健常肢の随意運動による対側電気刺激アシスト運動療法

提供者名:久留米大学
タ イ ト ル
福岡県開放特許
2015-026
健常肢の随意運動による対側電気刺激アシスト運動療法
技 術 分 野
□電 機 ・電 子
□情 報 ・通 信
□有 機 材 料
□金 属 材 料
□食 品・バイオ
□土 木 ・建 築
□農 林 ・畜 水 産
□そ の 他(
□機
□化
□無
□輸
□生
□繊
■医
)
械・加
学・薬
機 材
送
活・文
維・紙
療・介
工
品
料
化
利用分野・適用製品
・脳卒中後遺症、骨折、捻挫、など運動
器疾患、靭帯再建、神経再建後のリハ
ビリテーション。
・しびれ、疼痛などの感覚障害の治療。
・スポーツトレーニングにも適用可能。
情 報 メ モ
詳 細 資 料:■有 □無
サ ン プ ル:□有 ■無
見
学:□可 ■不可
そ の 他:
護
従 来 技 術 の課 題 ・問 題 点
機器より発せられる電気刺激は、本人の意思に関係なく、受動的であり、また刺激された筋収縮は、随
意的筋収縮 パターンと異なる。さらに深部筋(遅筋)は収縮しにくく、また、損傷部位への電気刺激 による
不快感が伴うため、リハビリテーション効果が低い。
本 発 明 の 効 果 ・ 特 長
本発明は左右対照的な動きを利用して電気刺激を行う運動イメージ治療である。これにより、電気刺激
による効果と運動による効果の両方が同時に得られ、自分の意思で、能動的な電気刺激が可能となる。ま
た、刺激部位や感知センサーを増やせば、手を伸ばして物を握るなど複合的な動作にも応用できる。さら
に、触ると痛みが強くリハビリができない場合にも、電気刺激を用いて痛みを軽減させたリハビリが期待でき
る。また、本装置では健常側の運動と連動した電気刺激のため、障害側の意識をそらした運動が可能とな
る。このことから早期からリハビリが可能となり、患者には従来法よりもリハビリ期間が短縮し、良好な治療成
績が得られるという大きなメリットがある。
技術概要(構造・動作等)
本発明は、患者本人の障害部位と対称な関係にある、健常な部位の運動状況を検知し、当該検知信
号に基づいて障害部位の電気刺激を行うことで、脳内の運動イメージと実際の運動動作とを統合させた
訓練を行うことで相乗効果による飛躍的な機能改善を実現できる電気刺激装置である。電気刺激の利用
目的と同じく機能再建、鎮痛など幅広く利用できる。
図 ・ 特 記 事 項 ・ そ の 他
本発明による電気刺激装置を用いた治療の概略図(左)と 実験 器
低周波電気刺激装置
障害側
健常側
関節セ
ンサー
運動
方向
健常側の関節に対称
的な障害側関節を動
かす筋肉に付けて、
障害側の筋肉を電気
刺激する。
関節センサー(ワイヤー式リニアエンコーダ)
肘関節屈曲
左右同じ動きをする。
(障害側の動きは不十分であるが、繰り返し訓練する。)
主 た る 提 供 特 許
公 開 番 号:WO2014/136852
出 願 日:平成 26 年 3 月 5 日(2014 年)
発 明 の 名 称:電気刺激装置
出 願 人:久留米大学
関
連
特
許
番
号