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Subclinical arterial damage in untreated masked hypertensive

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2 高血圧
英文原著論文紹介 Subclinical arterial damage in untreated masked hypertensive
subjects detected by home blood pressure measurement.
Matsui Y, Eguchi K, Ishikawa J, Hoshide S, Shimada K, Kario K.
Am J Hypertens. 2007; 20: 385-91. PMID: 17386344.
家庭血圧で同定された未治療仮面高血圧患者における潜在的動脈硬化
松井芳夫(萩市見島診療所)
江口和男/石川譲治/星出 聡/島田和幸/苅尾七臣
背景
値を除外した後も、同様の結果であった。
外来血圧は正常であるが、非医療環境下では高血圧を
呈する仮面高血圧患者は高血圧性臓器障害が進行してお
考察
り、心血管予後が不良であることが報告されている。し
ABPMで 同定 された 仮面高血圧患者 における 頸動脈
かし、これまでに家庭血圧で同定された仮面高血圧患者
IMTやPWVがほかの血圧サブグループに比べて高値で
の臓器障害に関して検討した報告は存在しない。
あるという報告は存在していたが、家庭血圧で同定され
た仮面高血圧患者においてこのことが証明されたのは本
目的
研究が初めてである。本研究での仮面高血圧患者は朝と
家庭血圧で同定した仮面高血圧患者の臓器障害につい
夜の血圧差が比較的大きい集団であったことから、仮面
て、頸動脈内膜中膜複合体(IMT)と上腕−足首間脈波
高血圧患者は血圧変動性が亢進している集団であると考
伝播速度(baPWV)を動脈硬化の指標として、ほかの
えることができ、このことが頸動脈IMTの増大に関与し
血圧サブグループと比較した。
ている可能性がある。また、仮面高血圧患者のPWV高
値で表現される動脈壁硬化は、仮面高血圧患者において
方法・対象
確認された圧受容体反射異常と密接に関連していると考
対象は、病院一般内科外来を受診した、心血管リスク
えられる。
(高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙者、慢性腎臓病)を
少 なくとも1つ 有 する、降圧薬 を 使用 していない 患者
結論
282 人を対象とした。外来血圧値は、2 機会にそれぞれ
家庭血圧で同定された仮面高血圧患者において動脈硬
3 回連続して測定した値のすべての平均値とし、家庭血
化が進行していることが示唆された。心血管リスクを有
圧値は4 日連続して早朝と就寝前にそれぞれ、3 回連続
する患者に対して、家庭血圧測定を積極的に推奨してい
して 測定 した 値 のすべての 平均値 とした。外来血圧 は
くことにより、動脈硬化の進行したハイリスク患者を見
140/90 mmHg、家庭血圧は135/85 mmHgをカットオ
逃さずに早期発見できるようになるであろう。
フ値として、患者を4 群(正常血圧、白衣高血圧、仮面
高血圧、持続性高血圧)に分類した。
結果
患者背景において、仮面高血圧患者は他群と比べて、
アルコール常飲者の割合が有意に多かった。図1に示す
とおり、仮面高血圧患者は他群と比較して、有意に頸動
脈IMT(補正後)が高値であった。一方、図2に示すよ
うに仮面高血圧患者のbaPWV(補正後)は、持続性高
血圧との間には有意差はなかったが、正常血圧、さらに
仮面高血圧より外来血圧が有意に高い白衣高血圧よりも
有意に高値を示した。これらの結果は1 日目の家庭血圧
32
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英文原著論文紹介
高血圧
2
図1 4群間の頸動脈IMT(mean±SE)
これらのデータは年齢、性、BMI、習慣性飲酒、喫煙で補正したものである。
1.20
p<0.05
p<0.001
1.10
p<0.01
p<0.001
頸動脈IMT(mm)
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.00
正常血圧
(n=62)
白衣高血圧
(n=60)
仮面高血圧
(n=37)
持続性高血圧
(n=123)
図2 4群間のbaPWV(mean±SE)
これらのデータは年齢、性、BMI、習慣性飲酒、喫煙、PWV測定時の収縮期血圧で補正したものである。
p<0.001
2,400
p<0.001
2,200
p<0.001
p<0.01
baPWV(cm/sec)
2,000
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
0
正常血圧
(n=62)
白衣高血圧
(n=60)
仮面高血圧
(n=37)
持続性高血圧
(n=123)
33
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