緑のカーテンづくりには、つる性の植物が適しています。 (ゴーヤ、アサガオ、フウセンカズラ、ヘチマ、キュウリなど) 用意するもの 種・種まき用ポット(ヨーグルトの空き容器など) ・苗(初めての方は苗から始めると簡単です)・ 土・肥料・支柱・ネット(きゅうり用ネットが扱いやすい) ・プランター・鉢底石など 【1】種をまきます 初めての方は苗から育てるほうが簡単です。 ※それぞれの植物には種をまくのに適した時期があります。 例: 【ゴーヤ】3月下旬~5月上旬 【アサガオ】5~6月 【フウセンカズラ】4月~5月 ヨーグルトの空き容器や箱などの底に水の通る穴をあけ、土 をいれ、種を2~3粒まきましょう。種をまいたら、種がか くれるまで土をかぶせ、毎日水やりをしましょう。 ※種を一晩水につけて、水を吸って膨らんだ種は芽が出や すいです。 (ゴーヤの種は、突起部分をはさみなどでカットする と発芽しやすくなります。 ) 【2】苗を植えます 芽が出て、葉の数が4~5枚になったら、植え替えましょう。 苗と苗の間は、30cm ぐらいあけて植えるのがおすすめ です。 ※プランターで育てる場合は、プランターの底に鉢底石を しきましょう。 (水はけをよくし、根腐れを防ぎます) 【3】ネットを張り、つるをはわせます ネットは、ベランダや手すりなどに、しっかりと固定します。 固定する場所がないときは、支柱を立てて枠を作ります。 つるが上手に巻きついていないときは、ビニールひもなどで ネットに結びます。ある程度つるが伸びたら、先端を少しカ ットします。そうすることで脇芽が伸び、横に広がりやすく なります。 ※台風や強風などで外れないか、避難経路をふさいでいな いかを確認して設置しましょう。 【4】できあがり 夏になると、きれいな花が咲いたり、実を収穫できたりしま す。涼しくなってきたら、翌年に植えるために種をとります。 10 月頃に伸びたつるをネットから外し、たたんでネットを 片付けましょう。 ※種は、ビンや紙袋などにいれて、冷蔵庫や冷暗所などで 保管しましょう。 ※外したつるは、乾燥させてから細かくきざむと堆肥にで きます。 緑のカーテンの効果ってすごい! 冷房時間を毎日1時間減らすこと 【1】窓から入り込む日差しをさえぎる! 緑のカーテンは、部屋にさしこんでくる日差しを 大幅にさえぎり、室内の温度上昇を防ぎます。 ※緑のカーテンがある部屋とない部屋では、 最大で1℃の温度差になることもあります。 で、地球温暖化の原因となる二酸 化炭素(CO2)の排出量をひと夏 で約9kg 削減することができま す。電気代にすると、約 400 円 節約できます! (出展:財団法人省エネルギーセンター 【2】壁や地面の表面温度を抑える! 「家庭の省エネ辞典」) 建物の壁や周りの地面は日差しによって暖められます。 これらの温度上昇により、周りの温度もあがります。 緑のカーテンを設置すると、壁や地面の温度上昇が抑えられ、 暑さを和らげることができます。 地球にもお財布にも 優しいんだね ※緑のカーテンで日かげになっている壁と、 日かげになっていない壁では、最大で 5.5℃の温度差があります。 緑のカーテンがないと… 【3】蒸散作用で冷やす! 植物は、根から吸い上げた水分を葉から蒸散させます。 蒸散の際に、周りの熱が奪われるため、 室内に入ってくる空気の温度が低くなります。 緑のカーテンがあると… ゴーヤの苦味が気に なる時は薄切りにした あとで軽く塩をふり、 軽 くもん で か ら水 で さっと洗うといいよ! 【4】緑のカーテンで楽しもう! 実のなる植物を植えれば、収穫する楽しみが増えます。 また、きれいに咲いた花や葉っぱを使って、 押し花づくりや染めものづくりにも… ヘチマなら、たわしや化粧水も作れます。
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