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第2学年「大きくなったわたしたち」活動案

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第2学年「大きくなったわたしたち」活動案
1.単元の目標
○自分の誕生や成長を調べることを通して、自分一人のものではない「いのち」の大切さに気づき、今
生きていることの喜びを味わう。
○自分のよさに気づくとともに、ともだちのよさにも目を向け、自分やまわりの人を大切にしようとす
る。
○言葉だけでなく、心を通じ合わせることで相手や自分の分身「もう一人の私」(人形)の気持ちが分
かることに気づく。
2.本単元について
(1)設定の理由
1年生で小動物「モルモット」とふれ合う活動を通して、言葉は通じないけれど毎日お世話をして
いく中で、いのちのあたたかさ不思議さを感じることができた。1年間お世話をする中で、モルモッ
トの死も経験し、たった1つの大切ないのちをもついきものであることも知った。
2年生になった子どもは、学校にも慣れ友だちとの関わりも広がっている。まだまだ自己中心的で
あることからトラブルになることもある。自分の気持ちをうまく言葉で伝えられずにケンカをしたり、
相手の気持ちを想像できずに傷つけてしまったりすることもある。そのような日々の生活の中で、人
との関わり方を学んでいる。好奇心が旺盛で野菜栽培や小動物等の飼育活動を熱心に行い、いのちの
存在を意識している。
そこで、2年生では、自分に目を向け、自分自身のいのちを意識する学習を設定する。子どもが赤
ちゃんだったころや今の自分を調べる活動を通して、誕生と成長の過程でどれだけいろいろな人に大
切にされ、愛され、支えられて育ったかを実感させたい。同時に、まわりの友だちも自分と同じよう
にかけがえのない「いのち」をもらった大切な一人であることを感じ取らせたい。
身近な人との関わり合いの中で自分の誕生・成長のことを知り、自分一人のものではない「いのち」
という気づきから「いのち」の大切さを感じる心が育つと考える。自分の良さに気づき、自己肯定感
を高め、これからの自分の役割を考えていく3年生からのいのちの学習につなげていきたい。
(2)授業作りの視点と具体的な手だて
①諸感覚をはたらかせた豊かな体験の中で、いのちのあたたかさや不思議さに気付く。
・等身大の自分の分身「もう一人の私」を作り、大きくなった自分を実感するとともに、自分への
愛着を持てるようにし、小さかった自分探しに関心が持てるようにする。
・赤ちゃん人形を抱いて、赤ちゃんだった頃のことを感じ、成長したことを喜べるようにする。
・保護者等に協力してもらい、妊娠中のお母さんからおなかに赤ちゃんがいるときの話をきいて、
生まれてくる前から大切にしてもらっていたことを知る。また、周りの人の気持ちも聞かせても
らう。
・おなかに赤ちゃんがいるお母さん体験をして、お母さんの気持ちやそれを支える周りの人の気持
ちを知る。
・赤ちゃんを抱っこさせてもらい、柔らかさ・あたたかさ・においなど、赤ちゃんのかわいさを体
感し「いのち」を感じる。
②自分がまわりの人に支えられていることに気付きその人たちへの感謝の気持ちをもつ。
・家族やお世話になった人へのインタビューをして、自分が小さかった頃のことを調べ、周りの人
たちとの関わりの中で生活し、自分がたくさんの人に支えられて成長したことに気づく。また、
自分がお母さんのおなかの中にいたときから、とても大切にされてきた存在であったことに気づ
く。
・家族からのメッセージを受け取ることで家族の自分への思いを知り、感じたことや感謝の気持ち
を手紙に書いて表す。
・
「誕生日おめでとうカード」を学級全員が書き、大切な自分、大切な友だちの意識を持つ。
③自分や友だちの良さに気付き、これからの生活を楽しくしようとする気持ちを持つ。
・2年生になった自分自身を見つめ、自分のすてきなところを見つけたり、友だちのすてきなとこ
ろを見つけたりして、お互いのすてきなところを認め合う場を設定する。
・家族からのメッセージや友だちとの認め合いの場から、一人一人すてきなところがあることに気
づき、そのよさを生かしてこれからの生活を楽しく意欲的に送ろうとする気持ちをもたせる。
④学習に不可欠なコミュニケーション能力を高める。
<低学年のコミュニケーションの目標>
~自分の思いを身近な人につたえようとする子~
・話し方、聞き方の基礎基本(あ、い、う、え、お)を日常の授業の中で確認できるようにする。
・授業の中で、1対1の対話をする時間を多く取り入れ自分の思いを言葉にして伝える活動に慣れ
る。
・自分の考えを話したり、友だちの考えを聞いたりして、気持ちを通じ合わせて共有できるように
する。
・自分の気持ちを言葉にできずに困っている場面では、話をゆっくりと聞き出し気持ちの説明をし
てあげるようにする。
・朝の会や帰りの会で、グループエンカウンターのショートエクササイズを実施して、伝える楽し
さ、友だちへの興味が高められるようにする。
3.子どもの実態
読書の好きな児童が多い。自分の興味のあることを図鑑や辞典でしらべたり、まとめたりすることも
好きである。熱中すると、とことん追求しようとする姿勢がみられる。
学級の係活動では、友達とアイデアを出し合い、みんなを楽しませるためのゲームや劇を考えることが
好きである。
音読が得意で全員がすらすら読むことができる。登場人物の気持ちになりきって、感情を込めて読むこ
ともできる。一方で、自分の気持ちを言葉にしたり、話したりすることに抵抗感を持つ子も多く、
「なん
て言えばいいのですか。
」とはじめから模範解答を求めることが多い。正しい答えを言いたい気持ちが強
く、自分の言葉で話すことが苦手なように見受けられる。また、同様に行動を起こす前にも何度も確認
をしたり質問をしたりして、納得してからでないとできない子が多い。
友達関係は良好で、誰とでも遊ぶことができる。遊ぶときには、ルールを守り楽しく遊ぶことができ
る。また、友達同士で得意なことを認め合う気持ちもある。
生まれたときやちいさいころの話をよく話して聞かせている保護者も多く、自分が大切にされてきた
存在だということを実感している児童が多い。大切にされたのは、友達も同じだということを本単元で
実感してほしい。
※MIの視点から
担任の観察によれば、博物学、言語・語学の知性が高いように思う。ことばによる説明を的確に理解
する。また、物語、説明文の読解力もある。本を読んで新しい知識を得ることが好きな児童が多い。
体を動かすことが好きで、運動会のリズムダンスもすぐに振り付けを覚えてしまう。身体・運動の知
性は高いと思うが、自由に体で表現するようなことには消極的に見える。
グループでの話し合い活動では、中心になる子はいつも決まっていて、特定の子の決めたことに従っ
ている傾向にある。いろいろな人の意見を聞いたり、自分の意見を話せるような対人の知性を高めてい
きたい。
4.指導・評価計画
(28時間扱い)
単
学 習 活 動
元
★コミュニケーション力育成の場面
・ 支 援
☆ 評 価
一
大きくなったわたしたち1(9時間)
次
○おなかの中にいたわたしたち(3)
・人はお母さんのおなかの中で育ち、赤ちゃん
として生まれてくることを知る。
・おなかの中の赤ちゃんが成長し生まれてくる
までのことを知る。
・実際の卵子の大きさ、胎児の大きさが実感
できるようにする。
・おなかの中の赤ちゃんの様子を絵を使った
表でしめす。
☆生まれてくるまでの実際の重さや大きさが
・わかったこと、感想をつたえあう。★
○じぶんのいのちについて考える(3)(本時)
・自分がおなかにいたころの、お母さんの気持
ちや体のことを聞き、その時の家族の様子も
聞く。
分かり、成長のようすをつかむ。
・自分がお母さんのおなかの中にいた頃のこ
とを調べようとする意欲をもつようにす
る。
・
『おへそのあな』の本を読み聞かせて、家族
・お母さんのおなかの中にいた頃の自分と家族
の気持ちを考えるきっかけにする。
についてつたえあう。★
☆自分がおなかの中にいるときから大切に育
ってきたことに気づく。
○おなかの中の心音を聞いたり胎動を感じたりし
て、いのちを体感する。
(3)
・おなかの中にもどってみよう。
・おなかの中の心音を聞き、胎動を感じ、
お母さんの話を聞く。
・ビックマザーを使う。
・妊婦体験をして、お母さんの気持ちを考え
るようにする。
☆じぶんがまわりの人に大切にされてきたこ
・わかったこと、感想をつたえあう。★
とが分かる。
二
次
大きくなったわたしたち2(7時間)
○赤ちゃんがうまれるよ(2)
・順調に育ち、生まれてくるのではなく、様々
・助産師さんの話を聞く。
な危機を乗り越えてきたことに気付くよう
・家族から子どもが生まれたときの様子や、子
にする。
どもへの思いや気持ちを聞く。
☆自分が生まれた日のことについて家族から
生まれてくるまで大変だったこと。
聞き、そのときの家族の気持ちを知ること
生まれてうれしかったこと。
ができたか。
生まれてくるのに心配したこと。
☆家族から聞いたことを絵や文章にまとめる
ことができたか。
・自分が受け継いだいのちについて考える。
・自分が生まれた日のことを、家族から聞き絵
や文章でまとめる。友だちと共有する。★
三
大きくなったわたしたち3(12時間)
次
○もう一人のわたし(4)
・2年生の自分を見つめ、良さを見つける。
・自分の分身に愛着が持てるように自分の肌
の色を塗ったり自分の服を着せたりする。
・自分と同じ形、同じ大きさの分身を紙でつくる。
・分身と対話する。
・自分のすてきなところをみつける。★
○自分を見つめ、自分の成長をみつける。
(8)
・今できるようになったことをまとめる。
・成長するまでにお世話になった人を調べる。
☆今の自分のすてきなところをかんがえられ
たか。
・自分の成長にはたくさんの人がかかわった
ことに気付かせる。
・自分の役割を考えるようにする。
・家族のためにできることを見つけて、チャレン
ジする。
○すてきなところを見つけあう。
・自分の価値やよさに気付かせる。
・友だちのすてきなところをみつける。
☆自分の良さをたくさん見つけられたか。
・家族から子どもへあてたてがみをもらう。
☆家族へ感謝の気持ちをもつことができた
・家族へ伝えたい思いを手紙にする。
か。
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