Heart Animal Hospital 肛門嚢疾患ハート動物病院 Heart Animal Hospital 来院理由 • おしりから出血している。 • おしりをやたらとなめるようになった。 • おしりにしこりができた。 • 便秘気味である。 • おしりをさわると怒るようになった。などがあげられます。 Heart Animal Hospital 考えられる疾患 • 肛門の傷、炎症 • 肛門の腫瘍 • 肛門腺の閉塞、肥大、炎症 • 肛門腺の破裂 • 肛門周囲の腫瘍などが考えられます。今回は肛門腺が破裂した症例です。 Heart Animal Hospital 肛門嚢とは • 肛門の4時と８時の位置にある袋でにおいの強い分泌物がでます。閉塞すると細菌感染が起こりやすい場所です。 • 閉塞がおこると痛みで便秘や排便時に痛みを生じることがあり、破裂してしまう場合もあります。 Heart Animal Hospital 処置前肛門嚢が破裂してしまったネコの症例です。 Heart Animal Hospital 処置1 中にたまった液体を全て出します。 Heart Animal Hospital 処置2 しっぽ肛門やぶれた穴左肛門腺 Heart Animal Hospital 処置3 たまっていたものを全て出した後に、中を消毒してきれいにします。そのままではまた膿がたまってきます。 Heart Animal Hospital 処置後消毒してもまた液体がたまることがあるので、縫わずにそのままにしておきます。抗生物質で炎症を抑えながらなめないようにしていると穴がふさがっていきます。 Heart Animal Hospital 予防 • 中の液体がたまりやすい場合はたまり過ぎたり、破裂してしまう前にこまめにしぼってあげるようにしてください。 ※無理にしぼると破裂してしまうこともあるので病院で相談してみてください。