りんごとさつまいもの ケーキ - MEDNIC : 医療ネットワーク情報センター

- 栄養士が語る -
Recipe で
ち ょ っ と
い い 話
№84
りんごとさつまいもの
ケーキ
12月になりました。急に寒くなり体調管理が大変ですね。所々で胃腸炎な
ども流行っていると聞きます。胃や腸にとても良い果物りんご、是非たくさん食べてこの冬を乗り切ってほしい
と思います。
りんごの主成分は糖分。ビタミンが多いように思いますが、実は以外とビタミンは少なめ、ミネラルのカリウ
ムやペクチンやセルロースなどの食物繊維が豊富です。風邪の時など、すりおろしたりんごを食べたりします
が、ペクチンの粘膜保護作用とリンゴ酸の消炎効果を期待したもので消化や血行を良くします。
ペクチンは水溶性の食物繊維で女性の強い味方。食物繊維は水分を含むとゼリーのように固まり、消化吸
収されずに体外に排出されます。また、食物繊維は腸内の乳酸菌の増殖を促進するので腸の働きを正常にも
どしてくれます。
女性の大敵便秘に…現代人の慢性病便秘。苦しんでいる人も多いと思います。りんごは便秘に効果のある
食物繊維が豊富な食べ物ですが、食物繊維の中でも水に溶けやすい繊維と溶けにくい繊維があります。それ
ぞれ作用は違い、水に溶けやすい繊維は腸の中で水分を溜め込んで脂肪、糖質、たんぱく質を吸着して一度
に体内に吸収されるのを防いでくれます。また過剰なコレステロールの排出も促進してくれます。水に溶けにく
い繊維は、逆に保水性は低く、血圧を下げてくれたりします。
下痢の後に…下痢の後は、腸をいたわってあげなければいけません。下痢が止まった後は、半日か1日絶食
をするのが良い回復方法です。回復食として、消化が良いすりおろしりんごか果汁がお勧めです。ペクチンの粘
膜保護成分が多いので脱水症も防げて一石二鳥です。この時の大事なポイントは、りんごをすりおろす時は、陶
器やプラスチックのおろし器を使いましょう。金属のおろし器ではりんごの有効成分が変質してしまいます。
りんご
中2個
さつまいも
大1本
薄力粉
200g
砂糖
120g
卵
3個
ベーキングパウダー
小さじ 1
サラダ油又はオリーブオイル 100ml
シナモン
好みで
今回は、パウンドケーキ型
で焼きましたが、オーブン
の鉄板に広げ焼いた方が火
の通りも早く洗い物も楽?
Xmasパーティーの1品に
いかがですか?
材料分のカロリー 約 3200 ㎉
つくり方
① りんごとさつまいもを一口サイズに皮付きのまま切る。さつまいもは 15 分ぐらい水にさらして水気を切っておく。
② ボールに卵を入れかき混ぜ、砂糖・油をいれよく混ぜる。
③ ②に薄力粉・ベーキングパウダー・シナモンを入れてさっくりと混ぜる。
④ ③に①のりんごとさつまいもを入れる。
⑤ パウンドケーキ型の内側に油を塗り、クッキングシートを敷きその中に④の生地を流し込む。
⑥ 200 度に予熱したオーブンで 30 分焼く。
NPO 法人医療ネットワーク情報センター