出血性脳梗塞により右肩麻痺 を呈した症例

出血性脳梗塞により右肩麻痺
を呈した症例
国際医療福祉大学
3年
吉田真理恵
症例紹介
診断名:出血性脳梗塞性
 障害名:右片麻痺、高次脳機能障害
 女性 年齢:80歳 利き手:左

身長:150cm 体重:57.3kg BMI:25.5
 主訴:歩けない、右手が動かない
 本人HOPE:歩けるようになりたい、
右手が動くようになりたい

理学療法評価
Brunnstrom recovery stage
上肢:Ⅱ 手指:Ⅱ 下肢:Ⅳ
 右上肢筋緊張低下
 安静時痛、他動運動時痛あり
 右肩関節・手関節・股関節に可動域制
限あり
 体幹・左股関節筋力低下

動作分析
寝返り L字柵使用
左上肢を使い右上肢を腹部にのせる。
左下肢を屈曲・外転させベッドの縁ま
で持ってくる。
左上肢でベッドの柵を掴み引き動作を
すると同時に骨盤から体幹を回旋させ
る。

動作分析2
起き上がり L字柵使用
左・右の順にベッドの縁から下肢を下
ろす。ベッドの柵を掴み左手で引き動
作をしつつ体幹を屈曲・右側屈する。
体幹が少し起こせたら左手を柵からベ
ッド上に移動させon handで体幹を正中
位まで起こす。

動作分析3
移乗
左手でアームレストを掴む。左足を少
し引く。前から脇の下に手を通して殿部
を持ち、立ち上がり・方向転換を介助。
 立ち上がり
左手で平行棒把持。左足を右足より少
し引く。体幹を前傾させる。離殿時に殿
部を前上方に持ち上げる介助が必要。左
手で引き動作をしつつ膝関節伸展、股関
節伸展をして体幹を伸展させる。

考察
寝返りがうまくできない原因
右側への注意低下、右肩甲帯・上肢の
筋緊張低下、体幹筋力の低下、右上肢の
疼痛

右側へ注意が行くだけで他の要素も改善
できる

考察2

体幹筋力の低下、ベッド上での体の位
置の悪さ

位置を変えることで体幹筋力をカバー
できる