52号 2007年12月25日発行

December 2007
Radix 52
News Letter
ラディックス ニュース レター
contents
注目!
来年に向けてGO !
1
第4回 Radixの会総会開催 !
3月22日(土)正午∼23日(日)15時まで
会場 : 東京家政大学(JR十条徒歩 6 分)
講堂・教室・芝生 計18 会場
来場者 2000 名前後
作る人、届ける人、食べる人が集う総会・
「食の文化祭」with エコデザイン
ワザ、ヒト、アンテナの3つのテーマで 食のセミナー
を中心に多彩な企画・演出を計画中 !
今からチケット・宿、押さえてください。
損はさせません。乞うご期待 !
詳細なご案内は2 月上旬を予定しています。
2
ホームページ開設、ブログ必見!
11月からホームページ開設
http://www.radix-jp.org/
ワザ、ヒト、アンテナの3つのテーマで 食のセミナー
を中心に多彩な企画・演出を計画中 !
特に農畜・食品・交流ブログは多彩な生きたきた情報を
随時更新中。無駄はさせません。見るが勝ち(価値)!
Radix
2
2008 年 総 会
の会場となる
東京家政大学
(東京板橋区)
特集 畜産部会
これからは地域の時代である!
……らでぃっしゅぼーや畜産の方向性を共有 !
4
16
自然に還る畜産
第36回Radixの会役員会報告
Report
5
6
12
14
レポート
関西・九州衛生講習会報告
ノロウイルスの季節到来!
交流部会活動報告 東北若者集会
多方面からの交流が実現
農産部会 小祝塾 in高知開催報告
根圏をマネージメントする
交流部会活動報告
出前研修/食☆探 / 茶話会 @青葉台
Antenna
8
色々あった2007年。2008 年もらでぃっしゅぼーや、
そして Radixの会をどうぞよろしくお願いします
ラディックス
アンテナ
交流部会活動報告
拡がる産学協同、地域貢献。
10
食品異物混入対策セミナー報告
11
13
イタリア食科学大学視察報告
彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
九州のムラへ行こう 定期購読を募集 !
Column
17
今月のコラム
里山・再生プロジェクトinつくば
Radicle NEWS
来てね、見てね!
そんなの関係ネェ∼、
ってことないでしょ !
18
全国274名の配送スタッフとの出会い
Information
20
ラディクル・ニュース
インフォメーション
事務局からのお知らせです
9月21日東京にて開催された久しぶりの畜産会議。
参加は全国の畜産関係会員26 名、らでぃっしゅぼー
や5 名、事務局2 名の計33 名。各地での飼料国産
化の取り組み報告と、らでぃっしゅぼーや畜産方針
を共有する、中身の濃い 4 時間だった。
特 集
畜産部会
Radixの会畜産部会2007畜産合同会議 in東京開催報告
これからは地域の時代である!
……らでぃっしゅぼーや畜産の方向性を共有 !
「 飼 料 価 格 が 倍 に も 跳 ね 上 が り、
「輸入飼料は高騰どころか5∼ 10
は、さがせば地域の中でいいものが
我々畜産農家としても苦しいとこ
年先には買えなくなる。そんな根本
見つかると話す。畜産は飼料で海外
ろ。消費者ニーズから考えると、国
的な不安がよぎる今、未利用資源を
と結ばれていたが、これからは地域
内で、できるだけコストをかけない
うまく使えば、肉牛の肥育経営に永
の時代なのだ。
エサの確保が重要になってきます。
続性が生まれるんじゃないかと思っ
「地元の食品やさんも自分たちの残
今日の会議ではしっかりとヒントを
ています」とまとめてくれた。
渣が有効に使えるという考えは、け
っこう楽しいみたいですよ」「大学
持ち帰っていただきたい」
会議は生産者理事副会長の岸晃弘
さん(ファーマーズジャパン代表)
地域そして科学
黒富士農場・向山茂徳さん
の先生たちも、テーマがあって、研
究もできることをすごく喜ぶ」
特集/畜産部会
からのごあいさつで始まった。その
標高約 1000m、1800m の山の中
……何気ないが、考えるより行動す
第1部は「国産飼料自給事例の発表」
腹。
どこにあるかと聞かれるような、
る(さがす)大切さをしっかり伝え
として3人の生産者が登壇。
森に埋没したような鶏舎で平飼い養
てくださり、発表を終えた。
鶏やってます。……控えめな挨拶で
デントコーンでイケる手応え!
北十勝ファーム・上田金穂さん
登場したのは Radix の会の理事も務
める向山さん
(山梨県甲斐市)。飄々
地域かららでぃっしゅぼーやへ
米沢郷牧場・伊藤幸蔵さん
発表は肉牛生産での事例から。日
かつニヒルな風貌で、実は飼料の自
Radix の会副会長であり、ファー
本短角種の新規導入をはじめ、らで
給化に体系的で科学的なアプローチ
マーズクラブ赤とんぼの伊藤幸蔵さ
ぃっしゅぼーやとがっぷり4つ、積
を進めている。
ん(山形県川西町)は、グループの
極的な取り組みを進める北十勝ファ
「発酵飼料という考え方をベースに
中枢で、養鶏を営む米沢郷牧場の代
ームさん(北海道足寄町)の報告だ。
実験はじめて5年目になります」
表でもある。稲作農家としての伊藤
肉牛生産の今後を見つめて、将来的
鶏は事前に発酵させたエサを、菌
さんが 耕種農家から見た畜産の飼
には、短角牛では繁殖 250 頭体制を
はみんながわかりやすいということ
料自給 という視点で、発表のトリ
目 指し、音 別 町に 155ha の農 地を
で、乳酸菌と納豆菌。栄養バランス
を務めてくださった。
準備する北十勝ファームは、飼料の
や飼料の生産システム全体のマネー
「地域のもともとの基本は有畜複
自給化にも先進的だ。
ジメントでは緻密。明確に「科学的
合。今は分業化が進んだ時代だが、
同じ町内でらでぃっしゅぼーやと
に根拠を示して取り組みを進めるこ
かねてから事業として、畜産を柱に
提携しタマネギ生産をする松田さん
とが基本です」とキッパリ。詳しく
据えた地域循環を進めています」
とタッグを組んで、堆肥とデントコー
は4頁を参照されたい。
その基本形はコンポスト。米農家
ン(※1)の地域循環を結びつつ、同
向山さんの発酵飼料自給の基本は
の多い自分たちの地域で、畜産堆肥
じ町内で生産されるコムギやビート
「域内自給」と「履歴の明確化」だ。
と稲わら、籾がらの循環を実現して
パルプなども加えた100%域内自給
地元の大学の先生や地域の食品メー
いる。その上での課題が、輸入に頼
を進めているのだ。肉質や消費者の
カーが参加し、9種の原料中ほとん
らざるを得なかったトウモロコシと
評価、異常気象による収量の不安定
ど(※2) の域内入手を実現。10%
大豆ということになる。
さなど、まだまだ先は長いとしつつ、
の添加を可能としているが、餌原料
解決のカギはコメだった。
2・Radix News Letter 52
※1 デントコーン:飼料用トウモロコシ ※2 菜種油粕、味噌、オキアミ粕、米ぬか、おからなど
※3 焼け米:天候不順による着色米やカメムシ害の食用不適とされる米のこと
「世界の食糧生産、先行きが見えにくい中で、
生産と販売の双方が課題を共有することが大
切。大いに意見交換をしましょう」と参加者に
ゲキを飛ばす事務局長・後藤和明
く、主体的に取り組んでいきたいと
いうことなのだと思った。
話す。ただし、しっかりとお客様の
エサが大変な状況なことはらでぃ
ニーズを分析して、守りではなく、
っしゅぼーやの会員のみならず国民
業績が高まる方向での課題解決が大
の理解するところだろう。しかし単
切なんです、と守りの姿勢に陥りが
純なコスト転嫁で支持は得られな
ちな風潮には、明るくクギをさす。
い。しっかりと現状を伝えて啓蒙す
らでぃっしゅぼーや畜産の基本的
ることが大切、そしてお客様の声を
な考え方は変わらない。それは「良
聞き、知恵を搾り出して乗り越える
質安全で、かつ次世代に存続すべき
ことこそ大切なのだ。
地球環境の保全に貢献する畜産物の
食品課では準備も進めている。日
実現」
。その上で「地域環境の保全
本全国、農産、水産、加工の生産者、
から地球環境の保全につながってい
メーカーさんのネットワークがあ
くことを考えて、気候風土に培わ
る。地域循環が生まれる可能性が見
「トウモロコシを砕け米、焼け米(※3)
れた、健全な食物環境のなかで、人
え始めている。
必ず飼料が絡むはず、
に置き換えてみようということで
の健康が維持されるというところか
いやそれは大切な関係性の糸。これ
……」
ら、地域の自然循環に根ざした畜産
を面に展開したい。
これに米ぬかも加え、全体を発酵
物の生産を目指す」ということだ。
「既に各所で感触を得ているし、調
化して、栄養バランスから魚粉も加
ではどうするのか?
査も進めている。
その結果をもとに、
えて、現在既存飼料への添加割合で
彼は「マーケットイン(※4) で、
次回は皆さんと、もっと具体的に共
69%を実現している。それだけで
お客様の視点からエサの国産化を考
有していきたい」
なく、耕種農家の取り組みとして飼
えましょう」と話す。それは、飼料
料米(品種:ベコアオバ)の生産に
の問題を解決することが、そのまま
……飼料の自給。逞しく次世代を見
も着手し「去年は反収 20 俵でバツ
需要の拡大や価格の安定化につなが
据えて、じっくりと取り組んで行こ
グンでした」と面白さを感じている。
るような知恵を出して行こうよ、と
うではないか!
特集/畜産部会
そんな経験を踏まえ伊藤さんは
「トウモロコシを米に置き換えるこ
とは可能」と断言。自分たちだけで
なく、どのように地域全体の取り組
みに出来るかが難しい、と訴える。
「60 歳以上の高齢の方が全体の 85
%を超える中山間地で、畜産農家の
立場から、耕種農家に我慢強く働き
かけていかないといけないんです」
そんな取り組みがより広く、個人
団体を超えて各地域で面になって、
(上)少人数ながら充実の会議風景(中段左)北
十勝ファーム・ファームマネージャーの上田金穂
さん。デントコーンの飼料活用範囲の拡大を進
めている(中段中)らでぃっしゅぼーや MD 部食
品課長・上原篤志。マーケットインの発想で飼料
自給の限界突破を !(マイクの角度が good)(中
右)緻密に飼料のアミノ酸バランスを話す向山茂
徳さん(黒富士農場)(下左)らでぃっしゅぼー
や MD 部畜産担当・野島靖智(下中)耕種農家の
立場から、地域ぐるみの有畜複合を語る伊藤幸蔵
さん(米沢郷牧場)(下左)らでぃっしゅぼーや
MD 部畜産担当・鎌田健一
らでぃっしゅぼーや全体でできるよ
うになることを期待していると、生
産者発表の全体を締めくくった。
マーケットインで乗り越え、
自給を実現しましょう!
第2部はらでぃっしゅぼーやの畜
産方針の発表と共有。MD 部食品課
長の上原篤志さんが説明する。
上原氏は昨今の輸入飼料価格高騰
について、緊急かつ重要な課題とし
て、各生産地域内での資源循環を基
本に据えた飼料の自給を目指すべ
※4 マーケットイン:商品・サービスの購買者のニーズを大切にして、その視点で商品開発を行ない、その需要にぴったりと合わせて提供していこうとい
う経営姿勢。ユーザーや顧客の立場を起点としてビジネスを考えること。
3
Radix News Letter 51・
自然に還る畜産
飼料自給を目指す黒富士農場
(山梨県甲斐市)
をデザインする
水
畜産は生産の工程より静
農場主の向山茂徳さんは1984 年、茅ケ岳山腹1000mの地に現
在の黒富士農場を開設、1991年平飼い養鶏を開始した。農場の
中央を流れる沢の左右、森にうずもれるように斜面に佇む鶏小屋。
沢の水は昔から変らずおいしく飲める。ここ黒富士農場で、向山
さんが進めている新たな取り組みを紹介する。
地域に還る畜産
物質循環の大きな流れは土でも飼
次に向山さんが目指すのは、飼料
料でも、域内のネットワークで、人
なわちその構造を見るの
のネットワークと、その有効活用の
が組み立てる。目に見えない部分で
に、土と水がどう循環して
ための技術の完成だ。
は、まず森の常在菌の緩やかな浄化
いるかを見るのがよい。こ
以前の日本農業が小農有畜複合で
力を土と水に(広範に)対応させる。
の意味で向山さんの設計思
あり、田畑と、家畜小屋には数十羽
飼料の発酵にはスピードを考慮して
想は、すべて農場を流れる
の鶏、数頭の豚や牛が暮らす姿。原
積極的に菌種を選定し(限定し)対
おいしい 沢の水にあると
脈側のシステムを見る。す
特集/畜産部会
油高、穀物相場の急激な不安定化で
応させる。生命体は物質循環におい
言える。
注目されている飼料自給だが、向山
て唯一、秩序を生む流れだというが、
森の営みが生命活動に起
さんはこの取り組みに既に5年の時
ここでは人と微生物の秩序形成の総
因する汚染物質をどのように浄化す
を費やしてきた。
合力が、水を汚さない、クリアでク
るか。
向山さんの目指す飼料の域内自給
リーンなデザインに結ばれていると
向山さんはそのふるまいを科学的
は、まったく新しい技術になってく
言える。一貫しているのは高度な技
にシステムに取り込む BMW 技術に
る。それはまず高品質の生産物を安
術による自然との共存。その景観は
めぐり合い、土着の微生物と、自然
定して生産しつつ、分業化した食品
環境デザインに通じている。
が本来備えるミネラルの機能を活用
産業全体をネットワークする。そし
し、嫌気発酵主体のバイオリアクタ
て最終的には生産物に高い機能性を
ーを介して畜ふんを活性堆肥に、汚
見出していく。
水を活性水に転換し循環させる技術
基本形は見えているという。現在
を農場の設計の柱に据えた。
向山さんが入手している菜種油粕、
日本の畜産において飼料は輸入が
味噌、オキアミ粕、米ぬか、おから
前提だ。そして静脈である排泄の問
などの飼料原料のすべては域内の食
題は別扱いで、コスト追及の面から
品メーカーから産出され、履歴が管
長く目隠しされてきた結果が様々な
理されているが食品残渣と呼ばれる、
環境汚染だ。向山さんは開設当初か
いわば廃棄物。これらを鶏の健康衛
ら、鶏糞発酵堆肥を域内で供給する
生面、求められる代謝スピードから、
仲間づくりを進め、15 年前には山梨
乳酸菌(腸内 pH を安定化させる)と
県内の果樹農家とのネットワークを
納豆菌(サルモネラ、コクシジウム
結び、 土 での農畜連携を遂げてい
対策)などにより積極的に発酵させ、
る。その仲間が やまなし自然塾 で
最終的にはアミノ酸バランスを調整
あり、技術的な背景をなす山梨自然
した上で飼料とする。
学研究所(※1)へと進化していったし、
飼料は嫌気と好気の異なる条件をコ
開設から 10 年に及ぶ大仕事が、森に
ントロールしつつ、4つの槽を経て完
埋もれた農場の沢水を生かし続けて
成させる。ここで発生する暖かい空気
もきた。
は、隣室で別途進めているクロレラの
水のデザイン。これらが後世に残
培養室に送られ、これもBMW 技術に
るだろう黒富士の事業の骨格だ。ロ
よる活性水で培養、飼料にタンパク源、
ーインパクトを旨としながら、事業
色素源として添加される。原料供給、
として高い生産性を保つ黒富士の生
細かい耐用が確認できた後は、しっか
産システムは、堆肥や水で域内ネッ
りと農場全体の系に組み込まれていく。
トワークを結ぶことで一旦の完成を
畜産が、新しい地域との結びつきを、
見た。
必然として生み出すのかもしれない。
4・Radix News Letter 52
上)向山茂徳さん。青山かどこかのデザイン事
務所で話を聞いているようだ。
中)現在稼動中の飼料発酵槽。4連あり順次移
動し完成していく。嫌気性の乳酸菌と好気性の
納豆菌をどうバランスさせて発酵するががノウ
ハウだと聞いた。
下)2m もあるフクロウが鶏小屋の中を飛びぬ
けていったと、黒富士開設時のエピソードを伺っ
たことがあるが、久しぶりに訪れた秋の黒富士
を迎えてくれたのは野生のキノコ。鶏より卵よ
り、鶏舎脇の草地に何気なく顔を出すキノコを
まず見せてくれる向山さんの自然観。
※1:循環型農場を目指す黒富士農場内の研究所。自然循環をお手本とした農場づくりや、循環社会づくりを目指す果樹生産者グループ・やまなし自
然塾との取り組み、中国との技術協力など、食・農・育の視点から幅広くネットワークし、活動している
関西・九州衛生講習会報告
ノロウイルスの季節到来 !
Report
‒大丈夫ですか ? 冬場の食中毒予防 ‒
9月7日(金)に 関西衛生講習会(参加者45 名)を、10月26日(金)には九
州衛生講習会(参加者51名)を開催しました。講師は ICF 技術総合研究所
の大野隆司先生です。猛暑だったこの一年が終わろうとしていますが、油断
は禁物。冬には冬の食中毒があります。講習会にご参加できなかった方も、
冬場の衛生管理に要注意です。
大野先生の講義は、季節や場所に
る食材汚染)、ちらし寿司(手洗い
よって話される内容が少しずつ変わ
不備、生の二枚貝からの汚染の可能
ります。猛暑だった頃の講習会では
性)
、お餅(体調不良者による手洗
また特殊な事例ですが空気感染が
る微生物に重点をおいた話となりま
疑われている食中毒事件もありま
す。
す。ノロウイルスは細菌よりもはる
冬の食中毒といえばノロウイルス。
かに小さいため、ホコリとともに簡
今年の冬も間違いなく流行すると予
単に空中を舞ってしまい、そのごく
す。ノロウイルスに感染したら1週
想されています。そこで大野先生の
少量のウイルスがたまたまそこに居
間から1ヶ月程度ウイルスを排泄し
お話の中からノロウイルスを中心にお
合わせた方に感染したのです。
続けるため長期休養が必要になる場
伝えいたします(ノロウイルス食中毒
繰り返しますがノロウイルスの予
合もあります。日頃からの健康管理
の発生件数は11月より増加し、1∼2
防には、手洗い、洗浄・消毒、加熱
に十分気をつけましょう。
月がピークになります)
。
が有効です。
講習会ではノロウイルス以外にも
ノロウイルスの感染経路はほとん
洗浄と消毒については、
一に洗浄・
カンピロバクター、腸炎ビブリオ、
どが経口感染です。死ぬことはほと
すすぎ、二に消毒です。順番を逆に
黄色ブドウ球菌に関する興味深いお
んどありませんが、食中毒ではカンピ
しないよう注意して下さい。
話や、異物混入クレームをもとにし
ロバクターに次いで発生件数が多く、
機器の消毒には次亜塩素酸ナトリ
た傾向と対策、事前にいただいた質
患者数は一番多くなっています。しか
ウムや熱湯殺菌が有効です(ノロウ
問事項に対する回答などもお話しい
し注意を払うことで感染を予防する
イルスには、エタノールや逆性石鹸
ただきました。
ことは可能です。
はあまり効果がありません)。
特に手洗いを十分にすること、手
加熱は中心温度が 85℃以上 1 分
九州衛生講習会で今年度予定した
袋を活用すること、そして調理器具
以上の加熱(できれば 90℃以上で 1
すべての衛生講習会を終了しました。
を衛生的に保つことがポイントとな
分以上)です。
参加者の皆さんよりいただきました
ります。
食品への二次汚染を防止するため
アンケート結果を来期活動の参考と
実際に起きた事例として、手巻き
には、下痢の症状がある作業者を食
させていただきたいと思いますので、
寿司(手洗い不備、食材や器具によ
品業務に従事させないことも必要で
今後ともよろしくお願いします。
レポート/食品部会衛生講習会開催報告
カンピロバクターによる食中毒
食中毒およびノロウイルスをはじめとする各食中毒菌についての参考資料は食品安全委員会の下記ウェブページに掲載されています。
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html
ノロウイルスを説明中の大野先生
︵※食品安全委員会の資料より抜粋︶
ノロウイルスによる食中毒
︵※食品安全委員会の資料より抜粋︶
︻資料2︼
い不備)などが挙げられます。
︻資料1︼
夏場の微生物対策と予防でしたが、
九州衛生講習会では冬場に問題とな
5
Radix News Letter 52・
交流部会活動報告
多方面からの交流が実現
Report
冬の若者集会で生産者がつくったご当地鍋が好評で、世話人から「今度は配送スタッフ
とともにメニューを考えてみるのもおもしろいかも」という提案も受け、夏の東北若者
集会は 自炊を通した交流と考察 を目指しました。場所は鳥海山麓にあるログキャビン。
合宿でも利用されるこの場所は、自炊を行ない夜更けまで語り合うのに最適です。
若 者 集 会
東北
2007年8月31, 9月1日
山形県酒田市
ともに食事をつくり仲間も創る
レポート/交流部会活動報告
若者集会
今年は 42 名。生産者、配送スタ
「ご飯づくりで生産者
ッフに水産加工メーカー、営業スタ
と営業さんと配送スタ
ッフも加わったより多方面からの交
ッフが協力して笑いな
流が実現しました。
がら考えながら過ごす時間が良かっ
ていると聞き感心した。彼らの目が
集会の最初は九州と同様、初心に
た」となかなか好評でした。
輝いていることに少しうらやましさ
かえってらでぃっしゅを知る時間で
翌日のグループワークでは「私た
を感じた」「 大変なときもあるが辞
す。基幹商品である野菜ぱれっとを
ちのことを伝えて、モノや思いを支
めようと思ったことはない。仕事と
開けながら配送スタッフが内容を説
持してもらうには ?」をメインテー
して農業をやっているというより生
明します。次は、らでぃっしゅぼー
マに世話人富田氏の進行のもと配送
き方として選んでいるから という
やをまだ知らない消費者に対しどの
スタッフから寄せられた質問を軸に
言葉にとても感銘を受けた」とスタ
ように伝えているのか、営業スタッ
展開。
「らでぃっしゅの厳しい基準
ッフにもプラスになっています。
フが寸劇を披露。
での栽培をもう辞めようと思ったこ
冬の配送車同乗の約束も交わし、
そしてスポーツ交流は、競技にプ
とはないですか ?」という質問には
次回は秋田県大潟村での開催、幹事
ラスしてらでぃっしゅぼーやに関す
「一度もない」「後押ししてくれる消
はベジタブルスタイルのみなさんで
る実力テストも導入。総合得点の結
費者の方々がいるからあきらめない
す。3 期連続世話人となったメンバ
果でメイン食材(短角牛、放牧豚、
で続けられる」という返事。Radix
ーとともに「若者集会として一区切
豆など)
の選択権を得られる趣向は、
に集う若手生産者たちの意気込みは
りつけられるような」内容を今から
過去のどのスポーツよりも白熱した
さすがです。「いろいろな制限を乗
練っていきます。
ことはいうまでもありません。
り越えることが逆にやりがいになっ
Q: 今回一番印象的
参加者の声
だったことは ?
恒例の
スポーツ交流 !?
(左上)営業スタッフによるお客様訪
問時の寸劇。(上)雨のため体育館で
の競技に。チーム対抗障害物競走前の
1コマ。(左)実力テスト中。
6・Radix News Letter 52
●料理のときの団結力。酸素ボンベの必要性を
感じた障害物リレー。
●農業は辛くて大変な肉体労働のイメージが
あったが、実際に話してみると生態とか成分
などに詳しくとても知的な仕事と感じた。
●生産というスタート地点から営業、配送とい
うゴールまでが、実感を伴なって皆に伝わっ
たこと。大いに気づくことがあった。
Q: 配送スタッフとの交流で
(右)庄内といえば だ
だちゃ豆 。風の谷の
ビールによく合う !
参加者の声
プラスになったと思うことは ?
●自分が見ることができない買ってくれる方とのいろい
ろなやりとりを聞くと自然と立ち向かう農家よりももっ
ともっと難しいのだなぁと感じた。
●回を重ねるごとに話しやすくなった。会員さんからの
クレームがどのようにして起こるかなどを知った。
●配送さんの話も自分が営業したお客さんのその後の
世界でかなり発見がありました。
●会員さんに丁寧に接していただいてることがすごく分
かった。
チーム対抗の自炊
(右)激戦のスポーツ交流で
栄えある 5 位、カレーのメイ
ン具材「豆」を獲得。(左・下)
メニューはカレー・豚汁・サ
ラダ。どの具材をどう調理す
るかもチーム次第。
前日と同じチームでグループ
ワーク。生産者がリーダーとな
り意見交換をすすめます。
(右)
「このかぼちゃサラ
ダほんまおいしいですよ」
営業スタッフ向井さん。
2 日目の
グループワーク
テーブルもイスもないみんなが同じ立場
同じ目線で、食べ語らった 2 日間。立場
の違いという壁もなくなっていった。
他チームの報告を
聞く。作る人(上)
も届ける人(右)
もその眼差しの先
に映すものは…。
Q: 次回はどんな集会に
レポート/交流部会活動報告
若者集会
(上)庄内協同ファームからは 2
人のお子さんとともに家族で参
加 !(右)朝食もチームで自炊。
さんま定食 ?
参加者の声
したい ? どんな活動を期待する?
●消費者の声をたくさん聞けるよう配送車同乗に多くの生
産者に参加してほしい
●お互いにもう少し質問や意見をまとめてくるともっと深い
話も出来るのでは?と思うのでテーマを事前に把握でき
るとよい。
●産地の圃場視察。栽培の大変さとかではなく畑にある作
物がどんなにキレイで瑞々しく生き生きとしているかを見
てほしい。
●らでぃっしゅぼーやの配送スタッフ、営業スタッフと交流
が増えてきたので、
次は物流の方が来るのはいかがでしょ
う?
冬の世話人に任命された森山琢磨氏のコメント Radicleの会神奈川支部長
回を重ねるにつれ、作る人と届ける人の思いが近づいて
えさせられる部分があったのではないで
きた感じがします。まだまだ足りない部分はあるとは思
しょうか。
いますが、お互いがまったく意思疎通できなかった時期
配送車同乗は、会員様の生の声を聞いていただくことに
に比べると、言わなくても把握できる・分かり合える部
主を置いたほうがよいと思います。私たち配送スタッフ
分が増えた気がしました。毎回感じることですが、生
の一番の強みはこの部分だと思うので、コース調整など
産者のみなさんは両親への尊敬を口にします。都市圏の
課題はありますが試験的にでも実施してみる価値はある
同年代の配送スタッフに対しては、仕事以外でも色々考
と思っています。
7
Radix News Letter 52・
交流部会活動報告
拡がる産学協同、地域貢献。
Antenna
栄養士を目指す学生にらでぃっしゅぼーやの食材と出会ってもらう。交流部
会では東京家政大学とのコラボレーションのきっかけとなった食リンピック、
さらにその出会いの機会をくださったエコライス新潟さんとの、食の未来を
創る企画を支援しました。
東 京 家 政 コラボ
食☆探
2007年10月7,8日
東京都中央区
にいがた館
女子大生×幻の酒米作り
∼“白藤”復活プロジェクト∼
らでぃっしゅ食材の
笹ずしを手に、東京
新聞の取材にパチリ
アンテナ/拡がる産学協同、地域貢献。
幻の酒米「白藤」
。これは江戸末
3 月末までに 20 品目の商品開発を
期から昭和初期にかけて新潟で栽培
目指し、2 月には東京家政大学の学
されていたものの、コシヒカリより
生が上原酒造で白藤の江戸古式仕込
も背が高く倒伏するなど、栽培の難
みを行ないます」とはエコ・ライス
しさから絶滅していた品種です。こ
新潟の豊永さん。10 月 7-8 日には日
れを復活させたい。4 年前、上原酒
本橋三越本店前「にいがた館」にて
造(エチゴビールの親会社)さんが
収穫祭を開催。試験醸造した日本酒
800 粒の種籾を生物資源研究所から
「白藤郷」の試飲や収穫したばかり
入手。今年、東京家政大学生活科学
の白藤(予定収穫量 35 俵に対し 22
研究所、エコライス新潟の産学連携
俵とやや少なめでした)を笹寿司に
で、田植え・草取り・収穫を行ない、
して提供しました。ちなみにこの笹
「農作業を通して、机上の栄養計算
この取り組みをらでぃっしゅぼーや
寿司は、炊飯をふなくぼ商店さんが
だけでは分からない生産現場の気持
と Radixの会が支援してきました。
担当、材料はらでぃっしゅぼーやの
ちを学べた(参加学生)」と、白藤
「このプロジェクト(※) は単なる
食材、東京家政大の学生たちの手づ
だけではない収穫もあったようで
農業体験ではなく白藤を原料に来年
くりというプレミアものでした。
す。
女子大生がモンペ姿で手植えに挑戦。
「初めて田んぼを見ました∼」といいつつも
素足で田んぼに入り「楽しい∼♪」
8・Radix News Letter 52
9 月中旬。
稲刈りも手刈りに挑戦。
地元 TV 局も取材に来る。
左から上原誠一郎さん(上原酒造)
、船久保正
明さん(ふなくぼ商店)、豊永有さん(エコラ
イス新潟)
刈った稲をコンバインに通す。
白藤はほんとに背丈がありました。
「私たちが作りました∼♪」
自分たちで植えて自分たちで収穫。
喜びもひとしお。
※白藤復活プロジェクト:(財)にいがた産業創造機構(理事長:新潟県知事)の 新連携ゆめづくり事業の採択され支援を受けています。
東 京 家 政 コラボ
食☆探
2007年10月8日
東京都板橋区
女子大生×食育イベント
∼第2回食リンピック∼
食リンピックのス
タッフは 2 年生を中
心に 40 名近くが集
まりました
今年 3 月に第 1 回目を開催した食
ス)
」をステージに立つ体操のお姉
般に食されているバナナ(キャベン
リンピック。2 回目は使用する教室
さん(学生)を見よう見まねで手足
ディッシュ)とは違う品種(バラン
も内容もパワーアップ、地元商店街
をばたつかせ、
「ラジオ体操の次はこ
ゴン、グロスミッチェル)を味わえ
からも揚げたてコロッケやお弁当な
れだ ! らでぃっしゅでも取り入れた
る貴重な機会に子どもも大人も「ほ
どの販売も加わり、賑々しく行なわ
い」とは広報担当の益氏。
んとに食感や味、香りが違うねぇ」
れました。
各競技に使う野菜や果物、豆穀物
と大満足でした。
食リンピックは「食育オリンピッ
類は 1 回目に続きらでぃっしゅぼー
今後、Radix の会が提供する交流
ク」
という言葉から来ているとおり、
やのもの。今回はらでぃっしゅぼー
集会でもぜひ食リンピックをパッケ
開会式では手づくりの紙製聖火がボ
やが Radix の会よりバトンを受け継
ージとして各地で使わせていただこ
ール紙のお釜に灯されます。初公開
ぎ、協賛企業としてブース出展も。
うと検討中です。もちろん女子大生
の「食事バランス体操(食事バラン
益氏とともに、らでぃっしゅの扱う
もパッケージに含まれます♪ 実現
スガイドをモチーフにした歌とダン
3 種のバナナの食べ比べを企画、一
をお楽しみに。
子どももおとなもバナナは大好き !
協賛企業ブースとして
らでぃっしゅぼーやも登場。
バナナ 3 種を食べ比べしてもらいました
アンテナ/拡がる産学協同、地域貢献。
競技名 ぎゅ ! っと詰まった命の粒
たとえば一瞬見せられるおにぎり。
そこには何粒のお米でできているか…
開会式で競技の説明をします
これとこれが同じ重さカナ ?
第一回目の食リンピックにもあった競技
手ばかり勘だのみ
もちろんらでぃっしゅ野菜たちです
らでぃっしゅぼーやの得意分野で応援
らでぃっしゅぼーでは、本社のある東
教育現場や病院などで活躍する栄養士
今後は、学生たちからも、当社へレシ
京都港区と、地域の企業・団体で環境
といった「食」に携わる職業に就くで
ピの提案や、研究成果の報告をもらい、
問題について取り組む「みなと環境に
あろう学生を毎年多数輩出している同
会員の皆様にお知らせするなど、当社
やさしい事業者会議」の活動を通した
大学は、
「食」を総合的に捉えるには、 の持つコンテンツとして反映させてい
交流を行なっています。当社最大規模
生産現場の情報も必要と考えていまし
の物流センターがある首都圏センター
た。そこで、生産者・メーカーさんか
の建つ板橋区とも港区同様に当社の得
ら当社へ提供されるホンモノの食材や
意とすることで何か恩返しができない
生産現場の情報を、食育の未来を担う
かと考えていたところ、同区内に校舎
学生たちに利用してもらい、将来にわ
をもつ東京家政大学とエコ・ライス新
たり様々な形で拡がりを見せることに
潟さんを通して出会いました。
なればと、応援・協力しています。
ければと考えています。
メディア企画課 広報グループ
益 貴大(えきたかひろ)
No Beer, no life. NO 発 泡 酒
& その他雑酒。ご当地手拭い
(500 円以下)推奨、カヌー歴
15 年の本格派。体脂肪は変わ
らないがなぜか体型が丸みを
帯びつつある34歳。
9
Radix News Letter 52・
食品異物混入対策セミナー報告
彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
Antenna
∼「異物」を知ることから始まる!∼
9月12日、イカリ消毒株式会社にて食品異物混入対策セミナーを受講しました。
Radixからは伊藤理事、石川理事、後藤事務局長、成田、らでぃっしゅぼーや
からは品質管理課の露木課長と島田さんが参加。食品業界の置かれている現
状と再発防止につながるクレーム対策を学び、実習では昆虫や毛髪の判別法
を体験。あらためて「異物」を知ることの大切さを痛感しました。
セミナーは食品業界を取り巻く現
もあり、昨年の倍のペースで検査依
説されているのでとても参考になり
状把握から始まります。
頼がきているそうです(※)。
ます。
(※昆虫の判別法の一部を下
アンテナ/食品異物混入対策セミナー報告
しかし外部要因を嘆いているだけ
段に紹介してあります)
産地偽 装、食中毒、賞味期限問
では物事ははじまりません。日頃か
現場で発生しやすい昆虫を知るこ
題と事件が起きるたび、マスコミが
らクレームに即応できる準備をする
とは、異常を察知、早期発見、問題
報道合戦を繰り広げます。一方、消
ことが大切です。
点の推測、発生源の除去など防虫面
費者は安心したいと思ってニュースを
その際のキーワードは「科学的に
からもすぐに効果が現れてきます。
見ているのに、危険情報・不安情報
判断する」こと。まずはクレームと
日頃から、自社で問題となるような
ばかり聞かされて、かえって安心でき
なった異物を客観的に調べあげ何で
昆虫の生態を学ぶ(虫の目で生産現
なくなっています。このような消費者
あるかを知ることから始まります。
場を見てみる)と、その防虫ポイン
の不安心理の増大と知識不足から、
さらに現場で異物を検証することが
トも見えてきます。
ほんのささいな異物でもクレームに
できれば、いち早く対応することも
つながるようになってきました。
できます。
座学の最後に、クレームを訴えて
きた消費者に真摯に対応することは
ここで注意が必要なのは、消費者
の考える異物とは、
『目で見える食品
孫子にも「彼を知り己を知れば百
既存の消費者をがっちりつなぎと
以外のすべてのもの』であることで
戦して殆 うからず」とあるように、
め、同時に新たなファンも増やすこ
す。さらに食品そのものであっても
敵(異物)を知ることは異物混入対
とにつながるというお話をいただき
消費者が異物と認識した時点で『異
策の基本となります。
ました。
物』となるのです。肉のスジを異物
現場で問題となりそうな昆虫や毛
これこそ「災い転じて福となす」
と考える消費者も実際にいます。
髪の判別法については、イカリ消毒
戦略。異物クレームを福の声と思っ
以上を裏付けるようにイカリ消毒
さんが非常にわかりやすくまとめて
て対応することで福の神を呼び込み
さんの異物検査依頼数も年々増加。
います。素人でも簡単に分類・判別
ましょう !(でも、クレームを出さ
今年は食品事件が多発していること
できるポイントが絵・写真付きで解
ないことが一番ですよ)
チョウバエ科の判別
成 虫 は 体 長1.3 ∼
5.0mm内外。浄化
槽・汚泥のたまった
下水溝、畜 舎の排
水溝など有機 物の
多い汚れた水 域に
多く発 生。内 部 発
生型
※判別のポイント:
全体に毛むくじゃら
1. 葉っぱのような翅
の形をしている
2. 翅の先がとがる
3.触覚が数珠状
チャタテムシ類の判別
体長1∼3mm程度。
食菌性で食品工場
内のカビのある場所
で大 量 発 生するこ
とが多い。その他、
動植物標本、書籍
の糊、タタミなどか
らも発見される。
※判別のポイント:
体に対して翅は大き
く、翅脈は特徴的
1. 翅 脈 に U 字 の 特
徴的な模様あり
2. 頭 部 は 三 角 形、
眼が離れて付いて
いる
※イカリ消毒食品異物混入対策セミナー当日資料より抜粋
10・Radix News Letter 52
シバンムシ類の判別
体 長 2.5 ∼ 5.0mm 程
度。穀粉類や菓子類、
乾麺、海苔など様々な
乾燥植物質を食害し、
乾 燥 貯 蔵 食品で 最も
重要な害虫のひとつ。
※判別のポイント:
(タバコシバンムシの場合)
1.体色は赤茶∼こげ茶
2. 殻(外骨格)はやわ
らかい
3. 顔は下を向いている
ことが多い
4.全体に楕円形
5. 体の厚みはカツオブ
シムシより厚いが 捕
虫紙ではつぶれてい
ることが多い
※参考:イカリ消毒異物検査の内訳(2006年度)人工物(33%)
、屋内・屋外昆虫(29%)
、原料・食品由来(13%)
、植物・木片(11%)
、ヒ
ト由来の毛・爪等(5%)
、カビ・菌(4%)
、動物由来の毛・糞等(3%)
イタリア食科学大学視察報告
国は違えど心は同じ!
Antenna
Radixの会は10月、事務局長の後藤を中心に、イタリア食科学大学などへの9
日間の視察旅行を昨年彼らの研修を受け入れてくださった、やまなし自然塾の
皆さんを中心に実現しました。そのもようをご報告します。
広がったスローフードの交流
年 共 に、 我 々 Radix の 生 産
スローフード協会が設立したイタリ
者の有機栽培技術の高さや、
ア食科学大学は、食の世界で活躍す
地元食に感銘 ! 1 万キロ離れ
る専門家を輩出することを目的とし
た異国人同士、郷土料理を
て2004 年に開設された政府公認の
愛する気持ちは同じと、山
私立大学。大学は昨年から、らでぃ
梨での研修から、イタリア食科学大
ぶどう果樹そしてワインをつくるや
っしゅぼーやの産地を研修するプロ
学の交流へとスローフードの理念も
まなし自然塾、白州森と水の里セン
グラムを組み、2 年連 続、Radix の
着実に広がってきました。
ター、有機栽培あゆみの会、食科
会でその企画を実施してきました。
Radix の会でのスローフード協会
学大学生、Radix の会の 8 名で構成。
日本を訪れる学生たちは昨年、今
の協力による視察は、今回で 4 回目。
今回は、果樹栽培、ワイン製造、食
参加メン
科学大学、食と文化の 4 点に焦点を
バ ー は、
絞った視察となりました。
やまなし自然塾会長 小澤博
感謝に溢れるイタリアの旅
長年大望であったイタリアに足を運
組織作りや販売先の拡大、そしてアグ
るしっかりしたパターンが出来上がっ
ぶことが叶い、近年で一番の喜びであ
リツーリスモの、宿泊も完備した複合
ており、邪魔になる建物の全くない統
ります。視察所感は、イタリアの食と
経営はお見事。さらにオーガニックな
一感を覚えます。中世の遺影を誇りに、
歴史を目の当りにし、視察中の様々な
のに認証に頼らず、味と顔の見える関
大切に守り育んでいる価値は現代でも
体験の中、同業のぶどう農家が印象的
係を築く、ぶどう栽培とワイン一体の
毅然と、胸を張る国民の姿であるので
だったことです。
経営姿勢が、ドイツフランスの遠方か
す。赤レンガ、石畳、城壁、教会は必
我々果樹農家にとって、ぶどうは主
らも 1 日かけて購入しにくる根源では
需。共鳴しておりました。今回の旅は、
力品だけに、名だたるバローロのワ
と感じました。
心を豊かにしていただき、最高のもて
イン地域には感服するものがありまし
訪れた農家では手づくりのケーキや自
なしを受けた感謝で溢れる思いです。
た。丘陵地帯全体が垣根、赤ワイン用
家製ハムなどが並べられ、歓待のワイ
品種一色の栽培、丘の頂きは必ず村の
ンが抜かれ、悠々の時間が展開するの
教会がシンボルとして存在し、祈りに
でありました。スローフードの潮流が訪
守られたの産地に見えた。まさに絶景、 れた農家に浸透している印象でした。
彼らは適地適作に勝るものはないと力
また、訪れる街の全てが、屈指の観
説していました。
光地でもある理由が、少しは理解でき
86 年より有機栽培に転換しながら、 ました。どこも構造物には共通一貫す
学生パオロ氏のご家庭で、伝家の宝刀 尺八 を披露
11
Radix News Letter 52・
アンテナ/イタリア食科大学視察報告
(上)のどかな田園。視察も終盤、学生パオロ氏のご家族の歓待を受け
て各人が心に得たものは表情でわかる (下左)食科学大学の学生たち
との交流。左が自然塾小澤氏、萩原氏、協会国際理事のモヨリ氏 (下右)
有機栽培面積率が格段に高いイタリアで、かのバイオダイナミック農
法を視察した。背景は牛の角、動物のホネ。これらにも意味がある
Radixの会農産部会 小祝塾 in高知 開催報告
根圏をマネージメントする
Report
10月4日、高知市自由民権記念館にて、農産部会 WESTブロック 小祝塾
in高知 が開催された。テーマはずばり 高品質・多収穫の有機栽培 。
そのもようを詳しく報告します。
レポート/小祝塾 高知 開催報告
in
炭水化物は、植物の体づくりのす
根圏を健全に
なのだが、これが根圏を健全にする
べての原料。その炭水化物を、植物
「みなさん意外と気付かぬうちに 根
そうだ。
は空気中の二酸化炭素と土からの水
にダメージを与えていませんか?」
を原料に、葉っぱの葉緑体で太陽光
参加者の多くが果菜類の生産者だ
団粒構造って?
をエネルギー源として得る。これが
ったこともあり、長期間の収穫が必
固体と液体の中間のような、繊維
光合成。得られた炭水化物は体内で
要な作型では、特に 根 が問題に
質をベースに作られる 団粒構造
ほかの成分と様々に結びついて、時
なることから、今回は根を健全化す
は、水分の多いときは吸収して膨
に細胞、繊維質になり、時に果実の
るための根圏管理の必要性について
張、少ないときはその体積を保ちつ
糖分にもなっていく。
紐解いてくださった。
つ、構造の中には適度なすき間を生
一方、根は二酸化炭素以外のすべ
キーワードは 団粒構造 だ。ま
んで、
土中に新鮮な酸素を取り込む。
ての養分を吸収する入り口。根酸と
ず、土中に有機物が含まれていると、
1 日のサイクルとして昼夜これを繰
呼ばれる酸を毛細根から分泌して土
微生物がこれを分解していって、様々
り返すことで、団粒構造を抱え込ん
の栄養を吸収するさまは、動物に喩
な状態が生まれることは想像がつく。
だ畑は、あたかも呼吸するようにし
えると腸の表面のせん毛構造と同
この中で、固いワラなどの繊維質は
て、根に水分と気体の酸素を適度に
じ。植物の根は消化器官なのだ。高
水に溶けるか溶けないか程度まで分
供給し続けるということだ。
品質・多収穫を目指すなら、とうぜ
解されると、とても大切な働きをし
この 適度 が大切で、団粒構造
ん 根 も大切になってくる。
始めるという。物性として適度なネ
によって、土中に水と(水に含まれ
高知での小祝塾。37 名の参加者
バりを持ち、分解未分解とりまぜて
る)栄養を求めて進退を繰り返す根
と共に、今回は植物の栄養吸収の先
様々なモノをくっつける。そして適度
が、第 1 に 傷まない
端部分としての 根圏 の大切さに
に水分を吸収するようになるという。
に 常に水を切らさない管理が可能
ついて学ぶ勉強会となった。
これが一般に言われる 団粒構造
になる ということが両立される。
こと、第 2
小祝さんはいつでも、水の大切さ
について「水は最大の肥料です」と
生産者に訴えているが、団粒構造の
お話しは、有機による畑の根本原理
として、旺盛で健全、高品質かつ多
収穫の小祝理論を、新たに底支えす
る予感がした。有機農法の核心部分
というか、旧くは『有機農法』(ロ
デイル著 / 一楽照雄訳・1987)にま
で遡り語られてきたテーマに、小祝
さんとして、今回正面から答えを導
き出してくれたからだ。
参加者 37 名。パワーポイントを駆使した室内講義は
2 時間半の長丁場だった。若手も多く、小祝さんの講
義は基礎と先進が入り混じり、ベテラン若手の両方が
それぞれに受け取れるような立体感が際立った
12・Radix News Letter 51
アミノ酸の話
ばよいかが多収穫に直結する。
して、土の団粒構造を常に維持する
こと、と話は循環する。
それは別の面からも説明ができ
る。この半年来、小祝さんの勉強会
基本を忘れない
で使われ始めている図に 有機態窒
水の媒介で栄養を吸収させるその
今回の参加者は若手、新規就農者
素と無機態窒素の吸収の比較 とい
答えは (窒素を水溶化した)アミ
も多かった。小祝さんのお話は、ベ
うのを見た方は多いと思うが、これ
ノ酸で吸収させる ということ。
テラン生産者にはある種戒めの話で
はアルギニンというアミノ酸と硝酸
ただし養分の吸収に直接関係しな
あり、若手生産者には原理原則の話
の吸収量を、ハダカムギによる実験
い繊維質を無視した、アミノ酸溶液
として伝わったのではないかと思
で比較したもの。なんとアルギニン
オンリーの施肥管理に偏ってしまう
う。小祝さんは言わなかったが、多
由来の窒素の方が単位時間あたりの
と、繊維質が大切な役割を果たす土
収穫を狙わなければ、団粒の維持で
吸収量が多いというデータなのだ。
の団粒化は不可能なので、土は固く
ある程度の管理が可能、とも示唆さ
これは植物が根からアミノ酸も吸
なって保肥力は低下、根を傷めたり
れたように思うし、多収穫を目指す
収するという、著書『有機栽培の基
してかえって危ない。
骨格を団粒でマネージメントする、
礎と実際』でも当初から訴え続けて
最近各地でよく聞く話としては、
先進技術としても聞くことができ、
いる、農法上の大きな転換点。その
アミノ酸施肥重視で堆肥を使わない
奥深し。
実証データとなっていて、有機で高
生産者の方々が、土の CECが低下し
さて、勉強会は高品質・多収穫を
収量高品質を可能にするための小祝
ているなど。土づくりを忘れてはい
実現するための基本中の基本が、有
農法の支柱だ。
ないか。また、勉強会の中でも小祝
機農法の先人の語る 土づくり に
小祝さんは今回の勉強会でもこの
さんは、液状のアミノ酸溶液は悪い
ある点、土が昼夜呼吸する仕組みを
図を説明。団粒構造により呼吸が確
微生物も媒介するので、放線菌を利
総じて、小祝さんは「土に息をさせ
保され 健全化した根圏 に守られた
用するなどの処置がないと病気を誘
るアコーディオンみないな農法です
根が、常時湛水に近い状態で水分に
因する場合があると釘もさす。
ね。どうして昔の人が堆肥の品評会
接し続けることが可能ならば、あとは
基本は土の団粒化にあり。堆肥な
をしたかの理由がここにあるんです
その水にどのような成分が入っていれ
ど繊維質を多く含んだ有機物を利用
ヨ」と締めくくった。
アンテナ/九州のムラへ行こう定期購読募集
Antenna
九州のムラへ行こう
定期購読を募集!
ムラの生命をマチの暮らしに、マチの活力をムラの生業に ......。福岡を拠点
に10 年。村ではなくムラなるものの価値を、様々な視点で都市に伝え続け
ている季刊『九州のムラへ行こう』をご紹介 !
るさとに地産地消の輪をひろげよ
う」(!!)
その手腕、食べることの日常性や
農林水産業の無名性を一流に伝える
続ける養父さんには、後藤共々学ぶ
ワザとして学びたい。そこで事務局
『九州のムラ』そして今年から、よ
ところが多い。それは、村を一流に
長と考えたのは、この雑誌の定期購
りアクティブに進化した『九州のム
する仕掛け人であること。「編集長
読。オススメしたい。値段は皆さん
ラへ行こう』
。あれっ、このネーミ
の仕事は 2 割、その他は村に通って
の応募の数で編集長に改めて交渉し
ング、Radix でらでぃっしゅぼーや
様々な企画を国や自治体、企業と結
ま す の で、 ぜ
の会員さんに配布した交流部会渾身
んで、早い話がショーバイを作って
ひ多くのお申
のモノクロチラシ『らでぃっしゅ村
るんですヨ」と精力的。
し込みを!
に行こう !』に似てない ?
誌面を覗くとわかるが、記事では
とは聞かなかったが、先日訳あっ
おばあちゃんや生産者、村の店が
て事務局長の後藤と、編集長の養父
堂々とそのスバラシさを語り無名性
信夫さんを訪ねた。
を誇る一方で、広告では一流企業が
全面カラー、120 ページ近くの大
名を連ねる。ちなみに最新号の裏表
作を年 4 回、ムラの視点から発信し
紙はキリン。キャッチコピーは「ふ
これまで10年。誌名は
『九州の村』
※「九州のムラへ行こう」お申し込みは事務局まで。電話、メール、FAXいずれも可です。締め切りは1月21日とさせていただきます。
13
Radix News Letter 52・
Radicleの会との連携企画
出前研修開催報告
Report
河野会長の講話に始まる出前研修、5カ所目は大阪支部です。営業担当も含め
たセンタースタッフ14 名、らでぃっしゅぼーやの緒方社長、古原常務もかけつ
け総勢63名の参加となり一年がかりの活動がめでたくフィニッシュ。有終の美
を飾ることができました。
出 前 研 修
大阪
2007年9月22日
大阪市中央区
マイドームおおさか
レポート/出前研修開催報告
5 回目もやっぱり時間を超過して
食ごとに感想を言い合ったりしたい」
の河野会長の講話でしたが、
「何回め
など積極的な感想も多く、次回への
かだが感動した」
「改めてらでぃっ
期待度がとても高いことが分かりま
しゅぼーやの果たす使命を感じた」
す。また「この研修をパッケージにし
など、河野会長からのメッセージは
てオプション・アレンジを各センター
しっかり受け止められていました。
の運営委員に任せてしまってもおもし
商品試食では、市販のぽん酢との食
ろいかも」という案もいただき、来
べ比べを行ない「ここまで味の差が
年が非常に楽しみです。どうぞ Radix
多く、経歴もさまざま。河野会長の
出るなんて」と驚愕の結果に。また、
の会員のみなさん、次回の講師に名
「色々な角度からの話」が配送スタッ
この冬リニューアルされるおでんの
乗りをあげてくださいませ。
タレを擁する別所かまぼこ店さん、
大阪センタースタッフ
の声
●河野会長のお話が色々な角度から
語られる内容だったことが印象的で
した。配送スタッフは「車の運転が好
きだから」という理由で入社する方も
フそれぞれの心のどこかにインパクト
を与えられたと感じています。またそ
れを願っています。
クルメキッコーさん、そして MD 部
食品課スタッフ 2 名のお魚チームか
(北さん)
●やはりこだわって強い信念を持って
らは練り物の話、タレの開発秘話な
仕事をしている人の発言には自信が
どを伺い、おでんを試食。4 時間の
あり一言一言が重く心に響きました。
実際の声を聞くことで営業も配送も
出前研修、そして 5 センターでの開
自信を持って仕事ができると思うの
催が終了しました。
「個別に質問できるようにしてみて
は」
「せっかくなので生産者さんに各
テーブルを回ってほしい」
「商品の試
5センターの
全国行脚を終えて
Radixの会会長 河野和義
2006 年 5月、Radicle の 会 総 会。 市 川
会長との対談で伝えた「RadixとRadicle
は両輪、運転手はらでぃっしゅぼーや」
「取
り引きではなく取り組みなんだ」というメ
ッセージを、総会に来られなかった配送
スタッフにも聞かせたい、と市川会長から
熱望されうっかり引き受けてしまった。
14・Radix News Letter 52
で、このような研修は非常に重要で
「おいしいものをおいしいときにお給仕」別所かま
ぼこ店、クルメキッコー、MD 部食品課スタッフの
お魚チームによる試食準備
あると感じます。
(高平さん)
この全国行脚で伝えたかったのは ❶らで
モノを届けています と言ってくれたら。
のが Radicle の会のみなさんなんだ ❷
し、蒲鉾、豆腐などの作り手さんと会えた
よ、ということ。思った以上に反響、反応
うのも分かりやすかったのでは ? 今後も継
ぃっしゅぼーやの会員さんと直に触れ合う
普通の宅配をやってるのとは訳が違うんだ
がよかった。みんなあんなに感動して聞い
てくれるとは思わなかったよ。その感動の
思いで、らでぃっしゅの商品を運んでいて
ほしい。ほんの一言でもいいので ありが
とう と、そしていい顔で 私たちはホン
出前研修ということで味噌やかつおぶ
のもよかった。試食し/*//= ながら、とい
続していく中で、作り手の熱き思いが配送
スタッフに伝わり、それがお客様に伝われ
ば、その思いだけです。Radicleの会のみ
なさんはプライドを持ってきっとやってくれ
るでしょう。
東 京 家 政 コラボ
食☆探
2007年8月∼10月
インターハートTokyo Kasei
「茶の間」
女子大生×らでぃっしゅ食材
∼日曜限定コンセプト cafe∼
前号(51号インフォメーション)で
もお知らせしました東京家政大学学
生による日曜日限定コンセプト cafe
が無事終了しました。5 名の学生が
中心となり、メニューを決め、材料
を選び、試作を行ない当日に備えて
きました。Radix の会としては、らで
ぃっしゅぼーやの食材を体験しても
らい、フィードバックされる学生た
ちの感想が第三者から改めて頂く
「ホ
ンモノの食材」という称号になれば、
という狙いもあります。それでは彼
女たちの感想を紹介しましょう。
茶 話 会
青葉台
さつまいも本来の甘みが強
く素材の味が活かせたクッ
キーができた。
人参は皮を剥いただけで香
りがして風味があり驚いた。
❷肉 :
放牧豚は脂が多くてフライパンに敷く
油が必要なさそうと思った。料理にしっ
かりうまみが出ると感じた。
❸乳製品 :
生クリームは少し混ぜただけでも固く
なってしまうので 脂肪分 が高いと
感じた。お菓子作りのときなどは便利
だと思う。濃厚な味わいでおいしかっ
た。
牛乳は二種類使ったがどちらもおいし
く普通のと比べて甘みがあると感じた。
❹調味料 :
少量でも料理の味がすごくよくなった。
特に黒胡椒は市販のものより香りが強
く気に入った。
野菜ブイヨンは安心して飲めるしおい
しいし、使いやすい。野菜 3 種だけの
スープだったのに深い味になった。
粉末だしが市販のものに比べ甘みが
あった。
「パンケーキカフェ」
(10/14)では手間暇かけて作
りこまれたジャムやソースがたくさん味わえました
2007年10月14日
兵庫県神戸市灘区
スタジオ@ 神戸
関西地区でも開催 !
∼つくる人と食べる人の茶話会∼
大阪センタースタッフ
も参加しての茶話会
「青葉台でやっている生産者との茶
さんグループでした。び
話会を神戸でもぜひ」と依頼をいた
わ、みかん、ふきなどを
だき、それではと名乗りを上げてく
らでぃっしゅぼーやに出
ださったのが王隠堂農園の上山富夫
荷している 4 名が来訪。
「剪定や摘果は地上 5m ほどの樹上
「子どもさんが来るて聞いてたんで」蓑虫付き
のビワの枝も持ってきてくれました
❺そのほか :
卵は濃厚卵白の部分がこんもりたくさ
んあって黄身の色が濃くて驚いた。
小麦粉は有機と北海道とそれぞれ食感
が違って、同じ粉でも差が出ておもし
ろかった。それぞれおいしかった。
途中で完売してしまい後半近くのスー
パーで買ったもので作ったが、同じ作
り方・調味料なのに味が全く変わって
しまった。こんなに違うのかと感じた。
レポート/食☆探・茶話会開催報告
❶野菜・果物 :
一つ一つの味がしっかりしていて調味
料はそれぞれのおいしさを引き立てる
ように使うだけで充分と感じた。
「ほかほかふぇ」
(10/7)
は秋の味覚を活かした
和食メニュー
チーズケーキなど手料理の知恵と腕
はさすがです。「生産者の方に会う
で行なうからお嫁さんの条件は木登
と、 ものを大切にしよう とつく
りができること」「小さい実のとき
づく思います。食べ物は生き物だと
に袋かけをするので収穫時 大きく
普段あまり意識しないことが多いで
なったねぇ と毎回感激する」とび
すが、特に子どもたちにはこういう
わ作りの秘訣(?)を教えてくれま
経験をぜひしてもらいたいと思いま
した。和歌山の海南市地域でよく作
す。(スタジオスタッフ野村さん)」
られるというあせ寿司や、
わりな
(ず
Radix の会としてもぜひこのような
いき)の佃煮・山蕗の佃煮・梅味噌
機会を提供していきたいと思いま
やびわの葉茶、そして炊飯器で作る
す。
15
Radix News Letter 52・
第36回 Radixの会役員会開催報告
3/22.23 第4回総会の開催決まる!
Report
常務理事・事務局長 後藤和明
石油・資材の高騰、米価の低下、畜産飼料の高騰、水産資源の枯渇、異常
気象、食品偽装……。4 時間の会議があっという間の盛り上がり。生産と消
費が対立していては、先はない。らでぃっしゅぼーやこそ生産と会員が体等
になる強い情報が出せる関係だ。
以下会議で報告、話された内容を
となった(本紙2∼3ページ参照)。
順不同で要約します……
今後の販売と連動する各畜種の取り
組みについては、時間を要する課題
ラディックス/小祝塾
2007年折り返し
12期を総括するRadixの会
第4回総会の開催を決定!
となっている。
板橋区東京家政大学を会場に
食品部会
2008 年 3 月 22 ・ 23 日予定。今回は
今期かららでぃっしゅぼーやの現
各部会の勉強会や専門家セミナー、
場を熟知する大野隆司氏を講師に 5
つくり手が講師となるセミナーを多
ブロックでの衛生講習会を開催。首
数開催する。さらにらでぃっしゅぼ
都圏センターにて 現場に役立つ食
ーや会員さんを招待する提案がらで
品衛生講習会
ぃっぼーやよりなされました。
栄養衛生分析依頼関連も、10 月ま
念願のホームページ
RadixWeb を開設
いる。お魚会議は東京で年末商材対
11月1日スタート。予算の関係で、
極的な活動が継続されている。
2008 年 3 月総会の会場となる東京家政大学
も 11 月 28 日開催。
でに 142 件の申し込みをいただいて
策と水産資源の枯渇対応について積
農産部会では現在らでぃっしゅぼーやとの連携
による肥料勉強会を連続開催している
シンプルではあるが会員ホームペー
ジへのリンクも現在63。農産、
食品、
交流部会
交流3つのリアルタイムなブログも
九州東北での若者集会、東京家政
開設したのでおおいにご意見をいた
大学、出前研修、茶話会と計画的な
だきたい。
交流が行なわれる。年始に向けては
配送同乗(つくり手が会員に会いに
農産部会
行く)を準備中。
小祝塾と生産者塾で 5 月から 470
名の参加で好評。らでぃっしゅぼー
会員向け媒体発行
や共催で「肥料勉強会」5カ所で開
全 20 頁カラーでを 2 月に向け企
催。全体方針も組み入れており多数
画中。役員からは既存のニュースレ
の参加が予想される。同時に部会5
ター配布検討の提案もいただく。生
ブロック委員会も開催する予定。
産者 、 メーカーの真面目な背景を難
食品部会で開催されたお魚会議(東京)
しくても表現するか否か意見交換が
畜産部会
なされた。
9月 21 日にらでぃっしゅぼーや
と共催で合同会議を開催した。地域
の自給飼料の取り組みとらでぃっし
ゅぼーや方針を中に、まずは顔合わ
せが目的であったが、有意義な会合
16・Radix News Letter 52
※二期の役員改選の時期が迫っています。1月末をメドに、今期会の活動収支と来期予算編成を終了させ、次期役員候補の調整と交渉を進めていきます。
里山・再生プロジェクト
in つくば
TSUKUBA
…事務局長の紙ログ !! PART 2
人気番組、TOKIOの DASH村に負けまいと 無謀にも山の再生と一からの田んぼ
づくり、ほんとしんどかった。ブッシュ刈りや水路の畦づくり 家屋の解体作業
そして焚き火、手植えから手刈りそして天日乾燥は覚悟ができていたが、猛暑、
虫刺され、猪、畦の崩壊、地元農家の気持ちのやり取り、これには参りました。
穫の日 !
やっとこさの収
3年間人の手が入っていなかった里山と
2007年09月29日
組んだ所に稲を束ねて干す作業に皆夢
スケジュールはここまで。でも残りの稲
配したのか、次第に雨や風がおとなしく
お腹も体も疲れがピークの中、夕方や
田んぼ。草刈、水路作り、畦塗り、土
中。すると、不慣れな田んぼ作業を心
の体験と失敗。地元農家も驚くほどの
なってきた。
っと全ての稲を干しあげた。
「おだかけ」
無農薬の稲の姿だ」
に干したい。ゴールを目指すランナーの
は20 年のらでぃっしゅぼーやで初めて
と強風でボランティアスタッフ22名意
皆無言で稲を刈る人、稲を束ねる人、
緒にハイポーズ !
起こし、肥料撒き、慣れぬことばかり
見事な稲にすくすくと育った。
「これぞ
なぜか納得してしまった。が、生憎の雨
気消沈。前夜から「おだかけ」の竹を
切り、祝いの豚汁の準備も明日に延期
なんとしても、じっくり実った稲穂を竹
ような心境。
竹に稲束を干す人、竹を修 復する人、
竹を山に取り行く人。初対面もいる中
を覚悟。自然には勝てん。
モクモクと汗を流す快感に浸っている。
でもと手刈りの体験。グサグサと5セン
開始3時間待ちに待った収穫
そんな気持ちの中、雨の中1時間だけ
チ上の太い稲株をバッサリ。なぜかとっ
ても気持ちがいい。ほんと不思議な快
とにかく、とりつかれた様に里山の竹を
の収穫後の宴を楽しんだ。
た小屋のかたづけが延々と続く。その
傍で焚き火。小屋1軒の焚き火はかな
りの迫力。都会ではできない体験。
2枚の田んぼの草取り。これをしっか
りやらないと お米は取れない。ファイ
トファイト!
草取り
策の電気柵と
猪対
2007 年 07月22日
ほんと、猪が大事な稲を狙う。周りに
皆あった。少し大人になった気がする。
杯 !めちゃめちゃ美味い、ほん
が上がる。15時まで皆満喫
はず
安心できる
2007年08月11日
ここまでくれば
そんな気持ちが甘かった。酷
in
暑の連続、地元の農家さんと
の水張りの問題、草取り、畦
草刈りと作業は続く。とにかく
暑い !!この夏があるから美味
しい米ができるんだ。
了
蔵入れ無事終
2007年10月7日
全スタッフでの稲刈りは1週間前に終了。通常な
らその場で脱穀・乾燥だが今回は天日干し。
大雨、大風で「おだかけ」は倒れるやら、乾燥
電気の柵を張って対策を講じる。天気
状態がわからないやら 気を揉む一週間が続く。
ブヨ、蜂、ヘビ、突き刺す直射日光。
穀、片付け。田んぼに稲が全て無くなったのは夕
こで何しているんだろう、気が遠くな
っと夜 8 時頃搬入。みんなぐっすり眠れそうだ。
は快晴、
稲の難敵。コナギが発生する。
破壊と創造、そして再生。自分は今ど
る。夏は水と日陰が命だと再認識する。
コラム/里山・再生プロジェクト つくば
とうに幸せどこからともなく声
ロープをくくりつけて「せーの」で倒し
よく言う、やった者のみが味わう瞬間が
地元の人も駆けつけ、地ビー
た稲は不思議と満足げな顔をしていよ
、草取り
小屋の片付け
解体
2007 年 06月30日
の事。満面の笑みで「おだかけ」と一
祭です。
ル、豚汁、漬物などなどで乾
うに思える。
成功。こんな広い面積の「おだかけ」
3分の2まで作業終了。作業
感が湧き出てくる。
植物の茎を切っているのに、頭を垂れ
が気になるのか全員でまた作業開始。
意を決して快晴のこの日、数人の有志で機械脱
焼けがきれいな日暮れだった。米の保管庫にや
皆お疲れ様でした。
17
Radix News Letter 52・
ラディクルニュース
07
全国274名の配送スタッフとの出会い
Radix 河野会長の全国行脚完結 !
昨年10月、北海道支部を皮切りにスタートしたRadix 河野会長の出前研修。足掛け1年、
9月の大阪支部でいよいよフィナーレを迎えました。全国5支部を回っていただき、聴講
した配送スタッフはなんと計274 名 ! 約9 割の配送スタッフが河野会長の講話を聴いたこ
ととなります。河野会長、本当にありがとうございました !
Radixとの協同企画『出前研修』はバージョンアップして次節をスタートします。皆さん
どうぞお楽しみに。
出前研修
出前研修in大阪
9 月 22 日
@ マイドームおおさか
参加スタッフ合計 60 名
アクティブ 15 名/シード大阪 15 名/
ドリーム 7 名 山里物流サービス 6 名/
Radicle 役員 3 名/
らでぃっしゅぼーや 14 名
Osaka
★
上)八木澤商店さんの商品を市販
のものと味比べ
●小枝丈二(大阪支部連絡委員・シード大阪)
河野会長の名言に全員が感動 !
左)竹並商店さんのリニューアル
したおでんを一足早く試食
9月22日「マイドームおおさか」で大阪支部
にお伝えできればいいなぁと思います。
ッフやセンター APさんなど計 60名が参加しま
の準備に奔走していただいた Radicle 連絡委員をはじめ代理店スタッ
の出前研修が開催され、4 代理店の配送スタ
した。
まず始めに Radixの会河野会長の講話があ
最後に河野会長、竹並社長はじめ Radixの会の皆様、そして今回
フの皆さん、本当にありがとうございました。
り、仕事だけでなく人生において成長させられ
る内容に全員が感動し聞き入っている様子でし
た。最後に会長が言われた
「中途半端なら愚痴が出る、
いい加減なら言い訳が出る、一生懸命なら知恵が出
る。」この言葉がすごく印象に残ったようです。その後、
八木澤商店の醤油やドレッシングなどの試食があり、
市販の商品との食べ比べをして、
「市販の商品がすごく
薬品の匂いがした」
「作り手の思いやセールスポイン
トが良くわかった、販促に繋げていきたい」という声
があがっていました。
次に別所かまぼこ店の竹並社長より、おでん種の
商品説明と試食がありました。10月から商品がリニュ
ーアルされ、その完成までの苦労など興味深い内容
でした。
「練り物1つ1つへのこだわりもよく伝わりま
した。」という参加者からの感想が多かったです。
今回の研修で学んだ知識を一人でも多くの会員様
18・Radix News Letter 52
真剣な眼差しで河野会長の講話を聴くスタッフ
若者集会
若者集会in東北
8月31 日∼ 9 月 1 日
@山形県酒田市・鳥海高原家族旅行村
/ドリームズファーム
参加スタッフ計 7 名
首都圏センター : 稲村真(アクシス)/瀧野雅史
(アレグレット)
神奈川センター : 岩橋章・森山琢磨(アレグレッ
ト)/北村順平・矢吹将文(ラミックス)
Radicle役員 : 市川一紀(会長)
★ sakata
●稲村真(首都圏支部連絡委員・アクシス)
生産者さんの前向きな考えに感激 !
8月31日( 金)9月1日(土)と2日間を生
産者さん、メーカーさん、そして配送スタッフ
で寝食を共にしました。
残念な事に初日は雨となってしまい体育館で
のスポーツ交流でしたが、チーム対抗障害物
競走で楽しく汗を流しました。競技前には、ら
でぃっしゅぼーやAPさんによる新規営業の訪
問時を再現して頂いたり、配送スタッフによる会員様へのお届け場面
のロープレを行い、生産者さん、メーカーさんへ会員様との接点の部
分を伝えることができました。
夜は障害物競走のチームごとに分かれカレーを作りましたが、勝者
から具材を選べるというなんと
1
上)さぁ出来上がったカレーのお味は ?(写真は稲村君、北村君)
右下)2 日目のグループワークで発表する瀧野君
左下)白幡さんの田んぼにて米の栽培について聴き入るスタッフ
もサバイバルな夕食。それでも、
しかし翌日のグループワークで、配送スタッフから生産者の皆さん
レーが出来上がり、美味しく頂
でいる」と聞き、素晴らしい考え方だと感激し、自分もものすごく勉
に質問したところ、
「大変ではなく、やりがいがあり、楽しく取り組ん
チームごとに具材を活かしたカ
強になりました。
きました。その後は皆が車座に
午後にはドリームズファームの白幡さんの田んぼを見学させて頂
なって生産者さん、メーカーさ
んの話を聞き、大変な仕事なの
だと改めて痛感しました。
生産者さんと一緒にカレー作り(写
真は矢吹君)
会員様のお子様の
あこがれ !
首都圏モクダイ
高橋 章さん
先日留守中にらでぃっしゅぼー
やの荷物を家の外に置いていっ
てもらった時、帰宅した息子(4
●おめでとうございます!!
☆ New Born Baby
2007年 9月 4日 大阪シード
岡崎卓也さん 雛ちゃん
2007年 9月26日 大阪ドリーム
2007年 9月26日
今実さん 陽七海ちゃん
大阪ドリーム
山寺正人さん 一颯くん
ご意見ご感想お待ちしております!
き、白幡さんの農業に対する真剣な取り組みに感激しました。
次回の集会には、田植えなどの農業体験をしてみたいですネ。
歳)が、せっせと運び、中身も
出して、箱を玄関に重ねて、すっ
かり“らでぃっしゅのお兄さん”
になりきっていました。いつも
働く姿を見ていてあこがれてい
たんでしょうね。
●活動報告
9月 1日 大阪支部第2回接遇研修
9月 8日 インストラクター研修
(千葉・幕張セミナーハウス)
配送スタッフ冥利につきる嬉しい
お手紙 !! お子様の憧れになれるら
でぃっしゅぼーや配送スタッフであ
りたいですね。こんなお子様が15
年、20年後に私達の後輩になって
もらえるよう頑張りましょう。
9月 9日 第2回運営委員会(同上)
9月 22日 大阪支部出前研修
(大阪・マイドームおおさか)
Radicle の会事務局
お問い合わせ/事務局(らでぃっしゅぼーや営業企画課)木船まで
TEL:03-5777-8642 FAX:03-5777-8723
E-mail:[email protected]
または会長(市川)
[email protected]
19
Radix News Letter 52・
Information 事務局からのお知らせです
第 4 回国産大豆サミットin山形川西
Radix Milestone
する国産大豆サミットは、東
2007年10月
日本地豆腐倶楽部(※)が主催
き、それに伴なった豆腐製造
の変遷を話してくださいました。
京、
北海道、
名古屋で開催され、 「国産大豆を植えよう・国産
名古屋からは地域一般へ開放
されています。
大豆で作ろう・国産大豆の食
品を食べよう」というスローガ
開催地の川西町は「紅大豆」 ンに「おいしいものを食べて怒
という在来種の大豆の産地。 る人はいない。みんな笑顔に
米沢牛・ダリヤに加わる更な
なる。だから私はおいしいもの
る地域産品として売り出し中で
をもっと作ってもっと笑顔を広
という模索の中、長野の小学
したいのです」という石川社長
運 動」
、都 心の20 ∼30 代に
きが多くの変化につながれば
す。
「どのように広めていくか?」 めたい、もっとみんなを幸せに
校から広がった「大豆100 粒
支持されている「大豆レボリュ
の言葉を乗せて、一人の気づ
と思いました。
ーション」などの事例報告から
(島田晶子)
基調講演は、おとうふ工房い
※日本地豆腐倶楽部 : 元気な
豆腐屋 の若手経営者6社が
集まり平成 11 年に発足。おと
うふ工房いしかわはその 1 社。
http://jidoufu.com/
学びます。
しかわの石川伸社長(Radixの
会理事)
。先代から受け継ぎ現
在に至るまでの出会いと気づ
畜産部会は夜 !
9月21日東京で開催された畜
産合同会議。会議終了後の懇
インフォメーション
親会は全国の畜産会員が久し
ぶりの交流懇親を楽しんだ。飼
料価格をはじめとした原料価格
の高騰が畜産経営の将来に暗
い影を落とす昨今、参加者はあ
くまでも明るかった。何より前
向きに、各地で模索され展開
が始まっている飼料への取り組
みに可能性を感じていた。
右上)山地酪農を推進。木次乳業
の重 鎮佐 藤社長 下)Radixを役
員としても牽引しているファーマー
ズジャパン岸晃弘さん(左)と伊藤
幸蔵さん(ファーマーズクラブ赤と
んぼ)
右下)若手同士も盛り上が
る ! 四日市 酪 農の若手 vsらでぃっ
しゅぼーや !
活 動 短 報
4
7
農産部会 小祝塾 @高知(高知)
里山棚田再生プロジェクト inつくば米の蔵入れ(茨城)
交流部会 女子大生カフェ vol.4
7・8 交流部会 東京家政大コラボ「食☆探」
白藤復活プロジェクト(東京)
8
交流部会 東京家政大コラボ「食☆探」
第2回食リンピック(東京)
10 ∼18 イタリア食科学大学視察
14 交流部会 茶話会 @神戸(兵庫)
女子大生カフェ vol.5
26 食品部会 九州衛生講習会(福岡)
29 月次監査
27・28 交流部会 東京家政大コラボ「食☆探」野菜食堂
2007年11月
1
6
9
オフィシャルホームページ開設
第36回役員会(東京)
農産部会 東北ブロック肥料勉強会
東北ブロック委員会(宮城)
11 交流部会 女子大生カフェ vol.6(東京)
土と緑の祭典(東京)
15 ∼17 交流部会 東京家政大コラボ「食☆探」
いたばし食巡りフェア
16・17 BM技術協会全国交流集会(宮城)
22 食品部会 お魚会議番外編(東京)
23 農産部会 めだかの学校(群馬)
27 月次監査
28 食品部会 食品衛生講習会 in首都圏センター(東京)
2007年12月
6
7
10
13
14
19
25
28
交流部会 女子大生カフェ報告会(東京)
農産部会 WESTブロック肥料勉強会
WESTブロック委員会(大阪)
農産部会 小祝塾 @奈良(奈良)
農産部会 2007北海道集会 in富良野(北海道)
農産部会 北海道ブロック肥料勉強会
北海道ブロック委員会(北海道)
里山棚田再生プロジェクト inつくば米試食会(東京)
月次監査
仕事納め
編集後記
日曜カフェを終えた学生に「らでぃっしゅの食材どうだった?」
と問うたとき返ってくる言葉に、自信と力をもらっています。
それは出前研修での河野会長の「本物かどうかは自分で言
うのではなく相手やまわりに認められて初めて決まる」とい
Radix
News Letter 52
ラディックス・ニュースレター
号
2007年12 月25日発行
らでぃっしゅぼーや環境保全型生産者団体
う言葉をまさに実感できるからです。よい食を通じて社会に
貢献したいという彼女たちの思いに触れるたび、Radix の会
だからこそ後押しが出来ることを誇りに思う自分がいます。
それが道をすすむエネルギー源にもなる。彼女たちの言葉
と料理がみなさんに、そしてまだらでぃっしゅを知らない人
にも届くよういろいろ道を作っております。
20・Radix News Letter 51
(島田晶子)
〒175-0081 東京都板橋区新河岸1-15-9
らでぃっしゅぼーや内
TEL 03-5399-4631
FAX 03-5399-4634
E-MAIL offi[email protected]
Radix の会についてのお問い合わせは
事務局までお願いいたします。
次号は来年2月上旬発行の予定です
この会報は大豆油インキを使用しています。