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一触即発!夫婦ゲンカ怒りの心理学

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NHK総合テレビ 毎週水曜日・午後8時から放送中
http://www.nhk.or.jp/gatten/
一触即発!夫婦ゲンカ 怒りの心理学
2007年11月7日放送
今回の番組について
本当は仲良くしたいのに、一度火がつくとどうにも止まらないのが夫婦ゲンカ。
ガッテンが「怒り」のメカニズムに科学のスポットを当てたところ、どうにもならないと思っていた怒
りの感情を上手にコントロールする秘訣を発見しました。なんと怒ったサルでさえ怒りを収めてしまう
のです。夫婦円満に欠かせない「怒りコントロール法」を大研究!
「下手なケンカ」と「よいケンカ」
夫婦にとって夫婦ゲンカは大事なコミュニケーションの1つです。しかし怒りにまかせた夫婦ゲンカは、
お互いを傷つけるばかりで不毛なものになるのも、また事実。いわば「よいケンカ」のためのコツをご
紹介するのが、今回の番組です。
「実録!カメラがとらえた夫婦ゲンカ」
あるご夫妻のお宅では、大雑把な夫と几帳面な妻の間で、毎日のように口げんかが絶えません。特別に
ご夫婦の許可を得て、居間に10日間カメラを設置したところ、夫の帰宅が遅かったことをめぐって、激
しいケンカが勃発してしまいました。
そしてもう1つの実験。「心拍数の実験」と称して募集したみなさんに特設の喫茶店に集まってもらい、
隠しカメラを設置して「注文を取り違える」などの様々な仕掛けを行いました。すると、怒りを感じる
につれ、心拍数が右肩上がりに上昇する傾向が確認されました。
「怒りの悪循環」
怒りのきっかけになるのは、脳の「扁桃体(へんとうたい)」という部分です。自分にとって何かイヤ
なことを察知すると、脳は怒りのホルモンと呼ばれる「ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)」とい
うホルモンを分泌するよう命令し、その作用で心拍数や血圧の増加などの体の変化が起こります。
そしてこうした体の作用を、再び脳が感知し、怒りはさらに増幅してゆきます。怒りには、怒り自身が
エスカレートしていく仕組みがあったのです。
「怒り実験!ごはっさんに願いましてはー」
怒りの感情は、モノに八つ当たりすると収まるのでしょうか?
5人の皆さんに「思い出し怒り」をしてもらい、サンドバッグを殴って発散の効果を調べました。する
と、2人は怒りが軽くなりましたが、3人は逆に増幅してしまったという結果になりました。
一方、さきほどの喫茶店実験に参加していただいたお坊さんに注目してみましょう。この方は、どんな
に仕掛けても怒りはせず、心拍にも目立った変化はありませんでした。
「認知的再評価」とは?
心理学用語で、いわば「自分への言い聞かせ」を意味する言葉です。扁桃体によって起こる様々な感情
は、理性の脳と呼ばれる前頭前野の働きで鎮めることができます。実は、お坊さんも一度はムッとした
のですが、この「言い聞かせ」によって、怒りがエスカレートするのを防いでいたのです。
「怒るモンキー怒らざる大実験」
食事中のサルから、エサを分けてもらえるか実験してみました。「笑顔」や「怒り顔」で近づいた時
は、サルが怒って攻撃をしてきました。しかし「怖がっている顔」で近づくと、サルは威嚇はするもの
の、攻撃はしてこなかったのです。
なぜ「怖がっている顔」だとサルは攻撃してこない?
怒りの本来の目的は「警告」だと考えられています。エサをもらおうとすると「エサをとってほしくな
い」と威嚇によって警告します。しかし、怖がっている顔の場合は、その警告が「相手に伝わった」と
感じ、攻撃の必要がなくなってしまうのだと考えられます。
またサルの場合は、相手が敵対的かどうかを、相手の目つきで判断するとも考えられています。怖がっ
ている顔では、笑顔や怒った顔に比べ、伏し目がちのため、攻撃に移りにくかったとも解釈できます。
「『不毛なケンカ』を防ぐ、心理対策の切り札」
番組の最初で紹介した、ケンカが絶えなかったご夫妻に「ムッと感じたら旗をあげて、自分の気持ちを
述べる」という対策をしてもらいました。すると、感情的な言葉のぶつけ合いが減り「いがみあいがな
くなった」「仲のいい時間が増えた」などの変化がありました。
怒りをコントロールする「アサーション」
アサーションとは、主にアメリカなどで、怒りのコントロール法として取り入れられている手法です。
ムッとしたらどんな形でもよいので一呼吸おいて、自分がどのように感じているかその気持ちを「私
は…」の形で相手に伝えることがポイントです。
「あなたは…」で話しをするよりも、攻撃に移りにくく、怒りの本来の役割である「警告」でとどめる
ための有効な方法として活用されています。
「怒り顔 vs. 作り笑顔」実験
映画館で、怒った男性の顔の映像を鑑賞してもらいました。怒り顔を作って鑑賞した人たちに比べ、作
り笑顔で鑑賞した人たちは、映像の男性は「励ましている」「ストレス発散している」などと感じ、自
身が怒りを感じずに済んだという結果になりました。
自分の表情で感情を変える「表情フィードバック」
自分の表情によって、物事に対する感じ方や感情までもが影響を受ける現象を、心理学用語で「表情
フィードバック」といいます。笑顔や怒り顔を作ると、様々な映像を見た時に、感じ方が大きく変わっ
てくることが、これまで多くの実験で確かめられています。
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