平成26年4月∼平成26年6月

佐野市市政モニター
意見・要望一覧
(平成26年4月∼平成26年6月)
【案件】
1.佐野市消防団及び女性防火クラブについて
2.佐野市消防団及び女性防火クラブについて(その2)
3.佐野市の禁煙啓発などについて
4.さのまる活用のアイデア募集について
5.県道山形寺岡線赤見バイパスへの外灯設置について
6.出流川をホタルが住める川に
7.節電への取り組み強化について
8.小規模保育事業について
平成26年7月
佐野市総合政策部政策調整課広報広聴係
【おことわり】
市政モニターの皆さまからのご意見は、可能な限り、原文のまま掲載しております。
ただし、個人が特定される可能性がある部分につきましては、一部削除しております。
あらかじめご了承ください。
案件 No.1
佐野市消防団及び女性防火クラブについて
【市政モニターからの意見の要旨】
佐野市消防団及び女性防火クラブから町会に対する賛助金の要求が次のように口頭
で行われるケースがあります。
1. 消防団会計から町会会計に口頭で話をする
2. 消防団会計から町会長に口頭で話をする
3. クラブ員の集まりで町会のクラブ員に口頭で話をする
4. 支部長から町会長に口頭で話をする
佐野地区広域消防組合が解散して佐野市消防本部が発足し、消防団・女性防火クラブ
が佐野市消防本部の組織下に入りました。組織一新を機会に佐野市消防団及び女性防火
クラブも行政組織の一端として、きちんとした書類等の発行をお願いします。
町会資産はすべて町会員の会費で成り立っています。町会員は厳しい経済環境(収入
が増えない、養育費等の増加、消費税の増税など)の中で家計をやりくりして町会費を
出してくれています。その貴重な公金を支出するには、適正な書類が必要です。次の対
応をお願いします。
1. 団体長から町会長あてに賛助金協力の要請書を発行する
2. 団体長の公印を押印する
3. 賛助金の要請目的及び金額の根拠を明確にする
以前、「きちんとした書類を出して下さい」と要望したが対応してもらえなかったと
の話も聞いています。諸団体から町会へお金の要望がある際は、上記3点は確実になさ
れています。
【意見に対する市の考え方】
大変申し訳ございませんが、消防本部から消防団・女性防火クラブに、町会等へ賛助
金等の要求をするような要請はしておりません。消防本部としては、お互いの信頼関係
に基づいて、消防団・女性防火クラブの地域への多様な貢献活動(町会行事、防火防災
の普及啓発など)に対して、自主的に対応がなされているものと認識しております。
そのような理由から、町会等から消防団・女性防火クラブへの補助金や助成金、賛助
金についての行為などの内容等(金額等)について、消防本部は把握しておりません。
しかしながら、今回いただきました意見については、消防本部として、消防団幹部ま
たは女性防火クラブ幹部を通じて、町会等の理解が得られる対応をするよう、指導した
いと考えています。
【担当課】消防本部警防課 電話 23-9920
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案件 No.2
佐野市消防団及び女性防火クラブについて(その2)
【市政モニターからの意見の要旨】
No.1 で回答いただいた内容について、補足回答をお願いします。
佐野市の運営する消防団組織に対し、町会からの賛助金のあり方、受け入れ方につ
いて、佐野市としての考え方があいまいであると受け取れます。明確な回答を下さい。
また、
「町会等の理解が得られる対応をするよう、指導したいと考えています」との
ことですが、具体的にどのような項目、内容を指導されるのでしょうか。
【意見に対する市の考え方】
町会から消防団・女性防火クラブへの賛助金のあり方、受け入れ方につきましては、
地域防災における町会と消防団等の結びつきの上で、助成金等の使用目的をお互いに
理解した上での補助であれば問題はないものと考えております。
なお、町会と消防団との関係につきましては、それぞれの地域における考え方の違
いがあるものと考慮されますので、行政としては関与していないのが現状でございま
す。
また、消防団、女性防火クラブへの指導としては、町会の理解が得られるような助
成金等の使用目的、決算等の報告をするよう指導したいと考えているところでござい
ます。
【担当課】消防本部警防課
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電話 23-9920
案件 No.3
佐野市の禁煙啓発などについて
【市政モニターからの意見の要旨】
佐野市は「さの健康プラン 21」で脳血管疾患対策を謳っています。過剰な塩分摂取
は血圧上昇、そして脳血管疾患の発症率上昇に影響することは、みなの知るところであ
ります。また、喫煙も脳血管疾患を引き起こす要因であります。そこで、佐野市の喫煙
対策についてお尋ねします。
1.飲食業界の屋内禁煙や分煙対策措置はどのようにされていますか?
2.受動喫煙による発がんリスクと疾病リスクの上昇はどのように啓蒙していますか。
【意見に対する市の考え方】
1 つめについて、飲食業界に対しての指導は市から直接的には行っていませんが、県
が実施している喫煙対策の中で飲食店等に喫煙等の表示を推進しており、県民に栄養・
食生活等(喫煙関連含む)に関する情報提供を行う「とちぎ健康21協力店」が市内に
は36店舗あります。そのうち、22店舗が禁煙(16)・分煙(6)を実施していま
す。また、県は健康支援ボランティア団体「健康サポートさの」の協力を得て、健康情
報誌を市内36店舗に配布(情報提供)しています。
2つめについて、「さの健康21プラン」の次の事業で、受動喫煙を含む、喫煙対策
として啓発活動に取り組んでいます。
<健康増進事業>
(1) 健康教育・喫煙と受動喫煙による健康被害について、生活習慣病予防などの教
室開催時に資料をもとに啓発し、希望者には呼気中一酸化炭素濃度測定(スモ
ーカーライザー)を実施し、禁煙指導をしています。
(2) 健康相談・禁煙相談事業(個別)の保健指導の中で受動喫煙の影響も説明して
います。
(3) 啓発活動・健康まつりにコーナーを設けて、スモーカーライザーを活用し、禁
煙勧奨と受動喫煙についての啓発活動をしています。
・禁煙や受動喫煙関係資料を各保健センターへ配布やポスター掲示を行い、
情報提供をしています。
・世界禁煙デーに合わせて、市広報紙やケーブルTVに関連記事を掲載し、
情報提供しています。
<母子保健事業>
(1) 母子健康手帳交付時や赤ちゃん訪問時に、喫煙と受動喫煙による胎児や子供に
対する健康被害について、妊産婦や配偶者へ保健指導をしています。また、乳
幼児健診時に相談があった場合は、禁煙勧奨や情報提供をしています。
(2) 思春期保健の講話で依頼があった場合には、喫煙のリスク等について情報提供
しています。
【担当課】健康増進課 電話 24-5770
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案件 No.4
さのまる活用のアイデア募集について
【市政モニターからの意見の要旨】
市や商工会議所などを中心に、様々なイベントやアイデアが出されていて良い傾向と
思います。しかし、くまモンのような経済効果が出ておりません。
苦労して獲得したグランプリというチャンスを活用し、有効な効果が得られるよう、
一般市民(特に主婦や子ども達)の意見を広く取り上げるような仕組みづくりをお願い
します。
もし既に仕組みがあるとしたら、まだまだ PR 不足です。あらゆる手段を講じて PR に
努めてください。(例えば、優秀なアイデアには賞金・商品を提供するなど)
これにより、更に佐野市の知名度がアップし、ひいては経済効果が高まり、佐野市全
体の活性化につながるものと信じております。早急な取り組みを期待します。
【意見に対する市の考え方】
佐野市では、今年度「(仮称)佐野市シティプロモーション推進基本計画」を策定す
る予定です。この計画の中で、「さのまる」の活用について、市民の皆様と行政が一丸
となって推進していくための戦略についても盛り込みたいと考えておりますので、今回
頂きましたご意見もその参考にさせていただきたいと思います。
【担当課】都市ブランド推進室
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電話 20-3047
案件 No.5
県道山形寺岡線赤見バイパスへの外灯設置について
【市政モニターからの意見の要旨】
県道山形寺岡線赤見バイパスが開通し、交通の利便性が高まり、非常に感謝しており
ます。しかし、外灯が全くないため、夜間は真っ暗になってしまい、女性や子どもは一
人では歩けない状況になっております。
本線は県道のため、佐野市から県土木事務所に対し、現状を報告して外灯の設置を進
言していただけますようお願いいたします。
【意見に対する市の考え方】
<道路河川課からの回答>
今回の要望につきまして、県道の管理者である栃木県安足土木事務所へ確認したとこ
ろ、「道路照明は道路の交差点等の交通安全上危険な箇所について設置することとなっ
ており、本バイパスの主要な交差点部については既に設置は済んでいる」と回答があり
ました。
よって、本件については、防犯上設置が必要な「防犯灯」ということになり、佐野市
の危機管理課が地元自治会と協議を行い対応することになります。
<危機管理課からの回答>
まず、防犯灯の設置につきましては、佐野市防犯協会の補助事業として行っておりま
す。防犯灯の管理等は各町会が行っていますので、防犯灯の設置には町会が大きく関わ
っております。
そして、今年度は、かねてから要望のあった佐野市防犯灯の全 LED 化に向けての事業
が進行中であることから、各町会において、防犯灯の新規設置については自粛していた
だいている現状がありますので、現時点における早急な防犯灯設置については困難と言
わざるを得ないことをご理解していただきたいと思います。
なお、ご意見のあった赤見バイパスについて現場を確認させてもらったところ、県道
沿いには防犯灯設置に必要不可欠な電柱が設置されていないことが判明しましたので、
この点につきましても町会を始めとする関係機関と検討を行わなければなりません。
いずれに致しましても、今回ご意見をいただきました、県道山形・寺岡線赤見バイパ
スにおける防犯灯の新規設置につきましては、来年度以降の新規設置場所の候補として、
町会や関係機関との調整をしてまいりたいと考えております。
【担当課】道路河川課
危機管理課
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電話 61-1130
電話 20-3056
案件 No.6
出流川をホタルが住める川に
【市政モニターからの意見の要旨】
佐野市は「観光立市」を宣言し、様々な取り組みをなされていますが、一つ提案があ
ります。
日本名水百選でもあります 弁天池 から流れる出流川には、昔はホタルが住んでい
たそうです。しかし、現在は生活排水や工場排水が流れ込み、とてもホタルが住める環
境になっていません。
もちろん、下水道の工事が進められていることは理解しておりますが、工場完了まで
には相当な年月が予想されます。そこで、「プロジェクト・チーム」を立ち上げ、再び
ホタルが住めるような川に戻してもらえば、佐野市としても観光資源の一つとして PR
できるかと思います。
その際、「人・物・金」が必要ですが、広く一般市民からも意見を募り、参考にされ
るとよろしいかと思います。宜しくご検討願いします。
【意見に対する市の考え方】
市内においては、下彦間、作原、上仙波などホタルを観察できる地域が増えてきてお
ります。これは、市民一人一人の環境を守ろうとする気運の高まりや自然保護のため地
域住民をはじめとする関係者の皆様による河川の清掃活動の実施などの努力のたまも
のであると思われます。
また、下彦間地内では、地元のむらづくり協議会主催で毎年「ホタルまつり」を開催
しており、佐野市観光協会のホームページやまちの駅通信をはじめ、各種観光情報誌等
で広く周知を図っているところです。
ご意見をいただきました出流川につきましては、現在、ホタルの生息が確認されてい
る里山周辺とは違い、ご指摘のような生活排水や工場・事業所からの排水、さらには周
辺農地の農薬、化学肥料など様々な要因により、ホタルが生息していないものと思われ
ます。
本市におきましては、生活排水による水質汚濁防止策として、合併処理浄化槽の普及
向上を図っているほか、公共下水道の工事も進めているところです。また、工場・事業
所に水質汚濁物質の排出基準順守を働きかけております。これからもこのような取り組
みによって、河川の水質改善に努めていきたいと考えております。
なお、観光資源の一つとして「出流川をホタルが住める川に」というご提案につきま
6
しては、貴重なご意見として、環境保全及び創造に取り組む「佐野市環境ネットワーク
会議」において取り上げ、意見、アイデアを募り、実現のための方向性を検討したいと
考えております。また、この取り組みを継続して進めるためには、行政主導により行う
のではなく、周辺地域の皆様をはじめ意欲のある市民の皆様が中心となり、市民目線で
の活動を進めることが重要であると思われます。
実現までに長い年月と多くの課題を解決しなければならないと思われますが、将来的
にこの提案が実現できた際には、観光資源として積極的にPRしたいと考えております。
【担当課】環境政策課
観光立市推進課
7
電話 61-1155
電話 27-3011
案件 No.7
節電への取り組み強化について
【市政モニターからの意見の要旨】
最近の風潮として、「東日本大震災直後の節電で日本全体が大変な苦労をしたことを
忘れつつあるのではないか」と節電意識の薄れを危惧しております。
太陽光パネルによるエネルギー創生、原発ゼロへの回帰などの動きがある一方、原発
再稼働への高まり、電気代の高騰などの現実があります。
市内においては、公私にわたり、節電で苦労したことをまるで忘れてしまったような
電気の使い方が散見されます。このことは当市だけの問題ではありません。再び当市が
先頭に立って、市民全体の節電意識の向上に真剣に取り組んでいただきたいと思います。
(ただし、メリハリは必要です。)
市の財政健全化にもつながりますので、早急な取り組みを期待します。
【意見に対する市の考え方】
本市では、東京電力管内の電力需要がひっ迫すると見込まれる夏期において節電の取
り組みを行うことが必要なものと考えており、平成 23 年度から毎年「夏期における佐
野市節電対策取組方針」を定め、市役所はもちろんのこと、市民の皆様や事業者の皆様
にも節電の協力を呼びかけております。
今年度につきましては、「広報さの」の 7 月号で特集記事を設け、また、市ホームペ
ージにも掲載し、市民の皆様に PR を図っております。節電取組期間を 7 月 1 日から 9
月 30 日までの 3 か月間として、家庭や事業所内における数値目標は設けませんが、で
きる限りの節電に取り組んでいただくようお願いしております。
また、数値目標は設けないものの、市の施設においても、経済産業省資源エネルギー
庁及び栃木県が示す節電の対応を基に電力需給状況を踏まえた取組方針を定めており、
市民の熱中症等の体調管理や安全安心について十分に注意を払った上で、率先して節電
に取り組んでおります。
なお、市役所における節電状況としましては、平成 22 年度を基準年度として、平成
23 年度、平成 24 年度とも、電気使用量が減ってきております。
本市の財政健全化にも寄与していくものですので、これからも節電への取り組みを継
続して実施し、市民の皆様に対しても節電意識の定着を図りたいと考えております。
【担当課】環境政策課
8
電話 61-1155
案件 No.8
小規模保育事業について
【市政モニターからの意見の要旨】
平成 27 年 4 月よりスタートする子育て支援新制度の小規模保育事業に関して 佐野市
ではどのように考えていますか?
現在保育待機児童は佐野市にも数多くいらっしゃると思います。この新制度は最終的
には各市町村で決定することを県の保健福祉部こども政策課保育指導担当者様からお
聞きしました。
佐野市はこの制度を活用し待機児童解消に向かうのかどうか、市としての考えをお聞
かせください。
【意見に対する市の考え方】
小規模保育事業は、子ども・子育て支援新制度により新たに創設され、市の認可とな
る地域型保育事業の中の一つで、原則として満3歳未満の保育を必要とする乳幼児を対
象とした事業です。
現在、本市におきましては、入園を希望しながら入園できていない児童の多くは0歳
から2歳までの低年齢児であり、全国的にも0歳から2歳までの低年齢児の保育需要が
高いことから、小規模保育事業をはじめとした地域型保育事業による待機児童等の解消
が期待されているところです。
本市における小規模保育事業に関しての考え方ですが、この新制度に対する国の考え
方に則り、多様な保育形態により保育需要に対応していこうと考えております。
現在、佐野市では「子ども・子育て支援法」により全市町村に策定が義務付けられて
いる「子ども・子育て支援事業計画」を策定しているところであり、その中で幼稚園、
保育所、認定こども園と併せて、小規模保育事業をはじめとした地域型保育事業につい
ても、今後の必要量や整備目標を検討しているところです。したがいまして、現時点に
おいては、小規模保育事業の具体的な活用について申し上げられませんが、ご理解をい
ただきたいと思います。
【担当課】保育課
9
電話 20-3038