第18号 (1月26日発行)

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北海道羅臼高等学校
生徒指導部通信 ~
第18号
平成 23 年 1 月 26 日(水)
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挨拶運動始まりました。
今週の月曜日から生徒会執行部と生活委員による挨拶運動が始まりました。
「挨拶」に代表
される「礼法」や「マナー」
、
「モラル」については度々この尾白鷲にも取り上げてきました。
皆さんの礼法やマナー、モラルについての意識はどのように変化したでしょう。やはり、年
齢を重ねるにつれ、それらに対する意識は高まってほしいものです。また、皆さんに求めら
れるレベルも年を重ねるにつれ、高くなっていきます。
羅臼高校の現状はどうでしょうか。多くの人が自分から誰にでも元気に挨拶しています。
ただ、全校生徒がいつでも自分からその場に相応しい挨拶ができているとは残念ながら言え
ません。理由は色々あるかもしれませんが、高校を卒業するまでには自分から誰にでもその
場に相応しい挨拶ができるようになってください。
執行部と生活委員の皆さん。今取り組んでいる運動は羅臼高校のために重要であることは
もちろんいつか必ず自分の力になります。少し恥ずかしいかもしれませんが、全校生徒の見
本となるように元気にさわやかな挨拶を心がけてください。これをきっかけに羅臼高校の生
徒全員が誰に対しても元気に挨拶できるようになることを心から期待しています。
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気になる入退室
お目当ての先生を探しに職員室に来ました。いるかどうかわかりません。ただ、職員室に
はあまり入りたくありません。だから・・・・。
ノックはしました。
「失礼します。」も言いました。ただ、ドアを少しだけ開けて首だけニ
ュと出して、
「○○先生いますか?」と聞きました。目のあった先生に「ちゃんと入っておい
で」と注意されました。
お目当ての先生がいました。
「先生、ちょっと来て」、
「先生、ねえ、ちょっと」と廊下に来
てもらいました。するとその先生が「ちゃんと入って用件を話してね。」と言いました。
最近特に目にする光景です。皆さんはこれを読んでどう感じましたか?違和感ありません
か?別に私たちを敬えとか言いたいのではありません。用事があるならばちゃんと入室して
用件を話すのは当たり前(常識)です。誰にも聞かれたくない用件であれば先生はすぐに場
所を変えるはずです。
少しずつでもよいです。社会にでるために常識的な所作(立ち居振る舞い)を学んで身に
つけていってください。
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有名店員「○△が彼女と・・・」ツイート
謝罪頻発
「この前、うちの店に有名人が彼女と来たんだよ」。友人や家族との間なら許される会話で
も、ネット上でつぶやくと――――。
簡易ブログ「ツイッター」で、有名ホテルやレストランの従業員が、客として訪れた著名
人の行動を暴露し、店側が謝罪する騒ぎが相次いでいる。一方で、つぶやいた従業員の顔写
真や名前などもネット上に流出するケースも。個人が気軽にその場で情報発信できるネット
時代、情報管理の在り方が問われそうだ。
今月11日夜。サッカー元日本代表と人気モデルがホテルのレストランで会食してい
る・・・と、ツイッターに書き込まれた。つぶやきはあっという間に広がった。数時間後に
はインターネット掲示板にスレッドが立ち、場所が東京目黒区の一流ホテルであることや、
書き込んだのはホテルのアルバイトの女子大生だったことなども割り出された。翌日、ホテ
ルはウェブサイトに総支配人名の謝罪文を掲載した。
一方、中央区のレストランでも昨年12月、男性従業員がツイッターで経済評論家の勝間
和代さんの来店をつぶやき、
「大嫌いな有名人」などと中傷。レストランはサイトで謝罪し、
運営会社は系列店も含め従業員約500人に、客に関する書き込みを禁じたという。
トラブルが起きた2店はいずれもミシュランガイドで星を獲得したこともある有名店。ガ
イドブックにはスタッフの質の高さをたたえる記述も出ていた。業界のショックは大きい。
全国237軒のホテルが加盟する日本ホテル協会は「客の秘密を守るのはホテルに勤める者
の基本なのに」と驚き、近く加盟店に注意喚起する方針を決めた。都内の老舗ホテルも今回
改めて全従業員に客についての書き込みを禁じたが、
「うちも絶対大丈夫とはいえない」と打
ち明ける。
ツイッターに詳しい武田徹・恵泉女学園大教授(メディア論)は「ブログに比べ、ツイッ
ターは公私の差があいまい」と指摘する。つぶやきは通常、自分の書き込みをチェックして
いる人(フォロワー)に向けられているため、友人や家族に話す感覚に近くなる。実際には
自分のフォロワーの先にはさらにそのフォロワーがいて、大きな波及力があることが忘れら
れがちだ。ツイッターを使いやすくするスマートフォン用ソフトも出ており、見たことをそ
の場で書き込んでしまうことも、軽率なつぶやきを生みやすい。武田教授は「書き込んだ本
人が特定されれば損害賠償を求められる可能性もある」と注意する。
一方、自らもツイッター愛好者として知られる勝間さん。「ツイッターが悪いのではなく、
問題なのは個人のモラル」と指摘。
「ネットに悪口を書き込む人は現実でも同じことをしてい
る可能性が高い。『陰口はダメ』など当たり前のマナーを徹底せざるを得ない時代になった」
と話している。
(2011.1.25
読売新聞)
上記を読んで皆さんどう感じましたか?皆さんはあと数年で社会にでます。どのような組織
に属すかはわかりませんが、どの組織でも求められるモラルやマナーがあります。やってし
まってからでは遅いことが社会に出れば多くあります。そのために今から当たり前の想像力
を高めてください。
「○△すればこうなる」、
「○◇すれば誰かに迷惑がかかる」皆さんであれ
ばわかるはずです。