事業評価調書 ◎基本情報 年度 2005 10 一般会計 会計コード 事業コード 24583 事業名 コンテンツビジネス支援事業費 評価担当 所属コード 経済局産業振興部産業企画課 課 担当者名 田中 電話番号 011-211-2372 政策名 主 さっぽろの知恵を活かした特色ある産業の振興 施策名 副 事業の性質 ○ 経常経費 [ ○ 内部管理 ○ 内部管理以外 ] ● 臨時的経費 「ショートムービー」(短編映画)の産業化を重点的に振興するため、若手独立系監督の作品を集 めた短編映画祭を開催する。さらに、映画祭を札幌の観光やシティプロモーションの場として位置 づけると同時にクリエイターのスキルアップを図る観点から、札幌在住クリエイターの参加によっ て札幌をテーマとしたオリジナル短編映画を制作し、同映画祭にて上映する。 事 業 内容 また、海外のクリエイターと札幌のクリエイターの交換派遣を行うことにより、海外クリエイターとの 相互交流、共同ワーキング、ワークショップ等を通じて、世界的な市場で活躍できる人材の育成、 内 世界規模のネットワークの形成および 創造産業分野 での札幌の知名度向上を図る。 容 主たる受益者 事業の 必要性 市内デジタルコンテンツ関連事業者 ショートムービーの制作には、多様なクリエイティブスキルが必要であり、さらに今後、この市場の 拡大が期待されることから、映画祭を開催することで、クリエイターの持つ高いスキルを効果的に 世界に発信し、ビジネスチャンスを拡大することができる。 また、札幌発オリジナルコンテンツを制作することにより、クリエイターの育成、札幌の魅力発信、 映画祭の魅力向上が図られる。 さらに、コンテンツの作り手となるクリエイターは国内に閉じず、広く世界の市場を相手にビジネス を展開していくことが必要であるため、クリエイター自身が世界規模のクリエイティブマーケットを 体感し、海外のクリエイターや企業と交流し、ネットワークを構築するための機会創出が必要とさ れている。 実施期間 ○ 単年度 ● 単年度継続 ○ 複数年継続 実施形態 ○ 直営 ○ 一部委託 ○ 全部委託 ● 補助・助成 開始 2005 年度 終了 年度 ○ その他 関連法令 他都市 の状況 東京都:東京国際映画祭、東京国際エンタテインメントマーケット、東京コンテンツマーケット、 ショートショートフィルムフェスティバルアジア 愛知県:ショートショートフィルムフェスティバルEXPO 関係HP 新まちづくり計画 基本目標 重点戦略課題 関連計画 施策 基本事業 ● 対象 ○ 対象外 計画コード 元気な経済が生まれ、安心して働ける街さっぽろ さっぽろの知恵を活かした特色ある産業の振興 大学の知恵とITを活用した新産業の創出と既存産業の高度化 デジタルコンテンツビジネスの振興による芸術文化産業の創造 その他関連計画 ○ 対象 ● 対象外 目的 環境保全 目標 事業 指標 ○ 対象 ● 対象外 目的 環境負荷 目標 事業 指標 監視測定結果 監視測定結果 141 短縮コード:24583 (単位:千円) ◎事業費 15年度決算 特 定 財 源 国・道 市 債 その他 一般財源 人工 人件費(B) 計(A+B) 事業費の 執行内容 ◎指標 指標名 指 設定理由 標 1 目標・実績 指標名 指 設定理由 標 2 目標・実績 指標名 指 設定理由 標 3 目標・実績 指標名 指 設定理由 標 4 目標・実績 16年度決算 0 0 0 0 0 0.0 0 0 事業費(A) 17年度予算 0 0 0 0 0 0.0 0 0 16,000 0 0 0 16,000 0.3 2,400 18,400 17年度決算 16,390 0 0 0 16,390 0.3 2,400 18,790 1)札幌ショート実行委員会への負担金 ・札幌国際短編映画祭開催準備事業として。 2)(財)さっぽろ産業振興財団への補助金 ・クリエイター人材海外交流事業費として。 (クリエイター海外派遣及び招聘) ・さっぽろムービースケッチ事業費として。 (市内映像クリエイターの育成、ロケ地の誘致、札幌のプロモーションを目的とした 作) 18年度予算 32,000 0 0 0 32,000 0.3 2,400 34,400 短編映画の制 映画祭及び映画祭関連イベント参加者数(来場者数):(人) 映画祭への一般からの注目度として 14年度実績 15年度実績 16年度実績 5,500 17年度目標 5,500 17年度実績 5,103 16年度実績 17年度目標 4 17年度実績 4 16年度実績 17年度目標 2 17年度実績 2 海外クリエイター招聘件数:(件) 海外人材交流事業の実績として 14年度実績 15年度実績 市内クリエイター海外派遣件数:(件) 海外人材交流事業の実績として 14年度実績 15年度実績 ムービースケッチ作品本数 地域コンテンツの創出件数 14年度実績 15年度実績 16年度実績 6 17年度目標 6 17年度実績 14年度実績 15年度実績 16年度実績 17年度目標 17年度実績 指標名 指 設定理由 標 5 目標・実績 指標1:16年度及び17年度実績は、「ショートショートフィルムフェスティバルin北海道」入場者実績による。 補足説明 ◎検証 短縮コード:24583 【事業担当部局】 平成17年度は当初予定どおり実施。平成18年度は小事業名を「デジタルコンテンツ産業化 実施前との 推進事業費」に変更。 事業内容 変更点 受益の 視点で の 改善点 経 コストの 常 視点で の 的 改善点 経 費 事 の業 影費 妥 響縮 当 小 性 ・ 必 要 実施に 性 よるプラ の スの効 検 果 証 臨 時 的 経 事業を 費 行わな かった 場合の マイナス の影響 課 題 クリエイティブビジネスは、クリエイターや、その作品・商品の認知度に比例してビジネスの成功確率が高 まるものであり、国内に留まらず、広く世界の市場を相手にビジネスを展開していくことが重要で ある。したがって、国際短編映画祭の開催、クリエイターの海外派遣・招へいによる国内外クリエイター の交流・共同ワーキングの機会創出、そしてクリエイターの効果的なプロモーションツールである「さっぽろ ムービースケッチ(DVD)」の制作は、市内クリエイターが持つ高い技術力を効果的に世界に発信し、ビ ジネスチャンスを拡大するものであり、「さっぽろの知恵を活かした特色ある産業の振興」に資する ものであると考えられる。 デジタルコンテンツ産業については、国による同産業振興政策の促進や(市場規模2001年1.9兆円 を2010年には6.3兆円にすることを目標としている)、地上波デジタル放送の開始(札幌では平成 18年6月˜)によるコンテンツ需要の高まりを背景として、その経済効果が大いに期待される新産業 である。また、世界のコンテンツ産業成長率が上昇する中(2006年上昇率予測6.5%)、韓国にお いては国家レベルで映像産業振興、デザイン振興を行う等、世界が同産業に注目している。こう した動きに先んじて、本市では平成13年度に札幌市デジタル創造プラザをオープンする等、同産業 産業の振興を目的としてコンテンツ制作者であるクリエイター人材の育成を行ってきたが、今後、制作 されたコンテンツが実際のビジネスに結びつくような機会創出のための施策を行わなかった場合、 本市から輩出されるクリエイター人材、コンテンツ(作品)が地域外に流出することとなる。 デジタルコンテンツ産業が実ビジネスとして確立するためには、クリエイターに代わって顧客を開拓し、売 込みを行うプロデューサーやエージンエト(代理人)といった人材の確保や、コンテンツの開発から それを流通させてい仕組みの構築も重要であり、クリエイター側が権利を担保しながらコンテンツを配 信できるシステムの構築やコンテンツの売買を行うことができる市場の創出が必要である。 また、平成18年度開学の札幌市立大学を中心にクリエイティブ産業における産学官連携を推 進する必要がある。 ● 拡充 今 後 の 方 向 内容 ○ 現状維持 ○ 縮小 ○ 休止・廃止 ○ その他 平成18年度、第1回目の開催となる札幌国際短編映画祭への作品応募総数は世界70か国、 1,797作品にのぼり、コンテンツ産業において、札幌が世界の関心を集める可能性をもつこと証 明された。今後は、同映画祭を継続・拡大するとともに、海外のクリエイター人材派遣・招へい等も 通して、世界的なネットワークを拡大し、札幌が世界のコンテンツ市場のの中心となることを目指す。 また、平成18年度開学の札幌市立大学との連産学官携を推進することで、人材の集積、高度 化を図っていく。 ● 増加 ○ 増減なし ○ 減少 ○ 予算なし ○ その他 歳出 映画祭に集まる作品数の増加から、市場としての機能拡大を早急に進める必要がある。 見通し 備 考 短縮コード:24583 【2次評価】 【外部評価】 【改善・見直しの検討結果】
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