佐野市市政モニター 意見・要望一覧 (平成25年4月∼平成25年8月)

佐野市市政モニター
意見・要望一覧
(平成25年4月∼平成25年8月)
【案件】
1.交通規制の変更における手順とその後の案内について
2.佐野市のスポーツについて
3.録音機器備品購入に関する要望
4.悪徳商法(おれおれ詐欺等)の被害に遭わないために
5.通学路の交通安全について
6.市立小中学校の芸術的な資産について
7.高齢者福祉タクシー券の利用範囲について
平成25年8月
佐野市総合政策部政策調整課広報広聴係
【おことわり】
市政モニターの皆さまからのご意見は、可能な限り、原文のまま掲載しております。
ただし、個人が特定される可能性がある部分につきましては、一部削除しております。
あらかじめご了承ください。
案件 No.1
交通規制の変更における手順とその後の案内について
【市政モニターからの意見の要旨】
市内において交通規制(一方通行)が変更され、対面通行となり、そこに接続する道
路から右折が可能となりました。突然の変更でしたので、警察に経緯を問い合わせたと
ころ、「地域住民の要望があったため。」との回答でした。
確かに地域に住むものとしては一方通行の規制が解除されたことにより、回り道をせ
ずに最短経路を通行することが出来て便利ですが、その道路を利用する人が気づいてい
ない場合がありました。そのため、利用者間のトラブルが発生しかねないような発言も
あり、交通規制の変更がある場合は、立て看板等の告知が必要と思われます。
(その後、
警察に連絡して、立て看板を立ててもらいました。)
しかし、このような対処だけにとどまらず、計画段階で地域住民やその道路が学校の
通学路である場合はその学校などに周知・連絡、場合によっては規制変更の相談等があ
ってもよろしいのではないかと思います。
警察署に関する案件かとは存じますが、ご検討の程よろしくお願いいたします。
【意見に対する市の考え方】
交通規制に関しましては、公安委員会(警察)の管轄となっておりますので、佐野市で
は、対応ができませんので、ご了承をお願いします。
【担当課】交通生活課
1
電話 61-1159
案件 No.2
佐野市のスポーツについて
【市政モニターからの意見の要旨】
佐野市のスポーツについて、最近クリケットが佐野ブランドに認定され、佐野市とし
ても推進しているようですが、ほとんど佐野市民に根付いていないように思われます。
佐野市民のほとんどがプレーしたこともなく、ルールもあまり理解されていない競技種
目を今後も継続して推進するのかどうか疑問に思われます。
観光的な目的として佐野市を訪れる人を増やし、注目を集めるため日本・佐野市であ
えて競技人口の少ないスポーツの種目のクリケットをバックアップしているように推
察しますが、佐野市民にとってクリケットが親しみのないスポーツであれば、これ以上
推進する必要はないのかと思います。それよりも、プロ選手を輩出し、全国大会にも参
加できる野球やサッカーなど、佐野市内においてクリケットより競技人口の多い競技種
目(野球・サッカー・テニス・ソフトテニスやバスケットボール・卓球等)を推進して
はどうかと思います。また、重点的に推進するための競技種目を選出する際には、生涯
スポーツを楽しめる競技や手軽さも重要な項目かと思います。
それから、佐野市は合併して佐野・田沼・葛生の各地に運動施設が分散しているため、
大きな大会を開催する際に必要となる条件を満たしていない場合があります。是非それ
をクリアして、クリケットだけではなくいくつかの種目で市外から人が集まる大会(テ
ニス・ソフトテニスなどは、足利や館林では市外から参加する大会が開催されているが、
佐野市のテニスコートはコートの数があと少し足りないため、市内の大会しか使用でき
ないそうです。)を開催できるようにし、それらの大会で市内のお店や観光物産をPR
したり、販売したりすれば、スポーツ振興だけでなく、観光・産業振興にも貢献できる
のではないかと思います。あと少し施設を整備したり、推進したりすれば、観光・産業
にも貢献できるようになる工夫ができるかと思います。
小学校や中学校の部活動などでスポーツに触れた人たちをその後も継続してプレー
してもらえるような環境や枠組みも作っていけるといいのではないかと思います。これ
については総合型地域スポーツクラブがとても重要で、より活性化するように競技種目
を増やしたりするべきかと思います。そのためには、指導者の育成と拠点施設が開放さ
れることが重要ですので、今まで以上に柔軟性のある対応をお願いしたいと思います。
(体育館によっては、バドミントンのコートのラインを引くことが出来ないそうです。)
2
【意見に対する市の考え方】
「佐野ブランドに認定されたことによって、あまり理解されていない競技種目を今後
も継続して推進するのか」とのご意見については、佐野市としては、「生涯スポーツ・
レクリエーションの振興」を施策目標としております。
その意義は、市民が日頃からスポーツやレクリエーションを実施し、健康づくりや生
きがい作りに役立て、さらには活動を通じてコミュニケーションを図り、地域の人間関
係や地域づくりを目指すものであります。そのため、スポーツやレクリエーションの振
興の観点から、あまり普及されていない競技だからと言って推進する必要がないと言及
することはできません。また、プロ選手を目標とする選手や全国大会等へ出場する選手
には競技力向上という観点からも、併せて力を入れていきたいと考えております。
「佐野・田沼・葛生の各地に運動施設が分散しているため、大きな大会を開催する際
に必要となる条件を満たしていない」とのご意見につきましては、合併前の各市町の施
設を引き続き使用しているため、同じ競技種目の施設が複数あり、位置的にも分散して
います。また、規模的に全国大会等開催する規格に適合していない施設もありますが、
既存の施設を活用し比較的大規模な大会も開催して、市外・県外から多くの競技者が集
っております。
本市としましては今後もスポーツ施設の統廃合、老朽化した施設の改修・修繕等計画
的に進め、積極的に全国大会等と同レベルの大会誘致を行い、観光課等関係部署と連携
をとり、観光客誘致を図るとともに市の活性化に寄与していきたいと考えております。
「総合型地域スポーツクラブの役割はとても重要で、より活性化するように競技種目
を増やしたりするべき」とのご意見について、ご指摘のとおり、総合型地域スポーツク
ラブは 地域住民の主体的運営、自主財源を主とする運営 を骨子として活動し、「い
つでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむ環境」のために重要な役割を担ってお
ります。
また、本市のスポーツ推進においてもその存在意義は大きく、施設利用に関して一定
の優遇措置の支援を行っており、今後はクラブ同志の意見交換の場としての連絡協議会
設置等の後方支援を行ってまいりたいと考えております。
【担当課】スポーツ振興課
3
電話 26-0065
案件 No.3
録音機器備品購入に関する要望
【市政モニターからの意見の要旨】
平成 24 年度からは、ノートパソコン・デバイス等を使用して、デイジー化に少しず
つ移行してきました。会員も週一回、パソコンを使って、デイジーの勉強会に積極的に
取り組んできました。視覚障がい者の方たちも、プレクストークという機器を持ってい
る方が増えてきており、CD のほうが効率的で便利、また非常に聴きやすいそうです。し
かし、今までのカセットテープで十分という方もおります。
さて、平成 25 年度は、「広報さの」1 日号に加え、15 日号もデイジー化にして、CD を
郵送する計画です。そのためには、ぜひプレクストークで聴くための専用コピー機プレ
クスコピアが会の備品として必要です。また、CD 完成までには、録音テープからパソコ
ンに、パソコンから録音テープに入れ替えるためには、ラジカセも必要です。
まだまだ備品が不足しているのです。なんとかお力添えを賜りたく、会員一同ここに
要望します。
【意見に対する市の考え方】
「録音機器備品購入に関する要望」についてですが、佐野市としては、「やさしくふ
れあいのある健康福祉づくり」を基本目標に「地域福祉を支える人材と組織の育成」を
施策目標としております。その意義は、市民が日頃から人と人のつながりを大切にし、
地域で支え合って福祉課題を解決することでございます。
これは、地域コミュニティとして、ボランティア等と適切な役割分担を通して地域の
高齢者、障がい者、こども、生活困窮者に対する支援活動を行なっていくものです。そ
のため、ご要望いただいた録音機器備品購入に関する要望でございますが、特定の方々
へ偏る支援については難しいものと思っております。
また、頂きました朗読ボランティアさんの団体には、平成 23 年に「佐野市市民活動
参画支援事業の支援団体」として支援を行なったところでございます。
本市も、皆様の活動に対して感謝、敬意を持っており、ご要望の趣旨についてもよく
理解しているつもりではありますが、このような状況でございますので、ご要望にお応
えする事は困難でございますので、よろしくご了承いただきたくお願い申し上げます。
【担当課】市民活動促進課
4
電話 20-3812
案件 No.4
悪徳商法(おれおれ詐欺等)の被害に遭わないために
【市政モニターからの意見の要旨】
テレビや新聞紙等で振り込め詐欺の被害が連日報道され、被害者は後を絶ちません。
防止には「広報さの」のお力が必要です。具体的に詐欺の内容や手口を示し、関心を高
め、一人一人の心に訴えかける努力が急務です。広報さの 15 日号に掲載されている消
費者情報は認識を新たにし、理解を深めています。
消費者被害を減らすために、啓発に広報の力は大です。必ず防止策につながります。
たとえば、栃木県消費者リーダー連合会佐野支部会員約 40 人は、佐野市の全地区を対
象に寸劇や紙芝居等を通じて、消費者被害を少しでも減らすための啓発活動を積極的に
取り組んでいます。
(提案)
文化会館や中央公民館、あくとプラザ等での市主催の講演会や催事などの休息時間に
啓発活動を行ってはいかがですか。たとえば、会場へ来られた方々にも啓発活動に参加
してもらえれば、体験を通じてトラブルを回避する術と知恵と勇気が身に付くと考えま
す。
【意見に対する市の考え方】
栃木県消費者リーダー連絡会佐野支部(以下リーダー会)の皆様は、平成 24 年度実
績で、年間に 34 回の啓発活動(寸劇や紙芝居)を行っています。リーダー会の考えと
いたしましては、今回のご意見にありましたような、市主催の講演会やイベントの休憩
時間等に啓発活動を行うよう依頼がありましたら、できるだけ対応したいとの考えでし
たので、講演会等で利用いただけるよう周知を図りたいと思います。
【担当課】政策調整課広報広聴係 電話 20-3037
交通生活課市民相談係 電話 61-1159
5
案件 No.5
通学路の交通安全について
【市政モニターからの意見の要旨】
通学路の安全については、子どもが変質者に襲われたり、交通事故に巻き込まれたり、
安全が脅かされるニュースが連日報道されています。幸い佐野市においては、今のとこ
ろ何事もなく安心している反面、心配が募ります。特に小学生通学路の交通安全を再確
認してください。
交通規制について
・犬伏小通学路、農協前交差点は、交通量が多く大変危険です。交通規制を要望し
ます。
・北からの車 7:30∼8:00 までを進入禁止を要望します。(警察に電話にて何回か要
望している話です。)
・現状は、いつ事故が起きても不思議ではありません。毎朝交通指導をしています
が、心配でたまりません。至急検討してください。
【意見に対する市の考え方】
(学校教育課)
佐野市教育委員会では、佐野市通学路安全対策委員会を設置し、児童生徒の登下校時
における安全の確保について関係機関が連携してその対策を推進しております。
今回ご意見をいただいた犬伏小通学路、農協前交差点につきましては佐野市通学路安
全対策委員会に報告があり、登下校の安全確保に配慮が必要な箇所として把握しており
ます。交通規制についてご提案をいただいておりますが、進入規制や一方通行等の規制
を行うことは、そこにお住まいの地域の皆様にご不便をおかけすることになります。
そのため、交通規制を行うためには、地域住民の皆様の合意の下、町会や必要により
学校、PTAが連携して、要望書を提出する必要があります。そこで、交通規制につい
ては、地域住民の皆様の判断に委ねることとし、市教育委員会としては、まず学校が危
険箇所の立哨指導を中心に、児童生徒が交通事故に遭わないように、十分に指導してい
きたいと考えております。
(交通生活課)
交通規制に関しましては、公安委員会(警察)の管轄となっております。交通規制(進
入禁止、一方通行など)を希望する場合は、地域の皆さんの合意が必要となりますので、
町会長、学校長、PTA会長などの連名で、佐野警察署長へ要望書を提出して、規制を
要望することになりますので、ご検討ください。
【担当課】
6
学校教育課指導係 電話 61-1172
交通生活課交通安全係 電話 61-1159
案件 No.6
市立小中学校の芸術的な資産について
【市政モニターからの意見の要旨】
卒業シーズンにあたり、気づいたことがあります。市立小中学校には、卒業生や PTA
の方々から、卒業の記念品として芸術的に価値のある品物が色々寄贈されています。50
年以上の間には、陶器、絵画、人形をはじめ、たくさんの芸術作品が校長室などにある
そうです。
残念ながら、ロッカーや棚に、何年も放置されていたり、強い日差しを浴びたりして、
色あせてしまった絵画もあるそうです。実際、学校には修復する予算も、責任も無いよ
うで、このままでは、残念なことになってしまうでしょう。今となっては貴重な益子焼、
最近では、松本哲夫さんの絵画もあるのではないでしょうか。
提案1:時間はかかりますが、専門スタッフにより、どこにどのようなものがあるかそ
の目録などを作る。
提案 2:市内の博物館、美術館や新庁舎ホールなどで、展覧会を開催し、市民の皆様に
見せる機会を作る。
大切なものが、劣悪な状態で置かれていることは、とても残念です。市がどのように
関与できるのか、私には分かりませんが、いずれ誰かがやらなければならない事ではな
いでしょうか。
【意見に対する市の考え方】
貴重なご意見ありがとうございます。御提案いただいた2点について回答いたします。
提案1の市立小中学校の芸術的な資産についてのリスト(目録)については、既に佐野市
文化振興課において作成しております。
また、提案2については、各小中学校に所蔵されている芸術的な資産が美術品から工
芸品、発掘品など多岐にわたることから、博物館や美術館、新庁舎のホールなどに展示
するとの考えも一つの方法であると考えます。
しかし、各小中学校から芸術的な資産を借用し展示するには、その作品を美術品等の
運搬を専門に扱う業者が、その作品に保険をかけた上で、運搬し、展示するなど、考慮
すべき課題も少なくないと考えます。そこで、今後、各校の財産でもあるこれらの作品
を、どのような形で公開することが適切であるか、関係各課との相談しながら、研究し
たいと思います。
【担当課】学校教育課指導係
7
電話 61-1172
案件 No.7
高齢者福祉タクシー券の利用範囲について
【市政モニターからの意見の要旨】
「この券は、病院等への通院以外には使用できません」と、使用方法が明記されてい
ます。しかし車はもちろん、自転車の運転も不可能な高齢者が多数おります。買い物や
外出に苦労されている高齢者に使用できるように利用範囲を広げていただけたら、どん
なに助かることでしょう。
【意見に対する市の考え方】
現在の利用状況につきましては、平成 24 年度実績ですが、対象となる高齢者数は、
20,881 人でした。このうち 5,257 人から申請があり、303,750 枚のタクシー助成券が交
付されております。このうち使われたタクシー券は 64,208 枚で、この費用が約 2,825
万円となっています。交付しているタクシー券のうち使われているのは一人平均 12 枚
です。医療機関へ行くという限定で事業を行っているためにこの程度の事業費で済んで
います。
買い物などにも使えるようにした場合、どのくらい利用が増えるかわかりませんが、
一人年間 20 枚に増えたと仮定しますと、4,626 万円の経費となります。まだ申請してい
ない方も使うことを想定しますと、さらに事業費が拡大することが想定されます。
この事業は、平成 3 年に市内路線バスの廃止に伴い代替事業として始まったものです。
平成 20 年に市営バス「さーのって号」が運行開始されたので、福祉タクシー券助成事
業の縮小も検討されましたが、全市内に路線が通っているわけではないこともあり、現
状のままとさせていただいているところです。
利用者からも、買い物にも使えるようにという要望等はありますが、事業費を考えま
すと、現在の内容を見直すことは非常に難しいと考えております。高齢者は毎年増えて
おり、各種高齢者福祉サービス事業の利用者も増加しております。それに伴い、高齢者
福祉事業費も毎年増え続けているような状況にあります。そのため、各種サービス事業
については、常に見直しを行っておりまして、自己負担を増やしたり、利用回数を減ら
したりという対応も行っているところです。
掲載このような状況にありますが、福祉タクシー券につきましては、今後も現在の対
象年齢及び助成券の枚数について、できるだけ長く維持できるようにと考えているとこ
ろですので、ご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
【担当課】いきいき高齢課高齢福祉係
8
電話 20-3056