教員の自己点検・自己評価報告書 所属学部 人間学部 所属学科 職 位 氏 名 人間健康学科 助教 中野 匡隆 最終学歴 学 位 専門分野 中京大学大学院体育学研究科博士前期課程修了 修士(体育学) スポーツ生理学 Ⅰ 教育活動 ○目標・計画 生理学やトレ-ニングの基礎知識をわかりやすく伝え、自らのこととして興味を持たせることを目標 とし、学生たちがイメージをしやすい動画、図、表の活用を計画した。 ○担当科目(前期・後期) (前期)生理学、運動生理学、基礎演習Ⅰ、総合演習Ⅰ、総合野外実習Ⅰ (後期)生理学、トレーニング実習、基礎演習Ⅱ、総合演習Ⅱ、 ○教育方法の実践 学生がイメージしやすいようにできるだけ動画や図表を多く使用し、視覚的に理解できる授業を行う よう努めた。また、復習のための小テストや学生に自由に記述できる用紙を配布し、理解度、疑問点、 質問、要望を収集し次回授業に反映させた。 ○作成した教科書・教材 授業の内容をより理解しやすくするための動画や配布資料を作成した。 ○自己評価 概ね及第点であったと評価するが、今後はより魅力ある授業づくりを目標としてアクティ ブな講義運営をしたい。 Ⅱ 研究活動 ○研究課題 ①運動・スポーツ・トレーニングにおける人工炭酸泉足浴の効果の検証 ②健康的なまちづくり ③教育効果を高める授業運営方法の探求 ○目標・計画 (目標)①運動・スポーツ・トレーニングにおける人工炭酸泉足浴の効果に関する論文の執筆 ②健康的なまちづくりに関連する論文の執筆 ③教育効果を高めるためにアクティブラーニングの技法を取り入れる。 (計画)①現在持っているデータを文章化し、投稿できるようにする。また、共同研究者の協力を得 て、新たな実験を実施し、データを収集する。 ②昨年度、近隣地域での実践的活動を行ってきた。今年度は、基礎的なデータを収集し、論 文にまとめたい。また、更なる地域との連携を目指し、行政などとも連絡を密にし、情報を 収集する。 ③教育効果を高めるためにアクティブラーニングの技法を取り入れ、その効果がどれほどの ものかを検証する。 ○過去の研究業績(特許等を含む) (著書)なし (学術論文) T. Kato, T. Matsumoto, A. Tsukanaka, M. Nakano, R. Ito, M. Amano, M. Cole, and SM. Yamashiro, Effect of hypercapnic severity on plasma ammonia accumulation and respiratory exchange ratio during incremental exercise, International Journal of Sports and Exercise Medicine 2015 澤田 節子・肥田 幸子・尚 爾華・中野匡隆『地域在住高齢者の健康維持活動支援に関する調査』東邦学 誌 44(2), 117-139、2015.12 山下直之、伊藤僚、中野匡隆、松本孝朗『高校生アマチュアボクシング選手のウェイトコントロールの 状況分析』スポーツ健康科学研究 36:11~19、2014 水野貴正、中野匡隆、松本孝朗、梅村義久『人工炭酸泉への入浴時間の違いが関節可動域に与える影響』 日本生気象学会雑誌 49(4):pp.149-155、 2012 中野匡隆『人工炭酸泉浴へ期待される効果-入浴施設利用者へのアンケート調査より-』東邦学誌 41(1), 1 163-168、2012 加藤貴英、中野匡隆、伊藤僚、天野雅斗、松本孝朗『高炭酸ガス吸入が漸増負荷運動時の心循環系応答 に及ぼす影響』中京大学体育学論叢 52(2):pp.11-16、2011 中野匡隆、伊藤僚、天野雅斗、加藤貴英、坂口結子、山下直之、勝又信征、深谷高治、成田龍生、松岡 大介、松本孝朗『学生トライアスロン競技のエネルギー消費量と運動強度の推定』中京大学体育学論叢 52(2):pp.1-9、2011 水野貴正、中野匡隆、松本実、松本孝朗、梅村義久『人工炭酸泉浴が関節可動域と筋の弾性に与える影 響』日本生気象学会雑誌 48(1):pp.15-22、2011 伊藤僚、山下直之、中野匡隆、山本彩未、松本孝朗、北川薫『中性温環境下における降雨と風が歩行運 動中のヒトの体温反応及びエネルギー代謝に及ぼす影響』日本生気象学会雑誌、47(4):pp.149-156、2010 山下直之、伊藤僚、中野匡隆、松本孝朗『高強度間欠的運動能は体重の 2%の脱水では低下しない』日 本生気象学会雑誌 47(3):pp.22、 2010 後藤宏章、山下直之、天野雅斗、伊藤僚、中野匡隆、高橋繁浩、松本孝朗『中京大学水泳部の冬季練習 中の栄養摂取状況』中京大学体育学論叢 49(1):pp.33-37、2008 (学会発表) 「人工炭酸泉浴による皮膚血管拡張作用への水温の影響」第 65 回日本体力医学会(千葉)2010.9 「人工炭酸泉下腿浴が伸張性収縮運動後の Mb、 CK に及ぼす影響」 第 63 回日本体力医学会 (大分) 2008.9 その他に共同研究発表 14 本(国際学会 2 本含む) (特許)なし (その他)研究報告、研究ノート等 松本孝朗、中野匡隆、伊藤僚、天野雅斗、山下直之、勝又信征、道家三穂、大坪鷹人、松岡大介『市民 ランナーにおけるフルマラソンの運動強度とエネルギー消費量』中京大学体育研究所紀要 25:pp.17-21、 2011 中野匡隆、松本孝朗『運動後の 15℃冷水浴が血中乳酸濃度及び直腸温に与える影響』愛知大学体育学論 叢 17:pp. 31-35、 2010 松本孝朗、中野匡隆、伊藤僚、小粥隆司、天野雅斗、山下直之、西崎逸朗『体育学部大学生の電子体温 計による体温測定の精度および耳式体温計(鼓膜温)の実用的有用性の検討』中京大学体育研究所紀要、 24:pp.49-54、2010 松本孝朗、 中野匡隆、伊藤僚、小粥隆司、天野雅斗、後藤宏章、山下直之、西崎逸朗『炭酸泉の生理作用』中京大 学体育研究所紀要、23:pp.63-72、2009 中野匡隆、塚中敦子、小粥隆司、伊藤僚、天野雅斗、山下直之、後藤宏章、松本孝朗『スポーツコンデ ィショニングへの人工炭酸泉の応用 ~運動後の血中乳酸濃度回復への影響~』中京大学体育研究所紀 要、22:pp.63-72、2008 ○所属学会 日本体育学会、日本体力医学会、日本生気象学会、日本運動疫学会 ○自己評価 ②関しては達成することができたが①③に関しては達成することが出来なかった。2016 年度は計画を 見直して、成果を上げるようにしたい。 Ⅲ 大学運営 ○目標・計画 (目標)所属委員会へ積極的に発言する。 (計画)所属委員会の内容を十分に理解し、学部教授会での報告業務を行う。 ○目標・計画 (目標) 大学:委員会業務を真面目に遂行し、高大連携にも尽力する。 学部:学部に貢献するため、出来ることを真面目に取り組む。 (計画)大学:新しい委員会での仕事を早急に把握し、すこしでも貢献できるように尽力する。また高 2 大連携に関連し、高校新コースからの出張講義の要請に対して、少しでも大学のイメージアッ プに貢献できるよう努力したい。 学部:例年、高校への出張講義や OC での模擬授業の要請が多いため、積極的に引き受けると ともに、少しでも学部のイメージアップに貢献できるよう努力したい。 ○学内委員等 学生委員会、入試委員会 ○自己評価 学生委員会においては、特に課外活動に関しては課題解決に向かって積極的に働きかけた。高大連携 では、東邦高校コースは初年度としては、まずまずの滑り出しであったが、まだまだ要望に応えきれ ておらず、今後は持続可能な事業運営方法を考える必要があった。また他の高校に関しては積極的に 出張講義に行くことが出来た。そのなかで、複数回の講義機会をいただいた高校は積極的に要望を取 り入れていくことに取り組んだ。新入生の中には、出張講義のことを記憶に残してくれている学生が いたことから、概ねよくできたと評価する。しかし、今後はさらに力を入れて学生募集につながる努 力にしたい。 Ⅳ社会貢献 ○目標・計画 (目標)地域高齢者の健康づくりへの寄与 (計画)2014 年は大学近隣地域(平和が丘の高齢者)および行政(区役所、社会福祉協議会)との関 係構築し、月 1 回のペースでの健康教室を開催した。2015 年度も継続して、地域対象の健 康教室を月 1 回ペースで実施し、さらに行政との連携を密にし、どのような方法ならば効率 よく地域高齢者の健康づくりができるかを考える。また、2015 年度は積極的に、学生を関 わらせ、社会で健康に関する知識を実践する学びの場とする。 ○学会活動等 日本運動疫学会の運営補助 ○地域連携・社会貢献等 地域高齢者を対象とした運動教室など計 40 回以上 ○自己評価 計画に記した以上に実施することが出来き、名東区内においては、予定以上である計 40 回以上のイベン トを開催することが出来た。また、数回ではあるが名東区以外でも実施することが出来た。 Ⅴその他の特記事項 特になし Ⅵ 総括 地域の高齢者を対象とした研究をしつつ、学生と一緒に地域貢献としても関わる企画・活動など がようやく軌道に乗り始めた。次年度はさらに発展させて、成果を出したい。 3
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