事業評価調書 ◎基本情報 年度 2009 会計コード 10 一般会計 事業コード 24012 事業名 市民情報センター運営管理費 評価担当 所属コード 総務局情報化推進部IT推進課 課 担当者名 秋田 電話番号 211-2184 政策名 主 IT化による市民サービスの向上 施策名 副 事業の性質 ● 経常経費 [ ○ 内部管理 ● 内部管理以外 ] ○ 臨時的経費 地域情報を総合的に提供するとともに市民の情報活用能力の向上を図ることによって地域の情 報化を促進する、といった市民情報センターの設置目的を実現するため、以下の業務を行う。 ① 情報センター管理運営業務(指定管理者による管理業務) ※情報ラウンジにおけるパソコン貸出と操作サポート、コミュニティFMラジオによる地域情報発 事 信など 目的と 業 ② 情報通信機器・備品等の維持管理 内容 内 ③ インターネット回線の維持管理、情報通信機器等の保守 容 ④ ウェブシティさっぽろの管理運営 ※市民主体の地域情報発信サイトの企画編集 主たる受益者 事業の 必要性 市民 当該施設は、平成14年10月にオープンして以来、約23万人の来館者と約1万3千人の利用登録 会員を数え、毎月約100人の利用会員が新規登録されている。 地域情報化を促進する拠点施設として、「市民の情報活用能力を高める」「地域の情報化を支え る人材やコミュニティを育成する」「さっぽろに関する情報を収集・編集・発信する」という三つの目 標のもと各種事業を展開しており、自治基本条例の重要な柱である「情報の共有」と「市民参加」 の促進に大きな役割を果たしている。 実施期間 ○ 単年度 開始 2002 ● 単年度継続 ○ 複数年継続 実施形態 ○ 直営 ○ 一部委託 ● 全部委託 ○ 補助・助成 ○ その他 札幌市市民情報センター条例 関連法令 札幌市市民情報センター条例施行規則 他都市 の状況 関係HP 年度 終了 ・いちかわ情報プラザ(千葉県) ・上田市マルチメディア情報センター(長野県) ・大垣市情報工房(岐阜県) などの類似施設あり http://www.city.sapporo.jp/kikaku/joho-center/ http://www.joho-center-sapporo.jp/ 新まちづくり計画 ○ 対象 ● 対象外 政策目標 重点課題 関連計画 施策 基本事業 札幌市情報化構想 その他関連計画 ○ 対象 ● 対象外 目的 環境保全 目標 事業 指標 ○ 対象 ● 対象外 目的 環境負荷 目標 事業 指標 計画コード 監視測定結果 監視測定結果 年度 短縮コード:24012 ◎事業費 (単位:千円) 19年度決算 事業費(A) 特 定 財 源 国・道 市 債 その他 一般財源 人工 人件費(B) 計(A+B) 事業費の 執行内容 125,232 0 0 810 124,422 1.8 14,400 139,632 20年度決算 97,204 0 0 666 96,538 1.8 14,400 111,604 21年度予算 103,096 0 0 810 102,286 1.8 14,220 117,316 21年度決算 99,941 0 0 264 99,677 1.8 14,220 114,161 22年度予算 78,690 0 0 0 78,690 1.8 13,860 92,550 【平成21年度の主要実績額】 ・市民情報センター管理業務(指定管理費) 27,600千円 ・ウェブシティさっぽろ管理運営業務委託料 10,836千円 ・PC・ネットワーク機器等保守管理業務委託料 50,715千円 ・PC・ネットワーク機器等賃借料 4,297千円 ◎指標 指標名 市民情報センター来館者数 パソコンを持たない方や日頃ITに接する機会の少ない方に学習の動機づけを行うほか、情報 指 設定理由 活用能力の向上機会を提供することができる。 標 1 21年度実績 18年度実績 19年度実績 20年度実績 21年度目標 目標・実績 25,773人 24,961人 27,000人 29,647人 26,504人 指標名 市民情報センター新規会員登録者数 パソコンを持たない方や日頃ITに接する機会の少ない方に学習の動機づけを行うほか、情報 指 設定理由 活用能力の向上機会を提供することができる。 標 2 19年度実績 20年度実績 21年度目標 21年度実績 18年度実績 目標・実績 1,393人 1,246人 1,041人 1,300人 1,324人 指標名 貸出パソコン利用者数 パソコンを持たない方や日頃ITに接する機会の少ない方に学習の動機づけを行うほか、情報 指 設定理由 活用能力の向上機会を提供することができる。 標 3 18年度実績 21年度実績 19年度実績 20年度実績 21年度目標 目標・実績 17,976人 17,118人 16,141人 18,000人 20,838人 指標名 ウェブシティさっぽろアクセス数(トップページ月平均) アクセス数が多いほど、多くの方に支持される地域情報が発信されていることになり、シティプ 指 設定理由 ロモーションの推進に貢献できる。 標 4 18年度実績 19年度実績 20年度実績 21年度目標 21年度実績 目標・実績 91,292件 96,622件 110,502件 120,000件 121,427件 指標名 指 設定理由 標 5 目標・実績 補足説明 18年度実績 19年度実績 20年度実績 21年度目標 21年度実績 ◎検証 短縮コード:24012 【事業担当部局】 市民情報センター利用者に対するアンケート調査を実施し、その結果を施設や事業の管理運 市民自治の 営に反映している。また、市民からの投稿写真や投稿記事などを主要なコンテンツとする「ウェ 観点からの ブシティさっぽろ」の運営を通じて、市民参加型の地域情報発信に努めてきた。 評価 パソコンの普及などに伴い、近年市民情報センターの利用者が減少傾向にあったが、指定管 理者の広報努力などにより、21年度は来館者や会員登録者、貸出パソコン利用者のいずれも 成果の 増加に転じている。 視点で の 検証 妥 当 性 ・ 必 要 性 の 検 証 経 常 的 経 費 施設内のネットワークや通信機器の簡素化、合理化を行うことにより、22年度以降の保守費を コストや 削減することができた。 効率性 の視点 での検 証 指定管理費を縮小した場合、来館者への対応に当たるスタッフの確保に支障を来し、市民 事 サービスの低下を招く恐れがある。また、ネットワーク等の保守費は削減努力をしているが、事 の 業 業費縮小によって障害発生時の緊急対応やセキュリティ確保の面で影響が出る可能性があ 影 費 る。 響縮 小 実施に プ よるプラ スの効 果 臨 時 的 経 事業を 費 行わな かった 場合の マイナス の影響 情報化の急速な進展に伴う社会変化により、市民情報センターのあり方が問われているた め、今後の事業と施設のあり方について現在検討を進めているところである。 課 題 ○ 拡充 今 後 の 方 向 内容 ○ 現状維持 ○ 縮小 ○ 休止・廃止 ● その他 現在、施設の廃止も視野に入れた検討を進めており、22年度中に今後の方向性を見極める予 定である。 ○ 増加 ○ 増減なし ○ 減少 ○ 予算なし ● その他 歳出 市民情報センターのあり方検討の結果によるものと認識している。 見通し 備 考 地域情報サイト「ウェブシティさっぽろ」は平成21年度末で事業を終了し、サイトを閉鎖した。 短縮コード:24012 【2次評価】 市民情報センターあり方検討委員会からの提言を踏まえ、施設を廃止するとともに、講座等の各種事業につ いては他部局に事業を委ねるなど情報化推進部の事業としては廃止すること 【外部評価】 【改善・見直しの検討結果】 検討委員会からの提言には、市民情報センターにおいて実施してきた事業の目的や役割は失われていないこ と、また、市民の情報活用能力の向上を図る事業は今後も必要であることが明記されている。このため、施設 は廃止する一方で、高いニーズがある講座等の事業は、地域の公共施設を活用して当分の間実施していく必 要がある。このため、情報化推進部としては、他部局の事業と重複しないよう調整を図り、効果的・効率的な取 り組みを進めていきたいと考えている。 り組みを進めていきたいと考えている (効果額:78,690千円) 指定管理者評価シート 事業名 総務局情報化推進部IT推進課 (211-2184) 札幌市市民情報センター管理業務 所管課(電話番号) 名称 札幌市市民情報センター 所在地 札幌市白石区東札幌5条1丁目1番1号 開設時期 平成14年10月 延床面積 1,683.33㎡の内432.76㎡ 目的 ①市民の情報活用能力を高める。 ②地域の情報化を支える人材やコミュニティを育成する。 ③「さっぽろ」に関する情報を収集、編集、発信する。 事業概要 ・学習機会提供業務 ・人材育成活用業務 ・学習活動支援業務 ・情報交流支援業務 ・事業運営管理業務 主要施設 ・情報ラウンジ ・プレゼンテーションルーム ・ワークショップルーム ・ミニスタジオ ◎基本情報 1 施設の概要 2 指定管理者 名称 株式会社映音 指定期間 平成18年4月1日~平成22年3月31日 指定手続 業務の範囲 施設の維持及び管理に関する業務 ・施設における事業の計画及び実施に関する業務 (自主事業にかかるものを除く) ・施設の使用承認等に関する業務 ・前1に掲げる業務 に付随する業務 公募 ◎平成21年度管理業務の検証 項 目 実施状況 指定管理者 の自己評価 所管局の評価 1 業務計画の達成度 ・パソコンの無料貸し出しについては、利用者の混雑度に応 じて、1日1人1回の利用時間を、開館から12時までは90 分、12時から18時までは60分、18時から閉館までは12 概ね当該年度の計 0分とし、年間延べ20,838人が利用した。なお、札幌市外 画どおり行うことが から学会や観光等で来札された方たちのウェブメールの利 できた。特に、無料 用要望や利用時間の延長要望などにも臨機に対応した。 体験講座が動機付 ・パソコン操作等サポートについては、来館や電話での求め けとなってより高度 概ね年度計画ど に応じ、疑問解決の手助け、又は学習の相談対応などを日 なパソコン活用へと おりに実施されて (1)学習機会 常的に行った。 おり、利用者への 繋がっているほ 提供業務 また、さっぽろIT市民塾受講者の受講前のフォローを随時 か、日常的なパソ 対応も柔軟に行 行った。さらに、情報ラウンジ内でパソコンテキストを貸し出 コンサポートが初 われていると評価 し、利用者の求めに応じて随時手助けし、学習のきっかけ作 心者の学習継続に できる。 貢献しており、セン りを行った。 ターとしての役割 ・パソコン利活用の掘り起こしや情報センターの周知のた め、パソコンの無料体験講座を延べ23回132人に対して が十分果せたと考 える。 行った。また自発的な交流やコミュニティの醸成を図るた め、コミュニティFMラジオ番組制作等に関わるインターン シップを受け入れた。 2)人材育成 活用業務 ・ITの活用を通してより多くの地域住民が地域活動に参 加できるよう、10区役所や87箇所のまちづくりセンター へ学習メニューを紹介し、地域の要求に合った学習支援 を行った。 ・地域プロモーションの取組を通して、情報を「受け取る 力」「読み解く力」「伝える力」などメディアリテラシーを育 み、ウェブシティさっぽろとの連携による「ウェブへの投稿 作業補助員」体験を通して、地域活動推進の役割を担う 市民育成を図った。 IT市民塾出前学 習を実施した中の 3箇所では、受講 者がチラシや資料 作成などで積極的 に地域活動に参 加するなどの成果 が得られた。 地域活動に参加 する人材の育成 成果が出ており、 市民自治の促進 に貢献していると 評価できる。 ・市民の情報活用能力を高めるため、さっぽろIT市民塾を開 講し、当施設内で集合学習118講座、654人受講(延3,11 6人)、まちづくりセンター等で出前学習17箇所70講座83 3人受講(延2,104人)を実施した。特に集合学習について は、受講者の学習効果を高めるため、随時カリキュラムを見 直し、講座内容の充実を図った。 ・総合的学習(白石でっち奉公)を支援するため、当施設近く (3)学習活動 の中学校生徒を受け入れ、ウェブシティさっぽろ管理者と連 支援業務 携して学習支援を行った。なお学習結果の一部はウェブシ ティさっぽろに掲載した。 ・学習した成果や学習状況を情報センターのラウンジ内で 展示して学習意欲を育むとともに、交流機会の創出を図っ た。 ・さっぽろIT市民塾受講者の受講中・受講後の復習、あるい はすでに一定のスキルを持ってい者が、スキル維持やスキ ルアップを自力で行う者へのフォローを随時行った。 ・毎週金曜日15時から16時までの1時間、年間51回ミニ スタジオを使って定時番組「そら色ステーション」を制作し た。番組は、市内のコミュニティFMラジオ放送局4局と電 波でつなぐ札幌方式(各局同時放送)で、また、1局は1 週間遅れで録音されたものの再放送で、主として札幌市 役所、北海道庁(北海道警察本部含む)、国の出先機関 (総務省・法務省・経済産業省・厚生労働省・環境省、海 上保安庁等)の行政情報を発信した。 ・特に札幌市の企画情報としては、市民への防災意識を 高めるための「さっぽろ防災ガイド」、札幌在住外国人向 け「みんなのラジオ」、札幌市の雪対策情報「ラジオ雪通 信」を制作し放送した。 ・また、電話中継(5分間)企画としては、「札幌円山動物 園情報」「海上保安庁海の安全情報」「札幌市青少年女 (4)情報交流 性活動協会わくわく活動協会情報」など21回、さらに10 支援業務 分間のリポート企画としては、「法テラス札幌ラジオ情報 箱」「札幌市保健所情報」「さっぽろITフロントITものづくり 講座」その他23回制作し放送した。 ・音声情報のアーカイブ化としてウェブ及びストリーミン グ・サーバを活用し、そら色ステーション番組のオンデマ ンド化と、ウェブラジオ番組として、道内で「夢を持って暮 らす若手」をゲストに迎え「まちの魅力」「人の魅力」など それぞれの想いをインタビュー形式で伝える60分番組 「ウエブラジオ:オオドオリまちペディア」を50回、北海道 庁と連携し道内14支庁と電話で結び直接地域の魅力や 各種情報を市民に伝える10分番組「そら色ネットワーク」 を51回、延136支庁情報を制作し放送した。 ・そら色ステーションとウエブシティさっぽろとの相互連携 を図り、それぞれの特性を生かした情報提供を行った。 概ね当該年度の 計画とおり行うこ とができた。 特に講座内容の 充実やフォロー アップについて は、受講者からの 評価が高く、当施 設の設置目的に 充分貢献できた。 また、地域プロ モーション支援に おいては、地域愛 を育み地域活動 の活性化に繋げ ることができた。 概ね当該年度の 計画どおり実施で き、一定の成果を 得ることができ た。 特に、ウェブラジ オ情報は、携帯プ レーヤーに取り込 んで移動時等に 聴取するなど、時 流に適した取組が できたと考える。 IT市民塾出前学 習の開講数、受講 者数、開講地区数 がいずれも前年度 を下回ったことは 残念であるが、初 めて開講した地区 もあることから、着 実に市民の学習 活動を支援してい ると評価できる。 「そら色ステーショ ン」では、市役所 情報を中心に、市 民生活に役立つ 情報発信がタイム リーに行われてい る。また、ウェブラ ジオなど複数のメ ディアを組み合わ せ、それぞれの特 性を生かした有機 的連携が図られて いると評価でき る。 ・札幌市市民情報センター運営委員会において、運営状 況を適切に伝えるとともに、運営上の課題や改善・新た な取り組み等について伝え実行した。 ・当建物管理者と随時情報交換を行い、特に防火管理に 概ね年度計画ど おいては共同防火管理者の一員として施設の安全等適 おりに実施されて 切な管理を行った。 いると認められ 概ね当該年度の る。施設のPR効 (5)事業運営 ・業務の再委託を受託した者と随時協議し、適切に業務 計画どおり行うこ 果も来館者や利 管理業務 を遂行した。 とができた。 ・常勤スタッフと随時「スタッフ会議」を行い、情報の共有 用者の増加として を図るとともにスタッフ全員に周知徹底した。 表れているものと ・札幌市市民情報センターホームページの更新を適切に 評価できる。 行い、常に最新の情報掲載を行った。 ・利用者アンケート調査を行い、利用者の声を汲み上げ 運営に反映した。 (6)その他 ①個人情報保護・情報公開 必要な対策を講 適切に執行されて ・個人情報については、・・・個人情報保護規程を じ適正に執行し いると認められ 作成し、適正に取り扱っている。 ている。 る。 ・情報公開については、・・・請求件数0件。 ②安全・危機管理対策 必要な計画作成 ・ 21年8月・・・共同防火管理協議会開催 適切な対策が講じ ・ 21年9月・・・合築施設との共同自衛消防訓練 や訓練・講習等 られていると認め 適切な対策を講 られる。 *なお札幌市市民情報センター消防計画を作成 じている。 し、 職員に周知している。 ③研修の状況 ・21年7月・・・「市民のための著作権講座」受講 適切に実施されて ・22年3月・・・受付スタッフへの接遇マナー研修 適切に実施して いると認められ *その他、接遇等については日常的に利用者 いる。 る。 の声を業務日誌で共有し、随時必要な対応 をしている。 ④環境への配慮 18年4月以降市民情報センターの「環境保全行 動計画書」に基づき以下のことを実施 ・必要としない照明をこまめに消灯 ・退社時や不使用時のOA機器待機電源の Offの励行 ・更衣室や会議室等照明をこまめに消灯 ・夏季28度、冬季20度の室温保持励行 ・ブラインド・カーテン等の適切な使用による 冷暖房等の負荷軽減 ・近い階はエレベーターを使用しない。 ・コピー機は節電モードにする。 ・裏面可能用紙の有効活用 ・物品購入は、エコマークやグリーンマーク 等の付いた製品を優先する。 ・随時環境保全行動計画を確認している。 行動計画に従い 適切に実施されて 適切に行ってい いると認められ る。 る。 ⑤市内企業等の活用・福祉施策への配慮 ・ホームページサーバー等保守管理業務は、 市内の業者に発注した。 ・さっぽろIT市民塾のコーディネーターや講師 は、市内のNPO法人に発注した。 ・障がいを持った方のパソコン利用のサポート を行った。 適切に配慮し 行っている。 適切に実施されて いると認められ る。 ⑥その他 毎年各校生徒の ・施設内外において、小中学生による、悪戯や非 生活態度に変化 適切に実施されて 行に対して、該当学校や白石区役所地域振興課 があるが、適切 いると認められ る。 等と連携して、問題処理やマナー指導をしてい に対処している。 る。 2 収支の状況 ○収支決算 (千円) 項目 H21計画 収入 H21決算 差 30,300 30,870 570 27,600 27,600 0 159 383 224 2,541 2,887 346 30,300 30,870 570 人件費 21,100 18,970 ▲ 2,130 物件費 9,200 11,900 2,700 0 0 0 指定管理費 利用料金 その他 支出 収入-支出 ○説明 ・差は、決算額-計画額 ・収入は、ほぼ計画通りであった。 ・支出は、計画に対し人件費で勤務シフトの変動が少なく減、また物件 費で主に情報交流支援業務の事業効果を高める取組みを積極的に行 い増となった。 3 利用者満足度 指定管理運営業 務の事業効果を 高めるための事 業に積極的に取 組み、その事業費 を確実に確保する など、きわめて健 全な経営が行わ れた。 年度計画に即した 健全な経営が行 われていると評価 できる。 ・平成21年9月1日~9月6日実施 方 ・対象者はパソコン利用及び市民塾受講の来館者 法 ・アンケート用紙を利用受付時に1人に1回手渡し、 回収ボックスにて回収。 ・期間中の来館者延数は543人、回答者数は152 人(重複しないようアンケート回答は1人1回とした) ・性別は男性が65%、職業別は学生が26%、会社 員が28%。年齢別は30歳から40歳代が45% ・区別利用者は、白石区が72%、中央区が10%、 豊平区が3% なお調査期間中利用者の来館がな かった区は西区、手稲区 ・利用頻度は、週に2~3回が27%、週に1回が1 7%、月に2~3回が17%、毎日が12%、初めてが 5% ・利用時間帯は、13~18時が52%、10~13時が 24%、18時以降が24% ・施設来館目的は、HP閲覧が55%、文書作成が1 運営管理に必要 0%、、Webmailが15%、PC勉強9% な調査項目となっ (1)アンケー ・施設の認知は、知人の紹介37%、通りがかり3 ており、業務改善 トの実施結果 1%、広報が19% 等への反映が適 概 ・そら色ステーション聴取の有無は、あるが18%、 切に行われた。 要 無いが82% ・ラジオ(一般の)で聞きたい情報は、ニュースが2 7%、天気予報が25%、行政情報が5% ・いつも聴取しているラジオ局は、コミュニティ以外が 89%、コミュニティが11% ・自宅にPC所有の有無は、無いが53%、あるが4 7% ・PCでの習得希望の有無は、あるが42% うち習 得希望内容はエクセル、ワード、PP・画像加工等の 順 ・スタッフの対応については、親切が45%、優しい が22%、知識が豊富・説明が上手が19%、不親切 0% ・札幌文庫(デジタル化してPCでの閲覧)の利用の 有無は、あるが11% ・施設の満足度に関する自由記入では、利用時間 や営業時間に満足との回答者と、不満との回答者 がいる。 調査結果から、施 設の管理運営が 適切に行われ、利 用者から高い評 価を受けていると 認められる。 札幌市(情報化推進部) 構 指定管理者㈱映音 成 NPO法人シビックメディア (2)運営協議 会の開催状 況 ・開催回数:9回(4月、5月、6月、7月、9月、 10月、11月、、1月、2月) 概 ・取扱議題:①月単位毎の運営状況報告 要 ②討議(運営管理に関する情報 交換、意見等) 適正に行われ有 効に機能してい る。 適切に実施され、 有効に機能してい ると認められる。 【要望】 ①パソコンの利用時間を長くしてほしい。(現状:10時 から12時までは90分、混み合う12時から18時ま では60分、18時から21時までは120分) ②インターネットのアクセス等速度をもっと早くしてほ しい。 ③インターネット閲覧制限を緩和してほしい。 ④使用パソコンからの印刷が、全て自分で出来るよう にしてほしい。 *①以外は、いずれもごく少数意見(年間1~2人) である。 要望や意見を、そ の内容や性質、対 (3)利用者等 ①については、日常の利用者状況、機材の性能等を運 応の可否・是非な からの主な意 営委員会などにおいても十分検討したうえで、現状維持 どの観点から総合 見、要望等と が適切と考え、利用者へ説明し理解を得るよう努めてい 的に検討し、個別 その対応 に適切な対応を る。 ➁については、動画等の大容量通信サービスの普及に 行っている。 対応するため、札幌市が平成21年3月専用回線を敷設 し、高速で安定した通信環境に抜本的な改善を講じた後 の要望であり、状況を確認した結果、利用者自身の利用 方法に問題があったことが判明した。そのため、通信環 境が改善されたこと及び何か問題があれば職員に気軽 に相談(これまでも丁寧に対応しているが)することの案 内を徹底した。 ③については、運営委員会などで協議し、市民が安心安 全な利用が出来ることを基本に考え、原状の閲覧制限が 適切と考え、利用者に対しその都度説明し理解を得るよ う努めている。 ④については、有料のサービスであり、料金の徴収管理 や利用の安全性確保などを考慮したうえでシステムが構 築されていることをその都度説明し、理解を得るよう努め ている。 【対応】 各要望に対し、札 幌市と協議のうえ 適切な対応がとら れていると認めら れる。 ◎総合評価 【指定管理者の自己評価】 総合評価 業務改善計画 札幌市市民情報センター指定管理者として平成18 年度から平成21年度までの4年間を通して、常に 施設設置目的と社会的背景を念頭におき、利用者 である市民の声を汲み上げ、重要な問題は「札幌 市市民情報センター運営委員会」において協議検 討し速やかに対処した。また、施設運営にあたって は、全ての利用者に対して公正中立・平等の利用 と、安心・安全・快適な利用環境の維持、時節に適 応し利用者に役立つ機能提供など、施設設置目的 に合致し、施設の効用を最大限に発揮する運営が 出来、利用した市民から極めて高い評価を得たと 考える。 このことは、パソコンの利用者の数・年齢階層や利 用内容、また利用者のアンケートや電話や来館時 の意見などから結論付けられる。 なお、平成20年度において「業務改善計画」として いた学習機会提供や情報交流支援事業について は、集合学習・出前学習において、おかれている状 況を的確に把握し随時見直し、またコミュニティFM ラジオ放送・ウェブラジオ放送において従来に増し て、取り上げる情報を充実させるなど、21年度にお いて改善を行い事業の効果をあげた。 概ね、平成18年度から4年間の指定管理者期間に おいて改善すべき業務改善を行ったと考える。しか し、まだ当施設を必要とする市民は多く存在するも のと思われ、このことは、当施設の新規会員登録が 開設以来一定水準を維持し、新規会員登録が平成 21年度は対前年比27%増加していることからも推 測される。今後も限られた期間であるが、新たな利 用者増につながる努力をする。 【参考】 平成21年度実績(主要部分) ・来館者数:29,647人 PC貸出人数:20,838人 新規会員登録者数:1,324人 ・さっぽろIT市民塾講座数:188講座 延受講者数:5, 220人 受講者居住区:10区 ・放送業務方式:コミュニティFMラジオ、ストリーミング サーバー及びウエブサーバーを使った放送 制作本数: 367本 ウエブ放送年間アクセス数:492,000件 【所管局の評価】 総合評価 調査・指示事項 業務全般を通じて、適切な管理運営が実施されていると 地方自治法第244条の2第10項に基づく実地調査や指 評価できる。ITの普及進展の影響もあり、来館者や利用 示を行う予定の事項はなし。 者の減少傾向が続いていたが、平成21年度は平成17年 度と同等の数字まで利用実績が伸びており、指定管理 者の努力が認められる。 【外部評価】 【2次評価】 【改善・見直しの検討結果】
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