№20 2014 年 3 月、 「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条~」 が発表されました。 あなたはよく眠れていますか?ご自身の睡眠について振り返ってみてはいかがでしょうか。 1。良い睡眠で、からだもこころも健康に。 睡眠には心身の疲労を回復する効果があります。量的な不足や質の悪化は、 健康状態や日常生活に影響を及ぼします。 眠りの質を低下させるもの 2。適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。 *タバコ 朝起きたら太陽の光を浴び、食事をとることで目覚めを促しましょう。 *アルコール 日中身体を動かすとよく眠れるようになります。 *就寝前の食事…遅くなる人は「分食」を 3。良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。 →夕方、おにぎりやパン等の「主食」をとり、 肥満の方は、眠っている間に呼吸がとまる睡眠時無呼吸症候群に注意。 帰宅してからは魚や肉の「主菜」や野菜・ 高血圧、糖尿病、脳卒中などさまざまな疾患の危険性を高めます。 きのこ等の「副菜」を軽く食べる方法。 ゆったりとした入浴やアロマ等 寝る前のリラックス方法も。 4。睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。 不眠症状はこころのSOSサインかもしれません。 5。年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。 睡眠時間には個人差があります。年齢とともに少し短くなるのは自然なことであり、 自分のちょうどよい時間をみつけましょう。 6。良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。 寝室の温度や明るさ、音、服装などもよく眠るためには大切です。 7。若い世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。 思春期~青年期のうちから、朝起きたら日の光を浴び、体内時計を整える習慣を。 8。勤労者世代は疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。 睡眠不足が日中の事故やミスにつながることも。休日の「寝だめ」よりも午後に短い休憩を。 9。熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。 寝る前のゲームや携帯電話等 の使用は入眠の妨げに。 長時間眠ろうと無理に寝床で過ごす必要はありません。熟睡感の向上のためにも日中は活発に動きましょう。 思い当たることはありませんか? 10。眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。 入眠時間は季節や活動量で変化します。起床時間は一定にすることが大切です。 激しいいびき 歯ぎしり 呼吸がとまる 手足のぴくつき・むずむず感 11。いつもと違う睡眠には、要注意。 睡眠中の心身の変化には専門的な治療を要する病気が隠れていることがあります。 12。眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。 日本睡眠学会のサイトで睡眠医療の認定医や認定医療機関が 紹介されています。 奈良市総合医療検査センター
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