用語集 行 50音 用語 解説 当企業団と受水市町村で結んでいる水の情報ネットワークのこと。送水運用情報や水質情報などを相互にリアルタ イムで交換することにより、限られた水資源の有効活用や水質の向上・安定供給及び市町村サービスの向上を図る とともに、事故災害時には、緊急伝文等のメッセージを送受信することで、緊急時の迅速な対応を支援することを目 的としている。 あ あ アクアネット大阪 あ 資産(アセット)を効率よく管理・運用(マネジメント)すること。水道事業においては、持続可能な事業を実現するた アセットマネジメント あ めに、中長期的な視点に立ち、水道施設のライフサイクル全体にわたって効率的かつ効果的に水道施設を管理運 (資産管理) 営する体系化された実践活動を示す。 あ あ 後ろ過 微粉炭や微小生物の浄水への漏出防止を目的に、浄水処理の最終工程に導入するろ過施設のこと。 あ あ あんしん給水栓 地震等の災害により水道施設に被害が生じ、給水機能が停止した場合、それらが復旧するまでの間、飲料水・医療 用水・消火用水等の緊急時用水を確保し、被災した住民の生命と生活を守るために緊急に使用される給水栓のこ と。送水停止中でも使用できるAタイプと、送水中に使用できるBタイプの2種類がある。 あ い 一日最大給水量 一日給水量のうち年間で最大のもの。 あ い 一日平均給水量 年間総給水量を年日数で除したもの。 あ い 1拡 当企業団における送水管路の施工時期による分類のことで、第1次拡張事業の略称のこと。 (1拡S23~S25、2拡S25~S31、3拡S32~S34、4拡S35~S40、5拡S40~S47、6拡S47~S54、7拡S55~H18) あ い 一括交付金 正式名称は「地域自主戦略交付金」。国から地方への「ひも付き補助金」を廃止し、地方が自由に使える交付金とし て平成23年度に創設された。(平成25年度に廃止されている。) あ い インフラ インフラストラクチャー(infrastructure)の略称。国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設のことで、道 路、上下水道、電気、通信などをいう。 あ え 営業収支比率 通常の事業活動に要する費用(営業費用)を、通常の事業活動で得た収益(営業収益)でどの程度賄っているかを 示す指標のこと。この比率は、高いほど望ましい。 あ え 塩水遡上 海水が川を遡る現象のこと。一般に潮の干満で生じるが、津波が河川を遡ることで生じることもある。塩水が浄水場 に流入すると塩分を処理できないため、塩水遡上対策は浄水処理上の課題である。 あ え 塩素混和池 次亜塩素酸ナトリウムを注入攪拌・反応させる反応槽(池)のこと。 あ え 塩素処理 浄水処理において、液化塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウムなどの塩素剤を使用した処理のこと。 当企業団の浄水場では、浄水処理の最終工程で殺菌・消毒を目的に次亜塩素酸ナトリウムを用いている。 あ お 応急給水拠点 地震等災害により水道施設が被害を受け給水が停止した場合に、飲料水など応急給水を行う給水場所のこと。 あ お オゾン オゾン(O3)は、フッ素に次ぐ強い酸化力を持ち、殺菌、脱臭、脱色、鉄やマンガンの酸化、フェノール類などの有機 物を分解する能力があり、高度浄水処理の工程に使用している。 あ お 汚泥かき寄せ機 水中の浮遊物質が重力や凝集剤の作用などによって沈澱、堆積して、泥状になった汚泥をかき寄せる機械のこと。 か か 階層浄水施設 浄水場は一般に、沈澱、ろ過などの施設が平面的に配置されているが、これらの施設を立体的に一つの建物に収 容した施設のこと。当企業団の村野浄水場において、階層浄水施設を導入している。 か か 河南地域 柏原市、藤井寺市、羽曳野市、大阪狭山市、富田林市、松原市、河内長野市、太子町、河南町、千早赤阪村の計 10市町村の給水対象により構成される地域のこと。 か かび臭 水源の植物性プランクトンから産生される異臭味物質(2-メチルイソボルネオール(2-MIB)、ジェオスミン)が原因で 生じる臭気。2-MIBとジェオスミンは摂取しても健康に影響はないが、微量でも臭気が感じられるものであり、水質基 準項目に設定されている。 か き 企業債 水道等の地方公営企業の建設改良事業等に充てるため、地方公共団体が起こす地方債のこと。なお、企業債の償 還は、当該事業で整備した施設等を用いて得られる料金で賄うことを原則とし、その償還期限は、施設等の耐用年 数の範囲内とされている。 か き 期首稼働固定資産 年度当初に稼働している固定資産の帳簿価額の総計のこと。 額 か き 期首稼働有形固定 年度当初に稼働している有形固定資産(建物、機械設備等)の帳簿価額の総計のこと。 資産額 か 用語集 行 50音 用語 解説 か き 給水区域 水道事業の事業(経営)認可に係る事業計画で定められ、事業計画の目標年次までに水道事業者が一般の需要 に応じて給水を行うこととした区域のこと。なお、水道用水供給事業は、水道事業者に水道用水を供給する事業で あるため、給水区域の概念はない。 か き 給水人口 水道事業の事業(経営)認可に係る事業計画の目標年次において、計画給水区域内に居住する人口のうち、当該 水道による給水を見込んだ人口のこと。なお、水道用水供給事業は、水道事業者に水道用水を供給する事業であ るため、給水人口の概念はない。 か き 急速攪拌機 薬品の適正な混和を行う機械のこと。撹拌には、機械による撹拌の他、堰による攪拌やポンプによる攪拌などがあ る。 か き か ぎ 業務指標(PI) (公社)日本水道協会が定めたサービス水準の向上のための規格の一種で、水道事業者が行っている多方面にわ たる業務を定量化し、定義された算定式により評価するもの。 か け 経常収支比率 特別損益を除いた経常的な収支の関係をみる指標のこと。この比率が100以下であることは、経常的な収入で経常 的な費用を賄えない状態を示しており、通常、収支が赤字であることを示す。 か け 系統連絡管 浄水場の事故などの緊急時において、市町村への水道用水供給停止や給水制限などの影響を最小限にとどめる ために、当企業団が所有する3つの浄水場(村野・庭窪・三島)の水を相互に融通できるようにするための連絡管の こと。 か け 経年化管路 設置されてから相当年数(法定耐用年数)が経過した水道管のこと。当企業団で主に使用しているダクタイル鋳鉄 管及び鋼管の法定年数は40年。 か け 建設改良費 経営規模の拡充を図るために要する諸施設の建設整備など、固定資産の新規取得又はその価値の増加のために 要する経費で、4条支出(資本的支出)として計上される。 か け 建設副産物 建設発生土など建設工事に伴い副次的に得られる物品の総称。具体的には、建設現場に持ち込んで加工した資 材の残りや現場内で発生した物の中で、工事中あるいは工事終了後その現場内では使用の見込みがないものをい う。 か け 建設リサイクル法 正式名称を「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」といい、特定建設資材に係る分別解体等及び特定 建設資材廃棄物の再資源化等の促進等を目的に、平成12年5月30日に施行された。 か げ 減価償却費 固定資産の減価を費用として、その利用各年度に合理的かつ計画的に負担させる会計上の処理又は手続を減価 償却といい、この処理又は手続によって、特定年度の費用とされた固定資産の減価額を減価償却費という。一般的 には、固定資産の価値減耗についての費用を種々の方法により各年度に適正に配分し、その収益に対応させて正 しい損益計算を可能にするものである。 か げ 減債積立金 企業債の償還に充てる目的で積み立て、他の用途には使用することができない積立金のこと。 か げ 緊急時給水拠点確 災害等緊急時における給水拠点の確保のために行う配水池、緊急時用連絡管、貯留施設、緊急遮断弁、大容量 保等事業 送水管、重要給水施設配水管の整備事業及び基幹水道構造物の耐震化事業のこと。 減量・廃止負担金 制度 受水企業が基本使用水量を減量し、又は工業用水道の使用を廃止する際に、受水企業が減量又は廃止する水量 に対し負担金を支払う制度のこと。当企業団の工業用水道事業において導入している。 こ コイセンサー 鯉による原水水質監視システムの愛称。河川より原水を取り入れる取水場に設置し、上流に餌付けした鯉の水槽に 原水を流し、有害物質流入時に鯉がとる忌避行動を監視することにより、有害物質の流入をいち早く察知するため のもの。 か こ 広域化 厚生労働省が策定した水道ビジョンに示された新たな水道広域化とは、給水サービスの高度化やライフラインとして の社会的責務を果たすために必要な財政基盤及び技術基盤の強化を目的として、複数の水道事業等が事業統合 を行うこと、又は、その目的のために複数事業の管理の全部若しくは一部を一体的に行うこと。 か こ 工業用水道事業 人の飲用に適さない工業用の水(水力発電用の水を除く。)を、導管により供給する事業。工業地帯の地下水位の 低下に伴う地盤沈下対策や工業の健全な発達等を目的とする。 か こ 高度浄水処理 通常の浄水処理では十分に対応できない臭気物質、トリハロメタン、合成洗剤などの除去を目的として、通常の処 理に追加して行う処理のこと。具体的には、オゾンによる酸化分解処理や粒状活性炭による吸着除去を行う処理、 微生物の働きを効率よく利用した生物処理などをいう。 か こ コンソーシアム 複数の企業体で構成される法人格の無い共同企業体のこと。 か こ コークス 粘結炭を約 1000℃で乾留してその揮発分の大部分を石炭ガスとして放出したあとに残る固体燃料のこと。灰分を 含んだ多孔質の炭素質で骸炭ともいう。溶鉱炉などに用いられて鉱石の溶解に必要な熱を供給し、鉱石の還元に 必要な一酸化炭素を発生する。 さ さ か 再生可能エネル ギー 太陽光や太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱など、資源が枯渇せず繰り返し使え、発電時や利用時に二酸化炭 素(CO2)をほとんど排出しないエネルギーのこと。 用語集 行 50音 用語 解説 さ 3条支出 一事業年度の企業の経営活動に伴い発生するすべての支出で4条支出(資本的支出)以外のもの。予算形式上、 第3条に計上されていることから「3条支出」と呼ばれている。(収益的支出) さ さ サージタンク 管路に異常な圧力が発生した場合、これを和らげるため、管路の途中に設置する容量に余裕を持たせたタンクのこ と。当企業団では、磯島取水場と村野浄水場間及び北部第4(野間口)加圧ポンプ場と能勢町野間中分岐間の管 路に設置している。 さ し 資金収支 年度末の流動資産(現金・預金や未収金)から流動負債(未払金や引当金)を差し引いたもので、企業の運転資金 のこと。 さ し さ し 資本費 3条支出(収益的支出)のうち、水道施設の建設に要した費用にかかるもので、減価償却費及び施設整備の際に借 り入れた企業債の支払利息の総計のこと。 さ し 臭素酸 臭素酸(BrO3)は、動物実験により発がん性が認められている物質で、水質基準項目に設定されている。水中に含 まれる臭化物イオンがオゾンと反応してできる副生成物であるため、オゾン処理時の生成抑制に留意する必要があ る。 さ し 小水力発電 水力発電のうち、出力が小規模なもの。水流で水車を回転させて発電を行う。 さ し 新エネルギー 日本においては「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」で「技術的に実用化段階に達しつつあるが、 経済性の面での制約から普及が十分でないもので、石油代替エネルギーの導入を図るために特に必要なもの」と 定義され、太陽光発電や風力発電、バイオマスなど10種類が指定されている。 さ し シールド工法 地盤の崩壊を防ぐため、鋼製円筒(シールド)の中で、セグメント(トンネル)を組み立てながら地中の掘削を進める 工法のこと。 さ じ ジェオスミン 河川の富栄養化によって異常繁殖する植物プランクトンが作るカビ臭物質のこと。ごく小量でもかなりの悪臭を放 ち、水1リットルにわずか1億分の1グラム程度含まれただけで、カビ臭味をつけると言われている。 さ 事業継続計画 じ (BCP) Business Continuity Planの略称。自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資 産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき 活動(事前対策)や緊急時における事業継続の方法、手段(事後対策)などを取り決めておく計画のこと。 さ じ 自己水浄水場 受水市町村が独自で確保している水源の浄水場のこと。 さ じ 実施設計 基本設計図書に基づいて、工事請負者が工事を実施し、工事費明細書を作成するために必要な情報を盛り込ん だ設計図書を作成する業務、又は、細部にわたり細かく設計すること。詳細設計と呼ぶこともある。 さ じ 受水圧発電 水力発電の一種で、受水圧力を利用して発電を行うこと。当企業団では、村野浄水場から郡家ポンプ場に送水す る際、途中に高地があり、送水ポンプで高い圧力で送水しているが、再び低地にある郡家ポンプ場に水が届く際に は余剰圧力が生じるため、この圧力を利用して発電している。 さ じ 受水分岐 企業団送水管から受水市町村へ給水するための分水施設のこと。 さ じ 浄水池 浄水処理された水を一時的に蓄えて送水調整を行うため、又は非常時の対応を行うために送水施設の途中あるい は末端に設置する池のこと。 さ じ 浄水発生土 河川水から水道水をつくる過程で発生した泥分を集め、加圧脱水して固めたもの。 さ す 水位差発電 水力発電の一種で、水位差を利用して発電を行うこと。当企業団では、村野浄水場階層系浄水施設において、高 さ30mのビルに匹敵する建物内で立体的に浄水処理を行っており、この水位差を利用して発電している。 さ す 水管橋 川や谷を越えて水を運ぶための水道管の橋のこと。水道管単独で架設されたものや、道路橋等に添架されたもの がある。 さ 経営の効率化、事業経営の透明性の確保を目的として、日本の水道事業のサービス水準を向上するために、全国 の水道事業関係団体で構成する(公社)日本水道協会が平成17年1月に制定した規格で、全国の水道事業体に適 水道事業ガイドライ す 用するもの。 ン このガイドラインでは、水道事業全体を網羅した6つの分野(安心、安定、持続、環境、管理、国際)について137項 目の指標を用いて、業務を定量的に数値化し評価することで、水道サービスを総合的に判断するもの。 さ せ 生活用原単位 生活する上で必要な洗濯や風呂用水など、一人一日当たりに使用する水量(㎥/人・日)のこと。 さ せ 制水弁 管路内の水の流量を調整したり遮断するための弁のこと。 さ 市町村水道水質共 当企業団が市町村水道の水質検査を受託する仕組みのこと。市町村水道等の自己水源や水道水の水質検査、及 同検査 び水処理薬品の検査を実施しており、主な検査項目は、水質基準項目、農薬など水質管理目標設定項目である。 用語集 行 50音 用語 解説 さ せ 精度管理 水道では主に水質検査において、正確で信頼性の高い検査結果を得るために、統計学的解析を含めた様々な手 法を利用して一連の検査過程を管理すること。 さ せ 責任水量制 受水者と契約した基本使用水量の全部又は一部を使用しなかった場合であっても、基本使用水量まで使用したも のとみなして料金を徴収する制度のこと。 さ そ 総トリハロメタン トリハロメタンとは、浄水処理の過程において、原水中の有機物と消毒のために注入している塩素が反応して生じる 消毒副生成物で、健康に影響を及ぼす。その中で特に、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、 ブロモホルムの4つの合計量を総トリハロメタンと言い、個々の値と合計量が水質基準項目に設定されている。 さ そ 促進酸化処理 オゾンや過酸化水素、紫外線などを併用することによって、強力な酸化剤であるヒドロキシルラジカルを発生させ、 水中の汚染物質を分解除去する方法のこと。 さ そ 損益勘定職員 3条支出(収益的支出)により給与を支弁されている職員のこと。 た た タイムマネジメント 目標達成に向け時間を有効活用し、仕事を効果的・効率的に進めるための時間管理のこと。 た た た た 立坑 縦に掘り下げた坑道のこと。シールドトンネルにおけるシールド機の搬入組み立て、セグメントなどの資材等の搬 入、掘削土の排出や長大トンネルの分割施工などのために設けられる。 た た 単一管路 市町村への送水ルートが1本しかない当企業団の水道管路のこと。 た だ ダウンサイジング 水需要の減少や広域化、技術進歩に伴い、施設更新などの際に施設能力を縮小して施設規模を適正化し、維持 管理コストの削減を図ること。 た だ 濁度 水の濁りの度合いを表す指標で、単位は「度」。水道において、原水濁度は浄水処理に大きな影響を与え、浄水管 理上の最も重要な指標の一つである。水道法第4条の規定に基づく「水質基準に関する省令」において「2度以下」 であることとされている。 た ち 地域自己水 各市町村が地下水や地域の河川から取水することにより、各自で確保している水源のこと。 た 京都会議で合意された京都議定書により、日本に課せられた温暖化ガスの排出削減目標を達成するために策定さ 地球温暖化対策の ち れた法律のこと。国や地方自治体が自ら排出する温暖化ガスの抑制計画を作り、実施状況とあわせて公表するなど 推進に関する法律 が主な柱となっている。 た ち 鋳鉄管 鉄、炭素(含有量2%以上)、ケイ素からなる鉄合金(鋳鉄)で作られた管のこと。1959年に黒鉛を球状化し、より勒 性の強いダクタイル鋳鉄管が規格、製造化されたことにより、現在はほとんど製造されていない。 た ち 長期前受金 償却資産の取得等に充てるために交付された補助金等に相当する額のこと。 た ち 調整池 送配水量の調整や異常時の対応を目的として、原水を貯留する池のこと。なお、取水施設と浄水施設の間で原水 を貯留する池は原水調整池という。 た ち 沈澱池 水よりも重い粒子は、静水中やきわめて静かな流れの中では沈降して水と分離する。この原理を利用して、原水を 静かに流入させて原水中の粒子を分離する池を、沈澱池または沈澱槽と呼ぶ。 た と 特別損失 事業の通常の経営に伴うものでない臨時的な損失、又は、その発生の事実が過去の年度に属する損失のこと。災 害損失や土地売却損などが具体的な例である。 た と トレンド方式 過去の経年データから統計的に傾向線式を算出し、この式に将来年次を入れて将来値を推計する方式のこと。 な に 2重化 2重化とは送配水の系統を複数にすることで水道供給の安定化を図るとともに、管路更新時の代替能力を確保する 手法のこと。 な に 二部料金制 固定費(基本料金)と、変動費(使用量料金)に分かれた料金制のことで、利用者の節減努力が反映される。当企業 団の工業用水道事業において導入している。 な ね 年賦未払金 毎年一定額ずつ分割して支払われる未払金のこと。 は は 配水池 浄水場から送られた浄水を一時的に貯留し、需要量に応じて流出抑制するための池のこと。 タイムリープラン契 約 7月~9月の3か月間の11時~17時までの昼間において、大口の需要家で一定時間の負荷を調整することにより、 電気料金を割り引く制度のこと。 用語集 行 50音 用語 解説 は ば バイパス管 本管の破損や老朽管の更新等により、水の供給ができない状態を避けるため、本管と並行して布設し、本管と連絡 することにより供給停止とならないように整備する本管のバックアップ管のこと。 は ぱ パブリックコメント 行政機関などの意思決定過程において広く国民に素案を公表し、それに対して出された意見・情報を考慮して意 思決定を行う制度のこと。 は び 微粉炭 浄水処理で使用される粒状活性炭の経年劣化により発生する粉末化した炭のこと。 は び 琵琶湖割賦負担 琵琶湖開発事業(大規模な利水・治水事業)の事業主体の独立行政法人水資源機構に支払う負担金のこと。(平 成4~平成26年度まで分割払い) は ふ φ(ファイ) 円の直径を表す記号であり、一般的にはmm単位で表す。水道管の直径を表す場合などに用いる。 は ふ フィールド試験 新たな取組みに向けて現地で行う影響調査や研究のこと。その過程で抽出された実用上の問題点等を今後の導入 に向けた検討に活かすことができる。 は ほ 包括業務委託 受託業者が効果(業務の効率化や費用低減など)を発揮できる関連業務等、複数の業務を一体として委託するこ と。 ま ま 前塩素処理 原水中の殺藻や水に溶けている鉄・マンガン等を除去するため、沈澱池の前段で塩素を注入する処理方法のこと。 原水中の有機物と塩素が反応し、トリハロメタンが生成するため、高度浄水処理では前塩素処理を取りやめ、有機 物を低減させた浄水処理の最終段階で塩素注入が行われる。 ま ま 膜ろ過 精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜などを使用して水中の不純物質を分離除去し、清澄なろ過水を得る浄水方 法のこと。 ま み 未処分利益剰余金 平成26年度から適用された地方公営企業会計制度の見直し項目の一つである「みなし償却制度の廃止」に伴う移 変動額 行処理により発生した利益剰余金などのこと。 ま み 水循環基本法 水循環に関する施策について、基本理念を定め、国、地方公共団体、事業者及び国民の責務を明らかにし、並び に水循環に関する基本的な計画の策定その他水循環に関する施策の基本となる事項を定めるとともに、水循環政 策本部を設置することにより、水循環に関する施策を総合的かつ一体的に推進しようとするもので、平成26年3月に 成立し、同年7月1日に施行された。 ま み みなし償却制度 国庫補助金等で取得した固定資産の減価償却の際に、取得価額から補助金充当額を控除した額を帳簿価額とみ なし、補助金の未充当部分についてのみ減価償却を行う制度のこと。(平成26年度以降廃止された。) ま 河川水・下水等の温度差エネルギー(夏は大気よりも冷たく、冬は大気よりも暖かい水)や、工場等の排熱といった、 今まで利用されていなかったエネルギーを総称して呼ぶ。未利用エネルギーの種類としては、①生活排水や中・下 み 未利用エネルギー 水の熱、②清掃工事の排熱、③超高圧地中送電線からの排熱、④変電所の排熱、⑤河川水・海水の熱、⑥工場の 排熱、⑦地下鉄や地下街の冷暖房排熱、⑧雪氷熱 等がある。 ま も や ゆ ゆうきセンサー 揮発性有機物質21成分を自動で連続測定する「原水水質連続監視装置」の愛称。 や ゆ 有収水量 製造した水量のうち、料金徴収の対象となる水量のこと。 や よ 用水供給事業 水道用水を作り、水道事業者(市町村)に対してその用水を供給する事業をいう。これに対し、市町村が住民へ直 接水を配る事業を水道事業という。 や よ モンテカルロシュミ レーション 様々な事象(給水人口・生活原単位など)について、乱数を用いたシミュレーションを多数(数千~数万回)行うこと により、近似的に分析・定量化する手法のこと。 淀川における水質汚濁防止対策の実施、水質に関する情報の収集・交換、緊急事態発生時における措置等に関 淀川水質汚濁防止 する協力体制の確保、流域における水環境諸施策の調整とその積極的推進等を行うため、河川管理者と関係行政 連絡協議会 機関をもって構成する組織のこと。 や よ 淀川水質協議会 淀川の水質保全を目的に昭和40年8月淀川から取水している水道事業7団体で会を結成し、現在は水道事業体10 団体(大阪市、守口市、枚方市、寝屋川市、吹田市、尼崎市、西宮市、伊丹市、大阪広域水道企業団、阪神水道 企業団)が参加している。活動内容は共同での水源水質監視、調査研究、関係先への要望等である。 や よ 4条支出 将来の経営活動に備えて行う建設改良及び建設改良に係る企業債償還金等の支出のこと。予算形式上、第4条に 計上されていることから「4条支出」と呼ばれている。(資本的支出) ら ら ライフサイクルコスト 製品や構造物等について、原材料の採取から製造、使用及び処分に至るライフサイクルにかかる経費のこと。 ら ら ライフライン 補給路線という意味で、電気、ガス、水など生活に必要なものを供給するラインのこと。これらに通信や輸送を加える 場合もある。 用語集 行 50音 用語 解説 り 利水安全度 水源の開発水量に対し、河川から安定的に取水することのできる水量の度合いをいう。一般的に、ダム等の計画時 においては、概ねの安全度を10年に一度程度発生すると予測される渇水に対して安定的な取水ができるようにダム の利水目的の容量を設定する。 ら り 粒状活性炭 石炭やヤシを蒸し焼きにし炭化させたものを、高温で水蒸気と反応させ賦活化することにより、1グラムあたり約 1,000m2といった微細で広大な面積の孔をあけた粒状の活性炭のこと。この粒状活性炭を敷きつめた層に通水する ことにより、水中の色やにおいの成分、微量な有機物質を除去することができる。 ら る 累積欠損金 営業活動によって欠損を生じた場合には繰越利益剰余金等により補填することになるが、補填しきれず翌年度に繰 越となり、累積されたものを累積欠損金という。 ら る ループ化 管路事故等による水道水の断・減水の状態を避けるため、ぐるりと輪のように管と管をつなぐこと。また、つないだ管 をループ管という。 ら ろ ろ過池 凝集沈澱処理で取り除かれずに残った微細な粒子を、砂やアンスラサイトなどのろ過層を通過させることにより除去 する池のこと。緩速ろ過池と急速ろ過池に大別される。緩速ろ過は濁質除去と生物処理の機能を併せ持ち良質な 処理水を得られるが、広大な敷地と適切な管理が必要なため、現在は大量の処理と自動運転に適する急速ろ過が 一般的である。 英 C CO2排出係数 単位当たりのCO2排出量のことで、電気の場合は、使用(販売)電気量1kWhあたりのCO2排出量。 英 N NOx・PM法 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法のこ と。対象地域は首都圏・大阪・愛知などの大気汚染の厳しい大都市で、トラック、バスなどのディーゼル車が主な対 象となっている。 英 P PDCAサイクル 事業活動において、Plan(計画)、 Do(実行)、 Check(評価)、 Act(改善)の 4 段階の繰り返しにより、業務を継続 的に改善する経営管理の手法のこと。 英 P PFI Private Finance Initiative(民間資本主導)の略称。公共施設等の建設、維持管理、運営等を、国や地方自治体に 代わって、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法のこと。 英 P pH 水素イオン濃度を簡単な数値で示すための指数で、その濃度の逆数の対数をもって示したものをいう。水質基準で は、pH5.8~8.6の範囲でなければならない。なお、pH<7は酸性、pH>7はアルカリ性。 ら
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