健康だより Vol.6 ◆貧血と低血圧 貧血と低血圧は、どちらも脳に必要な酸素が足りなくなるために立ちくらみなどの症状を 引き起こします。 貧血:酸素を運ぶ赤血球が少なくなり血が薄くなることにより起こる 低血圧:血液を送り出す力が弱くなり脳に十分な酸素が行かないために起こる ◆起立性低血圧(きりつせいていけつあつ) ※立ちくらみなどの症状に代表される ・座っているときの血圧が正常でも、立ち上がったときに血圧が 20mmHg 以上も下がってしまう 場合を起立性低血圧という。 原因:脳に必要な酸素が足りなくなってしまい、血液は重力によって下半身に集まりやすく なるため、起立性低血圧を起こす ※高血圧の治療のために血圧を下げる薬(降圧剤)を服用している場合や向精剤、利尿剤を 服用している場合などでも血圧が下がる場合がある。 対策:寝ている状態から立つときは動作をゆっくりと行う 座っている状態から立つ際によく起こる場合は弾性ストッキングを使用する ◆食後低血圧 ・食べ物を消化するために胃や腸が血液を必要とするため、頭へ送る血液が足りなくなり起こる ・食後低血圧は座ったままでも起こり、1 時間~2 時間ぐらい続く 対策:食事の前後にコーヒー・緑茶・紅茶を飲む 弾性ストッキングを使用する ◆運動後低血圧 ・運動の後使った筋肉に血液が集まり頭の血液が不足する ◆入浴後低血圧 ・入浴した後は皮膚の血管が膨張→より多くの血液が流れる→すると、脳に送られる血液が 減ってしまうので低血圧の症状があらわれる ・湯船からでた後はすぐに座り、そこで拭いたり着替えるなどした方が良い ◆めまい・立ちくらみ対処法 ・めまいや立ちくらみが出たときは無理に立っていようとしないで、すぐにしゃがむ ・頭を心臓より低くし、おじぎの姿勢をするだけでも頭に血液が行くので効果的 起立性低血圧を最小限にするためには… ゆっくりとした動作を心掛けることが大切! 感染予防対策係
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