デジタルデザイン史 デジタルデザイン演習Ⅰ

デジタルデザイン史
デジタルデザイン演習Ⅰ
第3学年 前期 必修 講義 2単位
真壁 友
第3学年 前期 必修 演習 4単位
吉川賢一郎、◎真壁 友
授業の概要およびテーマ
20世紀半ばに誕生し、各種の入出力インタラクションと情報通信機能を備えて今
日も発達途上であるデジタルメディアにおいて、目先の変化に惑わされずにデザ
イン制作活動を着実に展開できるような視点を獲得することを主眼とします。
普段接しているデジタルメディアの制作環境、利用環境の構成要素を歴史的な発
展過程の再体験を通じて理解し、効果的な視覚表現やサービスを実現するための
基本スキルを見いだします。
絵画や印刷メディアにおいても、素材の発見理解と技法の工夫改良により表現が
発展してきました。デジタルメディアは、デザインの素材であり、ツールであ
り、さらに情報の処理・伝達機能が一体となったものと考えられます。現在の
ツールを使って印刷物やWebコンテンツを制作し、携帯機器で情報を送受信する
作業だけではなかなか見えてこないデジタルメディアの本質的な姿を理解して、
デジタルデザインの現在はどのように位置づけられるのか、表現の可能性はどこ
にあるのか、これからのデジタルメディアはどのように進化していくのかを考え
ます。
達成目標
デジタルデザイン制作環境や利用環境の成り立ちを理解する。具体的には:
1.イ ラストレーション、画像加工、アニメーション作成などのデジタルグラ
フィックツールの基本的な機能を、デジタルメディアの構成要素の働きと結
びつけて説明できる。
2.動的あるいはインタラクティブなデジタル視覚形態がどのように実現される
のかが説明できる。
3.電子メールやWebページがどのように情報の伝達や表現を行っているかが説
明できる。
授業計画
(1)デジタルメディアの制作環境と表現の現在(概論)
(2)デジタルイラストレーション
(3)デジタル形態の抽象性
(4)デジタル平面構成
(5)描画プロセスの抽象化
(6)デジタル時空間構成
(7)デジタル描画生成と時間表現
(8)デジタル画素と形態
(9)デジタル画像と加工
(10)インタラクティブ視覚表現(マウス)
(11)デジタルペイント
(12)インタラクティブ視覚表現(キーボード)
(13)デジタルタイポグラフィ
(14)デジタル通信による情報伝達
(15)デジタルメディアの制作環境と表現の近未来(まとめ、小論文)
学生に対する成績評価基準
課題提出90% 小論文10%
講義の欠席状況により、最大で60%減点する。
テキスト
Web上のコースウェアやプログラミング環境を利用します。必要に応じて参考資
料を用意し配布します。
参考書・参考資料等
前田ジョン『Design By Numbers』ソフトバンクパブリシング, 2001
Philip B. Meggs 『A History of Graphic Design』John Wiley & Sons Inc, 1998
前田ジョン『[email protected]』デジタローグ, 2000
Pamela Pfiffner『The Adobe Story』 アスキー, 2003
James D. Foley 他『コンピュータグラフィックス 理論と実践』オーム社, 2001
これらは残念ながらどれも入手しにくくなっています。図書館を活用するなどし
て参照してください。
実習課題は
「Processingをはじめよう」Casey Reas, Ben Fry, 船田巧(訳)
「ジェネラティブ・アート Processingによる実践ガイド」マット・ピアソン, 久
保田晃弘(監訳)沖(訳)
「Nature of Code-Processingではじめる自然現象のシミュレーション」ダニエル・
シフマン,尼岡(監修)
「FORM+CODE-デザイン/アート/建築におけるかたちとコード」Casey Reas他,
久保田晃弘(監修)吉村(訳)
を参考にしてください。
用具
毎回の授業でノートパソコンを使います。ノートパソコン、電源アダプタ、LAN
ケーブルを持参してください。
履修希望者への要望・事前準備
毎回実習課題をこなしながら、体験を通じて学んでいきます。Web画面で課題に
取り組めますので、欠席した場合は必ず当日の課題を自習しておいてください。
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授業の概要およびテーマ
今までの演習でも作品作成にコンピュータを使って作業を行ってき
ました。今後もコンピュータを使ってデザインを行います。しか
し、コンピュータは道具であってアイデアを出す手助けはしてくれ
ません。この授業ではアイデアを考える事を重視して作品作成を進
めて行きます。その上でコンピュータを使った確実な作品の仕上げ
と各種メディアへの展開を行っていきます。インフォグラフィック
ス(情報デザイン)、Webデザイン、商品広告がこの3つがこの
演習の主要なテーマになります。商品広告ではヴィジュアルデザイ
ンコースと合同で演習を行い広告(ポスター)からWebへの展開
を学びます。
達成目標
数値データからヴィジュアルな表現へと展開が出来る。(インフォ
グラフィックス)
紙媒体からWebデザインへの展開が出来る。(インフォグラ
フィックスのWebへの展開)
商品広告のアイデアを考え、そのアイデアを展開してヴィジュアル
表現が出来る。
就職活動を前に、いままで自分が制作した作品を整理し、ファイル
にまとめる。
スケジュールを管理し課題作品提出締切までに作品を仕上げる事が
出来る。
授業計画
1 ガイダンス
2 インフォグラフィックス(1)
3 インフォグラフィックス(2)
4 インフォグラフィックス(3)
5 インフォグラフィックス プレゼンテーション
6 Webデザイン(1)
7 Webデザイン(2)
8 Webデザイン(3)
9 Webデザイン プレゼンテーション
10 商品広告 ヴィジュアルデザインコースと合同
11 商品広告 ヴィジュアルデザインコースと合同
12 商品広告 ヴィジュアルデザインコースと合同
13 商品広告 ヴィジュアルデザインコースと合同
14 商品広告 プレゼンテーション・講評
15 夏課題説明
学生に対する成績評価基準
課題の狙いを理解出来ているか。
課題を理解したアイデアを考えられるか。
考えたアイデアからヴィジュアル表現へと展開出来ているか。
丁寧な仕上げが出来ているか。
課題毎のプレゼンテーションは必須とします。
授業参加態度(40%)と作品(各課題とポートフォリオ作成)
(60%)により評価します。
なお、アイデアチェックや中間講評などの制作途中経過についても
作品の評価の参考にします。
テキスト
授業中に配付します。
参考書・参考資料等
授業の中で紹介します。
用具
ノートパソコン、Adobe CC
履修希望者への要望・事前準備
3年になりコース専門の演習に入ります。自分が進みたい分野を考
え技術を習得する事が大切になります。意識を持って授業に取り組
む事。毎回の授業でノートパソコンを使います。ノートパソコン、
電源アダプタ、LANケーブルを持参してください。