車庫、駐車場または修理場で、床面積の合計が 100 平方メートル以上のものは耐 火建築物または簡易耐火建築物とし、300 平方メートル以上のものは耐火建築物としなければなら ない。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 昭和 36 年 4 月 1 日 条例第 45 号 施行 昭和 36 年 4 月 1 日 (構造) 第 29 条 車庫等で、その用途に供する部分の床面積の合計が 100 平方メートル以上のものは耐火建 築物または簡易耐火建築物とし、300 平方メートル以上のものは耐火建築物としなければならない。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 昭和 47 年 3 月 31 日 条例第 61 号 施行 昭和 47 年 7 月 1 日 (耐火建築物又は簡易耐火建築物としなければならない車庫等) 第 29 条 車庫等の用途に供する特殊建築物で、その用途に供する部分(自動車が出入りしないものを 除く。)の床面積の合計が 100 平方メートルをこえるものは耐火建築物又は簡易耐火建築物とし、 300 平方メートル(一階建ての場合は、600 平方メートル)をこえるものは耐火建築物としなければ ならない。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 平成 4 年 3 月 31 日 条例第 101 号 施行 平成 4 年 4 月 1 日 (耐火建築物としなければならない車庫等) 第 29 条 車庫等の用途に供する特殊建築物で、その用途に供する部分(自動車が出入りしないものを 除く。)の床面積の合計が 300 平方メートル(一階建ての場合は、600 平方メートル)を超えるものは、 耐火建築物としなければならない。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 平成 5 年 3 月 31 日 条例第 8 号 施行 平成 5 年 6 月 25 日 (耐火建築物としなければならない自動車車庫等) 第 29 条 自動車車庫等の用途に供する特殊建築物で、その用途に供する部分(自動車が出入りする部 分に限る。次項において同じ。)の床面積の合計が 300 平方メートル(平家建ての場合は、600 平方 メートル) を超えるものは、耐火建築物としなければならない。 2 前項の規定の適用がない建築物の一部に自動車車庫等を設ける場合において、その用途に供す る部分を避難階以外の階に設け、又はその用途に供する部分の直上に二以上の階(居室を有するも のに限る。)を設けるときは、その建築物は、耐火建築物としなければならない。ただし、自動車 車庫等の用途に供する部分が次に掲げる要件に該当する場合は、この限りでない。 一 建築物の避難階のみに設けられていること。 二 床面積の合計が 150 平方メートル未満であること。 三 主要構造部が耐火構造であり、かつ、自動車車庫等の用途に供する部分とその他の部分とを耐 火構造の床若しくは壁又は令第 112 条第 14 項(第三号を除く。)に定める構造の甲種防火戸で区 画していること。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 平成 12 年 10 月 13 日 条例第 175 号 施行 平成 12 年 11 月 1 日 ※(第二章第九節の改正規定は、平成 13 年 1 月 1 日から) (耐火建築物としなければならない自動車車庫等) 第 29 条 自動車車庫等の用途に供する特殊建築物で、その用途に供する部分(自動車が出入りする部 分に限る。次項において同じ。)の床面積の合計が 300 平方メートル(平家建ての場合は、600 平方 メートル) を超えるものは、耐火建築物としなければならない。 2 前項の規定の適用がない建築物の一部に自動車車庫等を設ける場合において、その用途に供す る部分を避難階以外の階に設け、又はその用途に供する部分の直上に二以上の階(居室を有するも のに限る。)を設けるときは、その建築物は、耐火建築物としなければならない。ただし、自動車 車庫等の用途に供する部分が次に掲げる要件に該当する場合は、この限りでない。 一 建築物の避難階のみに設けられていること。 二 床面積の合計が 150 平方メートル未満であること。 三 主要構造部が耐火構造であり、かつ、自動車車庫等の用途に供する部分とその他の部分とを耐 火構造の床若しくは壁又は令第 112 条第 14 項第二号に定める特定防火設備で区画していること。 〔改正次回数〕 ・ 〔制定・施行日〕 ・ 〔条例番号〕 ・ 〔施行日通知等〕 改正 平成 16 年 3 月 31 日 条例第 57 号 施行 平成 16 年 3 月 31 日 ※(第 2 条及び第 83 条の改正規定は、平成 16 年 4 月 1 日から) (耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない自動車車庫等) 第 29 条 自動車車庫等の用途に供する特殊建築物で、その用途に供する部分(自動車が出入りする部 分に限る。次項において同じ。)の床面積の合計が 300 平方メートル(平家建ての場合は、600 平方 メートル)を超えるものは、耐火建築物としなければならない。ただし、専ら次に掲げる要件に該 当する自走式自動車車庫又は自走式自動車駐車場(駐車の用に供する部分への移動を自動車を運転 して走行することにより行う形式の自動車車庫又は自動車駐車場をいう。以下同じ。)の用途に供 する特殊建築物にあつては、準耐火建築物とすることができる。 一 階数が二以下であること。 二 他の建築物に接続されていないこと。 三 各階のすべての外周部分に、次に掲げる要件に該当する直接外気に接する開口部を設け、かつ、 当該開口部の各階における面積の合計が、 それぞれ当該階の床面積の 100 分の 5 以上であること。 イ 天井、はりその他これらに類するものに接していること。 ロ 高さ 50 センチメートル以上であること。 ハ 常時開放されていること。 四 短辺の長さが 55 メートル以下であること。 2 前項の規定の適用がない建築物の一部に自動車車庫等を設ける場合において、その用途に供す る部分を避難階以外の階に設け、又はその用途に供する部分の直上に二以上の階(居室を有するも のに限る。)を設けるときは、その建築物は、耐火建築物としなければならない。ただし、自動車 車庫等の用途に供する部分が次に掲げる要件に該当する場合は、この限りでない。 一 建築物の避難階のみに設けられていること。 二 床面積の合計が 150 平方メートル未満であること。 三 主要構造部が耐火構造であり、かつ、自動車車庫等の用途に供する部分とその他の部分とを耐 火構造の床若しくは壁又は令第 112 条第 14 項第二号に定める特定防火設備で区画していること。
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