市民は、失業や病気などのもしもの場合に最低限の生活が補償されており

平成 25 年度
施策評価表シート1
施策評価表シート1
総合 分野 2 第 2章 地域で安心して生活できる社会の実現
計画
体系 施策№ 10 施 策 名 生活困窮者の自立支援
施策統括課
保 護 課
(施策統括責任者)
豊田 英二
課 長 名
関 係 課 名
目指す
目指す成果(平成26年の状態)
市民は、失業や病気などのもしもの場合に最低限の生活が補償されており、できるだけ早く自立した生活
を送れるようになっている。
1.施策の
施策の対象と
対象と対象指標
対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
生活保護法により生活保護を適用している世帯
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績) 24年度(実績) 25年度(目標) 26年度(目標)
1,487
1,657
1,873
2,040
2,200
2,156
2,200
A 生活保護を適用している世帯 世帯
対象指標
B
C
2.施策の
施策の意図と
意図と成果指標
意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
成果指標
被保護者を、他の社会生活保障制度や自己能力の活用等により、生活保護法による保護
から脱却して自立させること。
単位 20年度(実績) 21年度(実績) 22年度(実績) 23年度(実績)
A 自立支援対象者の中で自
%
立した人の割合
B 自立支援対象者の中で自
人
立した人の数
68
62
63
45
25
16
12
55
24年度
(上段:目標)
(下段:実績)
25年度(目標) 26年度(目標)
50
33
60
67
45
50
70
80
C
D
E
できるだけ早く自立した生活ができるように重点的に就労支援・指導等を行った被保護者のうち、自立した人の割合と
人数を成果指標とした。
成果指標の測定 A:自立した人の数/自立支援対象者数
企画(実際にどの B:自立支援対象者の中で自立した人の数
ように実績値を把
握するか)
※自立支援対象者 : 被保護者への自立支援には、経済的自立、日常的自立・社会生活自立支援があるが、そのうち経済的自立支援とし
ての就労(就職・収入増)援助が必要な被保護者で、福祉事務所が重点的に支援する人。
※自立した人 : 就労支援により就労を開始した結果、就労収入が増加し生活保護を要しなくなった人。
中高年の雇用状況は厳しく、また20代・30代についても、新たな就労先を探すことは難しい雇用情勢ではあるが、自
立に向けた求職活動を支援するため、保護課の就労支援相談員と福祉・就労支援室との連携を図ることで自立助長
目標設定の考え方 を推進する。
(平成26年度) A:自立支援対象者の増員を図ったことから、自立した者の割合は幾分低めの設定となるが、自立者数は増加見込
みの設定である。
B:自立支援対象者を160人程度と設定して、そのうち半数以上を自立させる目標設定とした。
単位:
単位:千円
3.施策のコスト
施策のコスト のコスト 項目
事業費(事務事業の事業費合計)
人件費
合計
20年度
3,641,599
200,139
3,841,738
21年度
4,007,038
187,542
4,194,580
22年度
4,385,345
194,582
4,579,927
23年度
4,791,613
212,057
5,003,670
24年度
5,122,157
223,298
5,345,455
施策評価表シート2
施策評価表シート2
4.施策の
施策の特性・
特性・状況変化・
状況変化・住民意見等
①この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと、地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・市民及び民生委員等の協力を得て、生活保護による支援が必要と思われる人の情報を的確に把握する。
・単身世帯が増えており、社会的に孤立しがちな被保護者に対して、地域での見守りなどの協力および支援を仰ぐ。
イ)行政の役割(市がやるべきこと、都道府県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・ケースワーカーの専門性の向上や相談体制の充実等により、自立支援体制を充実する。
(対応:研修会の実施・社会福祉士の資格を有する職員の配置)
・生活保護世帯が、できるだけ早く自立できるように支援する。
・世帯の状況に応じ、適正扶助に努める。
②施策を取り巻く状況(対象者や根拠法令等)は今後どのように変化するか?
・高齢者のみ世帯、または高齢者単身世帯が増え、それらの世帯への経済的な援助も少なくなり、生活保護となる世帯が今後も増加すると思われ
る。
・傷病者のいる被保護世帯が微増しており、今後もこの傾向は続きそうである。(うつ病等の被保護者も増加している。)
・生活保護法の一部見直しや生活困窮者自立支援法の成立が見込まれ、平成25年度からモデル事業実施を予定している。
③この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)、議会からどんな意見や要望が寄せられているか?また、その意見・要望にどう対応するのか?
・稼動年齢で就労能力のある者に対する、積極的な就労支援を行う。
(対応:求職活動を行うように指導し、求職活動報告書を提出させる。また、就労支援相談員を活用し、求職活動を支援する。)
・扶養能力のある扶養義務者に対して、積極的な支援要請を行う。
(対応:扶養義務者の資産、収入調査を徹底し、扶養能力のある者に対して強力に支援要請を行う。)
5.施策の
施策の前年度成果結果の
前年度成果結果の振返り
振返り
評
価
評
価
理
由
達成度(単年度目標 (H24実績/H24目標))
妥当性(構成事業見直し)
必要性(市民・社会ニーズ)
●
市(役所)の裁量余地の大小
●
達成している
現行の体系でよい
増加している
●
●
どちらかとい
えば大きい
かなり大きい
概ね達成
一部見直しが必要
横ばい
どちらかといえ
ば小さい
達成していない
大幅な見直しが必要
減少している
かなり小さい
余地なし
○達成度:重点的に自立支援を行う対象者を拡大し、就労支援相談員との連携を図ることで、生活保護からの自立者が目標の60名に対して、67名の実績となった。
○妥当性:構成事業の中で、生活保護適正実施推進事業を充実させることにより、社会から孤立しがちな被保護者に対して社会的なつながりを作り、社会的な自立を支
援する。
○必要性:雇用情勢は未だ厳しく、被保護世帯も、H22年度 1,973世帯、H23年度 2,091世帯、H24年度 2,188世帯へと増加が続いている。このような状況に
おいて、生活保護による生活保障と自立助長を図るための支援は、ますます重要になっている。
○裁量余地:生活保護法に基づき、要保護者の生活状況等を把握し、援助方針を策定した上で自立を助長するための指導を行うこととされており、成果向上には市の関
与が大きく影響する。
6.施策の
施策の現状の
現状の課題認識
伴
受給
難
シ ム
引
④ 期間
受
①高齢化に う生活保護
者の増加傾向が見られることから、生活状況の把握を強化する必要がある。
②傷病などによる 業で生活保護を
している、5
の世 において、就労 がなかなか見つからないことから、自立に向けた支援が困
なため、就労支援 ステ の活用が必要である。
③うつ病等で きこもる人等、社会的な自立支援を要する者が見 けられ、これらの者に対する支援が求められている。
長
生活保護を けている世帯では、生活保護への
が見られ、就労への意 が われてきている。
失
受給
.
0歳代以下
依存
7.施策の
施策の課題解決のため
課題解決のため今後
のため今後の
今後の取り組み
受
代
先
欲 失
期未
受講 他 他
質 図っ
欲 喚起や若年者への就労支援など、積極的な就労
他 律又は他の制度による保障)の知識を修得でき
4月1日現在 社会福祉主事:ケースワーカー18人
①就労支援相談員を活用し、福祉・就労支援コーナーと連携して、長
就労者への就労意 の
支援に取り んでいく。
②自立助長のために、困 ケースにも的確に対応できるような研修の
や、 法 施策( の法
るように定 的に研修会を実施する等によ てケースワーカーの資 向上を
ていく。
③社会福祉士、社会福祉 事の資格を有した職員を配置し、実施体制を強化する。(平成25年
25人、査 指導員 人
人)(社会福祉士:ケースワーカー 人)
/
組
例
察
難
主
4 /4
っ
3
施策評価表シート3
施策評価表シート3
8.構成事務事業の
構成事務事業の成果優先度(
成果優先度(施策成果に
施策成果に対する事務事業
する事務事業の
事務事業の成果)
成果)
施 大
策
目
的
に
対
す 中
る
目
的
直
結
度
小
生活保護適正実施推進事業(自立助長事務)
相談体制の充実
最低生活保障事務(経済給付)
住宅手当緊急特別措置事業
浮浪者外措置費
生活保護制度円滑実施支援事業
大
中
事務事業の成果向上余地
小
9.構成事務事業の
構成事務事業の次年度の
次年度の方向性
向上
相談体制の充実
事
務
事
業 維持
の
成
果
生活保護適正実施推進事業(自立助長事務)
生活保護制度円滑実施支援事業
浮浪者外措置費
住宅手当緊急特別措置事業
最低生活保障事務(経済給付)
減少
減少
維持
事 務 事 業 の コ ス ト
増加
●次年度方向性の考え方
①訪問調査活動等を徹底することにより、生活保護の適正な運用に努める。
②ケースワーカーと就労支援相談員が協力し、福祉・就労支援室と連携して就労に結びつけるとともに、就労意欲に欠ける者に対しても意欲喚起を
図る。
③被保護者の貧困の連鎖を断ち切るため、引きこもりを行うなどの若年者に対し、基本的な生活習慣を身に付けさせるとともに、社会的自立にむけ
た支援を行う。