写真・映像処理オペレーター H64901 ど んな職業か カラー写真を処理する会社(主にラボ、現像所)やカメラ店において、アナログカメラで撮影したカラーフィルムの 現像処理、プリント制作及びデジタルカメラで撮影した画像のプリント制作を行う。 ラボでは、フィルム受注窓口(カメラ店他)から集配した多量のネガフィルムを高速現像機で現像処理する。現像後 、このフィルム1コマ毎に最適色補正を行い、この色補正情報に基づき、高速自動プリンターでロール状カラー印画紙 に焼き付ける。印画紙を現像・検査し、合格品を出荷、配送する。最近では、デジタルカメラやインターネットによる 受注も急増し、デジタル画像の処理システムの対応も進むなど、デジタル関連の処理業務が拡大している。 サービスサイズのほか、大伸ばし写真、展覧会向け写真、婚礼写真、七五三、ポストカード、ディスプレイ用写真な ど幅広い写真需要、業務がある。 自家処理型カメラ店では、ミニラボと呼ばれる小型フィルム現像機、小型プリンターを設置し、小サイズ~大伸ばし プリント等のプリントを中心に業務を行っている。 就 くには 入職にあたって特に資格などは必要とされない。 カラーラボの機器はコンピュータで制御される機器であるため、 採用後は実習を含む研修を行ってから配属されることが多い。その 後、各工程でOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)による指 導を受け、一人で作業ができるようになるには約1年ほどかかる。 デジタルカメラなどの普及により、デジタル画像の処理を行うこ とが増えているので、コンピュータやパソコンの知識技術が重要に なってきている。 写真の色調や構図を調整し、写真を仕上げる仕事があるので、カ メラや写真に興味がある人が向いている。 労 働条件の特徴 職場としては、大規模カラーラボと、現像・プリント設備を持つカメラ店とがある。大規模カラーラボでは通常の写 真のほかに、写真付きポストカード(年賀用、結婚用、誕生用)、婚礼写真、広告写真など様々な写真を処理する。 以前は暗室での作業が多かったが、現在は機械化が進み、ほとんどが明室作業で、空調の効いた屋内での軽作業が主 体となっている。 季節により、写真の需要の繁閑差がある。行楽シーズンや成人式、年賀状作成時期などが繁忙期で、写真の注文が集 中するので残業が多くなる。 デジタルカメラやカメラ付き携帯などの普及によって、従来のフィルム写真に加えてデジタル映像の処理も行うよう になっており、今後も取扱い分野が拡大するものと考えられる。 参 考情報 関連団体 日本カラーラボ協会 http://www.jcfa-photo.jp/
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