-1- オンタリオ政府は、携帯電話や MP3 プレーヤー 等電子機器の使用で

14 年 2 月 25 日 CP24ニュース
係ないパソコンや DVD プレーヤーを使用し、画面を見
ながら運転することは禁止されている。
(訳者註:本記事は、2 月 24 日、CP24のウェッブサイト
に掲載された記事の和訳である。)
JSS 和訳
オンタリオ政府は、携帯電話や MP3 プレーヤー
等電子機器の使用で注意が散漫な運転をした
場合の罰金を増額する。
課徴金を含む、注意散漫運転の罰金は現行 155 ドルで
あるが、3 月 18 日から 280 ドルに増額される。
召喚状を受けた運転者や裁判所に異議の申し立てをし
た運転者は、500 ドル以下の罰金を科せられることもあ
る。
2009 年 10 月に、手持ちの電子機器使用禁止が発効し
て以降で、これが初めての罰金の引き上げとなった。
交通切符減点および機器の没収は(訳者註:従来通り)
行われない。
昨秋、オンタリオ州運輸大臣 Glen Murray は、罰則とし
ての減点を、罰金のみでは注意散漫運転を防止するこ
とにはならないので支持していると CTV ニュースに語っ
た。
トロント警察 Clint Stibbe 巡査は交通部の係官だが、注
意散漫運転の犠牲者でもある。
巡査の車に、注意散漫運転をしていた車が衝突し、彼
は警察が交通ルール不遵守と考えていると語っている。
巡査は状況を、数十年前シートベルトが法律で義務化
された当時、多くの人が減点が行われるまでは法令に
従わなかった事になぞらえた。同じようなことが注意散
漫運転でも起こり得るであろうと Stibbe は語っている。
Stibbe はここ 2 年間にトロントで起きた死亡事故のうち3
件は、運転中の携帯電話使用が直接の原因であると警
察は見ていると、CP24の Cam Woolley 記者に語った。
州は、運転中に携帯電話を使用する運転者が交通事
故を起こす割合は、運転に集中している運転者の 4 倍
に増すと言っている。
運転中に携帯電話や他の電子機器を手で持って使用
する事は違法だが、9-1-1 に緊急連絡する場合と、交
通ルールに従って車を駐車をした場合は許可されてい
る。ブルートゥース機器を用いる等のハンドフリーディバ
イスは法で認められている。
また、運転者が手入力で GPS をセットしたり、運転と関
JSS 説明
今回は、数週前のニュースであるが、携帯電話等の運
転中の使用違反(注意散漫運転)に関わる罰金の増額
を取り上げた。
オンタリオ州は、運転中の手持ちの携帯電話やその他
電子機器の使用(注意散漫運転)を違法とし、2009 年
10 月 26 日より法令が施行された。運転中に携帯電話
や他の電子機器を手で持って話すこと、テキストや E メ
ールをタイプすること、電話をかけるためにダイヤルをす
ることといったこれらの行為は、道路における交通の危
険を生じさせなくても罰則の対象であり、違法とみなされ
る。またそれだけではなく運転作業と関係のない電子機
器のスクリーンを見ることも禁止されている。
今回罰金として 2009 年から科せられていた金額が引き
上げられ、125 ドル増しの 280 ドルとなった。課徴金は
Victim’s Justice Fund と呼ばれる司法長官が運営する
特別な基金に寄付されることとなる。
赤信号で待っている間に手持ちの電子機器を使用する
ことも禁止である。緊急連絡の場合警察、消防等に通報
するとき、及び法令にしたがって車を道路の横に寄せて
停車した上での、電子機器の使用は認められている。
一方日本でも運転中の携帯電話や他の電子機器の使
用は禁止されているが、自動車だけではなく自転車の
運転中も罰金が科せられる。ここからも推測できる通り事
故の起因が携帯電話であり、どれだけ電話をしながら自
転車に乗ったり自動車を運転することの危険性が高い
かが伺える。
どこの国で車を運転しようとも一番守らなくてはいけない
ことは安全運転である。車を運転中は、運転に集中する
ことが誰かと連絡を取り合うことよりももっと大切であり、
一人一人が認識するべきことである。またそれを認識す
ることで死亡事故や衝突事故の数を減らすことができる
のであるなら、それほど難しい取り組みではないと思わ
れる。
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