事業評価調書 ◎基本情報 年度 2012 一般会計 会計コード 10 事業コード 36346 事業名 SAPICA導入活用推進費 評価担当 所属コード 総務局情報化推進部IT推進課調整担当係 課 担当者名 丹野 電話番号 211-2184 政策名 主 3-4-1 道都札幌を支える交通体系の構築 施策名 副 事業の性質 ○ 経常経費 [ ○ 内部管理 ○ 内部管理以外 ] ● 臨時的経費 【目的】 SAPICAの普及促進を図り、交通・商業・行政等幅広い分野での活用を推進することで、市民生 活をより豊かなものとする。 【内容】 SAPICAの導入・活用を推進するための事業を実施する。 ①交通事業者への導入補助 市内民営バス(ジェイ・アール北海道バス、じょうてつ、北海道中央バス)・路面電車(市電)への 目的と SAPICA導入を推進するため、交通事業者におけるSAPICA導入経費(機器導入費、システム開発 事 取組の 費等の初期経費)に対し補助を実施する。 業 内容 内 ②行政施設電子マネー導入 容 行政施設における手数料支払い等にSAPICA電子マネー決済を導入・運用し、市民サービスの 向上を図る。 主たる受益者 公共交通の利用者 【背景】 札幌市では、18年度に「公共交通事業の活性化」「市民の利便性向上」「地域経済の活性化」「環 境負荷の低減」を目的としたICカード事業推進方針を決定し、20年度からSAPICAを地下鉄へ導入 したほか、民間の協力を得て22年度から電子マネーサービスを開始した。 事業の 必要性 【必要性】 事業目的の達成のためには、地下鉄以外にバス・市電でもSAPICAが利用できるようにするとと もに、電子マネーなどの多目的サービスを提供し、カードの利便性を高めることが必要である。交 通事業者を取り巻く経営環境は非常に厳しく、事業者単独での新規導入は困難なため、補助によ りSAPICA導入推進を図る。(交通事業者との間で、本市が補助を行うことを基本合意済み。) 開始 2011 年度 終了 2014 年度 実施期間 ○ 単年度 ○ 単年度継続 ● 複数年継続 実施形態 ○ 直営 ○ 一部委託 ○ 全部委託 ○ 補助・助成 ● その他 (全部委託及び補助・助成) 関連法令 他都市 の状況 ○政令指定都市レベルでは、市内のバス・路面電車へのICカード導入はほぼ実施済(未実施は札 幌市のほかは仙台市、熊本市のみである。) ○行政窓口等への電子マネー決済導入は、福岡市、高松市などで実施済 http://www.sapica.jp 関係HP 新まちづくり計画 ● 対象 関連計画 その他関連計画 ○ 対象外 計画コード 341 短縮コード:36346 ◎事業費 (単位:千円) 22年度決算 0 0 0 0 0 0.0 0 0 事業費(A) 特 定 財 源 国・道 市 債 その他 一般財源 人工 人件費(B) 計(A+B) 事業費の 内訳 23年度決算 1,074,000 590,700 0 0 483,300 0.9 6,840 1,080,840 24年度予算 1,169,000 641,300 0 0 527,700 0.5 3,700 1,172,700 24年度決算 1,168,863 641,300 0 0 527,563 0.5 3,700 1,172,563 25年度予算 1,052,000 576,914 0 0 475,086 0.5 3,650 1,055,650 【24年度決算 主な内訳】 ・各交通事業者への補助金 1,166,000千円、行政窓口等の電子マネー決済運用 2,863千円 単位あたりコスト:市内公共交通利用者(107万人)のうち1人あたり 1,092円 【25年度予算 主な内訳】 ・各交通事業者への補助金 1,048,935千円、行政窓口等の電子マネー決済運用 3,065千円 単位あたりコスト:市内公共交通利用者(107万人)のうち1人あたり 983円 ◎指標 指標名 バス・路面電車へのSAPICA導入事業者数 この事業の目的がバス・路面電車へのSAPICA導入であることから、導入事業者数を指標とし 設定理由 た。 指 と ただし、導入予定は25年度であり24年度は準備段階であることから、24年度の目標値は未設 標 結果分析 定であり、実績もない状況である。(25年度終了後に結果分析を行う。) 1 21年度実績 22年度実績 23年度実績 24年度目標 24年度実績 − − − − − 指標名 行政施設でのSAPICA電子マネー決済導入箇所 この事業の目的が行政におけるSAPICAの利活用推進であることから、行政施設における電 設定理由 子マネー決済導入箇所数を指標とする。 指 目標としてすでに導入済みの箇所でのサービスの継続を掲げたが、計画どおりこれを達成し と 標 結果分析 た。 2 目標・実績 目標・実績 21年度実績 − 22年度実績 1箇所 23年度実績 19箇所 24年度目標 19箇所 24年度実績 19箇所 21年度実績 22年度実績 23年度実績 24年度目標 24年度実績 21年度実績 22年度実績 23年度実績 24年度目標 24年度実績 21年度実績 22年度実績 23年度実績 24年度目標 24年度実績 指標名 設定理由 指 と 標 結果分析 3 目標・実績 指標名 設定理由 指 と 標 結果分析 4 目標・実績 指標名 設定理由 指 と 標 結果分析 5 目標・実績 ◎検証(振り返り) 【事業所管局】 短縮コード:36346 本事業については、SAPICAのバス・市電への利用拡大を求める利用者の声を踏まえて取り 市民自治の 組んでいる。 観点からの また、バス・市電へのSAPICA導入をはじめとしたSAPICAに関する主要な動きは、随時、報道 評価 機関への情報提供や公式ホームページ、広報紙への掲載などにより、市民への情報提供に努 めた。 本事業では、バス・路面電車へのSAPICA導入や電子マネー等の多目的な利用の実現により 公共交通の利便性を高めることで、施策の成果指標「公共交通に対する満足度」と「公共交通 の利用者数」への貢献を目指している。 24年度においては、事業の大部分を占めているバス・路面電車へのSAPICA導入が準備中 事業成果 (25年度に導入)であることから、事業全体としての成果の評価は25年度に実施することが適 当であると判断する。 なお、24年度の時点における進捗状況は、事業計画どおりである。 この事業では、札幌市内のバス・路面電車でICカードを使えるようにすることを目的としてお り、そのためには、市内のバス・路面電車を運営する交通事業者に対し導入経費相当額を補 助することが必要であることから、その事業水準は妥当であると判断する。 事業水準 の妥当性 事 業 事業手法 の の適切性 検 証 この事業では、交通事業者が所有する運賃精算システムをICカードに対応させる改修を実施 するものであることから、市が直接の実施主体とならず、各交通事業者が実施主体となり、市 はそれに対して補助を行うという現在の手法は、もっとも適切な事業手法であると判断する。 [事業の進捗状況] 25年度のバス・路面電車へのICカード導入に向けた準備については、24年度の段階で計画 どおりに進捗している状況である。 選択項目 による検証 公共交通の利用者が減少傾向にある中で、都市機能の持続的発展・成長を実現する都市交 通を目指し、公共交通の利便性を向上することが求められているが、バス・路面電車への SAPICA導入は公共交通の利便性向上に大きく資する取組であることから、25年度の導入に向 けて、各交通事業者と連携して着実に準備を進めていく。 課題 今年度予算で の見直し内容 ●A ○B ○C ○D ○ 評価省略対象事業 バス・路面電車への導入補助は23∼25年度の3カ年で実施するため、現段階で事業全体の 成果を評価することは難しいが、25年度に向けた準備は計画どおり進捗しており、効果的、効 A:効果的・効率的 率的な事業執行がなされている。 自己評価 に行い、十分な成 果が出ている B:部分的な改善・ 見直しが必要 C:全体的な改善・ 見直しが必要 D:廃止を含めた あり方の検討が必 要 ○ 拡充 ○ 現状維持 ○ 縮小 ○ 休止・廃止 ● その他 25年度をもってバス・路面電車へのSAPICA導入の取組が完了することから、その後は行政 施設での電子マネー決済を着実に運用していく。 次 年 度 予 算 に 向 け て どのよう な取組 にするか (方向性) 25年度をもってバス・路面電車へのSAPICA導入の取組が完了することから、交通事業者へ の補助を終了する。 改善 内容 これまで取り組んできた改善・見直しの内容 【全庁的な視点による検討課題の提起・外部評価からの指摘】 【上記指摘に対する改善・見直しの検討結果】
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