犯罪捜査の記録に関する法律の制定を求める意見書 昨今、検察官、警察

犯罪捜査の記録に関する法律の制定を求める意見書
昨今、検察官、警察官による犯罪捜査に関する記録の管理に問題があり、それに起因する事例が多々
明らかになっている。
大阪地検特捜部の検察官による証拠改ざん隠ぺいをはじめ東京地検特捜部の検察官による虚偽の捜査
報告書を検察審議会に提出した問題や、警察官においても、証拠ねつ造(2012年大阪府警)
、虚偽
の調書作成(2013年大阪府警)
、供述調書のねつ造(2011年北海道警、岐阜県警)等々枚挙に
いとまがない。
このように、捜査機関による記録の作成や管理の問題は、全国的にその事例が及んでおり、単に一個
人の問題と言うに及ばず、組織的な問題によるものと言え、犯罪捜査の記録化の重要性が痛感されると
ころである。
よって、検察官及び司法警察職員に対して犯罪捜査の記録を義務づけるため、以下の点を柱とする犯
罪捜査の記録に関する法律の制定を求めるものである。
1 検察官、検察事務官及び司法警察職員は、犯罪の捜査において、その全過程について必ず「捜査に
関する記録」
(捜査の端緒、基本的捜査方針、資料収集に関するものなど)を作成しなければならな
いものとすること。
2 検察官及び司法警察職員は、作成された全ての捜査に関する記録の目録を作成しなければならない
ものとすること。
3 司法警察職員は、検察官への事件送致の際に、2の捜査に関する記録の目録を送付しなければなら
ないものとすること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成26年6月23日
内 閣 総 理 大 臣
総
務
大
臣
法
務
大
臣 あて
衆
議
院
議
長
参
議
院
議
長
座間市議会議長 沖 本 浩 二